JPH0128906Y2 - - Google Patents
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- JPH0128906Y2 JPH0128906Y2 JP18506684U JP18506684U JPH0128906Y2 JP H0128906 Y2 JPH0128906 Y2 JP H0128906Y2 JP 18506684 U JP18506684 U JP 18506684U JP 18506684 U JP18506684 U JP 18506684U JP H0128906 Y2 JPH0128906 Y2 JP H0128906Y2
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- fluid pressure
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- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 16
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 49
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Actuator (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は拡管工具に関し、特に蒸気発生器、熱
交換器等の水質管板穴と伝熱管との気密一体化の
ために用いて好適なものである。
交換器等の水質管板穴と伝熱管との気密一体化の
ために用いて好適なものである。
〈従来の技術〉
原子力及び火力発電プラント等の蒸気発生器、
熱交換器等の水室管板穴と、この水室管板穴に挿
入される伝熱管との気密一体化のために使用され
る伝熱管を拡管するための拡管工具には、ローラ
拡管、ゴム拡管及びゴム拡管と液圧拡管とを併用
したもの等種々の拡管工具が使用されている。
熱交換器等の水室管板穴と、この水室管板穴に挿
入される伝熱管との気密一体化のために使用され
る伝熱管を拡管するための拡管工具には、ローラ
拡管、ゴム拡管及びゴム拡管と液圧拡管とを併用
したもの等種々の拡管工具が使用されている。
例えばゴム拡管と液圧拡管とを併用した拡管工
具は第2図に示す如く構成されている。即ち、水
室管板1に挿入された伝熱管2に挿入される案内
軸3aが一端に備えられた固定シリンダ3には、
ピストン4が摺動自在に設けられ、このピストン
4には案内軸3aに同軸状に挿通され案内軸3a
の軸端から突出するピストンロツド4aが一端側
に設けられ、他端側には固定シリンダ3に固定さ
れたシリンダ蓋5を貫通するピストンロツド4b
が設けられている。ピストンロツド4a先端には
ねじ部6が形成され、ねじ部6には袋ナツト7が
螺合すると共に袋ナツト7と案内軸3aとの間の
ピストンロツド4aの突出部にはゴムブツシユ8
が装着されている。ピストン4の軸心にはピスト
ンロツド4b端部の流体圧給排口9aからピスト
ンロツド4aのゴムブツシユ8装着部にわたつて
流体路9が設けられ、流体路9のピストンロツド
4a側端部はゴムブツシユ8側に開口しており、
流体路9に流体圧を供給することによりゴムブツ
シユ8は押し拡げられるのである。固定シリンダ
3とピストン4とにより形成される流体圧室1
0,11には流体圧給排口10a,11aが設け
られている。尚図中12は軸受ブツシユ、13は
油漏れを防止するためのOリング、14は水室管
板1の伝熱管2挿入部に設けられた拡管溝であ
る。
具は第2図に示す如く構成されている。即ち、水
室管板1に挿入された伝熱管2に挿入される案内
軸3aが一端に備えられた固定シリンダ3には、
ピストン4が摺動自在に設けられ、このピストン
4には案内軸3aに同軸状に挿通され案内軸3a
の軸端から突出するピストンロツド4aが一端側
に設けられ、他端側には固定シリンダ3に固定さ
れたシリンダ蓋5を貫通するピストンロツド4b
が設けられている。ピストンロツド4a先端には
ねじ部6が形成され、ねじ部6には袋ナツト7が
螺合すると共に袋ナツト7と案内軸3aとの間の
