JPH0127374Y2 - - Google Patents

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JPH0127374Y2
JPH0127374Y2 JP1983152905U JP15290583U JPH0127374Y2 JP H0127374 Y2 JPH0127374 Y2 JP H0127374Y2 JP 1983152905 U JP1983152905 U JP 1983152905U JP 15290583 U JP15290583 U JP 15290583U JP H0127374 Y2 JPH0127374 Y2 JP H0127374Y2
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blade
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JP1983152905U
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  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 この考案は種々の電線の被覆を剥ぐストリツパ
と、電線や心線を切断するカツタを兼ねそなえた
ピーラに関する。
(ロ) 従来技術 通常、電器製品作成等の工程で電線に端子を接
続する作業が行なわれるような場合、従来である
と電線の被覆を剥ぐストリツパ、電線や心線の先
を切揃えるカツタ及び電線に端子を接続するため
の圧着器と、複数の工具を使うのでやりにくいも
のであつた。又、電線の種類により太さが異なる
ため、太さサイズに応じたストリツパを用意する
必要があり工具の種類も多くなり個々の作業のと
き捜すのに手間がかかつたり、いちいち工具を交
換するのに時間がかかるという不具合があつた。
(ハ) 考案の目的 この考案はこのような従来の問題点に着目して
なされたもので、ワイヤストリツパとカツタを恰
も合体したかの如き工具で、種々の電線の被覆を
剥ぎ且つ電線や心線を切断することができ、又小
形で指に挾んで容易に扱えるピーラを、提供せん
とすることを目的としている。
(ニ) 考案の構成 前記の目的を達成するためにこの考案に係るピ
ーラは、保持用の一本の指を挿通させる挿通部が
中心部に形成されると共に、支持用に他の指を添
える添え部が挿通部の下側に形成された本体と、
上記本体の上部に固定された下刃と、上記本体の
上部の一端側に設けられた支持部において基端部
をヒンジピンにて回動自在に支持され、先端側に
添えられる親指にて開閉されることにより上記下
刃に咬合自在となるようにされた上刃とから成
り、 上記上・下刃には直線状の刃部に加えて、対応
する部位に半円形の刃部を各々形成した構成とし
ている。
(ホ) 実施例 以下この考案を図面に基づいて説明する。第1
図〜第5図はこの考案の一実施例を示す図であ
る。1がピーラで、ピーラ1は主に本体2、上刃
3、下刃4、ヒンジピン5及び板ばね6等を備え
る。本体2には、本体2を指で挾持して固定でき
るよう中央部に一本の指を挿通させるための挿通
部7が、またこの挿通部7の下側に他の指を添え
るための『添え部』として溝8が各々設けられて
おり、又、本体2の上部に『支持部』としての突
出部9が形成されている。本体2は指で挾持して
扱うため、軽くてサビにくい例えばアルミニウム
のような金属で作成されているが、合成樹脂製の
ものとしてもよい。
上刃3の基端10は上記突出部9でヒンジピン
5により軸支されており、このヒンジピン5を支
点として上刃3は親指にて自在に開閉方向で回動
されるものである。この上刃3を回動させる際、
先端11側へ親指で力を加え操作するため、先端
11には合成樹脂製のカバー12がクツシヨン材
兼滑り防止材として取付けられている。そして上
刃3には直線状の刃部13aが形成されており、
この刃部13aに大・小2つの半円形の刃部14
aが複数形成されている。
一方、上刃3と咬合する下刃4は本体2の上部
でねじ15により固定され、上刃3と対応してそ
れぞれ直線状の刃部13bと半円形の刃部14b
を備えている。そして上記の上刃3と下刃4の直
線状の刃部13a,13b、及び半円形の刃部1
4a,14bが咬合されたとき、直線状の刃部1
3が電線16や電線16の心線17を切る「カツ
タ」として、又、半円形の刃部14a,14bが
電線16の被覆のみ剥ぐ「ストツリパ用の丸形刃
部14」としてそれぞれ使用できるものである。
丸形刃部14の直径サイズは電線16の心線17
の直径と略同サイズとされるため、この丸形刃部
14で電線16に切込みを入れても電線16の被
覆のみ切れて心線17まで切れることはない。
又、本体2の突出部9には板ばね6がねじ18
により取付けられている。具体的には上刃3のヒ
ンジピン5の脇で、上刃3を常時下刃4方向〔第
