JPH0126268Y2 - - Google Patents
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- JPH0126268Y2 JPH0126268Y2 JP14675585U JP14675585U JPH0126268Y2 JP H0126268 Y2 JPH0126268 Y2 JP H0126268Y2 JP 14675585 U JP14675585 U JP 14675585U JP 14675585 U JP14675585 U JP 14675585U JP H0126268 Y2 JPH0126268 Y2 JP H0126268Y2
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- grip
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Landscapes
- Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、ヘアーブラシに関し、詳しくはブラ
ツシングの際髪の毛及びブラシ毛に生じる静電気
を防止することができるヘアーブラシに関する。
ツシングの際髪の毛及びブラシ毛に生じる静電気
を防止することができるヘアーブラシに関する。
(従来の技術及びその問題点)
従来のヘアーブラシはその機能及び構成から以
下に述べる様に大別することができる。即ち、 (1) 把持部及び毛床と共に一本あるいは少数本の
やや太めのブラシ毛が合成樹脂にて一体に成形
されたもの。
下に述べる様に大別することができる。即ち、 (1) 把持部及び毛床と共に一本あるいは少数本の
やや太めのブラシ毛が合成樹脂にて一体に成形
されたもの。
(2) 木や硬質の合成樹脂により把持部と一体に形
成される毛床に、多数の孔を設け、その各孔に
豚毛等の獣毛またはプラスチツクフイラメント
等の合成樹脂性のブラシ毛を複数本束にして植
毛したもの。
成される毛床に、多数の孔を設け、その各孔に
豚毛等の獣毛またはプラスチツクフイラメント
等の合成樹脂性のブラシ毛を複数本束にして植
毛したもの。
さて、上記(1)のヘアーブラシは、主に髪の形を
整える為のもので、ブラシ毛と毛床及び把持部が
一体に形成されているので、把持部と同じ硬さの
ブラシ毛には適度な撓りが期待し得ず、頭皮や髪
を傷つける恐れがあり、だからといつてブラシ毛
を柔らかくしようとすると把持部の可撓性も大き
くなつてしまい使用上不便である。即ち要求され
る硬さが相反するのでどちらかを犠牲にしなけれ
ばならなかつた。
整える為のもので、ブラシ毛と毛床及び把持部が
一体に形成されているので、把持部と同じ硬さの
ブラシ毛には適度な撓りが期待し得ず、頭皮や髪
を傷つける恐れがあり、だからといつてブラシ毛
を柔らかくしようとすると把持部の可撓性も大き
くなつてしまい使用上不便である。即ち要求され
る硬さが相反するのでどちらかを犠牲にしなけれ
ばならなかつた。
次に、上記(2)のヘアーブラシは主に髪へのブラ
ツシング効果を期待したものであり、把持部及び
毛床とブラシ毛は別体のものであるから上記(1)の
ような問題は起こらないのであるが、植毛による
為にどうしても多数の孔が必要であり、その為ブ
ラシ毛と孔の隙間が多数存在することになるの
で、この隙間にホコリやフケが詰まり、更に微生
物が発生することもあり不潔になりがちであつ
た。
ツシング効果を期待したものであり、把持部及び
毛床とブラシ毛は別体のものであるから上記(1)の
ような問題は起こらないのであるが、植毛による
為にどうしても多数の孔が必要であり、その為ブ
ラシ毛と孔の隙間が多数存在することになるの
で、この隙間にホコリやフケが詰まり、更に微生
