JPH012658A - 複数内腔カテ−テル及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はそれぞれが円形でない複数内腔を有するカテー
テルの延長チューブ接続部がそれぞれ延長チェープの外
形に対応する円形に成形された複数内腔カテーテルおよ
びその製造方法に関する。

〔従来の技術〕

複数内腔カテーテルにおいては、その内腔容積をできる
だけ大きく利用するために一般に内腔断面形状は第２ｂ
図に示す如く円形でない。しかし、カテーテル本体に接
続される延長チューブの断面形状は円形であることが多
く、これらをそのまま接続しても気密な接続は得られな
い。

これを解決するため、従来は内腔と同一形状の成形物を
介して接続する方法、あるいは接着剤でカテーテル内腔
と延長チューブとの隙間を充填する方法が用いられてい
た。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、カテーテル内腔と同一形状の成形物を介して接
続する方法は製造コストが高くなり好ましくなく、他方
、接着剤でカテーテル内腔と延長チェープとの隙間を充
填する方法は完全な気密を得ることが困難であるという
問題がある。

したがって、本発明はカテーテル本体に延長チ一−プを
簡単に、かつ気密性良く接続させることができる複数内
腔カテーテル及びそのためのカテーテル端部の形成方法
を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記問題点を解決するための手段として、カテ
ーテル本体の延長チューブ接続部を延長チェープと円滑
に接続し得るような断面円形に加熱成形するという手段
を採用した。

すなわち本発明は断面形状が円形でない複数の内腔を有
する熱可塑性材料からなるカテーテル本体の延長チュー
ブ用接続部に、接続すべき延長チューブの接続端部外形
にほぼ等しい腔部が形成されていることを特徴とする複
数内腔カテーテルを提供するものである。

さらに、本発明は断面形状が円形でない複数の内腔を有
する熱可塑性材料からなるカテーテル本体の延長チュー
ブ接続端に、接続すべき延長チューブの外形にほぼ等し
い芯金を圧入し、ついで、このカテーテル本体の芯金圧
入端部を加熱しっつ成形型に導入し、該端部を軟化させ
て該芯金の外径に対応する腔部を形成させたのち、冷却
し、ついで該芯金を引き抜くことを特徴とする複数内腔
カテーテルの延長チェープ接続部の形成方法を提供する
ものである。

なお、カテーテル本体の上記加熱成形をおこなう場合、
成形予定部分を予め軟化温度まで加熱し。

ついで、この成形予定部分を複数回に分けて段階的に加
熱しながら成形型内に導入し成形をおこな８うことか好
ましい。

〔作用〕

本発明に係わるａ数内腔カテーデル及びその延長チュー
ブ接続部の形成方法によれば、この接続部の内腔を延長
チューブの接続端の外形に合致するように芯金を用いて
成形するようにしたから。

延長チューブとの円滑、かつ、気密な接続を得ることが
できる。

〔実施例〕

以下、本発明を図示の実施例を参照して説明する。

まず、第２ａ図に示すように、カテーテル本体１を押出
し成形により所定の外形を有する主要部１ａと延長チュ
ーブ接続用のテーパー状に拡がった拡大基部１ｂとを、
樹脂吐出量、引張り速度、内腔内圧等の調整により連続
的に成形し、所定の長さＫて切断する。その結果第２ｂ
図に示す如き断面形状が円形でない４つの内腔２ａ〜２
ｄを有する例えば４り塩化ビニル製のカテーテル本体ｌ
が得られる。

次に、第１ａ図および第１ｂ図に示す如く、各内腔２＆
〜２ｄに、接続されるべき延長チューブ３（第４図参照
）の外形に＃１は等しいステンレス鋼製の芯金４を必要
な深さまで圧入する。

次Ｋ、カテーテル本体１を、ステンレス鋼製の成形型５
に、ｇｌａ図および第１ｂ図に示す如く、一部分のみ尋
人した状態で熱風により加熱する。

この場合の加熱ｍ度はカテーテル本体１がやや軟化する
温度が好ましく１例えばポリ塩化ビニル製のカテーテル
本体１の場合、約４０〜９０Ｃが適当である。なお、こ
の軟化温度への加熱は成形型５に導入する前に予めおこ
ない、ついで加熱を持続させながらカテーテル本体１を
成形型５に導入するようにしてもよい。

次に、カテーテル本体１の成形予定部１ｂの加熱を持続
しながら、カテーテル本体１を成形型５内に引き入れる
。しかして、カテーテル本体１の末端部ＩＣが成形型５
の入口５ａの手前５〜２Ｑｍ＋迄、引き入れられたとこ
ろで、カテーテル本体１の引き入れを一旦停止し、カテ
ーテル本体１の成形予定部１ｂをさらに高い温度にて加
熱する。この場合の加熱温度は、成形予定部１ｂが充分
に変形可能な温度が好ましく、上記ポリ塩化ビニル製カ
テーテルの場合は約１００〜１５０℃に加熱することが
好ましい。

