JPH01268392A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気録画再生装置（以下ＶＴＲと記す）に係り
、特にパイロットバースト信号を付加したＰＡＬ方式の
映像信号を記録再生するＶＴＲに好適な１色度信号処理
回路に関する。

〔従来の技術〕

現在の家庭用ＶＴＲでは、映像信号を記録する場合１通
常、入力された映像信号は、まず輝度信号と色度信号と
に分離され、輝度信号はＦＭ変調。

色度信号は副搬送波周波数を低域変換された後。

周波数多重され１回転磁気ヘッドを介して磁気テープに
記録される。

ところで、記録する映像信号がＰＡＬ方式の場合１色信
号号のカラーバースト信号（約４．４３ＭＨｚ　）は、
１水平周期毎にその位相がＢ−Ｙ軸に対して±１３ｆに
切り替わるため、再生時のＡＰＣ（自動位相調整）回路
の応答時間が長（なるという問題があった。この対策と
して、記録時に色度信号のバースト信号の直前（水平同
期期間〕に水平期間毎での位相が連続であるパイロット
バースト信号を付加し、再生時には、このパイロットバ
ースト信号にＡＰＣ回路を応答させる方法が考案されて
いる。

なお、この椙の信号処理回路として関連するものには例
えば特開昭６２−８４６９３号公報が挙げられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、パイロットバースト信号を。

位相が連続でバースト信号を同期した色副搬送波に対し
て、常にある一定位相に保ち、また、パイロットバース
ト信号の振幅を、バースト信号の振幅と常に一定の割合
に保つ手段について配慮がされておらず、この様な条件
のパイロットバースト信号は付加できなかった。

本発明の目的は、この様な条件を満たすパイロットバー
スト信号を付加するための具体的手段を提供すること圧
ある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的のうち、まず位相については、連続波である色
副搬送波の位相をシフトさせる位相回路と０位相回路の
出力信号位相と、バースト信号の平均位相とを比較し常
にこの位相差が一定となるよう位相回路での位相量を調
整する位相検波回路を組合わせることにより、達成され
る。

また振幅については１色副搬送波をＡＧＣ（自動利得調
整）回路で振幅一定とし、これを色度信号処理系のＡＣ
Ｃ（自動色度信号制御）回路直後の色度信号に付加する
ことてよシ、達成される。

〔作用〕

位相回路の出力信号位相は、常にバースト信号の平均位
相と一定関係となるよう１位相検波回路により調整され
る。よって１位相回路出力の位相は、バースト信号又は
位相回路へ入力される色副搬送波に位相変動が生じても
、常にバースト信号に対して一定位相となる。

また、ＡＧＣ回路では入力される色副搬送波に振幅変動
があっても、常に出力振幅は一定となる。

し、たがって、このＡＧＣ回路と前述の位相回路及び位
相検波回路を併用し、その出力信号をパイロットバース
ト信号として、ＡＣＣ回路直後の色度信号に付加すれば
１位相、振幅とも常にバースト信号と一定関係を保った
パイロットバースト信号な付加することができる。

〔実施例〕

以下１本発明の実施例を図を用いて説明する。

第１図は１本発明における記録時の映像信号処理回路の
実施例を示した回路ブロック図である。端子１かも入力
されたＰＡＬ方式の映像信号は、輝度信号処理回路２へ
送られると同時に１色信号号処理系のＢＰＦ３へも送ら
れる。ＢＰＦ３では入力された映像信号から副搬送波周
波数４．４３Ｍｈ　ｆ中心とするＣ信号（色度信号）が
抜き出され。

ＡＣＣ（自動色度信号調整）回路４へ送られ、ここでＡ
ＣＣＤＥＴ（ＡＣＣ検波回路）５かもの検波信号により
、ＡＣＣ回路４の出力におけるバースト信号レベルが常
に一定となるように、レベル調整された後、パイロット
付加回路７において。

パイロットバースト信号が付加される。なお、このパイ
ロット付加回路７については、後でその動作を詳しく説
明する。パイロットバースト信号が付加された色度信号
は周波数変換回路８において。

