JPH01280228A - サーミスターの実用的温度検定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この装置は、基準温度計を用にて行なう熱媒体がオイル
や水を使った検定において極めて簡単で高精度の温度検
定が短時間で行なえる装置に関する。

（ロ）従来の技術 恒温槽１０が比較的大きく、かつ加熱装置がついている
ので加熱することと容量の大きさによって安定な温度に
保つ。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 このために容量が大きく、加熱装置をもっていることは
、保温性をよくし、温度を上げるときは便利だが、槽内
でのオイル流動が大きく、安定な一定温度に達するまで
に長時間を要し、かつ忍耐と熟練を必要とした。

（ニ）問題を解決するための手段 この装置では、恒温槽に加熱装置のない魔法ビンを用い
て熱媒体のオイルを最初あるいは、やり直しのときのみ
加熱し、冷却によって指定温度に合わせる。恒温槽１０
に満たされた高温オイル１３から、注射器もしくはポン
プ１６で、一定の容量だけ引き抜き、かわりにタンク２
から冷えたオイル同量をピンチコック５を開いて注ぎ込
む。この引き抜く量は熱交換の式から決定され、あらか
じめ決められた指定の温度に合わせることができる。（
第２図）サーミスター１１のコード群は、マルチメータ
ー類に接続され、それの測定値の読みの変化がなくなる
まで、かくはん器１２によってよくかき混ぜてやる。安
定した温度に達した後は、基準温度計７を読む。スタン
ド４に設置された指標１８を拡大スコープ２２で見て温
度計の目盛を目の高さになるように鏡１７で合わせ、そ
の後の目盛１９を読む。（第３図）同時にサーミスター
の測定値をスイッチで切り替えて読む。以下同様にして
、次の温度に合せる。冷えたオイルが注ぎ込まれた後は
、コックを切りかえてその注入孔から高温のオイルを魔
法ビンからの放熱量の分量だけ注入し続ける。

（ホ）作用 注射器もしくはポンプ１６によってオイルを引き抜く量
を加減するので小きざみな温度調節ができ、温度変化に
敏感なサーミスターでも小容量の恒温槽のために、その
温度変動時間は短くなり、したがってさらに魔法ビンの
放熱量を補正し、ガラス管式温度計が正確に読めれば精
度はいくらでも上げられる。

（ヘ）発明の効果 従来、非常に長い時間と熟練を要した温度検定の作業も
、この装置で簡単にかつ、高精度で短時間に行なえ、鏡
を利用して目盛を読みとるので、卓上でも疲労すること
なく行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は装置全体図（スコープや鏡などは除く）。第２
図は、注入孔部分の断面図。第３図は、スコープと反射
鏡の取りつけ状態を示したものでる。 １オイルタンク取りつけアーム，２オイルタンク，３補
正温度計指示アーム，４スタンド，５ピンチコック，６
補正温度計，７基準温度計，８コルク栓，９コード，１
０恒温槽，１１サーミスター，１２かくはん器，１３オ
イル，１４ビニールパイプ，１５真ちゅうパイプ，１６
ポンプ，１７反射鏡，１８指標，１９鏡の像，２０拡大
スコープ，２１光路，２２ニヌコック

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ガラス管式基準温度計７を用いて温度の検定をする際に
   ，指定された温度まで調節するときに，内部ヒーターに
   よる加熱を行なわずに上部つり下げオイルタンク２と目
   盛の正確な注射器もしくはポンプ１６を用いて熱交換の
   方法による加熱冷却法によって指定温度に合せる装置。 恒温槽１０は保温能力の許す限り，小型の魔法ビンもし
   くは断熱ポットを用いて，温度が安定するまでの時間を
   短くしている。