JPH01284302A - 遠心式薄膜真空蒸発装置 - Google Patents

遠心式薄膜真空蒸発装置

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JPH01284302A
JPH01284302A JP11142288A JP11142288A JPH01284302A JP H01284302 A JPH01284302 A JP H01284302A JP 11142288 A JP11142288 A JP 11142288A JP 11142288 A JP11142288 A JP 11142288A JP H01284302 A JPH01284302 A JP H01284302A
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JP
Japan
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condenser
rotor
refrigerant
vapor
heat
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Application number
JP11142288A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Wakiya
和紀 脇屋
Isataka Goshi
五師 功任
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Okawara Mfg Co Ltd
Original Assignee
Okawara Mfg Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、真空槽内に設置した円錐状のロータを回転し
、ロータの蒸発面に原料液を供給して蒸発面裏側の加熱
部を加熱し、原料液の蒸留、濃縮、脱気等を行なう遠心
式薄膜真空蒸発装置に関するものである。
[従来の技術] 遠心式薄膜真空蒸発装置は、原料液の加熱時間がきわめ
て短かく、滞留部分も少ないことから、特に熱変性を起
し易い原料液を低温蒸発させ、かつ低温加熱を行なうこ
とにより、品質劣化の少ない高品質の製品を得ることが
できる。
特に、熱変性を起し易い食品や医療品等を処理する場合
は、原料液の蒸発温度(例えば10℃)及び加熱温度(
40℃以下)が低く、その上滞留時間がきわめて短時間
(1秒以下)であることが要求されるが、遠心式薄膜真
空蒸発装置はこのようなきわめて厳しい条件下の運転も
可能であるため、各方面利用されている。
従来、原料液の加熱媒体としては、飽和蒸気や熱媒油等
が用いられていたが、熱媒油は高温加熱(通常120℃
以上)を行なう場合が主であり、それ以下の温度で加熱
する場合は一般に飽和蒸気が利用され、100℃以下の
加熱(〜40℃)の場合は減圧蒸気を使用している。な
お、真空槽内の真空度を維持するためには、蒸発した蒸
気を凝縮させるためのコンデンサと排気用真空ポンプを
組合せて使用するか、あるいはエジェクタを用いるなど
している。
いずれの場合も冷却水が必要で、蒸発温度が45℃以上
の場合はクーリングタワーの使用により冷却水量を節減
できるが、それ以下の場合は、市水、工業用水等を利用
するか、冷却水を冷却するためのチリングユニット等が
必要になる。
第2図は従来の遠心式薄膜蒸発装置の一例を示す説明図
である。図において、1は真空槽、2は真空槽1内に配
設された円錐状のロータで、回転軸3に固定されており
、回転軸3は真空槽1に設けた軸受7に回転可能に支持
され、油圧モータの如き駆動源(図示せず)に駆動され
て回転する。
このロータ2の内周面には薄板からなり耐圧力を付与す
るため数か所に段差が形成された蒸発面4が設けられて
おり、その裏側には加熱用蒸気が導入される加熱用ジャ
ケット5が形成されている。
6は加熱用ジャケット5の最外周部に設けられ、ドレン
排出口9に通ずる通路9aに開口する固定チューブであ
る。
8は加熱蒸気の供給口で、こ−から送入された蒸気は通
路8aを通って加熱用ジャケット5に供給される。10
は原料液の導入口で、これに連結されたバイブ11は蒸
発面4の最奥部付近に開口している。12はロータ1の
蒸発面4の最外周付近において接線方向に開口する処理
液取出し用のチューブで、処理液排出バイブ13に連結
されている。
14は真空槽1内で蒸発した蒸気の排出口、15は排出
口14に接続されたコンデンサ、16は冷却水の取入口
、17は冷却水の出口、18は真空ポンプ、19はコン
デンサ15で凝縮された液を排出する遠心式サイホンポ