副搬送波周波数を４．４３ＭＨｚから６２７ＫＨｚに低
域変換され、ＬＩ’Ｆ９で不要な高周波成分を除去され
た後、加算器１０で、ｉ信号号処理回路２においてＦＭ
変調されたＹ信号（輝度信号）と周波数多重された後、
記録アンプＩｎ通り、磁気ヘッド１２を介して、磁気テ
ープ１３へ記録される。なお、記録用ＡＰＣ（自動位相
調整）回路６では、ＡＣＣ４の出力信号から、バースト
信号に同期した連続位相の色副搬送波を作り０周波数変
換回路８へ供給している。

次に、再生系映像信号処理回路の実施例を示す回路ブロ
ックを第２図に示す。再生系においては。

磁気テープ１３かも、磁気ヘッド１２により信号が読み
出され、プリアンプ１４で増幅された後、輝度信号処理
回路２４と色度信号処理系のＬＰＦ１５へ送られる。Ｌ
ＰＦ１５で低域変換されたＣ信号が抜き出され、ＡＣＣ
回路１６．ＡＣＣ検波回路２３によりバースト信号レベ
ルを一定にされ１周波数変換回路１７へ送られる。周波
数変換回路１７では再生用ＡＰＣ回路２２からの４．４
３Ｍｆｌｚの副搬送波を用いて、低域変換されていたＣ
信号をもとの周波数（４，４３ＭＨｚ　）にもどし、Ｂ
ＰＦ１８で不要な周波数成分を除去し。

くし形フィルタ１９で隣接クロストーク成分を除去した
後、再生信号が白黒の場合に出力をカットするキラー回
路２０を通りパイロットブランク回路２１で、記録時に
付加したパイロットバースト信号を除去された後、加算
器２５で、！ｊＰ度信号処理回路２４においてＦＭ復調
されたＹ信号と周波数多重され。

ＰＡＬ方式の映像信号として端子２６から出力される。

なお、再生用ＡＰＣ回路は、再生信号のパイロットバー
スト信号を用いて動作する。

次忙、記録時にパイロットバースト信号の付加を行う、
パイロット付加回路７について、詳しく説明する。

第３図は１本発明におけるパイロット付加回路の実施例
を示した回路ブロック図である。端子２７には、ＡＣＣ
回路４から第４図（ｂ）に示したようなＣ信号が入力さ
れ、スイッチ３１へ送られる。なお。

第４図（ｂ）の３６はバースト信号、３７は色度信号成
分を示す、一方、端子２９には、前述の記録用ＡＰＣ回
路６で得られた副搬送波信号（連続位相）が入力され、
この信号は位相回路３２．レベル調整器３４で１位相及
び振幅がＣ信号のバースト信号に対しである一定の関係
に調整された後、パイロットバースト信号として、スイ
ッチ３１へ送られる。スイッチ３１は、Ｃ信号の一部期
間にこのパイロットバースト信号を付加する働きを持ち
、端子３０から入力されるタイミング信号１例えば第４
図（ｄ）のような信号で切り替えられ、タイミング信号
のパイロットゲート期間３８では第３図に示した接続と
なシ。

それ以外の期間では逆側の接続となる。これにより、端
子２８で得られる出力信号は、第４図（ｃｌに示した信
号となり、パイロットゲート期間３８に応じてパイロッ
ト信号５６を付加することができる。

次に位相回路３２１位相検波回路３３の詳しい動作圧つ
いて説明する。端子２９から入力された副搬送波信号は
１位相回路３２で位相がバースト信号の平均位相に対し
て常にある一定の値となるように位相シフトされる０位
相回路３２での位相シフト量は。

位相検波回路３３により制御されておシ１位相検波回路
３３では端子５５から入力されるパーストゲートパルス
信号を用いて、バースト期間のみバースト信号と位相回
路３２の出力信号とを位相比較し、その位相関係が常に
設定した値となるように１位相回路３２へ制御信号を送
る。