物が発生することもあり不潔になりがちであつ
た。
また、最近のヘアーブラシのブラシ毛は、その
多くが非電導性の合成樹脂製であるから、ブラツ
シングの際、髪の毛との摩擦によつて、静電気が
発生し、パチパチ不快な音がして、ブラシの通り
が悪くなり、髪の毛を整えるどころか、かえつ
て、髪の毛を乱す結果になることがしばしばあつ
た。
多くが非電導性の合成樹脂製であるから、ブラツ
シングの際、髪の毛との摩擦によつて、静電気が
発生し、パチパチ不快な音がして、ブラシの通り
が悪くなり、髪の毛を整えるどころか、かえつ
て、髪の毛を乱す結果になることがしばしばあつ
た。
また、髪の毛やブラシ毛が静電気を帯びること
は、これらがゴミやホコリを吸着し易くなる原因
となり、大変不潔であつた。
は、これらがゴミやホコリを吸着し易くなる原因
となり、大変不潔であつた。
そこで、このブラツシングの際発生する静電気
を防止するヘアーブラシとして、例えば実開昭59
−48237号公報に開示されるものがある。これを
その主な構成要素毎に検討すると、まずその構成
要素は、(a):基台内部に金属箔を水平に埋設して
いる。(b):基台の上面に金属箔を貫通する植毛孔
を穿設する。(c):植毛孔内に獣毛、ナイロン繊維
等よりなるブラシ体(毛)の基部を嵌挿する。
を防止するヘアーブラシとして、例えば実開昭59
−48237号公報に開示されるものがある。これを
その主な構成要素毎に検討すると、まずその構成
要素は、(a):基台内部に金属箔を水平に埋設して
いる。(b):基台の上面に金属箔を貫通する植毛孔
を穿設する。(c):植毛孔内に獣毛、ナイロン繊維
等よりなるブラシ体(毛)の基部を嵌挿する。
(d)ブラシ体の基部を植毛孔内に上方より嵌着し
た金属平板で固定する。(e):金属平板の両側縁部
は前記金属箔に接触している。となつている。と
ころでヘアーブラシはその使用態様からできるだ
け軽いものが望まれる。しかし上記公報の例の場
合、構成要素(a)の“埋設”という語句から判断し
て基台は中実であり、このヘアーブラシは重いも
のであると推量される。また、構成要素(b)及び構
成要素(c)から基台内部に金属箔を埋設した後に植
毛孔を穿設し、該植毛孔にブラシ体の基部を嵌挿
することは極めて手間がかかりコストが高くつ
き、大量生産に適していないヘアーブラシである
と同時に、植毛孔にホコリやフケが詰まる可能性
があり、前述の課題が解決さていないといえる。
また構成要素(c)から金属平板と金属箔は接触する
ことになつているが、金属平板に対し金属箔は非
常に薄い為にその接触は接触面積の小さい“点接
触”であり、またブラシ毛自体導電性を有さない
ものであるからこのヘアーブラシの帯電防止効果
は乏しいと推量される。
た金属平板で固定する。(e):金属平板の両側縁部
は前記金属箔に接触している。となつている。と
ころでヘアーブラシはその使用態様からできるだ
け軽いものが望まれる。しかし上記公報の例の場
合、構成要素(a)の“埋設”という語句から判断し
て基台は中実であり、このヘアーブラシは重いも
のであると推量される。また、構成要素(b)及び構
成要素(c)から基台内部に金属箔を埋設した後に植
毛孔を穿設し、該植毛孔にブラシ体の基部を嵌挿
することは極めて手間がかかりコストが高くつ
き、大量生産に適していないヘアーブラシである
と同時に、植毛孔にホコリやフケが詰まる可能性
があり、前述の課題が解決さていないといえる。
また構成要素(c)から金属平板と金属箔は接触する
ことになつているが、金属平板に対し金属箔は非
常に薄い為にその接触は接触面積の小さい“点接
触”であり、またブラシ毛自体導電性を有さない
ものであるからこのヘアーブラシの帯電防止効果
は乏しいと推量される。
