JPH0128348B2 - - Google Patents

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JPH0128348B2
JPH0128348B2 JP55018827A JP1882780A JPH0128348B2 JP H0128348 B2 JPH0128348 B2 JP H0128348B2 JP 55018827 A JP55018827 A JP 55018827A JP 1882780 A JP1882780 A JP 1882780A JP H0128348 B2 JPH0128348 B2 JP H0128348B2
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  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気的測定技術、特に新規で改良され
た非接触型電圧計に関するものである。
静電電圧計は電流を流さずに非接触方法によつ
て面の静電界および電位を測定する。プローブも
しくは探測手段(probe)またはセンサ
(sensor)が静電界または表面電位を交流電圧に
変換する。この交流電圧の大きさは測定される静
電界または電位に比例する。この変換は容量変調
方法(capaoitive modulation process)によつ
て行なわれる。すなわち、プローブの検出器ない
し電極と測定さる電界または電位を有する面との
間の静電結合(capacitive coupling)を固定し
た周期率で変調ないし変化させる。これは普通こ
のような周期率で検出器を機械的に振動させるこ
とによつて行なわれる。そして、試験面と電極の
間の電位差によつてプローブの電極に誘起された
交流電圧を適当な回路で処理して測定値を得る。
従来より、静電電圧ホロワ(electrostatic
voltage follower)の帯域幅は静電検出器の動作
ないし振動周波数に限定されている。検出器は普
通機械的に振動させられるが、この場合検出器を
試験面と平行な平面内において振動させ試験面と
の間に介在させた穴あき壁によつて検出器を試験
面に対して交互に露呈遮蔽するか、あるいは試験
面と直交する平面において振動させるようにして
いる。
上記帯域幅の制限が生じるのは、検出器の平均
電圧レベルを測定される未知の電位へ帰還させる
ためにこの種の電圧ホロワに用いられる帰還
(feedback)は検出器の変調信号の数サイクルの
間平均ないし少なくとも安定したレベルにある必
要があるという事実の故である。
ナイキストサンプリング定理(Nyquist
Sampling Theorem)によれば、サンプリング
システムの帯域幅はサンプリング率の半分を越え
ることができない。現在の変調検出器型の静電電
圧計において、機械的変調率は1〜2kHzを越え
ず、従つて理論的最大帯域幅は500Hz〜1000Hzで
ある。
本発明の目的は、電圧ホロワ型の新規で改良さ
れた非接触型電圧計を提供することである。
本発明の他の目的は、拡張された帯域幅を有す
る上述の装置を提供することである。
本発明の他の目的は、測定される外部電界ない
し電位の静的および動的特性に追随することがで
きる上述のような装置を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、能率的かつ効果的
に動作し、構造が比較的簡単な上述の装置を提供
することである。
本発明の装置は一対の電圧感応電極と、これら
の電極に作用接続された電気的基準と、前記電極
とこれらの電極が露呈される電界ないし電位との
間の静電結合を互いに逆の態様で変化させてこれ
らの電極に信号を発生させる手段とからなる。
本発明の装置にはプローブを備えることができ
このプローブは前記電極を収容するとともにこれ
らの電極を電界ないし電位に露呈するための開口
を穿設した作用面を有するハウジングと、前記電
極を前記開口に対して振動させこの振動率の関数
として静電結合を変化させる手段とからなる。ハ
ウジングの作用面は導電性であり基準として作用
する。
本発明の装置は、さらに、電圧ホロワ
(voltage follower)として接続された増幅器と、
前記電極および前記電圧ホロワに接続された信号
処理手段とからなり、この信号処理手段は前記電
極に誘起された信号から引き出された電界ないし
電位の静的および動的データを含む信号を前記増
幅器に加える。この増幅器の出力は電極の電気的
基準点に接続され、この出力は電界または電位の
静的および動的特性に追従する。
信号処理手段は第1チヤネルと第2チヤネルと
で構成することができ、第1チヤネルでは電極に
誘起された信号の和が前記ホロワの入力に与えら
れ、第2チヤネルは電極に誘起された信号の差が
復調、積分されてホロワの入力に与えられる。
このような構成のほかに、信号処理手段は上記
和信号と差信号を同時に処理し、単一の回路ない
しチヤネルによつて和信号と復調差信号をホロワ
の入力に加えるように構成することもできる。
以下図示実施例を詳細に説明する。
第1図は基本的な静電電圧センサを示す。この
センサの検出面Dは試験面Tに対して矢印10の
方向に振動する。検出面Dと試験面Tの間の静電
容量をC、またこれら両面間の電圧をVで示す。
検出面Dを矢印10の方向に振動させることによ
つて変調(modulation)が行なわれる。端子1
2と14の間に現われる抵抗Rの両端間の電圧
は、電圧Vと検出面Dの振動による容量Cの変調
に比例する。
電圧Vの代りに検出面Dの振動周波数に等しい
周波数を有する正弦波電源を使用しても、同じ電
圧が抵抗Rの両端間に発生する。換言すれば、第
1図の検出システムはこれら二つの異なる電源の
差を識別することができない。すなわち、この検
出システムは、誘起された信号が検出器と試験面
の間の固定電位差に対して検出器の振動に起因す
るのか、あるいは試験面によつて発生された同じ
周波数の交流信号なのかを識別することができな
い。
検出器の面Dと試験面Tの間の電荷は公知の関
