JPH01275925A - 摩擦材料 - Google Patents

摩擦材料

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JPH01275925A
JPH01275925A JP32951088A JP32951088A JPH01275925A JP H01275925 A JPH01275925 A JP H01275925A JP 32951088 A JP32951088 A JP 32951088A JP 32951088 A JP32951088 A JP 32951088A JP H01275925 A JPH01275925 A JP H01275925A
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resin
phenolicyanate
filler
composition
friction
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JP32951088A
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Sajal Das
サジャール・ダス
Dusan C Prevorsek
デゥサン・シリン・プレボーセク
Seong K Rhee
ソーング・ケー・リー
William J Bulger
ウィリアム・ゼー・バーガー
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 らに詳述すれば、本発明は、硬化した耐高温性のフェノ
ールトリアジン樹脂を形成できるフェノールンアネート
樹脂に基づく改良された摩擦抵抗組成物に関するもので
ある。
摩擦抵抗組成物は、ブレーキライニングやクラッチ等の
様々な物品において有用なものである。一般に、これら
の物品は、当該技術分野で周知の如く、フェノール系樹
脂結合剤と摩擦抵抗充填剤とからなっている。
米国特許第4,239,666号は、摩擦抵抗材料用の
組成物を開示している。この発明の技術的背景として、
該フェノール系樹脂がフェノールを触媒の存在下にホル
ムアルデヒドと縮合させることによって製造される旨開
示されている。また、この種のフェノール系樹脂は、変
性剤や石綿繊維と共に使用され、ブレーキライニングを
形成できることら開示されている。
更に、米国特許第4,268,657号は、充填剤が分
散している硬化した有機系熱硬化性結合剤からなる改良
された摩擦要素を開示している。この硬化性混合物は、
フェノールと、ホルムアルデヒドと、アルキル基中に炭
素原子4ないし約20個を有するアルキルフェノールと
の反応生成物であると開示されている。この特許発明の
技術背景には、様々な摩擦抵抗組成物と、自動車用のデ
ィスク及びドライブレーキなどの当該摩擦抵抗組成物の
用途並びにクラッチとしての使用が記載されている。又
、摩擦要素は、一般に、熱安定性のある繊維状強化材と
、粒状又は粉末状の各種の金属性又は非金属性固体充填
剤と、塊状を保持するための結合剤樹脂から形成される
ことも開示されている。この特許では、粒状あるいは粉
末状の摩擦材料;粉末状、粒状あるいは繊維状の強化剤
;熱放出を助ける添加剤等の通常の成分を包含するもの
として用語「充填剤(filler)Jを使用している
。更に、この特許では、結合剤が一般に摩擦要素組成物
の約5−25%を占め、残部の95−75%はこのよう
な充填剤であることが開示されている。この種の摩擦要
素を製造するために利用される一般的な方法についても
この特許は開示している。ブレーキに用いられる半金属
性摩擦パッドは、結合剤のフェノール樹脂が脆弱なこと
から、強度を与えるため裏打ち層を有することが一般的
である。
カナダ特許第1,148,708号は、クラッチ及びブ
レーキライニングに用いる有機系の摩擦材料組成物を開
示している。これらは、樹脂マトリックス中にランダム
に分散された石綿繊維に基づくものとして示されている
ものの、このカナダ特許の進んだ点は、石綿繊維の代わ
りにガラス繊維束を用いたことにある。
米国特許第4,657,951号は、自動車、鉄道用車
両、機械等におけるブレーキシューのような摩擦部材と
して使用される繊維状材料を意図したものである。殊に
、この特許は、繊維状の基礎材料と特定の樹脂結合剤の
使用を開示している。その樹脂結合剤は、オルガノポリ
シロキサンで変性したフェノール樹脂を主成分としたも
のである。
本発明は、摩擦抵抗充填剤及び少なくとも該摩擦抵抗充
填剤を結合するに充分な量のフェノールノアネート樹脂
からなる組成物である。又、本発明は、摩擦抵抗充填剤
及び該摩擦抵抗充填剤を結合するに充分な量のフェノー
ルトリアジン樹脂からなる不完全硬化組成物(前駆体)
や硬化組成物を包含するものである。
本発明の組成物において有用なンアナト基含宵樹脂(フ
ェノールシアネート樹脂)は、次式I[式中、nは0又
は1以上の整数、Xは−CHt−。
−Co  、  Sow  。
でなる群から選ばれる基であり、好ましくはCHt−で
ある。Rは同種又は異種のもであって、水素及びメチル
基でなる群から選ばれる。]の繰り返し単位を含有する
フェノール系樹脂から誘導される。
このように、ノアナト基含有フェノール系樹脂は、フェ
ノール系樹脂(式I)から誘導され、次式■フェノール
単位   シアネート単位 [式中、pはO又は1以上の整数、qは0又は1以上の
整数であり、X及びRは式■で定義した通りであるコの
繰り返し単位を有している。シアネート単位は、10−
100モル%であり、好ましくは5〇−100モル%、
更に好ましくは80−100モル%、最も好ましくは8
5−100モル%である。これらの単位の順序は、主鎖
に沿ってランダムに又はブロックとして分布するなど各
種の態様が使用される。
繊維の製造に有用な好ましいフェノールシアネートは、
次式■ [式中、Zは一〇CN及び −〇)1から選ばれる]を
有するものである。
熱及び/又は適当な触媒の影響下に、フェノールシアネ
ート樹脂(例えば式■の樹脂、好ましくは弐■の樹脂)
を反応させて、繊維を形成するに有用なフェノールンア
ネートーフェノールトリアジン前駆体を形成する。弐■