(問題点を解決する為の手段)
そこで本考案は、ホコリやフケが詰まり不潔に
なる植毛孔を必要とせず、髪を傷めない適度な撓
りを確保しつつ、しかも高い帯電防止効果を有す
る安価で軽いヘアーブラシを提供する為に、 胴部外面に多数のブラシ毛を、導電性の軟質合
成樹脂にて一体に成形した筒状の毛床と; 該毛床の内周に密嵌する外形を有する筒体で、
その前端に段部を介して前記毛床の前端縁に密着
する頭部を有する硬質合成樹脂にて成形した芯体
と; 該芯体の後部に嵌挿される軸部と、前記毛床の
後端縁に密接する鍔と、鍔から後方に突出した胴
部とを有する硬質樹脂にて一体に成形した把持部
と; から成るヘアーブラシであつて、; 前記毛床の後端に延長尾部が設けられ、前記芯
体の上下に、芯体の後端から前方に至る切割のク
リツプ部が設けられると共に、該クリツプ部の中
途に大径のストツパ孔が設けられ、芯体の後部両
側に、前記毛床の延長尾部の前部が外部に露出す
るように嵌合する割溝が設けられ、 前記把持部の軸部に、前記芯体のクリツプ部の
ストツパ孔に嵌着するピンが突設され、 前記把持部に、係着部が軸部の両側前端より
鍔、胴部に至つて切割状に設けられ、前記延長部
が略全長に亘つて外部に露出するように係着部に
嵌合されているという手段を採用した。
なる植毛孔を必要とせず、髪を傷めない適度な撓
りを確保しつつ、しかも高い帯電防止効果を有す
る安価で軽いヘアーブラシを提供する為に、 胴部外面に多数のブラシ毛を、導電性の軟質合
成樹脂にて一体に成形した筒状の毛床と; 該毛床の内周に密嵌する外形を有する筒体で、
その前端に段部を介して前記毛床の前端縁に密着
する頭部を有する硬質合成樹脂にて成形した芯体
と; 該芯体の後部に嵌挿される軸部と、前記毛床の
後端縁に密接する鍔と、鍔から後方に突出した胴
部とを有する硬質樹脂にて一体に成形した把持部
と; から成るヘアーブラシであつて、; 前記毛床の後端に延長尾部が設けられ、前記芯
体の上下に、芯体の後端から前方に至る切割のク
リツプ部が設けられると共に、該クリツプ部の中
途に大径のストツパ孔が設けられ、芯体の後部両
側に、前記毛床の延長尾部の前部が外部に露出す
るように嵌合する割溝が設けられ、 前記把持部の軸部に、前記芯体のクリツプ部の
ストツパ孔に嵌着するピンが突設され、 前記把持部に、係着部が軸部の両側前端より
鍔、胴部に至つて切割状に設けられ、前記延長部
が略全長に亘つて外部に露出するように係着部に
嵌合されているという手段を採用した。
(作用)
毛床1,21,41及びブラシ毛5,25,4
5は導電性軟質合成樹脂にて一体に形成されてい
るので、柔らかいブラシ毛5,25,45はブラ
ツシングの際適度に撓り、髪の毛を傷めることが
なく、導電性を有するブラシ毛5,25,45は
ブラツシングの際静電気を余り発生しないのであ
るが、髪の毛及びブラシ毛5,25,45に生じ
た微量の静電気は把持部3,23,43の係着部
19,39,59において露出した毛床1,2
1,41の延長尾部7,27,47を通じて、把
持部3,23,43を握る手に伝わりアースされ
る。したがつて、ブラシ毛5,25,45はホコ
リやフケを吸着しない。
5は導電性軟質合成樹脂にて一体に形成されてい
るので、柔らかいブラシ毛5,25,45はブラ
ツシングの際適度に撓り、髪の毛を傷めることが
なく、導電性を有するブラシ毛5,25,45は
ブラツシングの際静電気を余り発生しないのであ
るが、髪の毛及びブラシ毛5,25,45に生じ
た微量の静電気は把持部3,23,43の係着部
19,39,59において露出した毛床1,2
1,41の延長尾部7,27,47を通じて、把
持部3,23,43を握る手に伝わりアースされ
る。したがつて、ブラシ毛5,25,45はホコ
リやフケを吸着しない。
(実施例)
