JPH01276120A - 調光装置及びその製造方法 - Google Patents

調光装置及びその製造方法

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JPH01276120A
JPH01276120A JP63104103A JP10410388A JPH01276120A JP H01276120 A JPH01276120 A JP H01276120A JP 63104103 A JP63104103 A JP 63104103A JP 10410388 A JP10410388 A JP 10410388A JP H01276120 A JPH01276120 A JP H01276120A
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JP
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light control
light
control body
adhesive
control device
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JP63104103A
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Junjiro Iwamoto
岩元 純治郎
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Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/15Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on an electrochromic effect
    • G02F1/153Constructional details
    • G02F1/1533Constructional details structural features not otherwise provided for

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、電気光学媒体を挟持して電圧の印加によりそ
の透過率を制御する調光体を使用した調光装置及びその
製造方法に関するものである。
[従来の技術] 電圧の印加により、その光の透過状態を変化させる調光
装置は、従来のガラス等では得られなかった変化が得ら
れるため、各種窓、間仕切り等に期待されている。
このような調光装置に使用・される調光体としては、電
極材の基板間に液晶、エレクトロクロミック物質笠の電
気光学媒体を挟持して、両透明電1ffiに印加する電
界によってその光の透過状態を制御する調光体か知られ
ている。
このような調光体を調光装πとして使用した場合、長期
間安定して使用するためには、調光体自体を物理的、化
学的に保護することか好ましい。
このため、調光体の一面または両面にガラス根先の保護
ぺな禎J列して保護することも提案されていた。このよ
うな構成を採ることにより、擦傷等の原因になる外力や
、水分等の14人に対しては保護されるため、耐久性か
向Fする。
[発明の解決しようとする課題] しかし、調光装:埋は、従来の液晶表示素子やエレクト
ロクロミック表示素子とは異なり、本質的に屋外で太陽
光直射下で用いられることも多い。このように紫外線照
射下で使用される場合には、紫外線により液晶やエレク
l−ロクロミック物竹、電解質等が劣化して、時間が立
つにつれて性能か低下するという問題点を有していた。
このため、調光体の前面に紫外線カツトフィルターを配
置することか提案されている。しかし、表示素子と異な
り、コ!1光体は窓、間仕切り等大型となることか多く
、このようなもののOnに紫外線カツトフィルターを積
層して配置することは見栄えか低下するという問題点を
有していた。
即ち、大面積のガラス製保護板の前にフィルム状紫外線