から誘導されるこの種の前駆体は、次式■ [式中、2は上記の通りであり、r及びSは0又は1以
上の整数である]を有する。シアナト基は80モル%以
下が反応して前駆体中のトリアジン基を形成する。
本発明の組成物の樹脂を形成するためのフェノールシア
ネート樹脂又はフェノールシアネート−フェノールトリ
アジン前駆体は反応してフェノールトリアジン樹脂を形
成する。
本発明の組成物のフェノールシアネート樹脂又はフェノ
ールシアネート−フェノールトリアジン前駆体樹脂は反
応して、次式で表されるフェノールトリアジン樹脂を形
成する。
このフェノールシアネート樹脂は、155℃において1
分以上、好ましくは2分以上、更に好ましくは10分以
上であり、最も好ましくは20分以上のゲル化時間を有
する。尚、ゲル化時間の測定中には実質的に煙の発生は
ない。
このフェノールシアネートから形成されるフェノールト
リアジン樹脂は、熱重量分析で測定した場合、少なくと
も350℃、好ましくは少なくとも400℃の熱安定性
を有しているべきである。
一般に、本発明の組成物は、前記樹脂5−50重量%、
好ましくは5−30重量%、及び摩擦抵抗充填剤及び摩
擦抵抗材料中に通常用いられる他の添加剤(耐摩耗性繊
維及び粉体、カップリング剤、カシューナツツ扮及びゴ
ム屑などの有機変性剤、無機変性剤等を含むが、これら
に限定されない)…応潰を含んでいる。
本発明の組成物は、ASTM D528−70を用いて
測定した場合、6500psi以上の破裂強さを有して
いるべきである。この組成物は、ブレーキ及びクラッチ
パッドやディスクブレーキ摩擦部材等の摩擦抵抗物品を
製造する上で殊に有用である。これらの物品において改
良された点は、結合剤が上述のフェノールトリアジン樹
脂からなることである。ASffMD528−70を用
いて測定して6500psi以上の破裂強さを有するブ
レーキパッド要素等の物品は、摩擦部材を支持するため
に一体成形される裏打ち層を必要としないことがわかっ
ている。尚、本発明の目的に関して、ブレーキパッドが
「実質的に摩擦抵抗組成物でなる」と言う場合、この種
の一体成形裏打ち層を有せざる具体例をさtものとする
尤も、この「実質的に摩擦抵抗組成物でなる」と言う場
合、強度のための裏打ち層を与える以外の目的で設けら
れる他の層までも除外するものではない。
以下、本発明を更に詳述する。
本発明は、硬化して、ブレーキパッドやディスク及びク
ラッチパッドなどの摩擦抵抗物品に使用される摩擦抵抗
組成物を形成できる組成物にある。
本発明に使用できる樹脂には、シアナト基含有フェノー
ル系樹脂、フェノールトリアジンや、フェノールンアネ
ートーフェノールトリアジン樹脂として同定される不完
全硬化シアナト基含有フェノール樹脂、並びに本発明の
組成物が製造される前駆体等が含まれる。又、本発明で
使用できる樹脂としては、米国特許出願第104,70
0号並びに出願第41,018号に記載の樹脂も含まれ
る。本発明で有用なフェノール樹脂は、部分的にシアネ
ート化されうる。フェノール基の実質的に全部がンアネ
ート化されることが好ましい。
本発明の組成物は、摩擦抵抗充填剤と、少なくとも該摩
擦抵抗充填剤を結合するに充分な量のフェノールシアネ
ート樹脂とからなるものである。「結合」とは、樹脂が
塊状を維持すること、すなわち組成物中における各種化
合物及び材料の付着状部の形成をいう。フェノールンア
ネートは、熱硬化或いは化学硬化して、フェノールトリ
アジン樹脂を形成することができる。一般に、本発明の
組成物は、フェノールシアネート樹脂又はフェノールド
リアノン樹脂を、5−50重量%、好ましくは5−30
重量%、最も好ましくは5−15重量%の量で含有する
樹脂かフェノールトリアジン樹脂である場合の本発明の
組成物は、ASTM D52g−70を用いて測定して
6500psi以上、好ましくは6500−15,00
0psiの破裂強さを有する。この組成物は、硬化した
有機系熱硬化性結合剤及びその中に分散された充填剤を
含有する種類の摩擦抵抗物品を製造する上で有用である
。この摩擦抵抗物品の改良点は、樹脂がフェノールトリ
アジン樹脂からなることである。
本発明の摩擦抵抗組成物は、ブレーキパッド及びディス
クを含む物品の製造に用いられる。第2図に示すように
、ブレーキは、一般に、摩擦層14及び裏打ち層16を
有する。本発明の樹脂は組成物中で用いられ、これらの
いずれの層をも形成できる。組成物がASTM D52
g−70を用いて測定して6500psi以上の破裂強
さを有している場合、物品の摩擦抵抗層又は部品は一体
の裏打ち層なしに製造される。この種の裏打ち層は、強
度用の半金属性摩擦パッドと共に使用されることも周知
である。本発明の組成物は強度用の裏打ち層を有するブ
レーキにも利用されるが、本発明は、上記摩擦抵抗組成
物から「実質的になる」ブレーキパッドの製造における
応用を包含するものである。ブレーキパッドやディスク
を製造する際にブレーキの摩擦抵抗部材全体の強度を高
めるために一般的に使用される裏打ち層を有しない本発
明の具体例に関して、「実質的になる」と言う術語を用
いている。この「実質的になる」と言う用語は、本発明
の基本的な摩擦抵抗材料層が存在する限りにおいて、強
度層以外の目的を果すその他の層が付加されることまで
除外するものではない。
本発明の組成物を製造する上で有用なフェノールシアネ
ート樹脂は、米国特許出願第104,700号(198
7年10月5日出@)に開示された種類のものである。
本発明の組成物は、シアナト基含有フェノール樹脂を含
有する。このシアナト基含有樹階(フェノールシアネー
ト樹脂)は、次式I し式中、nは0又は1以上の整数、Xは−C1+、−。
−Co  、  Sow  。
でなる群から選ばれる基であり、Rは同種又は異種のも
であって、水素及びメチル基でなる群から選ばれる]の
繰り返し単位を含有するフェノール系樹脂から誘導され
る。
このように、シアナト基含有フェノール系樹脂は、フェ
ノール系樹脂(式■)から誘導され、次式■[式中、p
は0又は1以上の整数、qはO又は1以上の整数であり
、X及びRは式Iで定義した通りである]の繰り返し単
位を有している。シアネート単位は、10−100モル