係式Q=CVによつて得られる。ここにCおよび
Vは前述したとおりである。出力電圧を発生する
抵抗Rに流れる全電流は前記式の全微分によつて
得られる。すなわち、 i=dQ/dt=VdC/dt+CdV/dt 本発明によれば、上式の右辺の二項を識別する
検出器を有するシステムが得られる。
本発明のシステムは検出器の基準面に帰還せし
められたとき、二つの異なる成分、すなわち平均
ないし直流値VdC/dt(ここにVは平均値)および 交流ないし動的値(dynamic value)CdV/dt(こ こにdV/dtは交流ないし動的値)を表わす出力、あ るいは、これらの値に追従する出力を帰還系にお
いて確立するのに役立つ。
本発明のプローブないし検出器18は第2図に
概略的に示されており、試験面20に近接配置さ
れる。図示例では、試験面20はプローブ18の
面に対して定電圧22の帯電面である。
プローブ18は中空の円筒状をなすハウジング
24からなり、このハウジングは開口28を備え
た作用端面26を有している。作用端面26はこ
れに印加された電位を保持ないし維持できる材
料、好ましくは金属のような導電性材料で作られ
る。図示例では、ハウジング24全体がこの種の
材料で作られている。
作用面26は円筒状ハウジング24の一端面で
あるが、後述のようにハウジングのどの部分に配
置されてもよい。開口28は図示例では円形であ
るが、他の形状であつてもよい。ハウジング24
の反対側の端面は閉止されており、やがて詳述す
るようにリード線を通すための一つないし複数の
孔が設けられている。
プローブ18はさらに第1および第2の電圧感
応電極32および34を有し、プローブの作用面
26および開口28に向けて配置された作用面を
それぞれ有している。電極32,34は、ハウジ
ング24内に配備された電気・機械トランスデユ
ーサからなる振動手段ないしバイブレータ36に
固定されている。
駆動信号がトランスデユーサ36に与えられる
と、この信号の周波数および振幅並びにトランス
デユーサ36の機械的特性によつて決定される振
動周波数および振幅で電極32,34を振動させ
る。例えば、トランスデユーサ36は音さ
(tuningfork)からなり、その歯ないし指の一端
には電極32,34が、また、これと反対側の端
には圧電結晶駆動子がそれぞれ付設されている。
音さ型振動装置の詳しい説明については1974年12
月3日発行の米国特許第3852667号を参照された
い。
トランスデユーサ36の動作に応答して、各電
極32,34は測定される電位を有する試験面2
0に開口28を通して露呈された電極の作用面の
面積を変化させる方向に振動ないし交互に動かさ
れる。すなわち、各電極32,34の作用面はプ
ローブの作用面26の開口28の平面に対してほ
ぼ平行な平面内に配置されており、この平面内で
振動する。各電極32,34の作用面は開口28
の少なくとも一部分に一致したり外れたりするよ
うに動かされる。すなわち、各電極は各振動周期
において電極作用面の最大部分が露呈される位置
と、電極作用面の最少部分が露呈される(好まし
くはいかなる部分も露呈されない)位置との間を
動かされる。これについてはやがて詳述する。
プローブ18はさらに第1および第2のホロワ
型増幅器(follower type amplifiers)40,4
2からなる。線44が検出器32を増幅器40の
入力端子に接続し、線46が検出器34を増幅器
42の入力端子に接続している。増幅器40,4
2はそれぞれ検出器32,34に非常に高いイン
ピーダンス負荷を与える。
増幅器40の出力は線48によつてハウジング
24の外に導出されプローブ端子50を介して外
部回路に接続される。同様に、増幅器42の出力
は線52によつてハウジング24の外に導出され
プローブ端子54を介して外部回路に接続され
る。増幅器40,42の基準端子はそれぞれ線5
6,58によつて電気的基準を与えるハウジング
24の点60に接続されている。
図示のシステムにおいては、作用面26を含む
ハウジング全体が導電性材料で作られている。こ
のような構成の代りに、作用面26のみを導電性
材料とすることもでき、この場合は、基準点60
とこの基準点への接続手段は作用面26上に設け
る。
トランスデユーサ36はハウジング24の外に
導出された線62によつてプローブ端子64に接
続され、この端子を介して後述のようにトランス
デユーサの電気的動作信号供給源に接続されてい
る。もう一つのプローブ端子66が導電性ハウジ
ングを介して基準点60に電気的に接続されてい
る。
第3図は、振動手段36によつて電極32,3
4を振動させ、その検出面を開口28を介して交
互に露呈遮蔽する態様を示す。すなわち、第3A
図はトランスデユーサ36の機械的振動周期の一
端における電極32と34の相対的位置を示す。
この位置において、電極32は開口28を介して
試験面20に完全に露呈され、一方、電極34は
試験面20から完全に遮蔽されている。従つて、
電極32への静電結合は最大となり、電極34へ
の静電結合は最少または零になる。
第3B図は、第2図に示すトランスデユーサ3
6の休止位置における電極32,34の開口28
に対する位置を示す。この位置はトランスデユー
サの機械的振動周期の中点でもある。この位置に
おいては、電極32,34の等しい面積部分が開
口28を介して試験面20に露呈される。両電極
が第3A図の位置から第3B図の位置に変位する
につれて、電極32と試験面の間の静電結合は減
少し、一方試験面と電極34の間の静電結合は増
加する。
第3C図はトランスデユーサ36の機械的振動
周期の第3A図とは反対の端における電極32,
34の位置を示す。この位置においては、電極3
4の面全体が開口28を介して試験面20に露呈
されており、一方電極32の面全体は試験面20
から遮蔽されている。両電極が第3B図の位置か
ら第3C図の位置に変位するにつれて、電極32
と試験面の間の静電結合はさらに減少して最少ま
たは零になり、一方電極34と試験面の静電結合
はさらに増加して最大になる。
トランスデユーサの機械的振動の全周期にわた