4図矢示A方向(閉方向)〕へ付勢するように取
付けられており、ピーラ1の不使用時に上下刃
3,4の直線状の刃部13a,13b及び半円形
の刃部14a,14bが危険防止のため露出しな
いようにしている。
次に作用を説明する。ピーラ1を使うときに
は、本体2に設けられている挿通部7に中指又は
人差し指を挿通させ、他の指を溝8内に添えて押
えることによりピーラ1は片手で固定される。
〔第5図〕。こうしてピーラ1を片手で固定し、上
刃3を親指で上方向(開方向)に回動させると基
端10を支点に上刃3が開いて上下刃3,4の間
に隙間ができて直線状の刃部13a,13b及び
刃部14a,14bが露出する。露出させた複数
の刃部14bの内、被覆すべき電線16の太さサ
イズに合つた刃部14bを選択して電線16をセ
ツトし、上刃3を先とは逆に下方向(閉方向)に
回動させると電線16は心線17に至る手前の被
覆のみ切られる。即ち、上刃3を下方向に回動さ
せることにより、上刃3と下刃4とが咬合して、
丸形の刃部14を作るものであるが、この刃部1
4は各電線16の太さの略心線17の太さサイズ
に合わせて切欠いてあるため心線17に到達する
手前の被覆のみに刃部14が切込み、この状態で
電線16を上下刃3,4と交差する方向へ引つば
ると被覆のみを剥ぐことができるものである。電
線16を必要な長さに切つたり、又、被覆を剥い
だ後の心線17の先を切揃えたりする場合は、先
程と同様上下刃3,4の間に隙間を作り、今度は
直線状の刃部13に電線16や心線17をセツト
して上下刃3,4を咬合すれば恰もカツタで切断
する如く電線16や心線17が切断できるもので
ある。尚このとき直線状の刃部13は上刃3の基
端10即ち支点側に位置するためテコの原理によ
り比較的楽な力で電線16や心線17の切断がで
きるものである。
そして被覆を剥いだ電線16を使つて次の作業
例えば端子〔図示せず〕を圧着するようなときで
も、ピーラ1は指で挾持し片手で固定しているた
め邪魔とならないので手から離すことなく作業が
できる。こうした作業中、具体的にはピーラ1の
不使用時にはピーラ1の直線状の刃部13や丸形
の刃部14が露出すると危険なため、上刃3を常
に下刃4方向〔第4図A方向〕へ付勢する板ばね
18が設けられており安全をはかつている。
第6図はこの考案の他の実施例を示す図であ
る。尚以下に於いて先の説明と同様の部分につい
ては図中に同一の符号を付すに止め重複する説明
を省略する。ピーラ21の本体22に設けられた
挿通部23は先の実施例と同様の方向〔第6図矢
示B方向〕に設けてあるが、上下刃3,4はこの
孔23と直角方向でなく鋭角をなす方向に取付け
られている。これにより上刃3を操作する親指
〔図示せず〕の動き易い方向に上刃3の開閉・回
動方向が合致し、上刃3の操作が容易になると共
に電線16や心線17を切る際にも、より力を加
え易くなる。又、電線16の被覆を剥ぐ際にも、
先の実施例では挿通部の挿通方向〔第6図矢印B
方向〕に電線16を引つぱる必要があつたが、こ
の実施例では上下刃3,4が親指方向に傾いた角
度分電線16を引つぱる角度方向が作業者の身体
の方向へ近づくため、その分被覆を剥ぐ際の力が
入れ易いものである。尚この実施例では上下刃
3,4の位置を親指へ近づけたが逆に上下刃3,
4は先の実施例と同様の位置〔第6図矢示Bと直
角方向〕にし、挿通部23を上下刃3,4と鋭角
になるよう配して親指との距離を近づけることも
勿論可能である。
他の構成及び作用は先の実施例と同様につき重
複説明を省略する。
第7図は他の実施例を示す図である。ピーラ2
4の本体25には挿通部26、湾曲部27及び支
持部28が形成され、これら孔26、湾曲部27
及び支持部28に指を添えて本体25を片手で支
持し親指で上刃3を操作して電線16の被覆を剥
いだり、電線16や心線17を切断したりするも
のである。このピーラ24の本体25に支持部2
8を設けたことにより、孔26に挿入した指と、
湾曲部27に添えた指とで挾持できる上、更に支
持部28を挾持していわば3点支持できるため、
本体25がより一層確実に固定できるものであ
る。
他の構成及び作用は先の実施例と同様につき重
複説明を省略する。
第8図は更に他の実施例を示す図である。ピー
ラ30の上下刃31,32は先の実施例と異なり
3種類の太さサイズに対応できる丸形刃部33
と、直線状の刃部34とから成つている。又、本
体35は挾持用の支持部36及び開口部分の大き
な指挿入部37から形成され、これら支持部36
及び指挿入部37に指を添えて本体35を片手で
支持し親指で上刃31を操作して電線16の被覆
を剥いだり電線16や心線17を切断するもので
ある。このピーラ30の本体35は支持部36及
び開口部分の大きな指挿入部37から形成されて
いるため手で挾持するとき容易に持つことがで
き、逆に手からはずすときははずし易いという簡
便性がある。
他の構成及び作用は先の実施例と同様につき重
