JPH01265098A - 1,6―β―D―アンヒドログルコピラノースを高純度で製造する方法 - Google Patents

1,6―β―D―アンヒドログルコピラノースを高純度で製造する方法

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JPH01265098A
JPH01265098A JP1024152A JP2415289A JPH01265098A JP H01265098 A JPH01265098 A JP H01265098A JP 1024152 A JP1024152 A JP 1024152A JP 2415289 A JP2415289 A JP 2415289A JP H01265098 A JPH01265098 A JP H01265098A
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JP
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levoglucosan
starch
water
chromatography
pyrolysis
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JP1024152A
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Michael Gander
ミヒヤエル・ガンダー
Knut M Rapp
クヌート・エム・ラツプ
Hubert Schiweck
フーベルト・シベツク
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SUEDDEUTSHE ZUCKER AG
Suedzucker AG
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SUEDDEUTSHE ZUCKER AG
Suedzucker AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H19/00Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof
    • C07H19/01Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing oxygen

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 今日化学原料物質の大部分は石油から製造される。化石
貯蔵量が有限であることと、EC及びアメリカ合衆国に
おける農産業の余剰製品の有効利用の問題は、これまで
石油から生産されている製品のための更新可能な資源の
有効利用をはかることを必要ならしめている。
炭水化物としては、スクロースの他に、特にデンプンが
好適である。その理由は、年間トウモロコシ生産量(7
0%デンプン)は年間油止産量(〜106トン)に匹敵
するからである。
今日化学原料物質は大量に且つ許容しうる価格で入手で
きなければならない。特に、それらは簡単で安全な方法
で環境に影響を与えないで生産されなければならず、そ
して多様な目的に変性可能であり且つ適用可能でなけれ
ばならず、製品は生態学的に有利でなければならない。
簡単に製造することができそして上記の基準に適う製品
は、下記の構造式を持った1、6−β−D−アンヒドロ
グルコビラノース(レボグルコサン)である。
この故に、レボグルコサンは地球上に最も豊富に存在す
る糖であるグルコースの誘導体である。
1.6−β−D−アンヒドログルコビラノース(レボグ
ルコサン)の化学は長く知られておりそしてその多くの
反応の可能性は十分に検討されている[エム・セルニー
及びジエー・スタネク、アドバ・カーボハイドル・ケム
・バイオクム、第34巻、23 (1977) 、アカ
デミツク・プレス、ニューヨーク、サンフランシスコ、
ロンドン、(M。
Cerny and J、5tanek、 Adv、 
Carbohydr、 CheIll、 Bioche
s、、 34.23 (1977)^cademic 
Press、 New ’t。
rk、 Sin Fransisco、 London
) ;この製品の大量の工業的有効利用はこれまでは、