ンプ、20は蒸留液受はタンク、21はドレン排出口9
に接続された真空ポンプ、22はトレンド空気のセパレ
ータである。
次に、上記のように構成した装置の動作を説明する。先
ず、ロータ2を回転させて加熱用ジャケット5に供給口
8から蒸気を供給し、蒸発面4を均一に加熱する。同時
に導入口IOからバイブ11を介して処理液を導入して
ロータ2の蒸発面4に注ぐと、処理液はロータ2の回転
による遠心力によって押し広げられ、蒸発面4に0.1
+am程度のきわめて薄い膜が形成される。この薄い膜
はロータ2の回転により外周に向って流れ、蒸発面4の
最外周部に集合するが、この間に蒸気によって加熱され
、蒸発、濃縮が行なわれて濃縮液となり、チューブ12
に押し込まれて処理液排出バイブ13から外部に排出さ
れる。
なお、このとき蒸発面4で凝縮した蒸気は遠心力によっ
て振り飛ばされるので、常に新鮮で乾燥した蒸発面4で
、かつ最も高い熱伝達機構である滴状凝縮による熱伝達
が行なわれる。また、凝縮液と蒸気中の空気及び非凝縮
ガス(不活性ガス)は、滞留することなく固定チューブ
6から真空ポンプ21に引かれて通路9aを通り、ドレ
ン排出口9からセパレータ22に導かれ、空気は排気口
23から大気中に放出され、ドレンは排出口24から排
出される。
一方、蒸発した蒸気は蒸気排出口14からコンデンサ1
5に導かれて凝縮され、凝縮した液は遠心式サイホンポ
ンプ19により蒸留液受はタンク20へ送られる。
[発明が解決しようとする課′XJ] 従来の遠心式薄膜真空蒸発装置は上記のように構成され
ているので、この装置の特長である短時間で低温処理を
行なうためには、多量の加熱用熱媒体(蒸気)及び冷却
水を必要とする。このためランニングコストが高くなり
、付加価値の高い製品の処理や小形機の利用などに用途
が制限され、また、大量生産の場合は、蒸発温度が45
℃以上の運転条件に適合した原料液の処理に限られると
いう問題があった。
ランニングコストを下げる方法としては、通常の真空釜
を二重効用、三重効用として用いることにより、加熱用
熱媒体及び冷却水量を減少させる方法もあるが、処理時
間が長くなり、また蒸発温度が高くならざるを得ない。
このようなことから、40℃以下で低温処理を行ない、
熱劣化の少ない濃縮液を得るためには、ランニングコス
トの増電は避けられなかった。
本発明は、上記のような課題を解決すべくなされたもの
で、ランニングコストの低い遠心式薄膜真空蒸発装置を
得ることを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る遠心式薄膜真空蒸発装置は、真空槽の蒸気
排出口をコンデンサに連結し、コンデンサで蒸発した冷
媒の飽和蒸気排出口を圧縮機の入力側に連結してその出
力側をロータの加熱用媒体の供給口に連結すると共に、
ロータのドレン排出口を膨張弁を介して前記コンデンサ
に連結してなり、ロータを冷媒の凝縮器とし、コンデン
サを冷媒の蒸発器とするヒートポンプ作用により冷媒の
加熱、凝縮等を行なうようにしたものである。
[作 用] 真空槽で蒸発した蒸気はコンデンサで凝縮されて冷媒を
加熱し、加熱された冷媒は飽和蒸気となって圧縮機へ送
られる。圧縮機で断熱圧縮された飽和蒸気は過熱蒸気と
なってロータへ送られ、ロータの蒸発面を加熱する。ま
たロータで凝縮した冷媒は膨張弁で減圧され、湿り蒸気
となってコンデンサに戻され、蒸発気化して再び飽和蒸
気となる。このようなサイクルを繰返してロータの蒸発
面を加熱する。
[実施例] 第1図は本発明実施例の説明図である。なお、真空槽1
及びロータ2の構成及び作用は、第2図に示した従来例
と同じなので、説明を省略する。
図において、31はコンデンサで、管路35により真空
槽1の蒸気排出口14に連結されている。32は冷却水
の入口、33は冷却水の戻り口、34はコンデンサ31
によって凝縮された液の排出口である。37は圧縮機で
、その入力側は管路36によりコンデンサ31の飽和蒸
気排出口に連結され、出力側は管路38によりロータ2
の蒸気供給口8に連結されている。
また、ロータ2のドレン排出口9は管路39により膨張
弁40を介してコンデンサ31に連結されており、これ
らにより完全密閉系の循環回路が形成されている。
次に上記のように構成した本発明の詳細な説明する。真
空槽1内で蒸発した蒸気は回路35を介してコンデンサ
31に送られ、凝縮されて冷媒に熱量Q を放出する。
熱ff1Q、が与えられた冷媒は蒸発して飽和蒸気とな
り、管路3Bから圧縮機37へ送られて断熱圧縮され、
過熱蒸気となって管路38からロータ2へ送られ、加熱
用ジャケット5へ供給される。加熱用ジャケット5に送
られた蒸気は熱量Q2を放出し、凝縮して飽和液となり