カツトフィルターを単に重ねた場合には、面積か大きい
ため、部分的に紫外線カツトフィルターが浮上かり、泡
が入ったようになり見栄えが低下したり、その部分が破
損しゃすくなる。また、紫外線カツトフィルターを接着
する場合には、接着面に泡が′入らないようにするため
には、その工程管理か極めて国難となり、生産性か悪い
という問題点を有し゛〔いた。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前述のIJI′JfUを解決すべくなされた
ものであり、電極材の基板間に電気光学媒体を挟持して
電界によってその光の透過状態を制御する調光体を、2
枚の保護板の間に挟持してなる調光装置において、調光
体と保護板との間に紫外線防止層を配置したことを特徴
とする調光装置、及び、電極材の基板間に電気光学媒体
を挟持して電界によってその光の透過状態を制御する調
光体を、2枚の保護板の間にシート状接着材を介して挟
持し、そのシート状接着材により接着して一体化した調
光装置において、シート状接着材か紫外線の透過を防止
する機能を有することを特徴とする調光装置、及び、電
極材の基板間に電気光学媒体を挟持して電界によってそ
の光の透過状聾な制御する調光体の両面を保護板で覆う
調光装置の製造方法におい“C,調光体を2枚の保護板
の間に熱または光により接着力を発揮するとともに紫外
線の透過を防止する機能を有するシート状接着材を介し
て秋持し、加熱また4よ光照射にによりそのシート状接
着材を硬化させて調光体と保護板とを検音して一体化し
たことを特攬とする調光装置の製造方法、及び、電極材
のJLN間に電気光学媒体を1火持して電界によってそ
の光の透過状態を制御する調光体の両面を保護板で覆う
調光装置のwA遣方法において、ユ1光体として電極材
のプラスチックフィルム基板間にン復晶物質を分散させ
た樹脂マトリックス体を挟持した調光体を使用し、この
調光体を2枚のガラス体の間に熱または光により接着力
を発揮するとともに紫外線の透過を防止する機能を有す
るシート状接着材を介して挟持し、加熱または光照射に
によりそのシート状接着材を硬化させて調光体とガラス
体とを接着して一体化したことを特徴とする調光装置の
製造方法を提供するものである。
本発明の調光装置は、調光体の両面に保護板か接着され
ており、その保護板と調光体との間に紫外線の透過を防
止する機能を有する紫外線防止層を挟持して一体化され
ているため、大面積の調光装置としても、調光体と保護
板とか全面で密着していることとなり、長期間にわたり
、安定で信頼性の高いものとなる。特に、紫外線防止層
を挟持しているので、太陽光の直射を受けるような外窓
、天窓、自動車用窓、室外の表示等に安定して使用する
ことができる。
また、その製造方法も紫外線防止層を挟持しないものと
比して、はとんど新たな工程を必要としなく、生産性も
良い。特に、保護板と調光体とを接着するシート状接着
材に紫外線の透過を防11−する機能を有するシート状
接着材を用いることにより、シート状接着材の種類を変
えるのみ′C1通常の紫外線防止層を有さない調光装置
と同し工程て容易に製造できる。
本発明の調光体としては、電橋付の基板間に電気光学媒
体を挟持し、電界の印加によってその光の透過状態を制
御する調光装置が使用できる。
この電極付の基板としては、通常透明型極付の透明基板
、具体的にはI T O(In2O3−3n02)、S
nO□等の透明型極付のガラス、プラスデック笠の透明
基板か使用できる。もっとも、調光鎖のような用途の場
合には一方の電極を反射電極としたり、一方の基板を不
透明な基板や金属基板としても、よい。さらにこの透明
電極に金属の細線等の低抵抗リードを積層したり、配線
したりしてもよい。
電気光学媒体としては、液晶、エレクトロクロミック物
質等の電界の印加によってその光の透過状態を制御可能
なものか使用でき、透明状1mと散乱状態との間で変化
するもの、色の変化するもの、光の透過率か変化するも
の笠かあり、いずれも適用できる。
これらの中では、液晶を使用したものが、消費電力か少