第1実施例をその分解斜視図である第1図、一
部破断側面図である第2図及び第2図−断面
図である第3図に基づいて詳述する。図のように
第1実施例のヘアーブラシは毛床1と芯体2及び
把持部3から構成される。
部破断側面図である第2図及び第2図−断面
図である第3図に基づいて詳述する。図のように
第1実施例のヘアーブラシは毛床1と芯体2及び
把持部3から構成される。
毛床1は横断面半円形の筒体の胴部外面湾曲面
4に放射状に多数のブラシ毛5が立設され、且つ
該筒体の後方に底面6と平行に横架される延長尾
部7が該筒体内部より延出されて導電性の軟質合
成樹脂にて一体に成形されるもので、前記延長尾
部7はその尾端7aにおいて二叉状とされてい
る。
4に放射状に多数のブラシ毛5が立設され、且つ
該筒体の後方に底面6と平行に横架される延長尾
部7が該筒体内部より延出されて導電性の軟質合
成樹脂にて一体に成形されるもので、前記延長尾
部7はその尾端7aにおいて二叉状とされてい
る。
芯体2は前記毛床1の内周に密嵌可能な外形を
有する筒体で、前端に前記毛床1の厚みと同高の
段部8を介して、前記毛床1の前端縁9に密接す
る該前端縁9の外周と同形の頭部10を備えてお
り、且つ後部の半円形頂面及び底面中央部に該芯
体2の後端から前方に到る切割の中途に大径のス
トツパ孔11bを有するクリツプ部11が設けら
れ、更に該芯体2の後部両側に前記毛床1の延長
尾部7の前部7cが挟入されるべく形成された該
芯体2の後端から前方に到る割溝12cを設けて
硬質合成樹脂にて成形されるもので、前記割溝1
2cの溝巾W′は延長尾部7の厚みWと同じとさ
れている。
有する筒体で、前端に前記毛床1の厚みと同高の
段部8を介して、前記毛床1の前端縁9に密接す
る該前端縁9の外周と同形の頭部10を備えてお
り、且つ後部の半円形頂面及び底面中央部に該芯
体2の後端から前方に到る切割の中途に大径のス
トツパ孔11bを有するクリツプ部11が設けら
れ、更に該芯体2の後部両側に前記毛床1の延長
尾部7の前部7cが挟入されるべく形成された該
芯体2の後端から前方に到る割溝12cを設けて
硬質合成樹脂にて成形されるもので、前記割溝1
2cの溝巾W′は延長尾部7の厚みWと同じとさ
れている。
把持部3は前記芯体2の後部内周に挿嵌される
該芯体2の内周と同形に形成される中空の軸部1
4と前記毛床1の後端縁15に密接する該後端縁
15の外周と同形の鍔16とやや偏平な胴部17
を硬質合成樹脂にて成形されるものであつて、前
記軸部14はその半円形頂面及び底部外面に前記
芯体2のクリツプ部11のストツパ孔11bに嵌
着するピン18bを突設しており、前記毛床1の
延長尾部7と係合する係着部19は軸部14の両
側前端より鍔16、胴部17に到つて切割状に設
けられ、該係着部19の溝幅W″は延長尾部7の
厚みWと同じである。また該係着部19には延長
尾部7の二叉状とされた尾端7aに嵌入する嵌合
部19aが内設されている。而して、第1実施例
のヘアーブラシは、毛床1の内周に、芯体2を挿
入して行き、延長尾部7の前端7cを割溝12c
に挟入し、次いで該芯体2の内周に把持部3の軸
部14を挿入して組み立てられる。この際芯体2
のクリツプ部11のストツパ孔11bに軸部14
のピン18bが嵌着され、延長尾部7は把持部3
の係着部19に挟入され、二叉状の尾端7aは嵌
合部19aに嵌入されて把持部3の側面において
係着部19から延長尾部7の一部が露出するよう
に構成されている。
該芯体2の内周と同形に形成される中空の軸部1
4と前記毛床1の後端縁15に密接する該後端縁
15の外周と同形の鍔16とやや偏平な胴部17
を硬質合成樹脂にて成形されるものであつて、前
記軸部14はその半円形頂面及び底部外面に前記
芯体2のクリツプ部11のストツパ孔11bに嵌
