JPH01284829A - 液晶位相格子 - Google Patents

液晶位相格子

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JPH01284829A
JPH01284829A JP11530088A JP11530088A JPH01284829A JP H01284829 A JPH01284829 A JP H01284829A JP 11530088 A JP11530088 A JP 11530088A JP 11530088 A JP11530088 A JP 11530088A JP H01284829 A JPH01284829 A JP H01284829A
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JP
Japan
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liquid crystal
insulating layer
electric field
electrode
layer part
Prior art date
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Pending
Application number
JP11530088A
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English (en)
Inventor
Masahiro Fushimi
正弘 伏見
Kiyoshi Iizuka
飯塚 清志
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は液晶位相格子に関し、特に液晶に印加する電界
状態を制御することにより液晶の配列状態を変化させて
位相格子を形成し、透過光束の光変調を行う場合に好適
な液晶位相格子に関するものである。
(従来の技術) 従来より液晶を利用した液晶位相格子として第5図に示
す構成のものがある。同図において第1透明電極74と
複数の格子状の透明電極75、.75□より成る第2透
明電極75との間に液晶層73を形成している。そして
第1.第2透明電極74.75を各々ガラス基板71.
72の表面に対向配置し、該ガラス基板71.72を不
図示のシール部材により第1.第2透明電極間が一定の
間隔となるようにし、この第1.第2透明電極間に液晶
を注入して液晶位相格子を構成している。
一般に液晶分子はその分子長軸方向の偏光光に対しては
異常屈折率n8を、又分子短軸方向の偏光光に対しては
常屈折率n。を示す。即ち液晶分子は光学的に長袖が2
1e、短軸が2noなる回転楕円体として表わすことが
できる。
第6図は液晶分子の回転状態により分子長軸方向の偏光
光に対する液晶の屈折率が異常屈折率n、から常屈折率
n。に変化する状態を示した説明図である。
尚、同図は液晶としてネマチック液晶ZLI−1694
(n、−1,633,no−1,503,メルク社製)
を用いたときを示している。
第7図は液晶分子の断面と屈折率との関係を示す説明図
である。図中91は電界無印加のときの液晶分子、92
は電界印加のときの液晶分子で、その誘電異方性により
電界の方向にその長軸を角度θ0向けたときの配列状態
を示している。このときの液晶分子の配列状態の変化角
θは印加電界の強さに比例している。
今、光束が2軸方向から入射するとする。この入射光束
はX軸と直交するy軸方向(紙面に垂直な方向)の偏光
成分とX軸方向の成分とに分割して取扱うことができ、
例えば自然光の場合は各々等量となる。このうちy軸方
向の偏光光に対しては液晶分子の回転状態によらず、常
に常屈折率noを示す。X軸方向の偏光光に対しては液
晶分子の回転に伴って屈折率n。が変化する。
このときの屈折率n。は液晶分子の長袖がxINIと交
わう点の値として求めることができる。
そして液晶分子が角度θだけ回転したときは新たなX′
軸とZ′軸への屈折率n。の射影を各々X e、 Z 
eとすると断面が楕円であるからno2= x 2+ 
Zθ2 θ これより となる。即ち液晶分子の回転に伴って屈折率n。
は第6図に示すように異常屈折率na(θ=0°)から
常屈折率n。(θ=90°)まで変化する。
従って液晶層への印加電圧を制御し、液晶分子を所定量
回転させれば、回転角に応じた屈折率の異った領域を形
成することができる。
例えば第5図において第1.第2透明電極間に電圧を印
加することにより、領域76、.762内の液晶分子を
初期配向状態より変化させ、これにより液晶分子の回転
量に比例した位相変化を与え位相格子を形成している。
しかしながら第5図に示す液晶位相格子において第2透
明電極75の格子状の透明電極751゜752の間隔が
、例えば5αOμm程度以下になってくると、位相変化
を与えたくない領域77+、772にも位相変化が生じ
てしまう問題があった。
これは一般に液晶が誘電体であり、かつその誘電率が液
晶分子長軸方向と短軸方向で異なっている誘電異方体で
あること。そしてこのような誘電体を2つの電極間に配
置することは、即ちコンデンサーを形成することに相当
することを原因としている。
更にコンデンサーにおいては2つの電極間に電圧を印加
した場合、単に2つの電極間のみに電界が発生するにと
どまらず、電極端部より電界がしみ出してくることにも
原因がある。尚、このときの電界のしみ出し現象につい
ては電磁見学(卯木重部著、昭晃堂発行)第145頁に
詳細が記載されている。
このようなしみ出し電界は電極間に印加する電圧が高け
れば、それに比例して大きくなり、本来なら静止させて
おくべき液晶分子を回転させてしまい、結果として位相
変化を起こし、所望の位相格子を形成することが難しく
なる原因となフている。
この他電極間のパターン周期が小さくなると、それに伴
い電極幅が小さくなる為、電気抵抗が増加し、セルの周
辺部と中心部とで位相変化量が異ってくるという問題点
があった。この為、例えば電極幅が50μm程度以下の
小さいパターン周期を持ち、しかも50mmX50mm
程度の大型のセルを達成することは大変能しかった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は対向する電極の少なくとも一方の電極面上に所
定のパターンの非絶縁層部が残存するように絶縁層部を
設けることにより、電界印加のときの電界のしみ出し現
象を積極的に利用することにより、従来では難しかった
周期が50μm程度以内の微細なピッチ構造で比較的大
きな、例えば50mmX 50mm程度の位相格子を容
易に形成することのできる液晶位相格子の提供を目的と
する。
(問題点を解決するための手段) 電界印加により液晶分子の配列状態が変化する液晶層と
、該液晶層に電界を印加する為に対向して配置した電極
とを有し、該液晶に電界を印加し、液晶分子を回転させ
ることにより位相格子を形成する際、該対向する電極の