複する説明を省略する。
(ヘ) 考案の効果 以上説明してきたようにこの考案に係るピーラ
は指に挾んで固定可能な本体と、 上記本体にヒンジピンにて回動自在に支持され
親指で開閉される上刃と、 この上刃と咬合すべく本体に固定された下刃と
から成り、 上記上・下刃には直線状の刃部に加えて、対応
する部位に半円形の刃部を各々形成した構成とし
たため皮剥ぎ取りと切断との2機能を発揮できる
ので種々の電線の被覆を剥ぎ且つ電線や心線を切
断するような作業工程において、ワイヤストリツ
パとカツタの2種類の工具を必要とせず従つて工
具を捜したり交換したりする手間が省けることに
なり作業効率が向上できるという効果がある。更
に挿通部に一本の指を挿通させることで指に挾ん
だままの状態で扱えるため添えているだけの指は
自由に動き、次工程例えば電線に端子を圧着する
ような作業においてもピーラを手からはずすこと
なく作業が続けられるので、工具(ワイヤストリ
ツパやカツタ)の交換時に起こり易い工具の粉失
あるいは置き忘れの防止がはかれるという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す全体概略斜
視図、第2図は第1図中矢印方向より見た正面
図、第3図は第2図中矢示方向より見た平面
図、第4図は第3図中矢示−線に沿う要部断
面図、第5図はこの考案に係るピーラの使用状態
を示す説明図、第6図は他の実施例を示す第3図
相当の平面図、第7図は他の実施例を示す第2図
相当の正面図、そして第8図は更に他の実施例を
示す第2図相当の正面図である。 1,21,24,30……ピーラ、2,22,
25,35……本体、3,31……上刃、4,3
2……下刃、5……ヒンジピン、13,14,1
3a,14a,13b,14b……刃部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 保持用に一本の指を挿通させる挿通部が中心部
    に形成されると共に、支持用に他の指を添える添
    え部が挿通部の下側に形成された本体と、 上記本体の上部に固定された下刃と、 上記本体の上部の一端側に設けられた支持部に
    おいて基端部をヒンジピンにて回動自在に支持さ
    れ、先端側に添えられる親指にて開閉されること
    により上記下刃に咬合自在となるようにされた上
    刃とから成り、 上記上刃・下刃には直線状の刃部に加えて、対
    応する部位に半円形の刃部が各々形成してあるこ
    とを特徴とするピーラ。
JP15290583U 1983-09-30 1983-09-30 ピ−ラ Granted JPS6062814U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15290583U JPS6062814U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 ピ−ラ

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JP15290583U JPS6062814U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 ピ−ラ

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Publication Number Publication Date
JPS6062814U JPS6062814U (ja) 1985-05-02
JPH0127374Y2 true JPH0127374Y2 (ja) 1989-08-16

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ID=30338441

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JP15290583U Granted JPS6062814U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 ピ−ラ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS577818B2 (ja) * 1973-08-31 1982-02-13

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS577818U (ja) * 1980-06-13 1982-01-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS577818B2 (ja) * 1973-08-31 1982-02-13

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