なお２位相検波回路３３で検波に用いるバースト信号は
、第３図に示したようにスイッチ３１の出力信号から取
り込む構成とすれば、スイッチ３１に位相回シがあった
場合でも、バースト信号とパイロットバースト信号との
位相関係を正確に保つことができる。この働きにより、
端子２７から入力されるバースト信号、もしくは端子２
９かも入力される副搬送波信号の位相が変動した場合で
も、常に端子２８の出力信号におけるバースト信号とパ
イロットバースト信号の位相関係は一定に保たれる。ま
た。

振幅については、端子２７への入力信号がＡＣＣ通過後
でバースト振幅一定のため、端子２９へ入力される副搬
送波信号が一定振幅であれば、端子２８でのバースト振
幅に対するパイロットバースト信号の振幅を、常にレベ
ル調整器３４で定めたある一定の関係に保つことができ
る。レベル調整器３４としては０例えば第３図に示した
ように可変抵抗を用いればよい。

次に、バースト信号とパイロットバースト信号の振幅比
をより安定化させたパイロット付加回路１の実施例を第
５図に示す。本実施例では第３図に示した実施例でパイ
ロットバースト信号の付加レベル調整器３４として用い
た可変抵抗の代わりに。

ＡＧＣ（自動利得調節）回路３９．ＡＧＣ検波回路４０
　、基準電圧源４１から成るＡＧＣルーグを用いている
。ＡＧＣ検波回路４０は、ＡＧＣ回路３９の出力が、常
に基準電圧源４１によって定まるある一定の値となるよ
５．ＡＧＣ回路の出力レベルを調整する。これによジ、
パイロットバースト信号の付加レベルは常に一定となり
、スイッチ３１出力におけるバースト信号との撮幅比も
常に一定に保たれる。

次に、第５図に示した実施例において、ＡＧＣ回路３９
の位置を１位相回路３２の前にした実施例を第６図に示
す。この場合１位相回路３２へ送られる信号レベルが常
に一定となるので０位相回路３２における入力レベル変
動による影響を解消することができる。

次に、第６図に示した実施例において、ＡＧＣ検波回路
４０の基準電圧源４１の代わりに、端子２７に入力され
るＣ信号のバースト信号を用いた実施例を第７図に示す
、ＡＧＣ検波回路４０では端子５５から加えられたパー
ストゲート信号を用いて、Ｃ信号のバースト信号と、パ
イロットバースト信号が常に等しくなるようにＡＧＣ回
路３９の出力レベルを調整する。これによジ、スイッチ
３１出力罠おけるパイロットバースト信号は、常にバー
スト信号と同じレベルとなり、再生時にパイロットバー
スト信号によりＡＣＣ回路を働かせる場合や、再生時に
バースト信号かパイロットバースト信号のどちらかを任
意に選択してＡＰＣ回路を動作させる場合に有効である
。

また、より正確にバースト信号とパイロットバースト信
号のレベルをそろえるには、ＡＧＣ検波回路４０の基準
電圧と、記録用のＡＣＣ検波回路５の基準電圧を１例え
ば第８図に示す回路によジ供給すればよい。第８図にお
いて、４３は電源供給点。

４４は定電圧源、４５〜４７はトランジスタ、４８〜５
０は定電流源、　５１　、５２は基準電圧の出力端子で
ある。

この回路においては、を原電圧変化や、温度変化による
トランジスタの特性変化が生じた場合にも。

出力端子５１　、５２の電圧は同じ変化を示し、常に等
しい出力電圧が得られる。よって、この出力電圧をそれ
ぞれＡＧＣ検波回路４０．ＡＣＣ検波回路５の基準電圧
に用いることで、ｉｉｃ源電圧電圧変化に対しても、ス
イッチ３１出力におけるバースト信号とパイロットバー
スト信号のレベルは常に等しくなる。

次に、第６図に示した実施例において１位相回路３２の
後に１反転回路５２及びスイッチ５３ヲ設けた実施例を
第９図に示す０反転回路５２は１位相回路１３２の出力
信号を１８０°反転させ、スイッチ５３へ送る。