なく、大面積化しても抵抗の高い透明電極か使用できる
こと、及び表示素子で多く使用されていて信頼性の高い
物質か種々手に入り易いことから好ましい。
もっとも以下に示すような、透明状態と散乱状態との間
で変化するンα晶調光体が大面積の調光体を容易に製造
できるため好ましい。
具体的には、液晶を用いた透過散乱制御型の調光体か好
ましい。特に、液晶と樹脂マトリックスとの組み合わせ
による調光体が好ましい。
これには、液晶かマイクロカプセルに封入されたものや
ω(脂の多孔質マトリックス中に液晶が含浸されたよう
なものかあり、電界の印加状態によって、液晶ど樹脂マ
トリックスとの屈折率を一致させたり一致させなかった
りすることにより、透過状態と散乱状態との変化か得ら
れるものである。
このような液晶調光体としては、次のようなものか特に
好ましい。
即ち、得られる樹脂硬化物の屈折率か、使用する液晶物
質の常光屈折率(n、)、異常光屈折率(nP)または
液晶かランダムに配向している時の屈折率(n、)のい
ずれかと一致するように選ばれた硬化性を有する化合物
及び液晶物質の溶解物またはラテックスを一対の基板間
に保持し、硬化性化合物を硬化させて液晶物質と樹脂硬
化物との相分離を固定化して独立した液泡中に液晶か封
入されたマイクロカプセル状のものや、液泡自体か連通
している多孔質マトリックス状のものかある。特に、樹
脂硬化物の屈折率が、使用する液晶物質の常光屈折率(
no)または異常光屈折率(n8)のどちらかと一致す
るように選ばれるようにする方か透明状態ての均一性か
良いため好ましい。
さらに、この液晶中に2色性色素、単なる色素、顔料笠
を添加しても艮いし、硬化性化合物として竹色したもの
を使用しても良い。
この調光体を製造する際、調製する硬化f1化合物と液
晶物質との混合物は液状であっても粘稠物であっても均
一に溶解または分散していれば良く、調光体の製造方法
によって最適なものを選べば良い。
このような液晶物質か樹脂マトリックスに分散された液
晶を使用することにより、大面槽にしても、士下の透明
電極か短絡する危険性かなく、かつ、通常のツイストネ
マヂック型の表示素子のように配向や基板間隙を厳密に
制御する必要もなく、大面槽を有する調光体を極めて生
産性良く製造できる。
さらに、調製する硬化性化合物と液晶物質との混合物か
均一に溶解している物を使用することにより、2枚の透
明電極付基板の接着も同時に可能となるという利点も有
する。
具体的には、r T O(In2O:+−3n02)、
5nOt笠の透明型極付のガラス、プラスグーツク等の
基板を相対向するように配して周辺をシールしたセルに
は、液状て注入した方か一般に便利であり、透明型極付
のガラス、プラスチック等の基板に塗布し、対向する基
板を重ね合わせようとする場合には、一般に粘掴状態の
方か便利である。
本発明では、この調光体の両面に保護板を接着すること
となるため、調光体の基板自体はプラスチックフィルム
基板を使用することが々rましい、これは、本発明では
、両面には保護板か接着されるため、調光体自体にはあ
まり剛性を要求されないこと、厚さが薄くなり祐J−か
容易なこと及び大面槽の調光体がgJ造しやすいためで
ある。また、後述するように基板の端子を容易に形成で
きるものでもある。
基板間ギャップは、2〜100μmにて動作することか
できるか、印加電圧、オン・オフ時のコントラストを配
L・!すれば、5〜40μmに設定することが適当であ
る。
電気光学媒体として、エレクトロクロミック物質を使用
する場合には、ビオロゲンのような溶液型でも良いし、
  WO,のような薄膜を電極tに積層し、電極間に電
解質を挟持するようにしても良い。
本発明の調光装置では、調光体は両面に保護のためにプ
ラスチックやガラス笠の保護板を接着材で接着する。
この保護板としては、強度か高く、透過性か良いものか
好ましいく、具体的には、アクリル板、ポリカーボネー
ト板、透明塩化ビニル板等の有機材斜板、ガラス板、石
英板等の無P71十4月板等かある。特にへ大面槽の調
光装置では、耐擦傷性、耐薬品性、剛性等の点からみて