ピストンロツド4aの突出部にはゴムブツシユ8
が装着されている。ピストン4の軸心にはピスト
ンロツド4b端部の流体圧給排口9aからピスト
ンロツド4aのゴムブツシユ8装着部にわたつて
流体路9が設けられ、流体路9のピストンロツド
4a側端部はゴムブツシユ8側に開口しており、
流体路9に流体圧を供給することによりゴムブツ
シユ8は押し拡げられるのである。固定シリンダ
3とピストン4とにより形成される流体圧室1
0,11には流体圧給排口10a,11aが設け
られている。尚図中12は軸受ブツシユ、13は
油漏れを防止するためのOリング、14は水室管
板1の伝熱管2挿入部に設けられた拡管溝であ
る。
上記構成の拡管工具を用いた伝熱管2の拡管
は、次のように行われる。まず水室管板1に挿入
された伝熱管2の内周に、ゴムブツシユ8及び袋
ナツト7が設けられたピストンロツド4aが突出
した固定シリンダ3の案内軸3aを固定シリンダ
端面3bが水室管板1の端面に当接するまで挿入
する。この状態で流体圧給排口10aに流体圧を
供給し同時に流体圧給排口11aから流体圧を排
出すると、ピストン4が図中右方向に摺動して袋
ナツト7と案内軸3aの間でゴムブツシユ8が圧
縮され徐々に増径変形し伝熱管2の内径側から伝
熱管2を拡管溝14に塑性変形させて伝熱管2と
拡管溝14を気密一体化する。また液圧による拡
管を併用する場合、流体圧給排口9aから流体圧
を供給し、流体路9を通して流体圧によりゴムブ
ツシユ8を内径側から押し拡げ、拡管溝14に伝
熱管2を塑性変形させて、伝熱管2と拡管溝14
を気密一体化する。
は、次のように行われる。まず水室管板1に挿入
された伝熱管2の内周に、ゴムブツシユ8及び袋
ナツト7が設けられたピストンロツド4aが突出
した固定シリンダ3の案内軸3aを固定シリンダ
端面3bが水室管板1の端面に当接するまで挿入
する。この状態で流体圧給排口10aに流体圧を
供給し同時に流体圧給排口11aから流体圧を排
出すると、ピストン4が図中右方向に摺動して袋
ナツト7と案内軸3aの間でゴムブツシユ8が圧
縮され徐々に増径変形し伝熱管2の内径側から伝
熱管2を拡管溝14に塑性変形させて伝熱管2と
拡管溝14を気密一体化する。また液圧による拡
管を併用する場合、流体圧給排口9aから流体圧
を供給し、流体路9を通して流体圧によりゴムブ
ツシユ8を内径側から押し拡げ、拡管溝14に伝
熱管2を塑性変形させて、伝熱管2と拡管溝14
を気密一体化する。
〈考案が解決しようとする問題点〉
上述した拡管工具による伝熱管2の拡管では、
ゴムブツシユ8が圧縮されて増径変形する過程
で、ゴムブツシユ8の外径部が伝熱管2の内壁に
当接した時点で摩擦力が発生する。そして伝熱管
2の拡管を充分に行なうためにゴムブツシユ8を
増々圧縮すると、ゴムブツシユ8の外径部と伝熱
管2の内壁との摩擦力が増大すると同時に案内軸
3aとゴムブツシユ8との当接面3cに推力がか
かる。その結果、上述した拡管工具は、伝熱管2
を拡管する場合ゴムブツシユ8の増径外径部が破
損しやすいという不具合があり、信頼性の低いも
のであつた。
ゴムブツシユ8が圧縮されて増径変形する過程
で、ゴムブツシユ8の外径部が伝熱管2の内壁に
当接した時点で摩擦力が発生する。そして伝熱管
2の拡管を充分に行なうためにゴムブツシユ8を
増々圧縮すると、ゴムブツシユ8の外径部と伝熱
管2の内壁との摩擦力が増大すると同時に案内軸
3aとゴムブツシユ8との当接面3cに推力がか
かる。その結果、上述した拡管工具は、伝熱管2
を拡管する場合ゴムブツシユ8の増径外径部が破
損しやすいという不具合があり、信頼性の低いも
のであつた。
本考案はこの不具合を有効に解決するためにな
されたもので、圧縮増径時に発生する推力による
ゴムブツシユの破損を防止した拡管工具を提供
し、もつて拡管工具の性能向上と拡管作業の信頼
性向上を図ることを目的とする。
されたもので、圧縮増径時に発生する推力による
ゴムブツシユの破損を防止した拡管工具を提供
し、もつて拡管工具の性能向上と拡管作業の信頼
性向上を図ることを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉
上記目的を達成するための本考案の構成は、固
定シリンダ内周に摺動シリンダを摺動自在に設