り電極32,34が開口28を介して試験面20
に露呈される表面積の和はほぼ同じである。換言
すれば、トランスデユーサの機械的振動の全周期
にわたつて開口28を介して試験面に露呈される
電極32,34の全表面積は実質上一定に保たれ
る。電極32,34の作用面は図示例では円形で
あるが他の形状でもよい。
第4図の波形は、プローブ18がその作用面お
よび増幅器40,42の共通ないし基準回路に対
して定電圧を有する試験面20に近接して配置さ
れ、かつトランスデユーサ36が正弦波信号によ
つて動作されたときの増幅器40,42の出力信
号を示す。すなわち、波形70は端子50と66
の間に現われる信号、波形72は端子54と66
の間に現われる信号である。
トランスデユーサ36の完全な一周期は第4図
にTで示される。これはトランスデユーサが例え
ば第3B図の位置から第3A図の位置へ、そして
第3A図の位置から第3B図の位置を通つて第3
C図の位置へ、さらに第3B図の位置へ戻る期間
である。
これらの波形を発生させる電極32,34上の
信号は、レート誘起信号(rate induced signal)
であり、dC/dtが最大のときに最大となる。これは 電極の最大速度点すなわち、電極が第3B図の中
間位置を通るときに生じる。波形の符号の変化は
第3A図および第3C図の位置で生じ、ここで電
極の運動は静電結合を減少させる方向から増加さ
せる方向へと変化する。
本発明によれば、第4図の二つの信号を例えば
第5図の電圧加算回路で加算すると、これら二つ
の信号は互いに相殺され、ホロワ増幅器の共通点
に電気的に接続された電極32,34の面と試験
面20との間の定電圧差に対しては何らの正味信
号も発生しない。
加算された信号は端子50′と54′の間に接続
された直列抵抗74,76の間の端子78から取
り出される。試験面20上に動的データ
(dynamicdata)が現われると、それは二つの検
出器のどちらが開口28に露呈されているかによ
り検出器32もしくは34またはこれら両検出器
に結合される。このような動的データは出力の加
算によつて相殺されることがなく、また、検出器
32,34上の動的データの和は比較的一定であ
るので、このデータはトランスデユーサ36の位
置によつて減衰されることなく、増幅器40,4
2に接続された加算回路の出力に現われる。端子
78上の動的データは振動エレメント36の位置
に無関係である。
本発明によれば、増幅器40,42の出力の和
の信号は電圧ホロワ回路の入力に結合される。こ
の回路は増幅器40,42とプローブ18の共通
ないし基準点に接続された出力を有し、後述のよ
うにして試験面における動的変化に追従する高忠
実度ホロワ(high fidelity follower)として機
能する。
増幅器40,42の出力は、二つの信号の差を
検知しプローブ18と試験面20の間の定電圧の
大きさに比例する差信号を発生する回路にも加え
られる。この差信号もまた動的データを含むこと
ができる。これは振動エレメント36の位置が第
2図、第3B図に示す休止位置にあるときのみ動
的データが相殺されるからである。振動エレメン
ト36が他の位置にあるときは、試験面20と電
極32および34の間の結合は等しくなく、従つ
て正味の差信号を発生する。このような動的デー
タはやがて説明するように除去することができ
る。
第5図の回路において、ホロワ42′の出力端
子54′は抵抗82を介して演算増幅器84の負
端子に接続されている。演算増幅器84の正端子
は回路の基準点に接続されている。増幅器84の
出力は抵抗86を介して同じ増幅器の負の入力端
子に接続されている。増幅器84の出力はまた直
列抵抗88,90を介してホロワ増幅器40′の
出力端子50′にも接続されている。差信号は抵
抗88と90の接続点に接続された端子92から
得られる。
第6図、第7図は本発明の電圧ホロワ型の非接
触式電圧計を示す。第6図は試験面20′上の静
的データおよび動的変化の両方に追従する高忠実
度ホロワを含む非接触式電圧計を示す。動的デー
タは交流電源96によつて表わされ、動的データ
は直流電源ないし電池98によつて表わされる。
第6図のプローブ18は第2図のプローブと同
様であつて、指針104および目盛106を含む
指示計102内の適当な回路にケーブル100に
よつて接続され、測定された静的データの値は指
示計上で読み取られる。指示計は線107,10
8によつて動的データを読み取るためのオシロス
コープ109に接続されている。静的データおよ
び動的データを単一の装置によつて読み取ること
ができるように構成することもできる。
第7図は第6図のシステムのプローブ18から
送られてくる情報を処理する回路の一実施例を示
す。プローブ18は第7図では一部分のみしか示
されていないが、第2図のプローブ18と同じも
のである。なお、第7図に示されたプローブ端子
50,54,64,66を処理回路に接続する線
はケーブル100内に収容されている。
直列接続された抵抗110,112が端子50
と54の間に接続されている。これら二つの抵抗
の接続点ないし端子114には、プローブ18内
の増幅器40,42の出力の和の信号が現われ
る。
これら二つの増幅器の出力信号の差は直列接続
された抵抗116,118を含む回路の接続点な
いし端子120に現われる。抵抗116は抵抗1
22を介してプローブ端子50に接続され、抵抗
118は演算増幅器126の出力に接続されてい
る。この増幅器126の負の入力端子は直列抵抗
128,130を介してプローブ端子54に接続
されている。帰還抵抗132が増幅器126の出
力端子と負の入力端子の間に接続されている。増
幅器126の正の入力端子は線134によつて回
路の基準線である線136に接続され、この線1
36は端子66に接続されている。端子66はプ
ローブのハウジングとこのハウジング内の増幅器
40,42の共通点に接続されている。
コンデンサ140が抵抗116と122の接続
点と基準線136の間に接続され、コンデンサ1
42が抵抗130と128の接続点と基準線13
6の間に接続されている。増幅器40と42の出