、ガラス板の使用か好ましい。
もちろん、これらの保護板は、必要に応して表面に耐擦
傷性コーチインク層、反射防+f−J!i、着色層、飛
散防1F屑を設けたり、保護板自体を強化ガラス板、着
色プラスチック板、積層ガラス板にしたりしてもよい。
特に、調光体として電極付のプラスチックフィルム基板
間に液晶物質を分散させた樹脂マトリックス体を挟持し
た調光体を使用し、この調光体を2枚の、ガラス体の間
に熱または光により接着力を発揮するシート状接着材を
介して挟持し、加熱または光照射にによりそのシート状
接着材を硬化させて調光体とガラス体とを接着して一体
化することにより、加工時に所望のサイズに容易に切断
できるので作業性か良く、かつ合せガラス状て耐久性が
高いという調光装置を容易に得ることかできる。
本発明では、この調光体と保護板との間の少なくとも一
方に紫外線の透過を防1F、する機能を有する層を挟持
する。なお、本発明の紫外線の透過を防止する機能を有
するJ閃は、紫外線の透過を完全になくすものに限られ
なく、この層を透過することにより、紫外線か減衰する
ものであれは使用できる。紫外線の減衰量は、用途、ユ
1光体の紫外線に対する耐久性、保護板による紫外線の
減衰等を考慮して適宜定めれば良い。
この紫外線の透過を防II−,する機能を有する層とし
−(は、予めフィルム状に加工された紫外線if7月1
001を接着材て接着しても良いが、保護板と調光体と
を接着する接着材に紫外線の透過を防止する機能を有し
た材料を使用すること乃昏一体化が容易にできるため好
ましい。
予めフィルム状に加工された紫外線防止層としては、ア
クリル系、ポリエステル系、フッ崇樹脂系′fs、fl
々の紫外線カツトフィルターが使用できる。
第1図(A)(B)(C)は、本発明の調光装;nの例
の断面図を示しており、予めフィルム状に加工された紫
外線防止層二層を用いた例を示している。
第1図(A)は、調光体IAの一面に紫外線防止層とし
ての紫外線カツトフィルター2Aを密着させて、2枚の
保護板3Δ、4Aの間に接着材5Aを介して配置して接
着した例を示している。
第1図(I3)は、保護板3Bに密着するように紫外線
防止層としての紫外線カツトフィルター2Bを配置し、
調光体tnから離して配置し、調光体IBを2枚の保護
板3B、4Bの間に接着材5Bを介して配置して接着し
た例を示している。
第1図(C)は、紫外線防止層としての紫外線カツトフ
ィルター20を、調光体ICと保護板3Cとの両方から
離して配置し、調光体lCと紫外線カツトフィルター2
Cとを2枚の保護板3C14Cの間に接着材5Cを介し
て配置して接着した例を示している。この例では、2枚
の保護板3C14にと調光体ICと紫外線カツトフィル
ター20とは夫々接着材により接着されているため、外
Niのムラが発生しにくくなり好ましい反面、接着材の
層か3 jf4必要になり、厚みが厚くなる。
なお、これらの例では、紫外線を含んだ先はいずれも図
の上方から来るものとして、F側の基板3A、3B、3
C11[11にのみ紫外線カツトフィルター2A、21
1.2Cが設けられた例を示したが、両面から紫外線を
含んだ光が入射する可能性かある場合には、両面に紫外
線カツトフィルターを設けることが好ましい。
本発明て保護板と調光体とを接着するのに使用される接
着材は熱硬化型、2液温合硬化型、光硬化型等種々の接
着材か使用可能であるが、シート状接着材がfI層作業
が容易で生産性か良い。特に、積層作業中はベトつかな
く、加熱または光照射時にはじめて接着性を生じるシー
ト状接着材か積層作業の作業性か良く好ましい。
本発明では、この接着材自体に紫外線の透過を防止する
機能を持たせることが好ましい。これにより、調光体と
別材料の紫外線カツトフィルターの両者を保護板間に接
着挟持しなくてもよくなり、厚みか薄くなり、生産性も
良い。この場合にも、紫外線の透過を防止する機能を有
するシート状接着材の使用が積層作業の作業性か良く好
ましい。
第2図(A)(B)は、接着材自体に紫外線の透過を防
止する機能を持たせ材料を用いた例を示す断面図である