け、管に挿入される案内軸を前記固定シリンダの
一端から突出させて前記摺動シリンダに取付け、
該摺動シリンダを前記固定シリンダの前記案内軸
が突出していない側の端部に付勢する弾性部材を
該摺動シリンダと該固定シリンダとにわたつて設
ける一方、前記案内軸に同軸状に挿通された該案
内軸端部から一端が突出するピストンロツドを有
するピストンを前記摺動シリンダの内周に摺動自
在に設けると共に、該ピストンロツドの前記案内
軸から突出した箇所に前記管に係合し得る可撓性
ブツシユを装着し、前記管内に挿入可能で前記ピ
ストンロツドの前記案内軸に対する突出方向と反
対側に前記ピストンロツドが移動した際前記可撓
性ブツシユを圧縮する圧縮部材を前記ピストンロ
ツドの前記案内軸側先端に装着したことを特徴と
する。
定シリンダ内周に摺動シリンダを摺動自在に設
け、管に挿入される案内軸を前記固定シリンダの
一端から突出させて前記摺動シリンダに取付け、
該摺動シリンダを前記固定シリンダの前記案内軸
が突出していない側の端部に付勢する弾性部材を
該摺動シリンダと該固定シリンダとにわたつて設
ける一方、前記案内軸に同軸状に挿通された該案
内軸端部から一端が突出するピストンロツドを有
するピストンを前記摺動シリンダの内周に摺動自
在に設けると共に、該ピストンロツドの前記案内
軸から突出した箇所に前記管に係合し得る可撓性
ブツシユを装着し、前記管内に挿入可能で前記ピ
ストンロツドの前記案内軸に対する突出方向と反
対側に前記ピストンロツドが移動した際前記可撓
性ブツシユを圧縮する圧縮部材を前記ピストンロ
ツドの前記案内軸側先端に装着したことを特徴と
する。
〈作用〉
固定シリンダの一端から突出させた案内軸と可
撓性ブツシユ及び圧縮部材が装着されたピストン
ロツドを管に挿入し、案内軸を固定シリンダの案
内軸が突出していない側の端部側に弾性部材によ
り付勢すると共に、ピストンを案内軸の付勢方向
と同方向に作動させてピストンに装着された可撓
性ブツシユを圧縮部材と案内軸との間で圧縮して
増径するようにし、可撓性ブツシユの圧縮増径時
にこの可撓性ブツシユの増径外径部と管内壁との
摩擦力が弾性部材の付勢力よりも大きくなつた際
案内軸と一体の摺動シリンダを弾性部材の付勢力
に抗して摺動させ、可撓性ブツシユを両側から圧
縮増径して可撓性ブツシユと固定シリンダの間及
び可撓性ブツシユと圧縮部材の間で推力を無く
し、可撓性ブツシユの圧縮増径時に推力による可
撓性ブツシユの破損を防止するようしたものであ
る。
撓性ブツシユ及び圧縮部材が装着されたピストン
ロツドを管に挿入し、案内軸を固定シリンダの案
内軸が突出していない側の端部側に弾性部材によ
り付勢すると共に、ピストンを案内軸の付勢方向
と同方向に作動させてピストンに装着された可撓
性ブツシユを圧縮部材と案内軸との間で圧縮して
増径するようにし、可撓性ブツシユの圧縮増径時
にこの可撓性ブツシユの増径外径部と管内壁との
摩擦力が弾性部材の付勢力よりも大きくなつた際
案内軸と一体の摺動シリンダを弾性部材の付勢力
に抗して摺動させ、可撓性ブツシユを両側から圧
縮増径して可撓性ブツシユと固定シリンダの間及
び可撓性ブツシユと圧縮部材の間で推力を無く
し、可撓性ブツシユの圧縮増径時に推力による可
撓性ブツシユの破損を防止するようしたものであ
る。
〈実施例〉
第1図には本考案の一実施例に係る拡管工具に
より伝熱管を拡管している状態の縦断面を示して
ある。
より伝熱管を拡管している状態の縦断面を示して
ある。
一端がストツパ21aにより塞がれた固定シリ
ンダ21内には摺動シリンダ22が軸受ブツシユ
22aを介して軸方向に摺動自在に嵌合してお
り、摺動シリンダ22のストツパ21a側端部に
はシリンダ蓋23がボルト24により取り付けら
れ、反対側端部には固定シリンダ21から突出し
ている案内軸25を有するフランジ26がボルト
26aにより取付けられている。
ンダ21内には摺動シリンダ22が軸受ブツシユ
22aを介して軸方向に摺動自在に嵌合してお
り、摺動シリンダ22のストツパ21a側端部に
はシリンダ蓋23がボルト24により取り付けら
れ、反対側端部には固定シリンダ21から突出し
ている案内軸25を有するフランジ26がボルト
26aにより取付けられている。