少なくとも一方の電極面上に所定のパターンの非絶縁層
部が残存するように絶縁層部を設け、該非絶縁層部を介
して該液晶に電界を印加したとき非電極領域に位相変化
が生ずるようにしたことである。
(実施例) 第1図(A)は本発明の第1実施例の断面概略図である
。同図において6,7は各々透明電極、3は液晶層、1
,2は各々第1.第2透明電極で全面一様の透明な電極
より成っている。5は絶縁層であり第1透明電極1面上
に、例えば第1図(B)に示すように所定のパターンの
非絶縁層部50が残存するように設けている。尚、同図
において51は絶縁層部である。
本実施例において非絶縁層部50は円形状であり、直径
約5μmで各々30μm周期で形成されている。
液晶としてはネマチック液晶Z L I −1694(
n、−1,633,no−1,503,メルク社製)を
厚さが15μm程度となるようにして用いている。絶縁
層5としてはTa2O,をマグネトロンスパッタリング
法により5μmの厚さで形成しノた。このときのバター
ニングはリフトオフ法で行った。
液晶の初期配向は透明電極及び絶縁層上に形成した配向
膜(不図示)をラビング処理によって行い上下面とも同
方向となるようにしている。位相格子形成部は100m
m; 6001+11の大きさより形成している。
本実施例において第1透明電極1と第2透明電極2との
間に周波数1にH2の矩形電圧をそのp−p値で20V
を印加した。このとき第2透明電極2と対向する非絶縁
層部50とで形成される電極領域には電界が形成される
。それと共に第2透明電極2と対向する絶縁層部51と
で形成される非電極領域には電界のしみ出しが生じてく
る。
このような構成のもとて電極領域と非電極領域における
液晶の屈折率を変化させ、本実施例では全面一様に最大
0.03の屈折率変化量を示す位相格子を得ている。
本実施例では対向する電極のうち少なくとも一方の電極
面上に所定のパターンの非絶縁層部が形成されるように
絶縁層を設け、該非絶縁層部を介して液晶に電界を印加
することにより、非電極領域に電界のしみ出しを形成し
、これにより微細なるピッチを有する良好なる位相格子
を得ている。
尚、本実施例において第2透明電極2面上に第1透明電
極1面上に設けたパターンと同様のパターンを形成する
ように絶縁層を設けても良い。
第2図は本発明の第2実施例の一方の電極面上に形成し
た非絶縁層部パターンの説明図である。
本実施例では第1透明電極面上に電圧印加電極11の他
にアース電極12を形成している。各々の電極幅は約1
2μmである。同図において50は非絶縁層部で円形状
のパターンを形成している。21は電圧印加電極引き出
し部、22はアース電極引き出し部である。
本実施例においては非絶縁層部50の円形部の直径は第
1実施例と同様約5μmであり、各々30μm周期で形
成されている。又、位相格絡子(セル)構造は第1実施
例と同様である。絶縁像厚は4μm、液晶層厚は15μ
m、位相格子形成部は80IIII11×80ffif
fiの大きさより形成している。
液晶としては商品名RO−TN−2108(ロツシュ社
製)を用いている。液晶の配向は配向膜(不図示)をラ
ビング処理して行い、上下面ともに同方向とした。
周波数1にHzの矩形電圧をp−p値で20Vを第1電
極群中の電圧印加電極11とアース電極12及び第2電
極間に印加させた。このとき電極領域と非電極領域(非
絶縁層部)間で最大0.06の液晶の屈折率変化量を示
す位相格子が得られた。
第3図は本発明の第3実施例の液晶位相格子構造の断面
概略図である。
本実施例ではりフトオフ法により絶縁層5と略同じ厚さ
に透明電8i10を形成している。透明電8i10の電
極パターン及び絶縁層5によるパターンは第2図に示す
第2実施例と同様である。絶縁層5はA I 203を
用い電子ビーム蒸着法を用いて4μmの厚さに形成した
。透明電極10はITO(Tn20sに約5%のSnO
□をドーピングしたもの)をイオンブレーティング法を
用いて絶縁層と同じ厚さに形成した。作成時、及び条件
を適切に制御することにより絶縁層5及びITOIOの
屈折率が共に略1.7程度となるように設定した。液晶
は商品名RO−TN−2108(ロツシュ社製)を用い
た。
尚、本実施例において液晶の配向は配向膜(図示せず)
をラビング処理して行い、上下面とも同方向とした。周
波数I KH,の矩形波で15V(p−p値)を第1電
極群中の電位印加電極と第1電極群中のアース電極及び
第2電極間に印加して駆動させたとき、全面−様に各絶
縁層非形成部間で最大0.05の屈折率変化量を示す位
相格子が形成できた。
未実施例においては、絶縁部と追加形成した透明電極部
の屈折率をほぼ等しく構成したため、これらの部分での
位相変化が小さく素通し時での見えが向上した。又、絶
縁部とITO部との段差がほとんどない為に配向膜が薄
くても配向むらを起こすことが少なくなり1000人の
厚さの配向膜においても良好な配向処理が可能となった
第4図は本発明の第4実施例の液晶位相格子の構造の断
面概略図である。同図に右いて42はスルホール及び透
明電極1を有する絶縁基板であり、スルホール部に透明
電極材料41を形成することにより第1電極とした。電
極パターンは第2.第3実施例と同様に円形部の直径は
約5μmであり、各々30μm周期で形成されている。
液晶は商品名RO−TN−2108(ロツシュ社製)を
用いた。液晶の配向方法は第2.第3実施例と同様に行
っている。液晶層の厚さは20μmである。
周波数1にH2の矩形波で20V(P−P値)を第1電
極群中の電位印加電極と第1電極群中のアース電極及び
第2電極間に印加して駆動させたとき、全面−様に各絶
縁層非形成部間で最大0.12の屈折率変化量を示す位
相格子が形成できた。
(発明の効果) 本発明によれば液晶層を挟持する対向電極のうち、少な
くとも一方の電極面上に前述の構成の絶縁層を設けるこ
とにより、電極幅が小さく、かつ電極長が大きい場合に
顕著に現われる屈折率変化量の位置による差を抑制する
ことができ、かつ液晶層に電圧を印加したとき、非電極
領域にしみ出し電界を形成することにより、例えば50
μm以内の所望の周期の微細な良好なる位相格子を形成
することのできる液晶位相格子を達成することができる
【図面の簡単な説明】
第1図(A) 、 (B)は本発明の第1実施例の断面
概略図と電極側の平面図、第2図は本発明の第2実施例
の電極側の平面図、第3.第4図は各々本発明の第3.
第4実施例の断面概略図、第5図は従来の液晶位相格子
の概略図、第6図は液晶分子の回転角と屈折率との関係
を示す説明図、第7図は液晶分子の回転状態と屈折率と
の関係を示す説明図である。 図中、6.7は透明基板、3は液晶、1,2゜10.4
1は透明電極、5は絶縁層、51は絶縁層部、50は非
絶縁層部、42はスルホール、11は電圧印加電極、1
2はアース電極である。 特許出願人  キャノン株式会社 第    1    図 (A) 第    1    図 (B) 第    2    図 第3図 第    4    図 気  5   以