%であり、好ましくは5〇−100モル%、更に好まし
くは80−100モル%、最も好ましくは85−100
モル%である。これらの順位の順序は、主鎖に沿ってラ
ンダムに又はブロックとして分布するなど各種の態様が
使用される。
一般的に使用される式■で末端基を有したものは、次式
11A [式中、2は一0CN及び−OHから選ばれる]で示さ
れる。
本発明の組成物を製造するのに有用な好適なフェノール
シアネートは、次式■ [式中、Zは一0CN及び−O1+から選ばれる]を有
するものである。
熱及び/又は適当な触媒の影響下に、フェノールシアネ
ート樹脂(例えば、式■の樹脂、好ましくは式■の樹脂
を反応させて、繊維を形成するに有用なフェノールンア
ネートーフェノールトリアジン前駆体を形成する。式■
から誘導されるこの種の前駆体は、次式■ [式中、2は上記の通りであり、r及びSは0又は1以
上の整数である]を有する、シアナト基は80モル%以
下が反応して前駆体中のトリアジン基を形成する。
本発明の組成物のフェノールシアネート樹脂又はフェノ
ールシアネート−フェノールトリアジン前駆体樹脂は反
応して、次式Vで表されるフェノールトリアジン樹脂を
形成する。
このフェノールシアネート樹脂は安定であり、より長い
貯蔵寿命を有している。これは、ゲル化時間が155℃
において1分、好ましくは2分以上、更に好ましくは1
0分以上、最も好ましくは20分以上であることによっ
て示される。尚、ゲル化時間の測定中には、実質的に煙
の発生はない。
フェノールシアネート樹脂を製造する好ましい方法は、
ノボラック樹脂とトリアルキルアミンを環状エーテル溶
媒中で反応させてノボラックのトリアルキルアンモニウ
ム塩を形成する工程を含むものである。この工程の後に
、トリアルキルアンモニウム塩をハロゲン化シアンと環
状エーテル中で反応させてシアナト基含有フェノール樹
脂を形成する。この方法は、−5°C以下、好ましくは
−5℃〜−45℃、より好ましくは一5℃〜−30°C
1最も好ましくは一15℃〜−30°Cの温度範囲で行
われる。
反応生成物は、環状エーテル溶液内に存在する。
この反応生成物は、シアナト基含有フェノール樹脂であ
り、適当な分離法によって溶液から分離される。その好
ましい分離法は、非溶媒内での沈殿法である。使用でき
る非溶媒はアルコールであり、イソプロパツールが好ま
しい。分離を大気圧下で行うことが好ましい。室温下で
分離を行うことができるが、温度は一般に一0°C〜−
45℃、好ましくは一5℃〜−25℃である。なお、沈
殿は撹拌下に行うことが好ましい。
本発明のフェノールシアネート樹脂は、分子量に関係な
く、満足できる硬化トリアジン物質となる。好ましい分
子量範囲は、数平均分子量で280−約1500であり
、好ましくは28〇−約1000、より好ましくは約5
0(1−1000、最も好ましくは約600−1000
である。シアナト基含有フェノール樹脂の分子量分布並
びに数平均分子量は、溶媒としてテトラヒドロフランを
用いるゲル浸透クロマトグラフィー (GPC)によっ
て測定される。
フェノールシアネート樹脂は、加熱時及び/又は硬化剤
の存在下でフェノールトリアジン網目構造(netwo
rk)を形成する。代表的な硬化条件は、試料の大きさ
に応じて温度150−250℃、圧力300−50Qp
si、反応時間Q、!−1時間である。硬化したフェノ
ールトリアジンは高い交さ結合密度を有しており、熱安
定性や、300°C或いはそれより高いガラス遷移温度
を含む優れた特性を有している。
本発明の組成物において有用なシアナト基含有フェノー
ル樹脂は、共重合体のシアナト基の「シクロ三量化(c
yclotrimerization)Jによって様々
な度合に反応する。ここで使用するように、「完全硬化
した」フェノールシアネート樹脂は、赤外線分光測光法
(IR)で測定して、シアネート基の80モル%以下が
反応してトリアノン基となり、元のシアナト基の約20
モル%未満が未反応のままで、即ちシクロ三量化せずに
残留するフェノールトリアジン重合体を形成する。「部
分硬化した」又は[不完全硬化した」トリアジン樹脂と
称される前駆体、或いはフェノールシアネート−フェノ
ールトリアノン樹脂は、元のシアナト基の40=約80
モル%が未反応であるものである。
本発明のフェノールトリアジン樹脂は熱安定を有するこ
とによって特徴づけられるものであり、熱重量分析(T
GA)によって測定して、重合体分解温度が少なくとも
350℃、好ましくは少なくとも400℃、一般的には
350°C−470℃である。TGAは、1分間に10
℃の割合で加熱して行なわれる。重合体分解温度とは、
最大の重量損失率を生じる温度である。
本発明のフェノールトリアジン樹脂は、900℃におい
て少なくとも50重量%、好ましくは50−70重量%
、更に好ましくは60−70重量%のチャー値を有する
フェノールシアネート樹脂は、フェニルシアネートの残
量が2重量%未満であることが好ましいが、好ましくは
1重量%未満、最も好ましくは0.5重量%未満である
。フェノールシアネートが揮発性物質であり、従って熱
に対する不安定性及び樹脂硬化中における煙の発生の一
因となることからも望ましいことである。
フェノールシアネート樹脂及びフェノールトリアジン樹
脂の改善された性質により、生成する樹脂が、ジアルキ
ルシアナミド(一般的にはジエチルシアナミド)残留量
2重量%未満、好ましくは1重量%未満、最も好ましく
は実質的に0を有するようになる。ジエチルシアナミド
は、硬化時に煙を発生するため望ましくない。
フェノールシアネート樹脂は、フェノールノボラックか
ら誘導される。有用なフェノールノボラック樹脂は当該
技術分野において周知である。一般的に有用な樹脂とし
ては、米国特許第4.022,755号(第2欄第27
行−)に開示されているものがある。
殊に有用なフェノールには、フェノール、クレゾール及
びキシレノールが含まれる。
本発明のフェノールシアネート樹脂は、熱板なぜ付は硬
化法(実施例を参照)によって測定して155℃におい
て1分以上、好ましくは2分以上、更に好ましくは20
分以上のゲル化時間を有する。
本発明のフェノールシアネート樹脂は、熱重量分析によ
って測定して熱安定性が少なくとも400℃、好ましく