第2図(A)は、保護板14Aに密着するように調光体
11Δを配置し、紫外線を防止する機能を有する接着材
15Aを保護板13Δと調光体11Aとの間に配置して
接着した例を示している。
この例では、接着層は1層とされている。
第2図(B)は、調光体11Bを保護板13Bと14B
との両方から離して配置し、その両方の間に紫外線を防
止する機能を有する接着材15Bを配置して接着した例
を示している。
この例ては、調光体11Bの両面に紫外線を防止する機
能を有する接着材か設けられているので、通常の合せガ
ラスのような構造となり、高い接着力を有している。
加熱により接着性を生じるシート状接着材としては、代
表的なものとして、ポリビニルブチラールがあり、本発
明においても通常の合せガラスの製造と同様に、調光体
と保護板と紫外線カツトフィルターとををポリビニルブ
ヂラールシートを介して積層し、減圧下て脱泡し、その
後加熱加、圧することにより容易に脱泡、−像化てきる
。この場合、紫外線の透過を防止する機能を有するポリ
ビニルツチラールシートを使用すれば、紫外線カツトフ
ィルターを用いなくても紫外線の透過を防止できるので
、−像化か容易で女子ましし)。
もちろん、この場合においても、紫外線の透過を防止す
る機能を有するシート状接着材と紫外線カツトフィルタ
ーの併用も可能である。
また、光照射により接着性を牛しるシート状接着材を使
用した場合には、積層しておいた後、加圧しながら紫外
線等の光を照射して接着−像化されればよい。
この接着に際し、保護板の面積を調光体の面積及び紫外
線カツトフィルターの面積よりも大きくして、少なくと
も2辺で保護板同志を直接接着するようにすることか好
ましい。特に、4辺で保護板の同志を直接接着するよう
にすることにより、調光体と保護板相互の接着力か向上
するとともに、調光体側面の保護にもなり、調光装置の
信頼性か向上する。
これにより、2枚の保護板をはかすような力か働いた場
合にも、調光体の基板間での剥離を防止できる。
また、調光体をより大きな面相の調光体から所望のサイ
ズに切断して使用し、調光体の側面に電気光学媒体が露
出しているような場合にもこの側面の封+L処理をしな
くても、信頼性の低下を生しにくい。このため、通常の
ガラスの施工のように工事現場で所望のサイズに切り出
して使用することも容易にできる。
特に、接着材として、耐湿性に優れた材料を使用するこ
とにより、屋外使用や高湿度雰囲気下での使用の用途に
適している。
前述のポリビニルブチラールの場合には、この保護板か
直接接着される部分の幅か5〜30u+m程度とされる
ことによって、接着強度、耐湿性ともに満足できる。
このように調光体を保護板の間に完全に埋め込んでしま
う場合には、調光体の基板I−の電極かその側方に延長
された端子に接続された調光体を用い、接着して一体化
した際に、延長された端子の端部のみが一対の透明板の
端部から露出するようにされることにより、前述の利点
を生かしつつ、導電接続も容易にできる。
具体的には、調光体の基板上の電極に線状、板状の金属
片を接着、または基板に孔を開けて嵌込み接続固定して
調光体の側方に取り出されていれば良い、この突起状の
端子は、保護板の外まで延長されて、外部の駆動回路に
接続されれば良い。
この外部へ接続される端子のノフさは、端r−の幅にも
よるか、接着された保護板間の間隔の80%以下とされ
る。これは端子の厚みか厚ずぎると端子の取り出し部分
からの湿気、水分の侵入を防ぐ効果か低下するためであ
る。
また、調光体を未接着のシート状接着材で挟む場合、調
光体の周辺で、調光体なしで保護板同志か対向している
部分に未接着のシート状接着材を枠状に配置しておくこ
とにより、圧着時に段差を生じにくく、泡や空気溜りが
生しにくく、側面側からの湿気や水分の侵入がしにくく
、より信頼性が良い。この未接着のシート状接着材の厚
さは、通常調光体のPfさとほぼ同じとされれば良い。
もっとも、接着時には周囲のシート状接着材との間で成
る程度の流動が生じるため、調光体の厚みの0.5〜3
倍程度のIf−さとされることが好ましい。これは0.