大きい規模での簡星な製造によっては果たされていない
レボグルコサンの合成の潜在力は、広い範囲、例えば、
オリゴ糖又は(+)−ビオチンの合成[カーボハイドレ
ート・リサーチ、第57巻、C3l−C35(1977
)]及び薬剤、例えば細胞増殖抑制剤(cytosra
rica) (西ドイツ公開特許明細書第342421
7号)又は除草剤又は植物成長調節剤(ヨーロッパ特許
出願第0229034号)を製造する可能性を包含する
レボグルコサンのキラリティーは、ジアステレオ選択性
水素化の触媒の成分であるホスフィニックリガンドD 
I OX OP (phosphinic ligan
d DIOXOP)を合成すること[エム・ノグラデイ
、ステレオセレクティブ・シンセシス、VCH出版、パ
インハイム、ニス・65.79 (1987) <M、
 N。
gradi、 5tereoseleetive 5y
nthesis、 VCHVerlagsgesell
schaft  mbll、Weinl+ei*、S、
65,79  (1987)コ又は他のキシル2,4−
二!換1.3−ジオキソランを製造することを可能とす
る。
アンヒドロ糖の立体張力(steric tensio
n)は、誘導体例えばトリアルキルエーテル類を、適当
な触媒により反応させて1.6−結合ポリマーとするこ
とを許容し[ポリマー・ジャーナル、第16巻、第3号
、297−301頁(1984);ビソコモレキエリア
ル二二・ソエジニア・シリーアA(Vysokomol
、 Soe+Jin、、 Ser、^) 1984−1
26 (10)、2173−80、ケミカル・アブスト
ラクト、102.95916qに言及;コ、レボグルコ
サンの誘導体は、三次元重合にも使用される[5U96
2567、ケミカル・アブストラクト・101.732
15 nに言及、5U1038344、ケミカル・アブ
ストラクト、100.175205fに言及]。
レボグルコサンを!4造するための種々の方法が知られ
ている。例えば、 a)デンプンの熱分解しメソッヅ・カーボハイドル・ケ
ム・第2巻、394 (1963) (Meth。
dsCarbohydr、 Chew、 2.394 
(1963)]、b)フェニル−2,3,4,6−テト
ラ−0−アセチルーβ−D−グルコピラノシドとアルカ
リとの反応[メソッヅ・カーボハイドル・ケム・第2巻
+ 397 (1963) (Methods Car
bohydr、 Chew+、  2. 397  (
1963)]  、C)ペンタクロロフェニル−2,3
,4,6−テトラ−0−アセチルーβ−D−グルコピラ
ノシドとテトラブチルアンモニウムヒドロキシドの反応
(SUI 133279、ケミカル・アブストラクト・
L広λ、204235q、(1982>に言及)、 d)酸処理した(VAえばモノクロロ酢酸で)広葉樹(
hard−wood)の過熱スチームによる熱分解(8
01133279、ケミカル・アブストラフトメ102
.204235Q、(1985)に言及)、e〉α−D
−グルコピラノシルフルオライドからの塩基を触媒とす
るフッ化水素脱M[フィトゲミストリー(Phytoc
hemistry)、21.2301 <1982)参
照]、 f)予備処理したデンプンの熱分解(US347801
2>及び g)酸又は塩基で予備処理したセルロースの、好才しく
は350°C乃至600℃の過熱スチーノ−による熱分
解及び有機溶媒による処理(US3235541)。
他の方法を挙げなければならない: 11)レボゲルコサントリアセテート(単離がより簡単
なため炭水化物はしばしばアセテートとして製造される
)のより最近の合成においては、1゜2.3.4−テト
ラ−0−アセチル−6−0−トリフェニルメチル−β−
D−グルコビラノースを、種々のルイス酸と反応させ、
それにより成る場合にレボゲルコサントリアセテートの
高い収率が達成される〈カーボハイドレート・リサーチ
・−16−λ、141 (1987))、 i)レボグルコサン含有混合物の精製方法が、例えば、
マテル・ナウチ・−チク・コンフ・キム・−チクノル・
ファク、、レニングラード・レソテク・アカデ・196
7.90、(Mater、 Nauch、−Tekh、
 Khim、−Tekhnol、Fak、、 Leni
ngrad、Lesotekh。
^kad、 1967、90.)、ケミカル・アブスト
ラクト・71.82868sに言及、に述べられている