は少なくとも450℃であるトリアジン樹脂を形成でき
るものでなければならない。
フェノールシアネートを製造する方法はノボラック樹脂
及びトリアルキルアミンを溶媒(好ましくは環状エーテ
ル)中で反応させてノボラック樹脂のトリアルキルアン
モニウム塩を形成する工程を含むものである。この工程
の後に、トリアルキルアンモニウム塩をハロゲン化シア
ンと環状エーテル中で反応させてシアナト基含有フェノ
ール樹脂を形成する。この反応は約−56C以下、好ま
しくは一5℃〜−45℃、より好ましくは一5℃〜−3
0℃、最も好ましくは一15℃〜−30℃で行なわれる
環状エーテル溶媒は、本発明のシアナト基含有フェノー
ル樹脂を形成するのに適した反応媒体であることがわか
っている。この環状エーテル溶媒は、好ましくはテトラ
ヒドロフラン、1,4−ジオキサン及びフランでなる群
れから選ばれる。また、トリアルキルアミンはトリエチ
ルアミン、トリプロピルアミン及びトリエチルシクロヘ
キシルアミンから選ばれる。付言すれば、反応速度を制
御するようにpHを調節するため、反応媒体が他の塩基
類を含んでいてもよい。
シアナト基含有フェノール樹脂のゲル化時間を制御する
ために、テトラヒドロフラン等の溶媒と、トリアルキル
アミンと、フェノール樹脂との相対的な使用量を制御し
なければならない。濃度はトリアルキルアミン、フェノ
ール樹脂及び溶媒の重量に基づいて理論的に算出できる
トリアルキルアンモニウム塩の重1パーセントを関数と
して測定できる。トリアルキルアンモニウム塩の量は、
好ましくは5−35重量%、より好ましくは10−25
重量%、最も好ましくは1(1−20重量%である。も
ちろん、好ましい濃度は、使用する特定の溶媒及び反応
体によって変わるものである。
本発明の組成物を製造する上で有用な好ましいフェノー
ルシアネート樹脂は、フェノールノボラ・ツク骨格から
合成が開始される。該フェノールノボラック骨格を、テ
トラヒドロフラン(T HF )の如き溶媒中、有機塩
基[例えばトリエチルアミン(Et3N)]の存在下で
ハロゲン化シアン[例えば臭化シアン(CNBr)]と
反応させてフェノールシアネートを生成する。
フェノール骨格 熱及び/又は適当な触媒の影響下において、フェノール
シアネートはフェノールシアネート−フェノールトリア
ジン前駆体を形成する。
組成物はこのフェノールシアネート−フェノールトリア
ジン前駆体から適当な成形法によって生成され、硬化さ
れてフェノールトリアジン繊維を生成する。
トリアジン及びンアネートエステルの形成がベンゼン核
を不活化させ、立体効果及び誘起効果を介して、メチレ
ン結合での過酸化物の形成を抑制する。このようにして
、熱並びに酸化安定性が高められる。熱及び酸化安定性
に加えて、機械的性質ら、エーテル及びトリアジンプリ
ツノによって実質的に改善される。
本発明の組成物は、摩擦抵抗充填剤からなるもので、更
に摩擦抵抗組成物中に一般的に用いられる材料、例えば
無機及び有機の充填剤、カップリング剤、着色剤、安定
剤、離燃剤及び有機変性剤などを含むことができる。
有用な摩擦抵抗充填剤には、繊維及び粉体か含まれる。
この種の充填剤は、種々様々な有機及び非有機材料、例
えば重合体、鉱物、金属、金属酸化物、ケイ素質材料や
金属塩から選ばれる。好ましい繊維としては、石綿、ガ
ラス繊維、ポリアラミド繊維、炭素繊維、ホウ素繊維、
シリカ繊維、フェノール繊維や、鉄及びスチール繊維等
の金属@錐などが含まれるが、これらに限定されない。
その他の耐摩耗性材料は繊維状又は独特の形状であって
もよい。これらの有用な材料としては、耐火性の金属ホ
ウ化物、炭化物、窒化物や酸化物、更にこれらの混合物
から選ばれるものがある。例えば、好適な材料には、ア
ルミニウム、ニオブ、ケイ素、タンタル、チタン、タン
グステン、及びジルコニウムのホウ化物、ホウ素、ニオ
ブ、ケイ素、タンタル、チタン、タングステン及びジル
コニウムの炭化物、並びにアルミニウム、ニオブ、ケイ
素、タンタル、チタン、タングステン及びジルコニウム
の酸化物等が含まれる。使用できるその他の材料には、
花崗岩のような耐摩耗性材料が含まれる。好ましい耐摩
耗性材料はアルミニウム及びケイ素の炭化物である。な
お、ダイヤモンド粒子のような特殊な材料も使用できる
当業者にとって周知である他の好適な充填剤をも使用で
きる。有用な充填剤としては、板状、繊維状、独特な形
状のアルミナ、黄銅粉、アルミニウム水化物、酸化鉄、
長石、鉛酸化物、石綿、タルク、重晶石、炭酸カルシウ
ム、粘土、カーボンブラック、石英、ツバキュライトと
、その他の形状のシリカ、カオリナイト、ケイ酸アルミ
ニウム、ベントナイト、柘榴石、雲母、サポー石、バイ
デライト、酸化カルシウム、溶融シリカ、水酸化カル7
ウム等が挙げられる。更に他の有用な充填剤としては、
熱可塑性重合体、例えばポリエステル、ポリイミド、ポ
リアミド、ポリスルホン、ポリアラミド、ポリエステル
カーホネート、ポリエーテル、ポリエーテルスルホン、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポ
リエーテルイミド、ポリスルフイツト、ポリアクリレー
ト、ポリビニルなどが含まれる。上述の充填剤は、本発
明で使用できる充填剤の範囲を単に説明するためのもの
であり、これに限定されない。強化された組成物及び/
又は充填された組成物を製造する方法には、溶融配合、
押出しや成形工程、また当該技術分野では周知の方法に
より適当な媒体内で両材料を簡単に混合したり、分散さ
せる工程等が含まれる。
また、これらの耐摩耗性粒子は、カップリング剤で被覆
して、重合体に対する付着性を改善することができる。
耐摩耗性粒子を被覆するのに使用できるカップリング剤
は、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−グリ
シツルプロピルトリメトキシシランやN−β−(アミノ
エチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等が
挙げられる。
特に、ブレーキパッドやクラッチパッドとして使用する
上で有用な充填剤としては、鉄又はスチール繊維、石綿
繊維、ポリアラミド繊維、ガラス繊維、フェノール樹脂