5倍未満だと、段差解消に不充分になりやすいためであ
る。逆に、厚くなりすぎると、接着材が硬化時に外へ流
れ出すこととなるが、これはあまり大きな問題ではない
ので、厚くされる方は余裕度か大きい。この厚みは、未
接着のシート状接着材の幅によっても異なるが、−数的
には3倍を越えると、保護板と調光体との間隔か周辺部
で大きくなり、泡が残存しやすくなる等の欠点を生じや
すい。
本発明に用いられる調光体を製造するには、所望の形状
の基板を2枚準備して、これを組合せて調光体を製造し
てもよいし、連続プラスチックフィルム基板を使用した
り、長尺ガラス基板を用いて製造し、後で切断する方式
でIFJ 3flしてもよい。
本発明の調光装置は、この外、カラーフィルター、赤外
線カットフィルターを積層したり、裏面に鏡を積層した
り、一部の電極にバターニンクを行い表示に使用したり
、この調光体を組み合わせて巨大な表示に使用したりす
る等神々の応用か可能なものである。
なお、本発明の調光体に設けられた端子は、調光装置を
取り付ける枠等に設けられる端子に接続され、さらに外
部の駆動装置に接続されて駆動される。もちろん、調光
装置を取り付けた枠等に駆動装置を内蔵するようにして
もよい。
この駆動装置としては、調光体により発生させる波形か
74なるか、液晶を用いた場合には通常は5〜100V
程度の交流電圧をオンオフして用いればよいし、エレク
トロクロミックを用いた場合には通常は1〜IOV程度
の直流電圧を正負極性を切り替えて用いればよい。
また、」−記の説明では、保護板の間に1個の調光体を
挟持した例のみを示したか、大きな面積の保護板の間に
小さな調光体を複数個挟持して接着するようにしてもよ
い。
[実施例] 以下、実施例により、本発明を具体的に説明する。
実施例1 基板のフィルムとして、巾 400 +a rpの長尺
のIn、0:+−3n02 (I i’ 0 )付のポ
リエチレンプレフタレートフィルムを使用し、その1−
に誘電)ト異方性が正のネマチック液晶(B D II
社製Iζ−11)にアクリル系光硬化性樹脂を溶解し、
基板間隙を制御するだめの直径的20μmの樹脂粒子ス
ペーサーを混入した溶液を供給し、もう1枚の同し11
のITO付のポリエチレンテレフタレートフィルムを重
ね合せ、紫外線を照射して樹脂を硬化させ、樹脂の多孔
質のマトリックス中に液晶が分散されているMA造の調
光体を製造した。
その後、この切断して300II11n口の調光体を形
成し、調光体の基板の端r部分に銅テープを貼り付け、
ハトメラフをかしめて、端子を形成した。
このようにして作成した調光体と紫外線力・ントフィル
ムとを、 300mm口の寸法に切断し、厚さ3mmの
320mm口のガラス板2枚の間に、第1しI(A)(
B)(C)のように15ミルの厚みのポリビニルブチラ
ールフィルムを介して秋持し、加熱加圧して一体化して
調光装;aを製造した。
なお、駆動回路に接続するための取り出し端子は、ポリ
ビニルブチラール層を貫通して外部に突き出しているた
め、外部駆動回路との導電接続は容易に行うことかでき
た。
また、2枚のガラス板に挟まれているため、いずれも耐
久性か高く、取り汲いも容易であった。これらの33神
類のか1光装置を14外に3ケ月放置したか、何等W′
常は見られなかった。
1、テに、(C)の構造か外観特性、耐久性とも最も優
れていた。
実施例2 実施eA1と同様な方法で50X  130nvの寸法
の調光体を作成し、これをJブさ 2.5111IL1
の70X  !!’inn+mのガラス板2枚の間に、
第2図(A)(1’3)のように紫外線を防l−する機
能を有する15ミルのIソみのポリビニルブチラールフ
ィルム(三菱モンサンド化成社製「セーフレックス」)
を介して挟持し、加熱加圧して一体化して調光装置を製
造した。
これらの調光装:l?をサンシャインウェザ−メーター
(スガ試験機製)で500時間す、<1射したか、異常
は見られなかった。
この場合にも、(B)の構造が外観特性、耐久性とも最
もIfiれていた。
比較例1 実施例1と同様な方法で、 300 m !1口の調光
体を、jブさ 3IllIlの320mm口のガラス板
2枚の間に15ミルの厚みのポリビニルブチラールフィ
ルムを介して挟持し、加熱加圧して一体化し、この外面
に粘着剤付きの紫外線カッ(へフィルムを貼り付け、調
光装置を形成した。
この調光装置を屋外に3ケ月放置したところ、紫外線カ
ツトフィルターの周辺3〜101■に貞11れが牛し、
さらに紫外線カツトフィルターの表面には数多くの擦傷