酸性及び塩基性イオン交換体による塩除去は実際に粗製
溶液の脱色を生じるが、アニオン交換体の効率がすぐに
減少する。他の方法、即ち、 ジエチルエーテルによる
ブタノール性溶液からのレボグルコサンの分別法でんは
、高価で危険な有機溶媒の使用をもたらす。
k)US3374222においては、木材又はリグノセ
ルロース性材料の熱分解により製造したレボグルコサン
含有溶液を12又はそれより高いp I−1とする。冷
却、希釈、加熱、ろ過のような幾つかの工程によって、
レボグルコサン含有水性溶液が得られ、これを酸性及び
塩基性イオン交換体により脱塩する。
水性相を予備精製するために、アミルアルコール、酢酸
エチル又はジエチルエーテルのような有機溶媒の使用が
指摘される。
l)最近の方法(SU1155604、ケミカル・アブ
ストラクト・104.34825c(1986)に言及
)においては、レボグルコサンの精製及びアセトンから
の結晶化及び1.5−30℃での90−96%エタノー
ルからの再結晶が述べられている。
高純度のレボグルコサンの大規模製造のためには、公知
の方法は余りにも複雑であり及び/又は余りにも費用が
かかりすぎる。安価な出発物質としては、デンプンが非
常に好適である。
公知のデンプン熱分解の欠点は、下記のとおりである[
メソッヅ・カーボハイドル・ケム・−2−1394(1
963)] : 1、使用した粉末状デンプンを時々混合しながら100
℃で24時間完全に乾燥する。これは厄介であり、費用
がかかる。
2、ガスバーナの使用によるガラス装置での熱分解は、
層を形成し、これは、熱移動に対して悪い影響を及ぼし
、そして接触、従って反応器壁からの熱移動を改良する
ために時折塊をばらばらにすることを必要とする。
38留出物暗褐色シロップを、比較的大量のアセトンを
使用しそして減圧下に2回濃縮乾固する。
残留物をアセトンに溶解し、種晶を添加した後〇−5℃
で一夜保持する。粗製暗褐色結晶を分離し、アセトンで
繰り返し洗浄し、乾燥しそして活性炭を加えて熱メタノ
ール中で再結晶し、かくして工業用製品が得られる。
最後の精製はトリアセテートを介して行なわれ、トリア
セテートをメタノール中のナトリウムメチレートで脱ア
セチル化し、脱塩しそして固体をメタノールから再結晶
する。
これらの多くは複雑な方法であり、アドバ・イン・カー
ボハイドル・ケム・バイオケム(^dv、 1nCar
bohyclr、 Chew、 Biochem、)3
9.157(1,981)の論文には、フェニル−β−
D−グリコピラノシドのアルカリ処理がレボグルコサン
の最も良く知られた合成として挙げられている。1゜6
−アンヒドロ糖を製造する方法としての熱分解について
は、“通常種々の副生物及び炭が形成され、長い精製と
遅い結晶化は背進である。負の触媒、変動性の結果及び
不快な美観は、この方法の使用を思い止どまらせる・・
・”と書かれている。
多くの他の化学的方法と同様に、反応混合物からのレボ
グルコサンの単離は純粋な生成物の製造方法の重大な問
題である。その理由は、デンプンのようなポリマーの熱
分解は広範な生成物をもたらすからである。
アドバ・イン・カーボハイドル・ケム・(^dv。
in Carbobydr、 CheIl、 ) 34
.23 (1977)において、揮発性である37種よ
り多くの低分子量化合物が挙げられており、これは熱分
解反応で生成する。これらの中には、フルフラール、フ
ラン、アセトアルデヒド、アセトン、アクロレイン、ギ
酸及び酢酸のように様々な物質がある。
故に、最近の合成では、単糖グルコースの誘導体、例え
ばグリコシドで出発する。
故に、デンプンのような良好な入手しやすい更新可能な
原料で出発しそして簡単な反応及び簡単な処理を使用し
て、良好な収率で所望のレボグルコサンを製造する方法
は、この簡単なグルコース誘導体の融通性により大きい
改良となるであろう。
本発明の方法においては、 a)デンプン及び/又はデンプン−もしくはセルロース
含有物質の熱分解(解重合)の適当な方法と、 b)今日トンの規模で使用されている方法であるイオン
交換体の使用による留出物のクロマトグラフィー処理と
、 C)レボグルコサン含有シロップの蒸発及び/又は冷却
結晶化、 を使用することにより、簡単な溶媒としての水を使用し
て良好な収率及び高い純度で結晶形態のレボグルコサン
の製造が達成された。
守られるべき基準は特許請求の範囲に従う。
このような簡単な方法によって、大規模且つ経済的方法