繊維、サーモトロピック液状ポリエステル繊維等を含む
有機及び無機繊維材料が挙げられる。有用な無機材料と
しては、重晶石、ホワイチング、タルク、アルミナ、シ
リカ、炭酸カルシウム等を任意に組合せたものをいずれ
か或いは全部を含めることができる。また、有用な有機
材料としては、天然又は合成のいずれかのゴム屑、ラテ
ックス、粗モラッセ、アスファルト質基材等の弾性材料
を任意に組合せたものが含まれる。殊に、有用で周知の
充填剤は、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、カシューダ
スト及びゴムダストなどの摩擦ダストや、鉄、銅及びア
ルミニウムなどの粉末化金属である金属ダスト、それに
カップリング剤等である。
有用なガラス繊維には、カナダ特許第1,148,70
8号に開示のガラス繊維が含まれる。
本発明の組成物は、一般に、耐摩耗性抵抗充填剤と充分
な量のフェノールシアネート樹脂とからなるものである
。粉末化した固体、繊維、及び樹脂を機械式ミキサー(
例えばPaterson/ Kelly混合装置)に装
入し、充填剤、添加剤及び樹脂の混合物が均一となるま
で混合する。ついで、混合物を冷却したプレ成形用の型
に所定量装入する。次に、プレ成形体を加熱圧縮型に装
填し、ブレーキライニングなど所望の物品となるように
成形する。圧力及び温度の影響下に、フェノールシアネ
ート樹脂を架橋して、この種の物品において有用なフェ
ノールトリアジン樹脂を形成する。本発明の組成物を成
形する上で一般的な条件は、温度150−2500C1
好ましくは180−200℃、圧力8000−1200
0、好ましくは8000−10000、時間6−45分
、好ましくは6−10分である。硬化の完了度は動的機
械分析(DMA)によって測定される。成形後、成形複
合体をオーブンに移し、繊維や他の添加剤を保持する樹
脂マトリックスが完全に硬化するよう高温処理すること
ができる。ポスト硬化サンプルを最終の形にトリミング
する。
本発明から製造される有用な物品としては、ブレーキパ
ッド、ディスク、クラッチパッド等の摩擦抵抗物品が含
まれる。本発明の樹脂の利点は、その熱安定性及びブレ
ーキシューなどの金属基板を含む様々な基板に体して接
着できることである。
更に、本発明の樹脂は、強度と取扱いのための裏打ち層
を必要としないほど充分に高い破裂強さを有することが
できる。本発明の利点並びに本発明によって製造される
物品については、当業者にとって、添付図面及び以下の
説明を参照することによって理解されよう。
第1図は、一般的なディスクブレーキパッド10の側面
図である。
第2図は、ブレーキシュー12に取付けて示したこの種
の一般的なディスクブレーキパッドの部分側面図であり
、この従来技術のパッド10′は2つの層、即ち摩擦!
tA14と裏打ち層16を有している。
ディスクブレーキパッド10をブレーキシュー12に接
着させるために、裏打ち層16とシュー12の間に接着
層を随意に設けることができる。この裏打ち層は、その
目的として、取扱いや機械加工中に、かつ使用中にブレ
ーキシューに対し強度を与えるためのものであり、また
ブレーキシューに付着するための適当な表面を与えるた
めのものでもある。
ディスクブレーキパッドのような摩擦材料を金属シュー
のような基板に接着するのに有用な接着剤は、当該技術
分野においては周知である。
第3図は、本発明の摩擦材料を使用した物品を示してい
る。ブレーキパッド10は裏打ち層16を必要としない
し、シュー12のような基板に直接接着させることがで
きる。これは、本発明の組成物から製造した摩擦層の強
度及び熱抵抗性によるものである。
以下、本発明の性質と本発明を実施するための方法を説
明するために幾つかの具体例を記載するが、本発明はそ
の細部まで限定されると考えるべきではない。なお、「
部」は全て他に指示のない限り「重量部」である。
樹脂の調製 本発明の組成物で使用される樹脂の例に関して、米国特
許願事104,700号(1987年10月5日出願)
を参照する。後述の実施例は、有用かつ好適な樹脂の調
製に関する具体例である。比較例では、フェノールホル
ムアルデヒド樹脂を約9重量%の亜麻仁油で変性してい
る。なお、実施例では下記の試験手順を用いた。
Yp」−拐I ストップウォッチ、 0−250℃温度計、 上述の如り150±1’Cに調節した電気熱板(防風箱
内に収納)、 4″へら。
万店− 1、粉末化した樹脂について、試料1.09を時計ザラ
に秤量する。
2、試料全部を熱板の中央表面に迅速に置き、同時にス
トップウォッチで測定を開始する。
3.4”へらを用いて、樹脂を熱板中央に2.5cm(
2インチ)平方の面積に伸ばし、その面積全体をへらで
約80回/分の速さでなぜ付ける。ストップウォッチを
停止せずに、樹脂が溶融するに要した時間を記録する。
4、樹脂がねばねばした段階を過ぎて、突然硬化し、ガ
ラス状になり、へらでのなぜ付けに対する抵抗が少なく
なるか、抵抗がなくなるまで、へらの刃を樹脂表面の間
近に保ちながら、なぜ付けを続ける。ただし、この終点
の決定の判断に当っては、樹脂がゲル化点に達したとき
の樹脂の「感じ」が得られるよう相当な経験が必要であ
る。
5、溶融までの秒数とゲル化時間(硬化時間)の秒数を
記録する。同一のサンプルに対する後続の検査は、±5
秒以内に符合していなければならない。実施例1及び比
較例1の樹脂特性を第1表に報告している。
尚、ゲル化時間の試験中、煙の発生について目視観察を
行った。満足できる材料とは、155℃でのゲル化測定
中に実質的に煙や蒸気の発生のないものである。本発明
の実施例による組成物では、煙が発生したものはなかっ
た。
更に、これらのサンプルについて、下記の手順を用いて
樹脂フロー(resin Now)についても試験を行
った。
樹脂フロー試験−傾斜ガラス板法 目的 これは、熱反応性樹脂のフロー特性を測定する方法であ
る。傾斜ガラス板フローとは、樹脂を傾斜ガラス板上で
加熱したときのフロー距離(+U)である。報告した値
は、ペレットの原点径を含んでいるため、フロー値12
.51jlはペレットが全く移動していないことを表す
装置 1、分析用ハカリ、 2 、2.5cm(1インチ)で−杯となる直径12.