か見られた。
比較例2 実施例2の調光体を、そのままサンシャインウェザ−メ
ーター(スガ試験機製)で60時間照射したところ、調
光体の電導度が初期の4倍に上昇し、調光体の応答か極
めて悪くなった。
[発明の効果] 以十の如く、本発明の調光装置では、調光体の両面に保
護板が接着され、内部に紫外線を防止する機能を有する
層を設けているので、部品数か少なくコンパクトであり
、しかも調光体の寿命に影響を与える紫外線を効率的に
防11−できるため、太陽光の直射下での使用も可能な
高い耐久性の調光装置が容易に得られる。
また、接着材として、シート状接着材を使用する、特に
熱または光により接着力が牛しるシート状接着材を使用
することにより、シート状接着材かベト付いたりするこ
とがないので、その配置作業に支障を生しにくく、生産
プロセスが容易になり、生産性が極めて高くなる。
特に、それ自身か紫外線の透過を防11−する機能を有
するシート状接着材を使用することにより、追加の工程
かなくなり、生産性か極めて高い。
本発明の調光装;aは、外観品位、生産性に滑れた素=
r−てあり、大面聞での調光、光シャッター笠に広く利
用することかてき、調光窓、 11°J光鎖、間仕切り
等の建材用途をはしめ、同様の自動車、航空機等の車両
用途、大型公衆表示体等種々の応用か可能であり、さら
に製品名、会社名、マーク、数字、その他種々の固定表
示笠を設けることも可能であり、さらにこれを組み合わ
せて表示装;aとすることもできる。
本発明は、この外、本発明の効果を損しない範囲内て種
々の応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)(11)(C)は、本発明の調光装置の例
の断面図を示しており、予めフィルム状に加工された紫
外線防止層を用いた例を示している。 第2図(A)(B)は、この接着材自体に紫外線の透過
を防止する機能を持たせ材料を用いた例を示す断面図で
ある。 IA、IB、IC1IIA、IIBは調光体、  2Δ
、2B、2Cは紫外線カツトフィルター、 3A、3B
、:IC:、4A、4B。 4C513A、1:(B、14八、+411は保護板、
  5A、5B、5Gは接着材、 15A、15Bは紫
外線を防1トする機能を有する接着材 1゛)・ハ、):”ノーJ 第1図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電極付の基板間に電気光学媒体を挟持して電界に
    よってその光の透過状態を制御する調光体を、2枚の保
    護板の間に挟持してなる調光装置において、調光体と保
    護板との間に紫外線防止層を配置したことを特徴とする
    調光装置。
  2. (2)電極付の基板間に電気光学媒体を挟持して電界に
    よってその光の透過状態を制御する調光体を、2枚の保
    護板の間にシート状接着材を介して挟持し、そのシート
    状接着材により接着して一体化した調光装置において、
    シート状接着材が紫外線の透過を防止する機能を有する
    ことを特徴とする調光装置。
  3. (3)電極付の基板間に電気光学媒体を挟持して電界に
    よってその光の透過状態を制御する調光体の両面を保護
    板で覆う調光装置の製造方法において、調光体を2枚の
    保護板の間に熱または光により接着力を発揮するととも
    に紫外線の透過を防止する機能を有するシート状接着材
    を介して挟持し、加熱または光照射にによりそのシート
    状接着材を硬化させて調光体と保護板とを接着して一体
    化したことを特徴とする調光装置の製造方法。
  4. (4)電極付の基板間に電気光学媒体を挟持して電界に
    よってその光の透過状態を制御する調光体の両面を保護
    板で覆う調光装置の製造方法において、調光体として電
    極付のプラスチックフィルム基板間に液晶物質を分散さ
    せた樹脂マトリックス体を挟持した調光体を使用し、こ
    の調光体を2枚のガラス体の間に熱または光により接着
    力を発揮するとともに紫外線の透過を防止する機能を有
    するシート状接着材を介して挟持し、加熱または光照射
    にによりそのシート状接着材を硬化させて調光体とガラ
    ス体とを接着して一体化したことを特徴とする調光装置
    の製造方法。
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