ですら、このような高い収率でレボグルコサンを回収す
ることができることは驚くべきことである。
本発明の方法においては、デンプン含有原料、例えば、
14%までの平均水含有率を持った市販のデンプン又は
コムギ粉812型を、金属製の熱分解装置に入れて、底
部を1 10cmの厚さの層が覆うようにする。
水含有率は水を加えることによって最大20%とするこ
とができ、それにより等しいレベルの層の形成を促進す
る。
0.0015−6.67kPa、好ましくは2゜00−
3.34kPaの圧力に達するまで、前記装置(第1図
)をゆっくりと排気する6次いで、熱分解装置の底部を
、例えば適当な直径を持ったリング式ガスバーナで加熱
する。例示的時間/温度線図を第2図に示す。冷却器の
温度は、凝縮物が30℃乃至90℃の温度を持ち、従っ
て十分に流動性であるように制御される。1つが他方の
後ろにある2つのフラスコを、水浴に浸漬することによ
り更に冷却する。熱分解した物質の最終温度は好ましく
は約430−470℃とするべきであり、これは残留物
の容易な洗浄及び除去を可能とする。
着色した水性留出物は、揮発性酸により約3のpH値を
有しておりそして、これを、装置において冷却して真空
を除いた後、固体形態又は水性溶液としての塩基により
直ちにpH値6−8に中和する。添加する塩基の様式は
、次のクロマトグラフィーのためのイオン交換樹脂の塩
形態に依存するのが適当である。
例えば、Ca2+形態でのクロマトグラフィー分離のた
めのイオン交換体材料においては、熱分解の留出物をC
a(OH)2又はCa C05により中和するのが有利
である。
高分子不純物の除去のための吸着剤、例えば活性炭によ
る、ろ過した及び/又は中和した溶液の処理は、クロマ
トグラフィー樹脂の弁台を延ばす。
本発明の方法の利点は、35−70%の乾燥物質を持っ
た水性溶液(熱分解からの留出物)が得られ、この濃度
は分取りロマトグラフィーのための有利な濃度範囲であ
り、即ち、この溶液は濃縮するよりもむしろ水で希釈し
なければならない。
クロマトグラフィー分離は、20℃乃至100℃、好ま
しくは30℃乃至95℃、特に好埜しくは50℃乃至7
0°Cの温度及び2−8 c m 7分、好ましくは3
−5 c m 7分の線速度(実施例1熱分解A及びB
、参照)で、溶離剤として水を使用して行なわれる。
クロマトグラフィー樹脂としては、−価の塩形!f!t
(例えばNa”)、二価形R(例えばCa2+)又は三
価の形R(例えばAl)+)のカチオン交換体を使用す
ることができる。イオン交換体は、例えば、ポリスチレ
ンスルホン酸をベースとする強酸性の、高度に架橋した
マクロ細孔性カチオン交換体、[例えばレバチット(L
ewatit)S P 112]、ポリアクリレートを
ベースとする弱酸性の、マクロ細孔性カチオン交換体く
例えばレバチットGNP  LF)又は強酸性の弱く架
橋したゲル状カチオン交換体く例えばレバチットTSW
  40)であることができる。更に、他のカチオン交
換体が本発明の方法に好適である。
着色物質及びイオン性不純物は、旋光計における負の回
転値により示されるレボグルコサン含有画分の前に閉著
に溶離される。
本発明に従えば、他の原料、例えばセルロース又はグリ
コシドからそして他の方法で、例えばα−D−グルコピ
ラノシルフルオライドの塩基を触媒とするHF脱離によ
り製造されそしてクロマトグラフィーの水性供給液であ
る反応混合物からイオン交換クロマトグラフィーにより
純粋なレボグルコサンを製造することができる。
これらの方法は、バッチ式及び連続的に行うことができ
る[デイ−・シュタルケ(Die St;1rkr)λ
じし、 221  (1970)  参照コ 。
乾燥物質中に〉75%のレボグルコサン含有率を持った
クロマトグラフィーから得られる両分を一緒にしそして
真空中で又は周囲の圧力で110℃までの温度で濃縮す
る。
真空蒸発結晶化器において、濃縮したレボグルコサン含
有シロップを水の蒸発により僅かに過飽和とし、例えば
40℃で76%(乾燥物質)、約1.06過飽和(第3
図参照)とし、次いで種晶を加えそして撹拌により過飽
和を等温的に減少させて、結晶成長に導く。
水を同時に蒸発させながら結晶化されるべきシロップを
供給することにより、結晶泥が形成され、これを結晶化
の終了の後遠心ろ過器において結晶と母液に分離させる
別法として、結晶懸濁液は、飽和点で結晶で種晶しそし
