JPH01289599A - プレス造粒機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、プレス造粒機、特に、肥料、飼料、化学工業
薬品、産業廃棄物その他の材料を半乾燥状態で貫通孔内
に押し込み成形してペレットを製造するためのプレス造
粒機に関するものである。

（従来の技゛術） 従来、かかるプレス造粒機として、第４図に示すように
多数の小孔１を貫通して設けた円板状または円環状の固
定ダイス板２と、このダイス板２の中心に垂直に貫通し
た回転軸３に固着されたボス４から回転軸３に対し放射
状に延びるローラ軸５上に回転自在に取付けられた複数
個の円筒形状のプレスローラ６とを具え、これらのプレ
スローラが垂直回転軸３の周りに公転するとともにロー
ラ軸５の周りに自転してプレスローラ６によす半乾燥状
態の粉末材料をダイス板２の表面に対し加圧してダイス
板２の多数の貫通孔１を経て下方に押し出し、ダイス板
２の下面に接して回転軸上に取付けられて回転するカッ
ター（図示せず）にょり適当な長さに切断してペレット
とするよう構成されたものが既知である。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら従来のプレス造粒機におけるプレスローラ
６は円筒形状であって、その回転時、ローラ外周面の回
転軸心に近い内側部分６ａと回転軸心から遠い外側部分
６ｂの周速が同じであるため、プレスローラ６の外周面
とダイス板２の上面との間に局部的にスリップが生じ、
この結果として、ダイス板２の上面および／またはプレ
スローラ６の外周面に偏摩耗が生じ、その寿命が短かく
なるとともにプレスローラ外周面の内側部分と外側部分
での押し込み圧力に差が生じて均一な製品が得られない
という問題がある。さらにまた、プレスローラ６に無理
な力が作用して発熱し、この発熱により無視し得られな
いエネルギーロスが生じて動力消費が大きくなるという
問題や、処理材料が変質する問題がある。

本発明は上述した欠点のないプレス造粒機を提供しよう
とするものでる。

（課題を解決するための手段） 本発明によれば、第１図に示すように、多数の小孔１が
貫通された固定ダイス板２と、このダイス板２に垂直に
貫通された回転軸３に一体に回転するよう取付けられた
ボス１４から回転軸３に対し放射状に延長された複数の
傾斜ローラ軸１５上に回転自在にイれぞれ取付けられた
円錐台形状のプレスローラ１６とを具え、これらの円錐
台形状のプレスローラ１６の外周面１６ａと固定ダイス
板２の上面２ａとが協働するよう構成されていることを
特徴とする。

本発明を実施するに当っては、円錐台形プレスローラ１
６の外周面１６ａに多数の半球状小穴１７を設けるのが
良い。

また、本発明によれば円錐台形プレスローラ１６を傘歯
車状に形成してその外周面１６ａに多数の歯２０を設け
、これらの歯２０と噛合う歯２１を固定ダイス板２の上
面２ａに環状に設けることができる。

（作　用） 本発明によれば、円錐台形プレスローラ１６の公転回転
半径に対応してプレスローラ１６の外周面１６ａの周速
が外側部分に向けて大きくなり、ダイス板２の上面２ａ
とこれと協働するプレスローラ１６の外周面１６ａとの
間にスリップが生じないため、ダイス板上面２ａとプレ
スローラ外周面１６ａとの間に粉末材料を確実にかみ込
んで全面にわたり均一な押し込み圧力を作用させ、均質
なペレットを造粒することができる。また、スリップに
よる偏摩耗の発生を防止し、プレスローラ１６およびダ
イス板２の寿命を増大させ得る等の利点がある。さらに
、スリップによる発熱の問題がなくなり、熱による製品
の変質がなくなり、また、造粒効率を高めることができ
る。

さらに、スリップによる無理な力がかからなくなったこ
とにより、例えばローラ軸の軸受の負担が軽くなり、軸
受の交換頻度も少なくなり、メンテナンスコストが更に
軽減される。

また、本発明によれば、円錐台形プレスローラ１６の外
周面１６ａに多数の半球状小穴１７を設けることにより
、原料のかみ込みをさらに良くし、造粒効率をさらに向
上させることができる。