着するピン18bを突設しており、前記毛床1の
延長尾部7と係合する係着部19は軸部14の両
側前端より鍔16、胴部17に到つて切割状に設
けられ、該係着部19の溝幅W″は延長尾部7の
厚みWと同じである。また該係着部19には延長
尾部7の二叉状とされた尾端7aに嵌入する嵌合
部19aが内設されている。而して、第1実施例
のヘアーブラシは、毛床1の内周に、芯体2を挿
入して行き、延長尾部7の前端7cを割溝12c
に挟入し、次いで該芯体2の内周に把持部3の軸
部14を挿入して組み立てられる。この際芯体2
のクリツプ部11のストツパ孔11bに軸部14
のピン18bが嵌着され、延長尾部7は把持部3
の係着部19に挟入され、二叉状の尾端7aは嵌
合部19aに嵌入されて把持部3の側面において
係着部19から延長尾部7の一部が露出するよう
に構成されている。
次に第2実施例をその分解斜視図である第4
図、一部破断側面図である第5図、第4図−
線断面図である第6図に基づいて詳述する。第3
実施例も他の実施例と同様に毛床41と芯体42
及び把持部43から構成される。
図、一部破断側面図である第5図、第4図−
線断面図である第6図に基づいて詳述する。第3
実施例も他の実施例と同様に毛床41と芯体42
及び把持部43から構成される。
毛床41は円筒体の胴部外周面44に多数のブ
ラシ毛45を放射状に立設し、その内周に面軸方
向全長に亙る2条のリブ状凸部47cを設けて導
電性の軟質合成樹脂にて成形される。前記2条の
リブ状凸部47cは該毛床41後端55より一対
の延出して延長尾部47を形成している。
ラシ毛45を放射状に立設し、その内周に面軸方
向全長に亙る2条のリブ状凸部47cを設けて導
電性の軟質合成樹脂にて成形される。前記2条の
リブ状凸部47cは該毛床41後端55より一対
の延出して延長尾部47を形成している。
芯体42は前記毛床41の内周と同径の略円筒
体でその軸方向全長に亙つて前記毛床41のリブ
状凸部47cを挟入する2条の割溝52cが設け
られると共に、前端に毛床41の厚みと同高の段
部48を介して毛床41の前端縁49と密接する
頭部50を有し、更に後部に、切割の中途に大径
のストツパ孔51bを有するクリツプ部51が設
けられて硬質合成樹脂にて成形されるものでる。
体でその軸方向全長に亙つて前記毛床41のリブ
状凸部47cを挟入する2条の割溝52cが設け
られると共に、前端に毛床41の厚みと同高の段
部48を介して毛床41の前端縁49と密接する
頭部50を有し、更に後部に、切割の中途に大径
のストツパ孔51bを有するクリツプ部51が設
けられて硬質合成樹脂にて成形されるものでる。
把持部43は前記芯体42の後部内周に挿嵌さ
れる略円筒形で中空の軸部54と前記毛床41の
後端縁55に密接する円形状の鍔56と円柱形胴
部57を硬質合成樹脂にて成形されるものであつ
て、前記軸部54には前記芯体42のクリツプ部
51のストツパ孔51bに嵌着するピン58bを
突設しており、前記毛床41の延長尾部47と係
合する係着部59は軸部54の前端より鍔56を
貫通59′して胴部57に到る切割状に設けられ
ている。
れる略円筒形で中空の軸部54と前記毛床41の
後端縁55に密接する円形状の鍔56と円柱形胴
部57を硬質合成樹脂にて成形されるものであつ
て、前記軸部54には前記芯体42のクリツプ部
51のストツパ孔51bに嵌着するピン58bを
突設しており、前記毛床41の延長尾部47と係
合する係着部59は軸部54の前端より鍔56を
貫通59′して胴部57に到る切割状に設けられ
ている。
而して、第3実施例のヘアーブラシは、毛床4
1の内周に、芯体42を挿入して行き、この際両
リブ状凸部47cは両割溝52cに挟入され、次
いで該芯体42の内周に把持部43の軸部54を