力の差を表わす信号が端子120に表われる。
第7図の回路はさらに発振器150を含み、こ
の発振器の出力は線152によつてプローブの端
子64に接続されている。発振器150はプロー
ブ18内のトランスデユーサ36を動作させる駆
動信号を提供する。発振器150は例えば交流出
力信号を発生することができ、この信号はトラン
スデユーサ36の一つの圧電素子に与えられる。
トランスデユーサ36のもう一つの圧電素子が帰
還信号を発振器150に与える。このようにこの
フイードバツクによつてトランスデユーサを共振
素子として使用し、発振器150をトランスデユ
ーサエレメントの機械的共振で動作させることが
できる。
第7図の回路は、さらに、復調器156を含み
前述の接続点ないし端子120が線158によつ
て復調器156の入力に接続されている。これに
よつて、プローブ18のホロワ増幅器40と42
の出力の差の信号が復調器156の入力に与えら
れる。
復調器156と発振器150を同期させるため
に、これら両者を線160によつて接続する。
復調器156の出力は抵抗164を介して積分
増幅器166の一方の入力に接続され、その他方
の入力には線168によつて回路の基準線136
が接続されている。帰還コンデンサ170が増幅
器166の出力と前記一方の入力の間に接続され
ている。
第7図の回路はさらに出力ホロワ増幅器として
のトランジスタ172を含む。このトランジスタ
はプローブの増幅器40,42の信号の和および
差を表わす信号を加算する機能を有する。すなわ
ちトランジスタ172はベース端子174、コレ
クタ端子176およびエミツタ端子178を有す
る。プローブの増幅器の信号の和を表わす信号が
端子114に現われ、この信号がコンデンサ18
0を介してベース端子174に与えられる。積分
増幅器166の出力も抵抗182を介してベース
端子174に与えられる。
コレクタ端子176は線184によつて定電圧
源ないし電池190の正端子に接続された回路端
子186に接続されている。電池190の負端子
は回路のアースないし基準点に接続されている。
エミツタ端子178は線192によつて回路の
基準線136に接続されている。エミツタ端子1
78はさらに線192から線194を介して回路
出力端子196に接続され、この端子と端子19
8の間に読取り装置200が接続されている。
読取り装置200は例えば第6図に示したメー
タ102とオシロスコープ109の組合わせある
いは静的および動的データの両方を読み取れる単
一の装置からなる。読取り装置200の他方側は
接地されている。
エミツタ端子178はさらに線192と線19
4によつてトランジスタ204のコレクタ端子に
接続されている。このトランジスタ204のエミ
ツタ端子は抵抗206を介して一対の定電圧源な
いし電池208,210の各負端子に接続されて
いる。電池208の正端子は接地されており、電
池210の正端子はトランジスタ204のベース
端子に接続されている。
第7図の回路はさらに電源212を含んでい
る。この電源は端子214および端子216から
回路に正および負のバイアス電圧を与える。電源
212には変圧器218を介して線間交流電圧
(linea.c.voltage)が与えられている。電源21
2の基準線は線220によつて回路の基準線13
6に接続されている。
第7図の回路は次のように動作する。プローブ
18をその作用面26が測定されるべき電界ない
し電位を有する試験面20′に接触させずに近接
配置する。電極32,34を前述のようにしてト
ランスデユーサ36によつて振動させる。発振器
150は約500ヘルツの周波数でトランスデユー
サ36に駆動信号を与える。電極32,34が振
動すると、各電極と試験面20′の静電結合が逆
の態様で変化する。すなわち、第3図、第4図に
ついて詳述したように、トランスデユーサ36の
振動周期中、一方の電極と試験面20′の間の静
電結合が増加するにつれて、他方の電極と試験面
20′の間の静電結合が減少し、またこの逆の動
作が行なわれる。
電極32,34に誘起された信号は増幅器4
0,42を介して第7図の回路で処理され、端子
114と120にそれぞれ和と差の信号を与え
る。端子114上の信号は試験面20′に関連す
る電界ないし電位の動的データを含み、端子12
0上の信号はプローブ18と試験面20′の間の
定電圧の大きさに比例する。
端子114,120に関連した回路ないしチヤ
ネル中の信号は出力ホロワ172で加算され、そ
の出力は第7図の回路の種々の共通点並びに電極
32,34およびプローブ18の共通点に接続さ
れた共通線136に与えられる。このようにし
て、回路は試験面20′上のデータの交流および
直流成分の両方に追従するように帰還駆動され
る。
これら交流および直流成分はホロワ出力と大地
の間に接続された読取り装置200によつて読み
取られる。その結果、第7図の回路は広帯域幅非
接触型電圧ホロワとして機能する。
第7図の回路において、前述したようにホロワ
40と42の出力の差を表す信号は動的データを
も含むことができる。増幅器40と42の出力を
これら両出力の差を与える回路の前段でろ波する
ことによりトランスデユーサ36の動作周波数よ
りもずつと高い周波数に対するこの回路ないしチ
ヤネルの応答性が除かれる。
このフイルタ処理は抵抗130とコンデンサ1
42の組合わせ回路および抵抗122とコンデン
サ140の組合わせ回路によつて行なわれる。抵
抗122,130はそれぞれ抵抗値が約1kΩで
ありコンデンサ140,142はそれぞれ容量が
約0.15μFである。
発振器150の周波数が約500Hzであると、こ
のフイルタ回路の周波数応答は約1kHzでロール
オフ(roll off)する。抵抗116,118,1
28,132はいずれも抵抗値が約1kΩであり、
増幅器126は−1の利得を有する。
復調器156としては二重平衡(double
balanced)復調器が好ましい。この復調器はeput
=Emaxiocosθの関係式に従つて動作する。ここ
にeputは復調器の出力、Emaxioは端子120上の
差信号から得られる復調器の入力、θは発振器1