さらにまた、プレスローラ１６を傘歯車形状とし、その
外周面の多数の歯２０と噛合し得る歯２１を固定ダイス
板２の上面に環状に設けたことにより、従来装置ではダ
イス板の貫通孔内に確実に押し込むことができないため
に処理が非常に困難であった原料、例χば、麦わら、薄
膜状の材料等をも、剪断して細分化し、ダイス板２の貫
通孔１内に確実に押し込むことが可能となり、これによ
り造粒処理範囲を拡大することができる。さらに、プレ
スローラ１６およびダイス板２の歯溝２０ｂ、　２Ｉｂ
内に捕捉された材料を相対する歯頂部２０ａ、　２１ａ
により効率良く貫通孔１内に押し込んでペレットとする
ことができる。

（実施例） 第１および２図は本発明の第１実施例を示す。

図示の例では、造粒すべきペレットの断面寸法に対応す
る大きさの多数の小孔１が貫通された円環形状のダイス
板２（第２図参照）が支持フレーム１０上に固定して外
側ケース１１内に取付けられている、ダイス板２の中心
位置でダイス板２に対して垂直に回転軸３が貫通され、
この回転軸３は支持フレームｌＯの中心孔１２にスリー
ブ１３を介して回転自在に支持されている。

回転軸３の上端部にボス１４が一体に回転し得るも上下
に摺動し得るよう例えばキーとキー溝とにより連結して
取付けられ、ボス１２に複数のローラ軸１５が円周方向
に等間隔で離間した位置で放射状に突設され、各ローラ
軸１５上に円錐台形状のプレスローラ１６が軸受（図示
せず）により回転自在に取付けられ、ローラ軸１５をダ
イス板２の上面２ａに対して角度αで傾斜させてプレス
ローラ１６の外周面１６ａがダイス板２の上面２ａと線
接触して協働し得るよう構成されている。

円錐台形状のプレスローラ１６の外周面には多数の半球
形小穴１７が設けられている。

なお、１８は外側ケース１１の上端に開口する処理材料
投入口、１９はボス１４上に取付けられた油圧シリンダ
ーで、ボス１４上に上下動させてダイス板２の上面２ａ
に対してプレスローラ１６の外周面１６ａを適当な圧力
で押し下げ得るよう構成されている。

第３図は本発明の他の実施例を示し、本例では、円錐台
形のプレスローラ１６の外周面に多数の歯２０を形成し
てプレスローラを傘歯車形状に形成し、歯２０と噛合し
得る歯２１を固定ダイス板２の上面に環状に設け、歯頂
部２１ａおよび歯底部２１ｂに小孔ｌを貫通形成してい
る。

（効　果） 本発明によれば、プレスローラおよびダイス板の偏摩耗
を防止し、プレスローラ、ダイス板およびローラ軸の軸
受等の寿命を増大し、メンテナンスコストを低減するこ
とができ、さらに、高品質で高圧密度の均質のペレット
を効率良く製造することができる。

また、傘歯車形状のプレスローラとこれど噛合する歯付
ダイス板とを具えることにより、造粒処理範囲を拡大す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるプレス造粒機の要部の縦断面図、 第２図はダイス板の平面図、 第３図は本発明の他の実施例を示す概略図、第４図は従
来のプレス造粒機を示す縦断面図である。 １・・・小孔　　　　　　　２・・・ダイス板３・・・
回転軸　　　　　　１４・・・ボス１５・・・ローラ軸 １６・・・円錐台形状プレスローラ １７・・・小孔　　　　　　　２０．２１・・・歯特許
出願人　　松坂貿易株式会社 代理人弁理士　　杉　　村　　暁　　秀同　　　弁理士
　　　杉　　　村　　　興　　　作□ 第１図 石 婚

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、多数の小孔が貫通された固定ダイス板と、このダイ
   ス板に垂直に貫通された回転軸に一体に回転するよう取
   付けられたボスから回転軸に対し放射状に延長された複
   数の傾斜ローラ軸上に回転自在にそれぞれ取付けられた
   円錐台形状のプレスローラとを具え、これらの円錐台形
   状のプレスローラの外周面と固定ダイス板の表面とが協
   働するよう構成されていることを特徴とするプレス造粒
   機。 ２、前記円錐台形プレスローラがその外周面に多数の半
   球状小穴を有することを特徴とする請求項１に記載のプ
   レス造粒機。 ３、前記円錐台形プレスローラが外周面に傘歯車状に形
   成された多数の歯を有し、これらの歯と噛合う歯が固定
   ダイス板の上面に環状に設けられていることを特徴とす
   る請求項１に記載のプレス造粒機。