て例えば50%の結晶収率が達成される(第4図参照)
ところのその温度にゆっくりと冷却することにより冷却
結晶化によって製造することができ、その際この懸濁液
は遠心ろ過器又はヌッチェにおいて結晶と母液に分離さ
れる。
又、高められた温度(約80℃)で蒸発結晶化において
先ず最初晶泥を生成し、続いて懸濁液を撹拌下に室温に
冷却することにより蒸発結晶化と冷却結晶化を組み合わ
せることが可能である。
本発明のクロマトグラフィーにおいて生成されたレボグ
ルコサン含有ン容液の高い純度は、最初の結晶化の後で
すら高い純度を持った粗い粒子の、十分に遠心分離可能
な晶出物が得られる理由である。
実施例1 4允4 14%の水含有率を持った市販のデンプン3kgを、一
定のレベル(約8cm)の層が僅かに凹状に形成された
底部を覆うように、金属製熱分解装置に充てんする。熱
分解している物質及び留出物に移り変わるときの温度を
測定することが可能である。冷却器も金属製である。全
体の装置をスチーム噴射ノズルポンプで約3.34kP
aの圧力に排気した後、適当なリング式ガスバーナを用
いて、熱分解されるべき物質を加熱する。時間/温度線
図を第2図に好例として示す。
物質の温度が450−470℃になりそして留出物移り
変わりの温度が減少するとき、反応の終わりに達する。
冷却しそして装置の真空を除去した後、冷却器をスチー
ムで洗浄し、そのようにしてこん跡のシロップ状留出物
を受はフラスコに移動させる。
熱分解物(約2.1kg)は、約3のpH値を有してお
りそして水酸化カルシウム(約60g)によりpH6,
5とし、ろ過助剤、例えばけいそう土でろ過し、次いで
クロマトグラフィーにかける。
3.0kgのデンプンで出発して、1.444の屈折率
を持ちそしてHPLC(カラム長さ3゜c rn、材料
BIO−RAD  HPX−87C1溶離剤:水、温度
85℃、流速0.5m11分)により決定して乾燥物質
を基準として59%のレボグルコサン分を持った2、7
4kgのろ過されそして中和された留出物(=61%乾
燥物質)を得る。
水性溶液中のレボグルコサン濃度の決定は、ラトフ・ビ
ーニスアール ジナト・アカド・ベスティス キム・セ
ル(Latv、 PSRZinat、^kad、ves
tis Kin、 Ser、)・l 967 (1) 
、119−221(ケミカル・アブストラクト・旺、5
0437bに言及)からのスケジュールに従って屈折率
を測定することによってなされる。
デンプン弘   Aのクロマトグーフィーいくらかの熱
分解反応の一緒にした留出物を、活性炭で処理しそして
65℃の温度の47%(D。
S)水性溶液(18,5kg)としてクロマトグラフィ
ーカラム装置に供給する。これは、Ca 2 +形態の
スルホン化されたジビニルベンゼン架橋ポリスチレン樹
脂を合有し、このイオン交換体は強酸性であり且つゲル
状である。この装置は、3つのカラムを含み、内径が2
5cmであり、全容量は5001である。
脱イオン水を使用して、カラ11を65℃で溶離し、列
をなしている第3カラムからくる溶離流の部分流、旋光
計及び伝導度測定機器及びデータを記録する。結果を第
5図の線図に示す。
吸光データを実質的に単一の両分で420nmで測定す
る。420nmの吸光は溶液の着色度である。
分かるとおり、イオン性(伝導度)及び着色不純物は、
旋光計で負の値により同定されるレボグルコサン画分の
簡に十分に分離される。
供給溶液は、乾燥物質含有率に関して63.2%のレボ
グルコサンと36.8%の不純物を含有する6個々の画
分1−14(屈折率により評価して2.42kg>を捨
て、画分15及び16を一緒にしそして再度クロマトグ
ラフィーにかけ、そして生成物画分く個々の画分17−
23、屈折率により決定して4.82kg)を1laL
そして蒸発により結晶化させる。
デュ夢物Bのクロマトグラフ仁 クロマトグラフィーAに類似したクロマトグラフィーの
組成が第6図に示されている。供給溶液は、63.8%
のレボグルコサン、30%水性溶液として全Jit11
.5kgの乾燥物質を含んでいた。画分1−IVは、下
記のものを含む:両分1    n”=1.3358を
有し、0%レボグルコサン、 画分II    n”=1.3375を有し、14.5
%レボグルコサン、 画分[1n”=1.3423を有し、 75.8%レボグルコサン、 画分IV    n20=1.3417を有し、93.