成形予定部１ｂが変形温度に達したとき、第３ａ図に示
す如く、成形予定部１ｂを成形型５内に完全に引き入れ
、さらに加熱を１〜２分間持続することにより芯金４の
形状に合致した断面円形の内腔２ｅ〜２ｈ（第３ｂ図参
照）をカテーテル本体１の接続端部に成形することがで
きる。次に成形型５を空冷又は水冷により冷却したのち
、成形型５からカテーテル本体Ｉを取り出し、芯金４を
内腔２０〜２ｈから抜き取り、成形工程が光子する。

このように、カテーテル本体１の成形予定部１ｂの加熱
を複数段階に分けることによって、カテーテル本体ノの
引き入れ、および成形に最適な加工ｍ反を選択すること
ができ、円滑な成形加工が可能と々る。

このようにして成形されたカテーテル本体ノの内腔２ｅ
〜２ｈに接着剤を塗布した延長チューブ３を挿入し接着
剤を硬化させることにより、４４１図に示す如くカテー
テル本体１と延長チューブ３との円滑かつ気密な接続を
得ることができる。

なお、上記実施例においては、カテーテル本体１の成形
予定部１ｂの加熱を熱Ｋを用いておこなう例について説
明したが、これ以外に、電熱線、超音波、高周波等によ
り、又はこれらを組合せておこなってもよい。さらにカ
テーテル本体ノの内腔２ｅ〜２ｈと延長チューブ３との
接合は上述の接着剤による方法以外に溶剤による溶着、
超音波融着、高周波融着によっておこなってもよい。な
お、接着剤の例としてはエポキシ系、ポリウレタン系、
”アクリル系、ＥＶＡ系、シリコーン系、フェノール系
等の適当なものを適宜選択し得る。

〔発明の効果〕

本発明の方法によれば、断面非円形の複数の内腔を有す
るカテーテル本体の延長チューブ接続部を、接続される
べき延長チューブの形状に合致した断面円形の芯金を用
いて加熱成形するようにしたから延長チューブとの接続
を円滑、かつ気密におこなうことができる。

さらに、本発明は好ましい方法として、カテーテル本体
の成形予定部の加熱を複数段階に分けておこなうように
したため、カテーテル本体の引き入れ、および成形に最
適な加工温度を選択することができ、円滑な成形加工力
二可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図は本発明の詳細な説明するための成形機構の断
面図、第１ｂ図は第１ａ図のＢ−Ｂ線に沿う断面図、第
２ａ図は複数内腔カテーテルの基部の断面図、第２ｂ図
は第２ａ図のＢ−Ｂｉに沿う断面図、第３ａ図は第１図
に示す工程に続く成形機構を説明する断面図、第３ｂ図
は第３ａ図のＢ−Ｂ線に沿う断面図、第４図は本発明の
カテーテル本体と延長チューブとの接続状態を示す側面
図である。 ！・・・カテーテル本体、１ａ・・・カテーテル本体主
要部、１ｂ・・・拡大基部、２ａ〜２ｈ・・・内腔、３
・・・延長チューブ、４・・・芯金、５・・・成形型、
５ａ・・・成形型入口。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）断面形状が円形でない複数の内腔を有する熱可塑
   性材料からなるカテーテル本体の延長チューブ用接続部
   に、接続すべき延長チューブの接続端部外形にほぼ等し
   い腔部が形成されていることを特徴とする複数内腔カテ
   ーテル。
2. （２）断面形状が円形でない複数の内腔を有する熱可塑
   性材料からなるカテーテル本体の延長チューブ用接続端
   に、接続すべき延長チューブの外形にほぼ等しい芯金を
   圧入し、ついで、このカテーテル本体の芯金圧入端部を
   加熱しつつ成形型に導入し、該端部を軟化させて該芯金
   の外形に対応する腔部を形成させたのち、冷却し、つい
   で該芯金を引き抜くことを特徴とする複数内腔カテーテ
   ルの製造方法。
3. （３）カテーテル本体の芯金圧入端部を加熱成形型に導
   入する前に予め該芯金圧入端部をカテーテル本体の軟化
   温度まで予め加熱し、ついで、該芯金圧入端部を複数回
   に分けて段階的に加熱しながら成形型内に導入すること
   を特徴とする特許請求の範囲第２項記載の製造方法。
4. （４）カテーテル本体の芯金圧入端部を加熱成形型に導
   入する前、又は部分的に導入したのちカテーテル本体の
   成形予定部分を軟化温度まで予め加熱し、ついで該成形
   予定部分を上記成形型内に導入して、カテーテル本体の
   変形可能な温度まで加熱したのち、該芯金圧入端部のほ
   ぼ全体を上記成形型内に導入し成形し、ついで冷却し、
   腔部を形成させることを特徴とする特許請求の範囲第３
   項記載の製造方法。
5. （５）カテーテル本体の加熱手段が熱風、電熱線、超音
   波、高周波のいずれか一種又はその組合せである特許請
   求の範囲第２項記載の製造方法。