、放出された熱ff1Q2はロータ2の蒸発面4の熱源
として利用される。一方、凝縮した冷媒は膨張弁40に
より圧力を下げられ、湿り蒸気となってコンデンサ31
に加えられ、蒸発気化して再び飽和蒸気となる。
上記の説明から明らかなように、本発明はヒートポンプ
の原理を応用してロータ2を冷媒の凝縮器とし、またコ
ンデンサ31を蒸発器として利用したもので、ヒートポ
ンプサイクルにより熱を有効に利用し、省エネルギー運
転を可能にしたものである。このため、熱に敏感な原料
液を40℃以下で利用するこが可能になり、加熱温度も
70℃以下の低い温度とすることができるので、熱感受
性物質の大量処理にも利用することができる。
−例として、蒸発温度40℃、加熱温度70℃の運転条
件で、水蒸発m600 kg/IIの場合における従来
装置(第2図)と本発明装置のランニングコストを比較
した。従来装置の場合は蒸気使用ff1720kg/1
1、冷却水量(水温25℃) 25m3/Itを必要と
するのに対し、本発明装置の場合は、圧縮機の動力12
0KW 、冷却水量6m3/IIとなった。その結果、
ランニングコスト(蒸気及び冷却水のコストのみで算出
)は、従来装置では5.600円/11、本発明装置の
場合は3.480円/11となった。なお、本発明装置
において、圧縮機のモータをディーゼルエンジン等に代
えるとランニングコストはさらに低減して2.100円
/Hとなり、年間6,000時間稼動するとすれば、2
100万円の運転経費節減となる。これは大型機の場合
は、さらに大きくなる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明はヒートポンプ
の原理を応用してロータの加熱媒体を得るようにしたの
で、従来装置で多量に必要した加熱用水蒸気が不要にな
り、まだコンデンサの冷却水も大幅に節減できるので、
ランニングコストを低減することができる。このため、
高品質の処理液を低コストで生産することが可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の説明図、第2図は従来の遠心式
薄膜真空蒸発装置の一例の説明図である。 1:真空槽、2:ロータ、4:蒸発面、5:加熱用ジャ
ケット、8:蒸気供給口、9:ドレン排出口、10:原
料液導入口、12:処理液取出し用チューブ、31:コ
ンデンサ、37:圧縮器、40:膨張弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 真空槽内に配設した円錐状のロータを回転させ、該ロー
    タの蒸発面に原料液を供給すると共に、前記蒸発面の裏
    側に設けた加熱用ジャケットに加熱用媒体を供給して加
    熱し、前記原料液の蒸留、濃縮、脱気等を行なう装置に
    おいて、 前記真空槽の蒸気排出口をコンデンサに連結し、該コン
    デンサで蒸発した冷媒の飽和蒸気排出口を圧縮機の入力
    側に連結してその出力側を前記ロータの加熱用媒体の供
    給口に連結すると共に、前記ロータのドレン排出口を膨
    張弁を介して前記コンデンサに連結してなり、 前記ロータを冷媒の凝縮器とし、コンデンサを冷媒の蒸
    発器とするヒートポンプ作用により冷媒の加熱、凝縮等
    を行なうことを特徴とする遠心式薄膜真空蒸発装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006150159A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Okawara Mfg Co Ltd 畜産廃棄物等の有機廃棄物のメタン醗酵処理システム並びにその運転方法
CN101822908A (zh) * 2010-05-06 2010-09-08 常熟市龙宇化工设备有限公司 卧式解吸装置
JP2012206035A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Okawara Mfg Co Ltd 遠心式薄膜真空蒸発装置が具えられた濃縮装置並びにその運転方法
JP2013107044A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 揮発性物質除去装置の運転系統構造
JP2013139573A (ja) * 2013-02-12 2013-07-18 Asahi Kasei E-Materials Corp 固体高分子電解質濃縮溶液の製造方法、バインダー用組成物、固体高分子電解質膜及び固体高分子形燃料電池

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