5tg(0,500インチ)のダイスを具備するストー
クス(Stokes)錠剤製造機EurakaMode
l A−1゜ 3、ストップウォッチ、 4、平ガラス板4 ” x 6 ” x O,085−
0,100(公称3/32” )、(このガラス板は、
表面が平らでキズがなければ、清浄後、再使用される)
、 5、オーブンの扉を開けることなく、ガラス板を傾動で
きるように工夫された棚を備える恒温オーブン、 6、胴部に1℃ずつOから200℃まで目盛り付けされ
ており、目盛のない部分が31CJ!(12インチ)以
下で、長さが約61cm (24インチ)のオーブン用
温度計(Prec is ionThermomete
r & In5t、 Co、製の温度計No。
208−1、又は同等のもの)、傾動機構の枢動線上の
位置にあるとき、その球部がガラス板の1.3cm (
1/2インチ)上方にあるようオーブン内に配置する、 7、定規(111目盛)。
手順 樹脂試料0.509を直径12.5xx(0,500イ
ンチ)、厚さ5 xx(0,200インチ)のペレット
に圧縮成形する。
オーブンを調節して、温度125℃±1℃(257°F
)に維持する。
ペレットをガラス板上に置き、これをオーブン内におい
て水平位置で3分間維持する。
次に、棚及びガラス板を角度65°に傾け、20分間加
熱を続ける。
ガラス板をオーブンから取り出し、室温まで冷却する。
ペレットの元の上部点から最大流下点までの距離(ZX
)を測定し、これをフローとして記録する。
実施例1 ノボラック樹脂(Mn 630) (フェノールホルム
アルデヒド樹脂) 2049とトリエチルアミン212
gとの混合物を、周囲温度でテトラヒドロフラン(TH
F)+12中に溶解した。該混合物を反応させてノボラ
ック・トリエチルアンモニウム塩を形成させた。臭化シ
アン240gをテトラヒドロフラン1.Oe中に窒素雰
囲気下で溶解させた。ノボラックのトリエチルアンモニ
ウム塩を含む溶液を、この臭化シアン溶液に平均添加速
度7−slI2/分で添加した。添加中、反応混合物の
温度を約−15〜−20℃に維持した。添加の完了後、
反応混合物を撹拌した。10℃になるまで該混合物を周
囲条件下に放置した。生成物を炉別によってトリエチル
アンモニウム臭化物塩(副生成物)から単離した。
単離した溶液を、冷イソプロパツール(−30℃)4.
5Qに徐々に添加した。白色の沈殿物が形成された。そ
のIRスペクトルから、フェノールシアネート樹脂であ
ることがわかった。なお、比較のノボラック樹脂につい
ては、ヘキサメチレンテトラミン10部と配合させた。
本発明の実施例1にて調製したシアナト基含有フェノー
ル系樹脂並びに比較例について、ゲル化時間とフロー長
さの測定を行った。
第  1  表 樹脂の特性 比較例1  実施例1 フロー長さ (肩肩)    70     14第1
表の結果から、本発明のフェノールシアネート結合用樹
脂のフロー特性は比較のフェノールノボラック樹脂より
優れていることがわかる。従って、既存の加工機器や加
工条件を変更せずに、ブレーキ部品を製造することがで
きる。更に、従来技術のフェノール樹脂は硬化中揮発物
を発生し、その揮発物を逃がすために成形中バンプ(b
ump)サイクル(揮発物の放出のため型を開放、閉止
すること)が必要であった。本発明において有用なフェ
ノールシアネートは自己硬化性樹脂であり、硬化時にお
けるバンプサイクルは不要である。
実施例2 実施例2は、フェノールシアネートがフェノールシアネ
ートXylokである点を除き、実施例1の手順を用い
た例である。Xylok (登録商標)225は、Ad
vanced Re5in Ltd、 (英国)製の市
販のフェノール樹脂であり、次式の繰り返し単位を有し
ている。
シアネート化Xy lokは、次式で表される。
比較例2では、樹脂として未シアネート化xylokを
用いた。Xylok 225にヘキサメチレンテトラミ
ン13部を配合した。結果を、第2表にまとめた。
第  2  表 樹脂の特性 比較例2  実施例2 フェノールシアよ一ト フロー長さ (xx)    136     78実
施例3−5 次に、実施例1で調製した種類のフェノールシアネート
樹脂を用いて製造された本発明の組成物の例、及び実施
例1で開示した種類のフェノールホルムアルデヒド樹脂
を使用した比較例について述べる。実施例3は、ブレー
キパッドの強度層又は裏打ち層として有用な組成物に係
る。実施例4はプライマリ−摩擦層として使用される半
金属化合物に係る。実施例5は、非石綿有機処方に係る
使用した充填剤はガラス繊維であり、石綿ではない。
また、比較例3.4.4′及び5では、それぞれ、使用
した樹脂が上述のフェノールホルムアルデヒドである点
を除き、各実施例3.4.4′及び5と同じ組成物で調
製している。実施例4′及び比較例4′は、実施例3及
び比較例3の裏打ち層を用い、摩擦層として実施例4及
び比較例4′のものを使用してそれぞれ調製したもので
ある。
「無機材料」としては、重晶石、ホワイチング、タルク
、アルミナ、シリカ、炭酸カルシウム等を単独で又は各
種組合せで使用できる。「有機材料」としては、天然又
は合成のゴム屑、ラテックス、祖モラッセ、アスファル
ト質基材等の弾性材料を単独で又は各種組合せで使用で
きる。実施例3−5で調製した試験用ブレーキパッドの
形成にあたり、初めに、樹脂と添加剤とをPatter
son/Kellyミキサーを用いて15−30分間完
全にかつ均一に物理混合する。この物理的混合物の所定
量を型に装入し、これを圧縮金型に移して、155℃に
予備加熱し、6分間成形してブレーキライニングの形と
した。圧縮圧力は8000psiであったが、各実施例
及び比較例の場合とも同じである。この圧力は樹脂が複
合体中の他の成分のまわりに流動してマトリックスを形
成するに充分なものである。得られる複合体の密度は、
加熱された各複合材に加えられる圧縮力に直接左右され
る。各側において、同じ圧縮力を加えている。成形した
複合体をオーブンに移した。オーブンの温度は、1時間
において100°C1続く1時間において160℃、そ
の後の1時間において210’C,さらに1時間におい
て250℃である。一方、比較例では、250℃に4時
間加熱している。ポスト硬化した試料を、切断及び研摩
によって試験片の寸法にトリミングした。これらの組成
物については第3表にまとめである。
第  3  表 成分(9)    例3  例4  例5樹     
  ガロ       15.0       7.5
0      14鉱物繊維     21.00  
− ガラス繊維   20.0        25有機繊