4%レボグルコサン、 画分V    n”=1.3400を有し、96.6%
レボグルコサン、 画分VI    n”=1.3352を有し、口 90.6%レボグルコサン 画分■を捨て、百分■を再クロマトグラフィーにかけそ
して画分■−■を一緒にし、濃縮しそして蒸発により結
晶【ヒさせる。
結+’;a il− クロマトグラフィー分離から得られる画分■−■(上記
実施例参照)を薄膜蒸発器で濃縮して約50%の乾燥物
質含有率とする(n”=1.4173を持ち、14.2
kg>。
回転蒸発器において、一部を真空で更に濃縮し80%の
濃度とし、レボグルコサンの結晶で45℃で種晶し、そ
して結晶成長が目に見えるまで(〜10分)さらに水を
蒸発させる。−緒にした画分111−Vの主要部をゆっ
くりと結晶晶泥に供給する。
次いで、結晶懸濁液をゆっくりと、撹拌下に、室温に冷
却しそして遠心ろ過器を使用して結晶(3゜28kg、
純度98.8%)と母液(3,65kg)に分離する。
社液を画分■と一緒にしそして結晶化させる(上記の如
くして)。1.4514の屈折率を持った母液3.67
kgと一緒に99.0%の純度を持った結晶2.17k
gを得る。母液を再度クロマトグラフィーにかける。最
初の溶液は、7.23kgのレボグルコサンを含んでい
た。レボグルコサンの全結晶収率は、5.45kg (
75,4%)であり、この結晶は>98.8%の純度と
175℃の融点を持っていた。
実施例2 コムギ粉812型を熱分解し、次いで活性炭で処理する
ことにより得られた乾燥物質的240gに応じて1.3
776の屈折率を持った留出物847g(レボグルコサ
ン含有率はHPLCにより乾燥物質に対して41.6%
と決定された)を、カラム(長さ200cm、内径8c
m、Ca”形態のレバチットTSW40の入った)で7
0℃で溶離剤として水を使用してクロマトグラフィーに
かけた。
クロマトグラムは第5図に示されたクロマトグラムと同
様であった。溶離液中の屈折率n5°=1゜335に達
すると、0.5リツトルずつ画分を集めた。両分9 (
73,8%レボグルコサン)、画分10 (79,8%
レボグルコサン)、両分11(87,8%レボグルコサ
ン)及び画分12(乾燥物質基準で74.3%レボグル
コサン)を−緒にしそして結晶化させた。
高度に富化したレボグルコサン含有画分を、シリカゲル
60WF2s<  、溶離剤CH3CN/H20: 8
0/20.検出:骨炭(charring)、R(値;
0.48)で薄層クロマトグラフィーにかける。
本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
1、デンプン及び/又はデンプン含有物質もしくはセル
ロース含有物質の熱分解により高純度の1.6−β−D
−アンヒドログルコビラノース(レボグルコサン)を製
造する方法において、最大20%の水含有率を持った前
記出発物質を、真空中で熱分解しそして揮発性成分を凝
縮させ、この凝縮物を、中和、ろ過及び吸着剤の随意の
添加の後、溶離剤として水を使用してイオン交換体での
クロマトグラフィーに付し、レボグルコサン含有画分を
濃縮し、そして蒸発及び/又は冷却結晶化により水性溶
液から結晶性レボグルコサンを製造することを特徴とす
る方法6 2.10−18%の通常の水含有率を持った粉末状デン
プンに、最大水含有率20%となるように水を添加する
ことを特徴とする上記1に記載の方法。
3、排気するのに好適な容器中でデンプン含有物質を熱
分解して1−10 c mの高さの層とし、圧力がO,
0O13kPa乃至13.34kPa、好ましくは2.
