JPH01276329A - Ｃｒｔタッチスクリーン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ＣＲＴ表示面上において各種データを座標
入力できるようにするＣＲＴタッチスクリーン装置に関
する。

〔従来の技術〕

第２図は従来のＣＲＴタッチスクリーン装置の一部を示
す構成図であり、図において、１は表示装置としてのＣ
ＲＴ　（陰極線管）で、このＣＲＴｌの表示面側には、
第３図に示すような四辺形の枠体２が設げられている。

３はこの枠体２を包んで保護するカバーで、例えば透明
板などにより作られている。４は枠体２のうち隣接する
２辺に並設した複数の発光素子、５は枠体２の他の隣接
する２辺に並設した複数の受光素子で、各発光素子４お
よび受光素子５ば、互いに１個ずつが向い合う関係にあ
る。発光素子４ばそれぞれ赤外線ビームを出力し、互い
に交差する２以上の赤外線によるマトリクス上の交点が
ＣＲＴ表示面上の座標点となる。

次に動作について説明する。

いま、発光素子４のそれぞれが高速走査パルスによって
ドライブされると、それぞれが発する赤外線ビームがＣ
ＲＴ表示面上の上記座標点を次々に高速で、周期的に走
査する。そこで、上記ＣＲＴ表示面上の画面を例えば指
で触れて指示すると、この指示した座標点で赤外線ビー
ムが遮断され、この遮断された縦横の赤外線ビームの位
置から、その座標点データが得られる。つまり、座標デ
ータを持った画面に対して外部から直接アクセスするこ
とによって、必要なデータの入力や出力あるいは変更を
可能にする。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のＣＲＴタッチスクリーン装置は以上のように構成
されているので、周辺環境によっては外部の直射光や反
射光などが各受光素子５に入射し、これにより異常な座
標データを出力して、各種操作上の支障をきたすなどの
問題点があった。一方、かかる異常を回避するため、Ｃ
ＲＴタッチスクリーン装置そのものを上記赤外線ビーム
以外の外来光を受けにくい場所に設置することもできる
が、設備空間上の制約を伴うほか、外来光の中には炉か
ら発せられる波長の長いものがあり、これが複数の物体
に反射して、最終的に受光素子５に達するものがあり、
上記異常を完全に回避することができないなどの問題点
があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、発光素子からの赤外線ビーム以外の外来光が
受光素子に入り込むのを防止することができるＣＲＴタ
ッチスクリーン装置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るＣＲＴタッチスクリーン装置は、パルス
発生回路から各発光素子にサイクリックな走査パルスを
出力させ、この走査パルスと上記各発光素子に対応する
受光素子が出力する出力パルスとの同一性を弁別回路に
て判定し、この同一性が維持されている上記出力パルス
から座標データを検定できるようにしたものである。

〔作用〕

この発明における弁別回路は、基準となるサイクリック
な走査パルスにもとづいて、各受光素子の出力パルスが
不用意に入射した外来光によるものか、あるいは正規に
各発光素子から出力された赤外線ビームなどによるもの
かを識別し、上記外来光による場合にはこれを座標デー
タから排除するように動作する。

〔発明の実施例〕

以下に、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図において、４Ａは受光素子、５Ａは受光素子で、
これらが枠体２の隣接する２辺ずつに、１個ずつが互い
に向い合う関係にて対向設置されている。６はパルス発
生回路で、上記各発光素子４Ａにサイクリックな走査パ
ルスを出力する。７は波形整形回路で、各受光素子５Ａ
が出力する出力波形を整形する。８は弁別回路で、波形
整形回路７からの整形化した出力パルスが、パルス発生
回路６が出力する走査パルスと同一か否かを識別する。

この識別は各パルスのパルス幅やパルスタイミング、あ
るいはレベルなどを比較することによって行う。

次に動作について説明する。

いま、各発光素子４Ａが高速走査パルスによってドライ
ブされると、これらが発する赤外線ビームがＣＲＴ表示
面上の座標点を周期的に走査し、高速移動する赤外線ビ
ームのマトリクスを作る。

ここで従来のように、そのＣＲＴ表示面上の画面−４　
＝ を指で触れることにより、その触れた座標点での赤外線
ビームの遮断が検知され、この検知信号を処理すること
によって、その座標データを得ることができる。

一方、上記発光素子４Ａにはパルス発生回路からサイク
リックな走査パルスが入力され、この走査タイミングに
て各発光素子４Ａはサイクリ・ツクに発光していき、そ
の赤外線ビームが各受光素子５Ａにて受光され、電気信
号に変換された後、波形整形回路７にて波形整形される
。また、この波形整形した出力パルスは弁別回路８に人
力されて、基準となる上記サイクリックな走査パルスと
比較され、これら両パルスの同一性、つまり予期しない
外来光の入射があったかどうかが判別される。

この判別の結果、各受光素子４Ａからの光によるパルス
のみを選別して、座標データとして出力する。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によればパルス発生回路から各
発光素子にサイク’Ｊ　ｙりな走査パルスを供給し、こ
の走査パルスと各受光素子から得られた出力パルスとの
同一性を弁別回路を用いて判別するように構成したので
、予期しない外来光による受光素子の出力を確実に排除
することができ、発光素子の発光パルスのみに対応した
正規の座標データを安定的に出力でき、設置場所等、環
境に依存しない確実なＣＲＴオペレーションを実現でき
るものが得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるＣＲＴタッチスクリ
ーン装置を示すブロック接続図、第２図は従来のＣＲＴ
タッチスクリーン装置を示す要部の構成図、第３図は第
２図に示す枠体の斜視同である。 １はＣＲＴ、４Ａ発光素子、５Ａは受光素子、６はパル
ス発生回路、８は弁別回路。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ＣＲＴ表示面側に赤外線ビームのマトリクスを作る複数
   の発光素子および受光素子を対向配置したＣＲＴタッチ
   スクリーン装置において、上記各発光素子にサイクリッ
   クな走査パルスを出力するパルス発生回路と、このパル
   ス発生回路からの走査パルスと上記各受光素子から得ら
   れる出力パルスとの同一性を判定する弁別回路とを設け
   たことを特徴とするＣＲＴタッチスクリーン装置。