50からの信号と復調器の入力に与えられる端子
120の差信号との間の位相角である。復調器1
56は端子120の差信号を使用して発振器15
0の出力であるトランスデユーサ駆動信号に対す
る差信号の振幅と位相を決定する。
端子120上の差信号に関連する回路チヤネル
はトランスデユーサ36の振動によつて生じた差
信号以外のすべての信号を識別する。発振器−復
調器組合わせ回路の帯域幅は約100Hzである。
第7図のシステムにおいて端子120からの差
信号を処理する回路は増幅器126のドリフトお
よび他のオフセツト(offsets)を許容できる比
較的低い速度のチヤネルであればよい。
差信号は復調されたあとさらにこのチヤネルを
通して積分増幅器166とコンデンサ170の組
合せからなる積分器ないし低域フイルタ
(lowpass filter)に送られる。このフイルタは
発振器150の周波数に対して低い周波数でロー
ルオフし、この差信号チヤネルが動的データに対
して応答しないように設計されている。例えば、
周波数ロールオフ(frequency roll off)を100
Hzに選定し、増幅器166の利得が1/RCであ
ると、コンデンサ170の容量は約0.016μF、抵
抗164の値は約100kΩに定められる。抵抗1
82は約10kΩである。
端子114上の和信号に関連する第7図の回路
中のチヤネルは高速度チヤネルである。このチヤ
ネルの応答性は、他方のチヤネルを増大させ直流
からトランスデユーサ36の振動周波数よりも十
分高い周波数に至るまでフラツト(平ら)な全周
波数応答性を与えるように設計することができ
る。例えば直流から約50kHzまでフラツトで、そ
こからロールオフするような周波数応答性を得る
ためには、端子120上の差信号に関連する低周
波数ないし低速度のチヤネルの周波数応答域内の
周波数において、コンデンサ180が約10kΩの
リアクタンスを持つ必要がある。抵抗110,1
12はそれぞれ約2kΩである。
高速度チヤネルの周波数応答性がトランスデユ
ーサ36の振動周波数の例えば1/10以下にまで及
ぶ場合は、高速度チヤネルはトランスデユーサ3
6の振動周波数に等しい試験面20′上の周波数
が増幅器40または42に現われるのを許容しな
い。従つて、これらの特別な周波数による妨害は
ない。その結果、検出器信号のCdV/dt成分とV dC/dt成分の分離が達成される。
前述の種々のコンデンサおよび抵抗の値は特定
の発振器出力周波数および回路の周波数応答性に
対して与えられた値であつて、他の異なる発振器
周波数および回路の周波数応答性に対しては異な
る値となる。
かように、第7図の回路においてプローブ18
は試験ないし測定下にある帯電面上の静的および
動的データを電気的に識別するのに必要なデータ
を提供する。動的データのみを含む信号、すなわ
ち端子114上の和信号は高速度ホロワに与えら
れ、このホロワの出力はプローブ本体および前置
増幅器の共通帰線に再び与えられる。この帰還回
路はループを閉じて利得1(unity gain)に戻し
プローブが高精度で試験面上の動的データに追従
できるようにする。
加うるに試験面上の平均ないし静的(直流)電
圧に比例した信号を含む端子120上の差信号は
復調器および積分増幅器を含む別のループにおい
て使用され、ホロワに与えられる電圧の平均値を
調節し、それが試験面上の動的ないし直流データ
に追従できるようにする。
第8図はプローブのホロワ増幅器からの差信号
を復調し、同時に和信号と差信号を処理し、さら
に和信号と復調された差信号を単一のデータチヤ
ネルを介して出力ホロワ増幅器に与えるための本
発明の他の実施例を示す。
第8図において、電圧感応電極ないし検出器3
2″は線44″によつてプローブのホロワ増幅器4
0″の入力に接続され、この増幅器40″の出力は
プローブの出力端子50″に接続されている。同
様に、電圧感応電極ないし検出器34″が線4
6″によつてプローブのホロワ増幅器42″の力に
接続され、この増幅器42″の出力はプローブの
出力端子54″に接続されている。
図示を簡単にするために、プローブのハウジン
グおよび電極を振動させるトランスデユーサは図
示されていないが、これらの構成要素およびその
電気的接続は第2図、第7図のプローブにおける
と同じである。第8図において端子50″,5
4″の右側の回路は第7図の場合と同様にプロー
ブの外部にある。
試験面上に生じた動的データはCdV/dtの項によ つて電極32″または34″に結合され、信号を増
幅器40″,42″の出力に出現させる。この結合
は、動的データが存在するときの振動している電
極の位置に応じて電極32″もしくは34″または
これら両電極に対して生じる。振動周期の一端位
置において、もし電極32″が試験面に対して完
全に露呈され、かつ増幅器40″の出力を次段の
ホロワに接続するスイツチが閉じられていれば、
動的データはこの次段のホロワに送られる。
同様に、振動周期の他端においては電極34″
が試験面に完全に露呈され、このとき増幅器4
2″と次段のホロワの間に接続されたスイツチが
閉じられていれば動的データは次段のホロワに送
られる。バイブレータが第3B図に示すように周
期の中央位置にあるときは、試験面は両電極3
2″,34″に結合され、このときは増幅器40″
または42″の出力に接続されたスイツチが閉じ
られる。
第8図の回路は上記スイツチング動作を振動部
材の位置の関数として行なわせる。このため電界
効果トランジスタスイツチがプローブの各ホロワ
増幅器と出力ホロワステージの間に接続されてい
る。電界効果トランジスタスイツチはバイブレー
タの振動を励起するのと同じ電源によつて動作さ
れる。すなわち、第1の半導体スイツチを構成す
るNチヤネル電界効果トランジスタ224のソー
ス電極がプローブの出力端子50″に、またドレ
イン電極が出力ホロワ増幅器172′の入力端子
174′にそれぞれ接続されている。
トランジスタ224のゲートないし制御端子は
抵抗226を介してプローブの出力端子50″に
接続され、さらにこのゲート端子はダイオード2