0OkPa乃至3.34kPaであることを特徴とする
上記1又は2に記載の方法。
4、熱分解すべき物質の温度を150℃乃至500℃、
好ましくは200℃乃至470℃に維持することを特徴
とする上記1乃至3のいずれかに記載の方法。
5、pHを6−8に調節し、ろ過し、随意に高分子物質
を吸着剤、例えば活性炭により除去した後、前記凝縮物
を溶M剤として水を用い、随意に供給溶液を希釈して後
クロマトグラフィーにかけることを特徴とする上記1乃
至4のいずれかに記載の方法。
6、状態調節されそしてろ過された熱分解物(留出物)
を、−価、二価又は三価の塩形前にある店当なイオン交
#A樹脂でのクロマトグラフィーに1すし、前記樹脂の
カチオンは中和のために使用される塩基のカチオンと同
じであることを特徴とする上記l乃至5のいずれかに記
載の方法。
7、ポリスチレンスルホン酸をベースとする強酸性の、
高度に架橋したマクロ細孔性のカチオン交換体又は、ポ
リアクリレートをベースとする弱酸性の、マクロ細孔性
のカチオン交換体又は強酸性の、弱く架橋したゲル状カ
チオン交換体を使用することを特徴とする、上記1乃至
6のいずれかに記載の方法。
8、前記クロマトグラフィーを、水及び通常の線流速及
び供給量で、20℃乃至100°C1好ましくは50−
70℃で行うことを特徴とする上記1乃至7のいずれか
に記載の方法。
9、レボグルコサン含有画分を、1.01−1゜10の
過飽和に相当するその乾燥物質含有率となるように随意
に真空中で濃縮し、そして冷却又は水の蒸発によりレボ
グルコサンを結晶化させることを特徴とする上記1乃至
8のいずれかに記載の方法。
10、結晶化からの母液を、単独で又は乾燥物質として
75%以下のレボグルコサンを含有するクロマトグラフ
ィー画分と一緒にして、上記1に記載の方法に従ってク
ロマトグラフィーにかける、上記l乃至9のいずれかに
記載の方法。
11、溶離剤として水を使用するイオン交換体でのクロ
マトグラフィー分離、画分の濃縮、及び熱分解により製
造されたものではない水性レボグルコサン含有溶液上で
の結晶性レボグルコサンの生成のための、上記1乃至1
0のいずれかに記載の方法の適用。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱分解に使用される装置の一例を示す
概略図である。 第2図は実施例1のデンプン熱分解の時間/温度線図で
ある。 第3図は、レボグルコサンの蒸発結晶化の際の過飽和及
び飽和と温度の関係を示すグラフ図である。 第4図はレボグルコサンの冷却結晶化の際の飽和と温度
の関係を示すグラフ図である。 第5図は実施例1のデンプン熱分解物Aのクロマトグラ
フィーにおける各両分の吸光度、伝導度、屈折率及び旋
光度を示すグラフ図である。 第6図は実施例1の熱分解物Bのクロマトグラフィーを
示すグラフ図である。 FIG、1 熱分解装置 RB・・・・・・リング式ガスバーナ ’!”、、T2・・・・・温度測定位置K W・・・・
・・冷却水 P・・・・・・・圧力測定 ■P・・・・・・真空ポンプ 温度 げC) gしポ゛グルコサン                
FIG、43 永 温度 げC1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、デンプン及び/又はデンプン含有物質もしくはセル
    ロース含有物質の熱分解により高純度の1,6−β−D
    −アンヒドログルコピラノース(レボグルコサン)を製
    造する方法において、 最大20%の水含有率を持った前記出発物質を、真空中
    で熱分解しそして揮発性成分を凝縮させ、この凝縮物を
    、中和、ろ過及び吸着剤の随意の添加の後、溶離剤とし
    て水を使用してイオン交換体でのクロマトグラフィーに
    付し、レボグルコサン含有画分を濃縮し、そして蒸発及
    び/又は冷却結晶化により水性溶液から結晶性レボグル
    コサンを製造することを特徴とする方法。
JP1024152A 1988-02-04 1989-02-03 1,6―β―D―アンヒドログルコピラノースを高純度で製造する方法 Pending JPH01265098A (ja)

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