シリンダ蓋23及びフランジ26が取付けられ
た摺動シリンダ22は固定シリンダ21内に設け
られた弾性部材である圧縮ばね27,28により
ストツパ21a側に付勢されている。摺動シリン
ダ22内には案内軸25内を同軸状に貫通して案
内軸25から突出するピストンロツド30及びシ
リンダ蓋23、ストツパ21aを貫通するピスト
ンロツド31を有するピストン32が軸受ブツシ
ユ33を介して軸方向に摺動自在に嵌合してい
る。ピストンロツド30先端にはねじ部34が形
成され、ねじ部34には袋ナツト35が螺合する
と共に袋ナツト35と案内軸25との間のピスト
ンロツド30には可撓性ブツシユであるゴムブツ
シユ36が装着されている。ピストンロツド31
の端部には流体圧給排口37が設けられ、この流
体圧給排口37からピストンロツド30のゴムブ
ツシユ36装着位置までには流体路38が設けら
れ、ピストンロツド30側はゴムブツシユ36側
に開口している。摺動シリンダ22とピストン3
2とにより形成される流体圧室39,40には流
体圧給排口39a,40aが設けられている。
尚、図中41はOリング、42はスライドリング
である。
た摺動シリンダ22は固定シリンダ21内に設け
られた弾性部材である圧縮ばね27,28により
ストツパ21a側に付勢されている。摺動シリン
ダ22内には案内軸25内を同軸状に貫通して案
内軸25から突出するピストンロツド30及びシ
リンダ蓋23、ストツパ21aを貫通するピスト
ンロツド31を有するピストン32が軸受ブツシ
ユ33を介して軸方向に摺動自在に嵌合してい
る。ピストンロツド30先端にはねじ部34が形
成され、ねじ部34には袋ナツト35が螺合する
と共に袋ナツト35と案内軸25との間のピスト
ンロツド30には可撓性ブツシユであるゴムブツ
シユ36が装着されている。ピストンロツド31
の端部には流体圧給排口37が設けられ、この流
体圧給排口37からピストンロツド30のゴムブ
ツシユ36装着位置までには流体路38が設けら
れ、ピストンロツド30側はゴムブツシユ36側
に開口している。摺動シリンダ22とピストン3
2とにより形成される流体圧室39,40には流
体圧給排口39a,40aが設けられている。
尚、図中41はOリング、42はスライドリング
である。
上記構成の拡管工具の作用は次のように行なわ
れる。流体圧給排口40aから流体圧室40に流
体圧を供給すると共に、流体圧給排口39aから
流体圧室39の流体圧を排出してピストン32を
フランジ26側に作動させる。この状態で案内軸
25及び袋ナツト35、ゴムブツシユ36が装着
されたピストンロツド30を、ゴムブツシユ36
が拡管溝14の位置に対応するように水室管板1
に挿入された伝熱管2に挿入する。次に流体圧給
排口39aから流体圧室39に流体圧を供給する
と共に、流体圧給排口40aから流体圧室40の
流体圧を排出してピストン32をシリンダ蓋23
側に作動させる。ピストン32が作動するとピス
トンロツド30先端に螺合した袋ナツト35と案
内軸25に挟み込まれたゴムブツシユ36が圧縮
増径し、伝熱管2の内径を押し拡げて拡管溝14
に伝熱管2を塑性変形させて気密一体化する。
れる。流体圧給排口40aから流体圧室40に流
体圧を供給すると共に、流体圧給排口39aから
流体圧室39の流体圧を排出してピストン32を
フランジ26側に作動させる。この状態で案内軸
25及び袋ナツト35、ゴムブツシユ36が装着
されたピストンロツド30を、ゴムブツシユ36
が拡管溝14の位置に対応するように水室管板1
に挿入された伝熱管2に挿入する。次に流体圧給
排口39aから流体圧室39に流体圧を供給する
と共に、流体圧給排口40aから流体圧室40の
流体圧を排出してピストン32をシリンダ蓋23
側に作動させる。ピストン32が作動するとピス
トンロツド30先端に螺合した袋ナツト35と案
内軸25に挟み込まれたゴムブツシユ36が圧縮
増径し、伝熱管2の内径を押し拡げて拡管溝14
に伝熱管2を塑性変形させて気密一体化する。
また、液圧拡管を併用する場合、ゴムブツシユ
36を流体圧給排口37から流体路38を通して
供給される液圧に対して漏れない圧縮力で圧縮し
ておき、流体圧給排口37から流体圧を供給し、
ゴムブツシユ36の内径側から液圧を作用させて