28のアノードにも接続されている。ダイオード
228のカソードは線230に接続され、この線
230には後に説明するように制御信号が与えら
れる。
第2の半導体スイツチを構成するPチヤネル電
界効果トランジスタ232のソース端子とドレイ
ン端子がプローブの出力端子54″とホロワ入力
端子174′にそれぞれ接続されている。トラン
ジスタ232の制御ないしゲート端子は抵抗23
4を介してプローブの出力端子54″に接続され、
さらにこのゲート端子はダイオード236のカソ
ードにも接続されている。ダイオード236のア
ノードはさらに線230に接続されている。
各トランジスタ224,232はそれぞれのゲ
ート端子に十分な大きさの電圧が加えられていな
いときは、ソース端子とドレイン端子の間で電気
的な閉スイツチとして機能し、十分な大きさの電
圧がゲート端子に加えられたときには、ソース端
子とドレイン端子の間で電気的な開スイツチとし
て機能する。
線230は増幅器240の出力に接続され、こ
の増幅器の入力には線242を介して例えば第7
図の回路の発振器150のようなバイブレータの
駆動信号源が接続される。
増幅器240は正弦波入力信号を方形波出力信
号に変換する。この変換は正弦波を増幅器の負端
子に加えて、この増幅器を閉ループモード
(open loop mode)で動作させることによつて
行なわれる。これによつて、バイブレータの波形
と位置が変換域(transition area)にあるとき、
すなわち、トランジスタスイツチがバイブレータ
の駆動周波数と同じ周波数および位相の方形波で
動作される間、動的データを逸することがなくな
る。
第8図の回路において、トランジスタスイツチ
224は、増幅器240の正の出力に対してオン
とされ、トランジスタスイツチ232は増幅器2
40の出力電圧の負の値に対してオンとされる。
出力ホロワ増幅器172′は正の電圧源246
と負の電圧源248の間に接続されているが、こ
れらの電源は第7図の回路の電源190,210
に相当する。トランジスタ増幅器172′のエミ
ツタは線194′によつて第7図の回路と同様に
回路の出力端子に接続されている。
試験面が静的ないし直流情報を含んでいると、
信号が増幅器40″,42″の出力に発生する。こ
れらの信号はバイブレータの周波数と同じ周波数
を有するが、位相は逆の正弦波である。この正弦
波信号の振幅は静的情報の大きさに比例する。バ
イブレータ信号の位相に対するこの正弦波の位相
は静的データの極性に応じて0度または180度の
いずれかである。
上述の説明を第9図の波形で示す。波形250
はバイブレータに加えられた信号、波形252,
254は試験面が正の電圧を有するときの増幅器
40″,42″の出力信号をそれぞれ表わす。波形
256,258は、試験面上の電圧が負の値であ
るときの増幅器40″,42″の出力をそれぞれ表
わす。波形260は試験面の電圧が正の値である
ときの第8図の回路の端子174′に現われる復
調器の出力信号、また波形262は試験面の電圧
が負の値であるときの端子174′に現われる復
調器の出力信号である。従つて、試験面上の正ま
たは負の静的レベルに対する第8図の復調器回路
の出力は極性において試験面の極性と相関関係に
ある直流レベルである。この信号を使用して出力
ホロワに対する直流バイアスを確立し、このホロ
ワが試験面上の直流ないし静的データに追従でき
るようにすることができる。
第9図の波形において、波形250で示される
バイブレータの位置信号と波形252,254で
示される検出器32″,34″に誘起される信号と
の間には90度の移相(phase shift)がある。こ
の移相は、試験面の直流情報によつて検出電極の
表面上に誘起された電圧がレート誘起されたため
に生じる。
これらの誘起電圧は静電容量の変化率が最大の
ときに最大となる。静電容量の変化率が最大とな
るのは、バイブレータが中央位置、すなわち第3
B図に示す位置を通過するときである。増幅器2
40は位相を元に戻して復調器において基準信号
と検知信号の間の移相を零にするように作用す
る。
第8図の検出器および復調器は試験面の静的ま
たは動的データに対する独自の信号を供給するこ
とができる。換言すれば、検出器の出力、すなわ
ち端子50″,54″における出力信号がCdV/dtま たはVdC/dtのいずれによつて発生されているかを 識別することができる。
第10図〜第12図は本発明の他の実施例によ
るプローブの構成を示す。このプローブは中空の
直方体で側壁の一方に孔276を有するハウジン
グ270からなる。孔276はハウジングの長軸
と平行な平面に設けられ、図示例では円形である
が、他の形状であつてもよい。
プローブはさらに音さの形状の振動手段ないし
バイブレータ278を含んでいる。バイブレータ
278はハウジング270内に両者の長軸が平行
になるように配備されている。バイブレータ27
8はハウジング270に固定された取付部材28
0に適当な締付手段例えばねじ282によつて取
付けられている。
バイブレータ278は間隔をおいた一対の歯な
いし指284,286を有し、各指の自由端付近
の一部が孔276と対向するようになつている。
両方の指の間のスロツトないし間隙はバイブレー
タ278の取付部材280への取付位置から短い
距離を隔てた所で終つている。バイブレータ27
8は指284,286が孔276の平面に対しほ
ぼ直角方向に振動するように配置されている。
第10図〜第12図に示すプローブにおいて、
電圧感応電極ないし検出器は指284,286の
孔276に対向する面上に設けた導電材料からな
る区域ないし部材288,290からなる。電極
288は導電体ないし回路294によつてホロワ
形増幅器296に電気的に接続されている。電極
290は導電体ないし回路298によつてホロワ
形増幅器300に電気的に接続されている。これ
らの電極、導体および増幅器からなる回路は標準
的なエツチング技術によつて音さ状部材278の
同じ側の面に形成され、増幅器は音さ状部材の指
とは反対側の基端部ないし連結端部に配置され
る。
バイブレータ278は、その指の自由端とは反