スイッチ５３は、この信号、又は１位相回路３２の出力
そのものを、端子５４から入力される切り替え信号によ
り、任意に切９替え出力することができる。

なお、端子５４からの切り替え信号により１位相検波回
路３３の検波極性も、同時に反転させる。これにより、
Ｃ信号に付加するパイロットバースト信号の位相は、ス
イッチ５３の切ジ替えにより正逆２種類を任意に選択で
きる。

なお、前述の実施例では、パイロット付加回路７ｆ！：
ＡＣＣ回路４とＡＣＣ検波回路５から成るループの後に
設置したが、Ｃ信号にパイロットバースト信号を付加す
る回路が、スイッチ３１の様に入出力で常に信号レベル
が等しい場合には、ＡＣＣアンプ通過後であればこのル
ープ内にパイロット付加回路を設置してもよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、パイロットバースト信号を付加したＦ
　Ａ　Ｉ、方式の映像信号を記録再生するＶＴＲにおい
て１色副搬送波を、常にバースト信号の平均位相と一定
位相となるよう位相シフトさせ、さらＫｍ幅も常に一定
とした後、パイロットバースト信号として、記録用ＡＣ
Ｃ回路通過後の色度信号に付加することにより、記録時
に連続位相のパイロットバースト茗号を入力のバースト
信号の位相及び撮幅と常に一定関係に保ったまま１色信
号号に付加できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明における映像信号記録系回路の実施例
ケ示すブロック図、第２図は１本発明における映像信号
系回路の実施例を示す回路ブロック図、第３図、第５図
、第６図、第７図、第９図は１本発明におけるパイロッ
ト付加回路の例を示す回路ブロック図、第４図は、パイ
ロット付加回路の端子における信号波形図、第８図は、
記録用ＡＣＣ検波回路及びＡＧＣ検波回路へ基準電圧を
供給するための回路図である。 ４．１６・・・ＡＣＣ回路、　　５．２３・・・ＡＣＣ
検波回路。 ６・・・記事用ＡＰＣ回路。 ７・・・パイロット付加回路、 ３１　、５３・・・スイッチ、３２・・・位相口ｊｉ！
ｒ。 ３３・・・位相検波回路、３９・・・ＡＧＣ回路。 ４０・・・ＡＧＣ検波回路、　５４・・・反転回路。 纂　３　■ 察＋　回 第　５　面 集　６　図 栴　７７ 纂　８　習

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ＰＡＬ方式の映像信号を磁気テープに記録する際、
   色度信号にパイロットバースト信号を付加する機能を備
   えた磁気記録再生装置において、パイロットバースト信
   号の位相と、バースト信号の平均位相との位相差を検出
   する検波回路と、検波回路の出力に応じてパイロットバ
   ースト信号の位相を調整する位相回路を具備し、このパ
   イロットバースト信号を、色度信号系処理回路内でバー
   ストレベル一定に調節された色度信号に付加する回路構
   成とし、これにより、バースト信号に対して位相及びレ
   ベル関係が常に一定となるパイロットバースト信号を、
   色度信号に付加する機能を有することを特徴とする磁気
   記録再生装置。 ２、パイロットバースト信号をレベルを、自動利得調整
   回路により常に一定レベルとした後、色度信号に付加す
   ることを特徴とする請求項１記載の磁気記録再生装置。 ３、自動利得調整回路で用いる基準信号レベルに、色度
   信号のバースト信号レベルを適用することを特徴とする
   請求項２記載の磁気記録再生装置。 ４、位相回路において位相制御されたパイロットバース
   ト信号の極性を反転させる回路と、この反転回路の出力
   と反転していない位相回路の出力とを任意に切り替え、
   これを色度信号に付加するスイッチを設け、これにより
   、極性の異なった２種類のパイロットバースト信号を任
   意に選択できることを特徴とする請求項１記載の磁気記
   録再生装置。