挿入して行き、この際芯体の両クリツプ部51の
ストツパ孔51bに軸部54のピン58bが嵌着
され、一対の延長尾部47は把持部43の係着部
59に挟入され、把持部43の側面において係着
部59から延長尾部47の一部が露出するように
構成されて組み立てられる。この第3実施例の場
合、芯体43の割溝53cへの毛床41のリブ状
凸部47cの挟入は毛床41の芯体42に対する
回り止めの効果を有している。
1の内周に、芯体42を挿入して行き、この際両
リブ状凸部47cは両割溝52cに挟入され、次
いで該芯体42の内周に把持部43の軸部54を
挿入して行き、この際芯体の両クリツプ部51の
ストツパ孔51bに軸部54のピン58bが嵌着
され、一対の延長尾部47は把持部43の係着部
59に挟入され、把持部43の側面において係着
部59から延長尾部47の一部が露出するように
構成されて組み立てられる。この第3実施例の場
合、芯体43の割溝53cへの毛床41のリブ状
凸部47cの挟入は毛床41の芯体42に対する
回り止めの効果を有している。
尚、上記各実施例の毛床1,21,41は軟質
合成樹脂にカーボンを練り込んだものの他、導電
性の軟質合成樹脂であればどんなものでも良く限
定しない。
合成樹脂にカーボンを練り込んだものの他、導電
性の軟質合成樹脂であればどんなものでも良く限
定しない。
(考案の効果)
本考案に係わるヘアーブラシは毛床1,21,
41及びブラシ毛5,25,45が導電性軟質合
成樹脂にて一体に形成されているので、柔らかい
ブラシ毛5,25,45はブラツシングの際適度
に撓り、髪の毛を傷めることがなく、また髪の毛
及びブラシ毛5,25,45に生じた微量の静電
気は人体にアースされるのでブラシ毛5,25,
45はホコリやフケを吸着しないし、ブラシの通
りが悪くなつたりしない。また、植毛孔にブラシ
毛を植毛する必要がないので安価に製造すること
ができ、そして毛床1,21,41の前端面及び
後端面9,29,49、15,34,55は段部
8,28,48及び鍔16,36,56に密接し
ているのでホコリやフケが詰まる心配がなく清潔
であり、更に芯体2,22,42は中空の為に軽
いヘアーブラシを提供できる。
41及びブラシ毛5,25,45が導電性軟質合
成樹脂にて一体に形成されているので、柔らかい
ブラシ毛5,25,45はブラツシングの際適度
に撓り、髪の毛を傷めることがなく、また髪の毛
及びブラシ毛5,25,45に生じた微量の静電
気は人体にアースされるのでブラシ毛5,25,
45はホコリやフケを吸着しないし、ブラシの通
りが悪くなつたりしない。また、植毛孔にブラシ
毛を植毛する必要がないので安価に製造すること
ができ、そして毛床1,21,41の前端面及び
後端面9,29,49、15,34,55は段部
8,28,48及び鍔16,36,56に密接し
ているのでホコリやフケが詰まる心配がなく清潔
であり、更に芯体2,22,42は中空の為に軽
いヘアーブラシを提供できる。
また、芯体2,42の後部両側に、前記毛床
1,41の延長尾部7,47の前部が外部に露出
するように嵌合する割溝12c,52cが設けら
れ、 前記把持部3,43の軸部14,54に、前記
芯体2,42のクリツプ部11,51のストツパ
孔11b,51bに嵌着するピン18b,58b
が突設され、 前記把持部3,43に、係着部19,59が軸
部14,54の両側前端より鍔16,56、胴部
17,57に至つて切割状に設けられ、前記延長
部7,47が略全長に亘つて外部に露出するよう
に係着部19,59に嵌合されているので、前記
毛床1,41、芯体2,42及び把持部3,43
の組付け及び分解が容易であるにも拘わらず、ス
トツパ孔11b,51bへのピン18b,58b
の嵌着、延長尾部7,47の割溝11,51及び