維  3.04 無機材料  54.0  11.00  35有機材料
      2.00  7 摩擦ダスト   8.0  1g、Qo   15金属
ダスト        41.00  −これらのサン
プルについて、機械的並びに熱的性質について試験した
。熱安定性とチャー収率を熱重量分析法(TGA)によ
って測定し、ガラス転移温度を動的機械分析法(DMA
)によって測定した。
DMA用サンプルの成形に用いた条件は、フェノールト
リアジン樹脂では300psi、 280°C,6分間
であり、フェノールホルムアルデヒド樹脂では300p
si、 155℃、6分間であった。引張特性をAST
M D−638によって測定し、曲げ特性をASTM 
D−790によって測定した。試験用複合体をASTM
 528−70による抗折破裂試験に供した。圧縮強さ
をASTM D−695によって測定した。フェノール
トリアジン(PT)樹脂を用いた各実施例の組成物、並
びにフェノールホルムアルデヒド(PF)樹脂を用いた
各比較例の成形試料用樹脂について、結果、引張特性及
び曲げ特性を第4表にまとめた。
第  4  表 これらの組成物を圧縮成形して、図面に示すブレーキパ
ッドを形成した。その全厚さは1 、3cx(172イ
ンチ)であった。裏打ち層を用いたものでは、厚さは約
0.3cx (1/8インチ)であり、摩擦層は厚さが
約0.9cm (3/8インチ)であった。これらを、
室温での破裂試験用サンプルとした″。結果を第5表に
まとめた。
第  5  表 抗折破裂試験(psi) 比較例3      9,500 実施例3     14,600 比較例4      3,000 実施例4      7,831 比較例4 ’      6,500 実施例4 ’     14,900 比較例5      8,500 実施例5      9,000 実施例に の実施例6は、フェノールトリアジン樹脂を含む組成物
から調製したディスクブレーキパッドの改善された性能
を説明するものである。ここでは、実施例4′及び比較
例4′と同じ組成物、同じ構成を用いた。ブレーキパッ
ドを所定形状に調製し、中実の回転子と共に使用される
AmericanMotor Corp、 A11ia
nce Brake製の金物用取付具と一緒に用いた。
これらのブレーキパッドを、8000psi、 245
℃で45分間成形し、ポスト硬化を実施しなかった。パ
ッドを厚さ1.1cm (0,425インチ)±0.0
1c眞(0,005インチ)に仕上げ、ブレーキシュー
にリベット留めした。これらのブレーキをLink−T
eves慣性動力計を用いて試験した。該試験を摩耗対
温度時間表(ware versus tempera
tureschedule)に基づいて行った。概して
、試験の速度は80kx1時(50マイル/時)であっ
た。ブレーキングは、減速が3.8x/sec” (1
2ft/see”)であり、121.204.288.
329.371.427、更に121’C(250,4
00,550,625,700,800、更に250°
F)でそれぞれ300回停止させた。各停止サイクル後
に厚さを測定した。各キャリパ−には、2個一組のブレ
ーキを、実際の自動車での使用状態を模して、内側位置
と外側位置にひとつづつ配置した。内側及び外側位置の
ブレーキパッドについて測定を行った。
実施例のブレーキパッド及び比較組成物を用いたブレー
キパッドについて、それぞれ結果を得た。
結果は平均厚さ変化(CI)として第6表にまとめた。
第  6  表 平均摩耗(厚さ変化) 実施例  比較例 温度   内側   外側   内側   外側121
  0.0089  0.00g9  0.023  
0.025(250)  (0,0035)  (0,
0035)  (0,0Q9)  (0,010)20
4  0.010   G、OH30,0080,00
g(400)  (0,004)  (0,001) 
  (0,003)  ’(0,003)288  0
.008  0.005   0.010  0.00
8(55(1)  (0,003)  CIJ、QQ2
’)   CO,OH4)  (0,0113)329
  0.020  0.015   0.020  0
.01g(625)  (0,008)  (0,00
6)   (0,008)  (0,007)371 
 0.0140  0.0140  0.015  0
.013(700)  (0,0055)  (0,0
055)  (0,006)  (0,005)371
   Q、022  0.018   0.015  
0.015(700)  (0,009)  (0,0
07)   (0,006)  (0,0Q6)472
  0.02g   0.028    G、033 
 0.041(800)  (0,011)  (0,
011)   (0,013)  (0,016)12
1  0.020   G、014G   0.041
   G、022(250)  (0,008)  (
0,0055)  (0,016)  (0,0f19
)次に、組成物を8000psi、 220℃、6分間
でブレーキパッドに成形し、ポスト硬化することな(試
験に供した。その結果を第7表にまとめた。
第  7  表 平均摩耗(厚さ変化) 実施例  比較例 温度   内側   外側   内側   外側121
  0.02g   0.046   0.Q23  
0.Q25(250)  (0,011)  (0,0
18)   (0,009)  (0,010)204
  0.0145  0.0373  0.008  
 G、00g(400)  (0,0057)  (0
,0147)  (0,003)  (0,003)2
88  0.008  0.005    G、010
  0.008(550)  (0,003)  (1
)、+102)   (0,(104)  (0,H3
)329  0.00g   0.015   0.Q
20  0.01g(625)  (0,003)  
(0,006)   (0,008)  (0,OH7
)371  0.008  0.0140  0.01
5   Q、013(700)  (0,003)  
(0,0O55)  (0,006)  (Q、005
)371  0.020  0.CI8    Q、C
I5  0.015(700)  (0,008)  
(0,0O7)   (0,006)  (0,006
)472  0.046  0.OHO,033G、0
41(800)  (0,018)  (0,011)
   (0,013)  (0,016)121  0
.0089   G、0089  0.041  0.