対側の端部で、かつ検出器および増幅器の配置さ
れている面とは反対側の面上において指284,
286に取付けられた圧電駆動素子ないしチツプ
302,304によつて振動させられる。電気信
号が適当な手段によつて圧電駆動素子302,3
04に加えられ、公知のように指284,286
を振動させる。
検出電極288,290は図示例では半円形
で、常に孔276を通して測定される外部の電界
ないし電位に対して完全に露呈されている。駆動
素子302,304はバイブレータないし音さの
指、従つて検出器288,290が180度の位相
差で振動するように付勢される。換言すれば、一
方の検出器が孔276の方に向つて動くと、他方
の検出器が孔から離れるように動くというように
互いに逆の方向に動かされる。従つて一方の検出
器の試験面との静電結合が増加すると、他方の検
出器の試験面との静電結合は減少し、またこの逆
の動作をする。
検出器のこの位相はずれ運動(out−of−
phase motion)は、試験面の静電圧によつて検
出器に180度位相のずれた電圧を誘起し、一方、
試験面の動的データは検出器面に同相信号(in−
phase signals)を誘起する。
検出器に誘起されたこれら二種類のデータは第
8図に示したような位相感応復調器によつて処理
され、動的データおよび復調された静的データの
両者を含む信号を発生し、これをホロワ増幅器に
与える。この増幅器の出力は検出器のための共通
回路に帰還される。前述の実施例におけるように
この帰還によつて、このシステムは広い帯域幅を
有する高精度の非接触電圧計として機能する。
以下本発明の諸態様を要約するが、本発明はこ
れらに限定されるものではないこともちろんであ
る。
(1)(a) 一対の電圧感応電極と; (b) 前記電極とこれらの電極が露呈される電界
または電位との間の静電結合を互いに逆の態
様で変化させ前記電極に信号を誘起する手段
と; (c) 前記電界または電位に露呈される電気的基
準面を規定する手段と; (d) 入力と出力を有し電圧ホロワとして接続さ
れた出力増幅器と; (e) 一対の入力および一つの出力と、前記入力
の一方を前記電極の一方に結合する手段と、
前記入力の他方を前記電極の他方に結合する
手段と、前記出力を前記出力増幅器の入力に
結合する手段とを有し、前記電極に誘起され
た信号から得られる前記電界または電位の静
的および動的データを含む信号を前記増幅器
に加える信号処理手段と; (f) 前記増幅器の出力を前記電気的基準面に結
合するための手段とからなり; (g) これによつて前記増幅器出力を前記電界ま
たは電位の静的および動的特性に追随させる
ようにした静電電圧計。
(2) 前記電極を収容し、これらの電極を前記電界
または電位に露呈させるための開口を設けた作
用面を有するハウジングをさらに含む(1)項の装
置。
(3) 前記ハウジングの作用面が導電性材料からな
り、かつ前記電極と電気的に接続され、これに
よつて前記基準面を規定する前記電気的手段と
して作用するようにした(2)項の装置。
(4) 静電結合を変えるための前記手段が、前記ハ
ウジング内に配置され前記電極と動作連結され
たバイブレータ手段からなり、このバイブレー
タ手段が前記開口に対して前記電極を振動さ
せ、前記電極と外部電界または電位の間の静電
結合を、前記電極の一方の静電結合が前記電極
の他方の静電結合とは逆の態様で変化するよう
に、前記電極の振動率の関数として変化させる
ようにした(2)項の装置。
(5) 前記各電極が前記開口の平面に対して実質上
平行な平面に配置された作用面を有し、この平
面内で振動されるようにした(4)項の装置。
(6) 前記各電極が各振動サイクルにおいて、電極
の最少部分が露呈される位置と電極の最大部分
が露呈される位置との間を動かされるようにし
た(4)項の装置。
(7) 前記各電極が各振動サイクルにおいて、各電
極が前記開口から完全に外れる位置と各電極が
前記開口の全域に一致する位置との間を動かさ
れるようにした(4)項の装置。
(8) 前記各電極が前記開口の平面に対して実質上
平行な面内に配置された作用面を有し、前記平
面に対し直角方向に振動させられるようにした
(4)項の装置。
(9) 前記各電極の動作面の全域が各振動サイクル
において前記開口に完全に露呈され、前記電極
が180度位相がずれて振動するようにした(8)項
の装置。
(10) 前記信号処理回路が、 (a) 前記電極に誘起された前記信号の和を得る
回路手段を含む第1のチヤネルを前記電極と
前記ホロワ入力との間に規定する手段と; (b) 前記電極に誘起された前記信号の差を得る
回路手段を含む第2のチヤネルを前記電極と
前記ホロワ入力との間に規定する手段と、前
記第2のチヤネルを前記電界または電位の動
的特性に対して応答動作不能ならしめる手段
とを併せ有する手段とからなる(1)項の装置。
(11) 前記信号処理手段が、 (a) 前記電極に誘起された前記信号の和を得る
ために前記電極に接続された第1の回路と; (b) 前記信号の和を前記ホロワの入力に与える
ための第1の結合手段と; (c) 前記電極に誘起された前記信号の差を得る
ために前記電極に接続された第2の回路と; (d) 前記第2の回路に接続された入力と出力と
を有し、電界または電位の静的特性に比例す
る出力信号を発生する復調器と; (e) 前記復調器の出力を前記ホロワの入力に与
えるための第2の結合手段とからなる(4)項の
装置。
(12) 前記第1の結合手段がコンデンサである(11)項
の装置。
(13) 前記第2の結合手段が積分増幅器である(11)
項の装置。
(14) 前記信号処理手段が、 (a) 制御端子と一対の端子を有し、この一対の
端子の一つが前記電極の一方に接続され、他
方の端子が前記ホロワの入力に接続された第
1の半導体スイツチング手段と; (b) 制御端子と一対の端子を有し、この一対の
端子の一つが前記電極の他方に接続され、他
方の端子が前記ホロワの入力に接続された第
2の半導体スイツチング手段と; (c) 前記バイブレータ手段に作用接続され、こ
のバイブレータ手段の出力と周波数および位