ゴムブツシユ36を押し拡げ伝熱管2の内径側か
ら伝熱管2を拡管溝14に塑性変形させて伝熱管
2と拡管溝14を気密一体化する。
36を流体圧給排口37から流体路38を通して
供給される液圧に対して漏れない圧縮力で圧縮し
ておき、流体圧給排口37から流体圧を供給し、
ゴムブツシユ36の内径側から液圧を作用させて
ゴムブツシユ36を押し拡げ伝熱管2の内径側か
ら伝熱管2を拡管溝14に塑性変形させて伝熱管
2と拡管溝14を気密一体化する。
次に伝熱管2を拡管する時に発生する伝熱管2
の内壁面とゴムブツシユ36の増径部との間に発
生する摩擦力に伴う推力に対する拡管工具の作用
について説明する。
の内壁面とゴムブツシユ36の増径部との間に発
生する摩擦力に伴う推力に対する拡管工具の作用
について説明する。
ゴムブツシユ36の外径は流体圧室39に流体
圧が作用していない状態では伝熱2内径に容易に
挿入できる外径になつている。拡管工具を伝熱管
2内径に第1図の如く挿入し、流体圧給排口39
aから流体圧室39に流体圧を供給すると、ゴム
ブツシユ36が圧縮増径しながら伝熱管2の内径
を押し拡げる。この時、ゴムブツシユ36の外径
が圧縮増径し伝熱管2の内壁に当接して摩擦が生
じるまでは圧縮ばね27,28の付勢によつて摺
動シリンダ22及び案内軸25が設けられたフラ
ンジ26はストツパ21a側に押し付けられた状
態で、ピストン32のみがストツパ21a側に摺
動してゴムブツシユ36を圧縮する。ゴムブツシ
ユ36の変形増径外径と伝熱管2の内壁に摩擦が
生じてその摩擦力が圧縮ばね27,28の付勢力
よりも大きくなるとゴムブツシユ36の摩擦発生
当接部を境界として、ピストン32と摺動シリン
ダ22及びフランジ26によつて形成された流体
圧室39に作用する流体圧でゴムブツシユ36が
両側から圧縮される。即ち、ピストン32はゴム
ブツシユ36の摩擦発生当接部を境界としてスト
ツパ21a側に摺動移動すると同時に、摺動シリ
ンダ22と一体化された案内軸25もストツパ2
1aと反対側に圧縮ばね27,28を圧縮しなが
ら摺動移動してゴムブツシユ36を両側から圧縮
し圧縮増径させるのである。
圧が作用していない状態では伝熱2内径に容易に
挿入できる外径になつている。拡管工具を伝熱管
2内径に第1図の如く挿入し、流体圧給排口39
aから流体圧室39に流体圧を供給すると、ゴム
ブツシユ36が圧縮増径しながら伝熱管2の内径
を押し拡げる。この時、ゴムブツシユ36の外径
が圧縮増径し伝熱管2の内壁に当接して摩擦が生
じるまでは圧縮ばね27,28の付勢によつて摺
動シリンダ22及び案内軸25が設けられたフラ
ンジ26はストツパ21a側に押し付けられた状
態で、ピストン32のみがストツパ21a側に摺
動してゴムブツシユ36を圧縮する。ゴムブツシ
ユ36の変形増径外径と伝熱管2の内壁に摩擦が
生じてその摩擦力が圧縮ばね27,28の付勢力
よりも大きくなるとゴムブツシユ36の摩擦発生
当接部を境界として、ピストン32と摺動シリン
ダ22及びフランジ26によつて形成された流体
圧室39に作用する流体圧でゴムブツシユ36が
両側から圧縮される。即ち、ピストン32はゴム
ブツシユ36の摩擦発生当接部を境界としてスト
ツパ21a側に摺動移動すると同時に、摺動シリ
ンダ22と一体化された案内軸25もストツパ2
1aと反対側に圧縮ばね27,28を圧縮しなが
ら摺動移動してゴムブツシユ36を両側から圧縮
し圧縮増径させるのである。
この時、固定シリンダ21と水室管板1との当
接面21bには圧縮ばね27,28の付勢力の推
力が働くが、案内軸25とゴムブツシユ36との
間及び袋ナツト35とゴムブツシユ36との間に
は推力は働かない。したがつて、ゴムブツシユ3
6の圧縮増径時に発生する推力が極小となり、ゴ
ムブツシユ36が自然の状態で圧縮されてゴムブ
ツシユ36の圧縮増径部が推力により破損するこ
とが無くなる。
接面21bには圧縮ばね27,28の付勢力の推
力が働くが、案内軸25とゴムブツシユ36との
間及び袋ナツト35とゴムブツシユ36との間に
は推力は働かない。したがつて、ゴムブツシユ3
6の圧縮増径時に発生する推力が極小となり、ゴ
ムブツシユ36が自然の状態で圧縮されてゴムブ
ツシユ36の圧縮増径部が推力により破損するこ
とが無くなる。