022(25G)  (0,OH35)  (0,OH
55)  (Q、CI6)  ((1,0(19)更に
、組成物を8000psi、 155℃で6分間成形し
、100℃、160℃、210°Cでそれぞれ1時間、
更に240℃で41/2時間加熱してポスト硬化させた
サンプルを使用して、上述の試験を行った。これらの結
果を第8表にまとめた。
第  S  表 平均摩耗(厚さ変化) 実施例  比較例 温度   内側   外側   内側   外側121
  0.0145  0.0226  0.023  
0.025(25G)  (0,0057)  (0,
0089)  (0,009)  (0,010)20
4  0.0080.00g    0.GOg   
0.008(400)  (0,003)  (0,0
03)   (0,003)  (0,003)288
  0.010  0.013   0.010  0
.008(550)  (0,004)  (0,00
5)   (0,004)  (0,003)329 
 0.0142  0.0155   G、020  
0.018(625)  (0,0056)  (0,
0061)  (0,008)  (0,007)37
1  0.013  0.010   0.015  
0.013(70G)  (0,005)  (0,0
04)   (0,006)  (Q、005)371
  0.013  0.015    G、815  
0.015(700)  (0,005)  (0,0
06)   (0,006)  (0,006)472
  0、Q22  0.025   0.033  0
.041(800)  (0,0(19)  (0,0
10)   (0,013)  (0,016)121
   G、0163  0.0135   Q、Q41
   Q、Q22(25G)  (0,0064)  
(0,0053)  (0,016)  (0,009
)上述の第6.7及び8表から、本発明の改良された樹
脂を含む組成物を用いて調製したブレーキパッドは、フ
ェノールホルムアルデヒド樹脂を用いて調製したブレー
キと比較して、この過酷なブレーキ試験において、平均
摩耗が概して等しいか、或いは優れていることがわかる
。なお、約427℃(800°F)での温度サイクル後
の最後の温度(回復)サイクルは、121℃(250″
F)での最終回サイクルである。このサイクルは、ブレ
ーキの性質維持を示すものである。いずれの場合も、フ
ェノールトリアジン樹脂で調製したディスクブレーキパ
ッドは、121℃(250°F)での最終サイクルで優
れた結果を示した。
以上、本発明の例示的具体例を述べたか、本発明の範囲
は特許請求の範囲から決定される。
【図面の簡単な説明】
第1図は代表的なディスクブレーキ摩擦部材を示す図、
第2図は裏打ち層又は強度層を有する従来の摩擦部材の
側面図、第3図は裏打ち層又は強度層を必要としない本
発明の摩擦部材の側面図である。 10.10’  ・・ディスクブレーキパッド、12・
・ブレーキシュー、14・・摩擦層、16・・裏打ち層
。 FIG、2   FIG、3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 摩擦抵抗充填剤及び少なくとも該摩擦抵抗充填剤を
    結合するに充分な量のフェノールシアネート樹脂を含有
    してなる組成物において、前記樹脂が155℃でのゲル
    化時間測定中に実質的に煙を発生しないものであること
    を特徴とする、組成物。 2 前記フェノールシアネート樹脂が、次式▲数式、化
    学式、表等があります▼ フェノール単位シアネート単位 [式中、pは0又は1以上の整数、qは0又は1以上の
    整数であり、xは−CH_2−、−CO−、−SO_2
    −、▲数式、化学式、表等があります▼及び▲数式、化
    学式、表等があります▼ でなる群から選ばれる基であり、Rは同種又は異種であ
    って、水素及びメチル基から選ばれ、シアネート単位が
    10−100モル%である]の繰り返し単位を有してい
    ることを特徴とする、請求項1記載の組成物。 3 前記フェノールシアネート樹脂からフェノールトリ
    アジン樹脂が形成されることを特徴とする、請求項1記
    載の組成物。 4 前記樹脂は5−50重量%であることを特徴とする
    、請求項1記載の組成物。 5 前記摩擦抵抗充填剤が、繊維、粒状充填剤及びこれ
    らの混合物でなる群から選ばれるものであることを特徴
    とする、請求項1記載の組成物。 6 前記フェノールシアネート樹脂が155℃でのゲル
    化時間1分以上を有することを特徴とする、請求項1記
    載の組成物。 7 前記フェノールシアネート樹脂の数平均分子量が2
    80−1500であることを特徴とする、請求項1記載
    の組成物。 8 摩擦抵抗充填剤と、少なくとも前記摩擦抵抗充填剤
    を結合するに充分な量の、フェノールシアネート−フェ
    ノールトリアジン樹脂前駆体であって、ゲル化時間を1
    55℃で測定中に実質的に煙の発生がないフェノールシ
    アネート樹脂から誘導されるフェノールシアネート−フ
    ェノールトリアジン樹脂前駆体とからなることを特徴と
    する、組成物。 9 摩擦抵抗充填剤と、少なくとも該摩擦抵抗充填剤を
    結合するに充分な量の、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ フェノール単位シアネート単位 [式中、pは0又は1辺上の整数、qは0又は1辺上の
    整数であり、xは−CH_2−、−CO−、−SO_2
    −、▲数式、化学式、表等があります▼及び▲数式、化
    学式、表等があります▼ でなる群から選ばれる基であり、Rは同種又は異種であ
    って、水素及びメチル基から選ばれ、シアネート単位が
    10−100モル%である]の繰り返し単位を有するフ
    ェノール樹脂であって、熱重量分析によって測定した場
    合少なくとも400℃の熱安定性を有するフェノールト
    リアジン樹脂を形成することができるフェノール樹脂と
    からなることを特徴とする、組成物。 10 充填剤を分散して有する硬化した有機樹脂からな
    る種類の摩擦抵抗物品であって、前記樹脂がゲル化時間
    を155℃で測定中に実質的に煙の発生がないフェノー
    ルシアネート樹脂から誘導されるフェノールトリアジン
    樹脂からなることを特徴とする、摩擦抵抗物品。 11 摩擦抵抗充填剤と、ゲル化時間を155℃で測定
    中に実質的に煙の発生がないフェノールシアネート樹脂
    から誘導されるフェノールトリアジン樹脂とからなる摩
    擦抵抗組成物から基本的になることを特徴とする、ブレ
    ーキパッド。 12 ASTMD528−70を用いて測定したとき、
    フェノールトリアジン樹脂の代わりにフェノールホルム
    アルデヒド樹脂を用いて製造したブレーキパッドよりも
    大きい破裂強さを有することを特徴とする、請求項11
    記載のブレーキパッド。 13 摩擦抵抗充填剤と、少なくとも該摩擦抵抗充填剤
    を結合するに充分な量のフェノールシアネート樹脂であ
    って、フェノールシアネートを2重量%未満有するフェ
    ノールシアネート樹脂とからなることを特徴とする、組
    成物。 14 摩擦抵抗充填剤と、少なくとも該摩擦抵抗充填剤
    を結合するに充分な量のフェノールシアネート樹脂であ
    って、ジアルキルシアナミドを2重量%未満有するフェ
    ノールシアネート樹脂とからなることを特徴とする、組
    成物。
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