相において相関関係を有する交流方形波信号
を発生する手段と; (d) 前記信号発生手段と前記第1および第2の
スイツチング手段の前記制御端子とに接続さ
れ、前記方形波信号の正の部分を前記スイツ
チング手段の一方に加え、前記方形波信号の
負の部分を前記スイツチング手段の他方に加
えるための回路手段とからなる(4)項の装置。
(15) 前記電圧感応電極の対応する電極に接続さ
れた入力と、前記信号処理手段に接続された出
力とを有し、前記電極に対して高インピーダン
ス負荷を与える一対のホロワ型増幅器を含む(1)
項の装置。
(16)(a) 測定されるべき外部の電界または電位に
対向配置され、開口を設けた作用面を有する
ハウジングと; (b) 前記ハウジング内に収容され、前記開口か
ら測定されるべき外部電界または電位に露呈
される作用面を有する一対の電圧感応電極
と; (c) 前記ハウジングに装備されるとともに前記
電極に作用接続され、前記開口に対して前記
電極を振動させることにより前記電極の作用
面と測定されるべき外部電界または電位との
間の静電結合を前記電極の振動率の関数とし
て、前記電極の一方の静電結合が前記電極の
他方の静電結合とは逆に変化するように、変
化させる振動手段とからなり; (d) これによつて測定されるべき外部電界また
は電位の静的および動的特性の情報を含む信
号を前記電極に誘起させるようにした非接触
型電圧計用検知器。
(17) 前記ハウジングの作用面が導電性材料から
なる(16)項の装置。
(18) 前記電極が前記ハウジングの作用面に電気
的に接続され、この作用面が基準として作用す
るようにした(17)項の装置。
(19) 前記各電極の作用面が前記開口の平面に対
して実質上平行な平面内に配置され、前記電極
がこの平面内で振動させられるようにした
(16)項の装置。
(20) 前記各電極が各振動サイクルにおいて前記
電極作用面の最小の部分が露呈される位置とそ
の最大部分が露呈される位置との間を動かされ
るようにした(16)項の装置。
(21) 前記各電極が各振動サイクルにおいて前記
開口の範囲から外れる位置と前記開口の全域に
一致する位置との間を動かされるようにした
(16)項の装置。
(22) 前記各電極が前記開口の平面に実質上平行
な平面に配置された作用面を有し、前記平面に
垂直な方向に振動させられるようにした(16)
項の装置。
(23) 前記各電極の作用面の全域が各振動サイク
ルにおいて前記開口に露呈され、前記電極が位
相が180度ずれて振動させられるようにした
(22)項の装置。
【図面の簡単な説明】
第1図は静電電圧計の基本的検出器の概略図、
第2図は本発明による検出器の概略図、第3A図
第3B図第3C図は第2図の検出器の動作説明
図、第4図は第2図の検出器の動作によつて発生
する信号の波形図、第5図は第2図の検出器並び
に和および差信号を発生する関連回路を示す図、
第6図は本発明による非接触型電圧計の概略外観
図、第7図は本発明の一実施例の一部を省略した
回路図、第8図は他の実施例の回路図、第9図は
第8図の回路の動作を示す信号の波形図、第10
図は本発明の他の実施例における検出器の平面
図、第11図は第10図の検出器の内部を示す
図、第12図は第11図の12−12線断面図で
ある。 18……プローブ、20,20′……試験面、
24,270……プローブハウジング、26……
作用端面、28……開口、32,32′,32″,
34,34′,34″,288,290……電極、
36,278……バイブレータ(トランスデユー
サ)、60……電気的基準点、102……指示計、
109……オシロスコープ、136……基準線、
150……発振器、156……復調器、166…
…積分増幅器、172,172′……出力増幅器、
200……読取り装置、284,286……バイ
ブレータ278の指、276……孔、296,3
00……増幅器、302,304……圧電素子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対の電圧感応電極と; 前記各電極とこれらの電極が露呈される電界ま
    たは電位との間の静電結合を互いに逆の態様で変
    化させ前記各電極に信号を誘起させる手段と; 前記電界または電位に露呈される電気的基準面
    を規定する手段と; 入力と出力を有し電圧ホロワとして接続された
    出力増幅器と; 一対の入力および一つの出力と、前記入力の一
    方を前記電極の一方に結合する手段と、前記入力
    の他方を前記電極の他方に結合する手段と、前記
    出力を前記出力増幅器の入力に結合する手段とを
    有し、前記各電極に誘起された信号から得られる
    前記電界または電位の静的および動的データを含
    む信号を前記増幅器に加える信号処理手段と; 前記増幅器の出力を前記電気的基準面に結合す
    る手段とからなり; 前記増幅器の出力を前記電界または電位の静的
    および動的特性に追従させるようにしてなること
    を特徴とする静電電圧計。 2 測定される外部の電界または電位に対向配置
    され、開口を設けた作用面を有するハウジング
    と、前記ハウジング内に収容され、測定される外
    部電界または電位に前記開口を通して露呈される
    動作面を有する一対の電圧感応電極と、前記ハウ
    ジングに装備されるとともに前記電極に作用接続
    され、前記開口に対して前記電極を振動させるこ
    とにより前記各電極の作用面と測定される外部電
    界または電位の間の静電結合を、前記電極の振動
    率の関数として、前記電極の一方の静電結合が前
    記電極の他方の静電結合とは逆に変化するよう
    に、変化させる振動手段とからなり、測定される
    外部電界または電位の静的および動的特性の情報
    を含む信号が前記電極に誘起されるようにした検
    出器と; この検出器からの信号の処理回路と; からなることを特徴とする静電電圧計。
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