尚、ゴムブツシユ36の圧縮力を解放する場合
は、流体圧給排口40aから流体圧室40に流体
圧を供給すると共に、流体圧室39の流体圧を流
体圧給排口39aから排出して、ピストン32を
フランジ26側に移動させれば良い。
は、流体圧給排口40aから流体圧室40に流体
圧を供給すると共に、流体圧室39の流体圧を流
体圧給排口39aから排出して、ピストン32を
フランジ26側に移動させれば良い。
〈考案の効果〉
本考案の拡管工具では、可撓性ブツシユの圧縮
増径時に発生する推力は極小であるので、可撓性
ブツシユが自然の状態で圧縮されて可撓性ブツシ
ユの圧縮増径部が推力により破損することが無く
なる。その結果、拡管工具の性能向上と拡管作業
の信頼性向上を図ることができる。
増径時に発生する推力は極小であるので、可撓性
ブツシユが自然の状態で圧縮されて可撓性ブツシ
ユの圧縮増径部が推力により破損することが無く
なる。その結果、拡管工具の性能向上と拡管作業
の信頼性向上を図ることができる。
第1図は本考案の一実施例に係る拡管工具によ
り伝熱管を拡管している状態の縦断面図、第2図
は従来の拡管工具により伝熱管を拡管している状
態の縦断面図である。 図面中、1は水室管板、2は伝熱管、21は固
定シリンダ、22は摺動シリンダ、25は案内
軸、27,28は圧縮ばね、30はピストンロツ
ド、32はピストン、35は袋ナツト、36はゴ
ムブツシユである。
り伝熱管を拡管している状態の縦断面図、第2図
は従来の拡管工具により伝熱管を拡管している状
態の縦断面図である。 図面中、1は水室管板、2は伝熱管、21は固
定シリンダ、22は摺動シリンダ、25は案内
軸、27,28は圧縮ばね、30はピストンロツ
ド、32はピストン、35は袋ナツト、36はゴ
ムブツシユである。
Claims (1)
- 固定シリンダ内周に摺動シリンダを摺動自在に
設け、管に挿入される案内軸を前記固定シリンダ
の一端から突出させて前記摺動シリンダに取付
け、該摺動シリンダを前記固定シリンダの前記案
内軸が突出していない側の端部に付勢する弾性部
材を該摺動シリンダと該固定シリンダとにわたつ
て設ける一方、前記案内軸に同軸状に挿通され該
案内軸端部から一端が突出するピストンロツドを
有するピストンを前記摺動シリンダの内周に摺動
自在に設けると共に、該ピストンロツドの前記案
内軸から突出した箇所に前記管に係合し得る可撓
性ブツシユを装着し、前記管内に挿入可能で前記
ピストンロツドの前記案内軸に対する突出方向と
反対側に前記ピストンロツドが移動した際前記可
撓性ブツシユを圧縮する圧縮部材を前記ピストン
ロツドの前記案内軸側先端に装着したことを特徴
とする拡管工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18506684U JPH0128906Y2 (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18506684U JPH0128906Y2 (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61102326U JPS61102326U (ja) | 1986-06-30 |
JPH0128906Y2 true JPH0128906Y2 (ja) | 1989-09-04 |
Family
ID=30742550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18506684U Expired JPH0128906Y2 (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0128906Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-12-07 JP JP18506684U patent/JPH0128906Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61102326U (ja) | 1986-06-30 |
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