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電界印加により液晶分子の配列状態が変化する液
    晶層と、該液晶層に電界を印加する為に対向して配置し
    た電極とを有し、該液晶に電界を印加し、液晶分子を回
    転させることにより位相格子を形成する際、該対向する
    電極の少なくとも一方の電極面上に所定のパターンの非
    絶縁層部が残存するように絶縁層部を設け、該非絶縁層
    部を介して該液晶に電界を印加したとき非電極領域に位
    相変化が生ずるようにしたことを特徴とする液晶位相格
    子。
  2. (2)前記非絶縁層部に前記絶縁層部と略同じ厚さでし
    かも略等しい屈折率の導電物質を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の液晶位相格子。
JP11530088A 1987-07-10 1988-05-12 液晶位相格子 Pending JPH01284829A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11530088A JPH01284829A (ja) 1988-05-12 1988-05-12 液晶位相格子
US07/758,396 US5122888A (en) 1987-07-10 1991-09-04 Focusing plate having phase grating formed by using liquid crystal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11530088A JPH01284829A (ja) 1988-05-12 1988-05-12 液晶位相格子

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JPH01284829A true JPH01284829A (ja) 1989-11-16

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ID=14659224

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JP11530088A Pending JPH01284829A (ja) 1987-07-10 1988-05-12 液晶位相格子

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JP (1) JPH01284829A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5978062A (en) * 1997-01-31 1999-11-02 National Science Council Method of fabricating closed cavity liquid crystal display having a plurality of cavities extending completely through insulating layer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5978062A (en) * 1997-01-31 1999-11-02 National Science Council Method of fabricating closed cavity liquid crystal display having a plurality of cavities extending completely through insulating layer

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