係着部19,59への嵌合により、毛床1,4
1、芯体2,42及び把持部3,43が互いに軸
心廻りに回動しないように強固に組付けできると
共に、ストツパ孔11b,51bへのピン18
b,58bの嵌着により、芯体2,42と把持部
3,43との軸方向への抜脱を確実に防ぐことが
できて、毛床1,41と芯体2,42と把持部
3,43とを非常に簡単でかつ不測に外れる惧れ
がないように確実に組付けることが可能になり、
その実用的効果は著大である。
1,41の延長尾部7,47の前部が外部に露出
するように嵌合する割溝12c,52cが設けら
れ、 前記把持部3,43の軸部14,54に、前記
芯体2,42のクリツプ部11,51のストツパ
孔11b,51bに嵌着するピン18b,58b
が突設され、 前記把持部3,43に、係着部19,59が軸
部14,54の両側前端より鍔16,56、胴部
17,57に至つて切割状に設けられ、前記延長
部7,47が略全長に亘つて外部に露出するよう
に係着部19,59に嵌合されているので、前記
毛床1,41、芯体2,42及び把持部3,43
の組付け及び分解が容易であるにも拘わらず、ス
トツパ孔11b,51bへのピン18b,58b
の嵌着、延長尾部7,47の割溝11,51及び
係着部19,59への嵌合により、毛床1,4
1、芯体2,42及び把持部3,43が互いに軸
心廻りに回動しないように強固に組付けできると
共に、ストツパ孔11b,51bへのピン18
b,58bの嵌着により、芯体2,42と把持部
3,43との軸方向への抜脱を確実に防ぐことが
できて、毛床1,41と芯体2,42と把持部
3,43とを非常に簡単でかつ不測に外れる惧れ
がないように確実に組付けることが可能になり、
その実用的効果は著大である。
第1図乃至第3図は第1実施例を示し、第1図
は分解斜視図、第2図は一部破断側面図、第3図
は第2図−線断面図、第4図乃至第6図は第
2実施例を示し、第4図は分解斜視図、第5図は
一部破断側面図、第6図は第5図−線断面図
を示す。 1,41……毛床、2,42……芯体、3,4
3……把持部、4,44……胴部外面、5,45
……ブラシ毛、7,47……延長尾部、8,48
……段部、9,49……毛床の前端縁、10,5
0……頭部、14,54……軸部、15,55…
…毛床の後端縁、16,56……鍔、19,59
……係着部。
は分解斜視図、第2図は一部破断側面図、第3図
は第2図−線断面図、第4図乃至第6図は第
2実施例を示し、第4図は分解斜視図、第5図は
一部破断側面図、第6図は第5図−線断面図
を示す。 1,41……毛床、2,42……芯体、3,4
3……把持部、4,44……胴部外面、5,45
……ブラシ毛、7,47……延長尾部、8,48
……段部、9,49……毛床の前端縁、10,5
0……頭部、14,54……軸部、15,55…
…毛床の後端縁、16,56……鍔、19,59
……係着部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 胴部外面に多数のブラシ毛を、導電性の軟質合
成樹脂にて一体に成形した筒状の毛床と; 該毛床の内周に密嵌する外形を有する筒体で、
その前端に段部を介して前記毛床の前端縁に密着
する頭部を有する硬質合成樹脂にて成形した芯体
と; 該芯体の後部に嵌挿される軸部と、前記毛床の
後端縁に密接する鍔と、鍔から後方に突出した胴
部とを有する硬質樹脂にて一体に成形した把持部
と; から成るヘアーブラシであつて; 前記毛床の後端に延長尾部が設けられ、前記芯
体の上下に、芯体の後端から前方に至る切割のク
リツプ部が設けられると共に、該クリツプ部の中
途に大径のストツパ孔が設けられ、芯体の後部両
側に、前記毛床の延長尾部の前部が外部に露出す
るように嵌合する割溝が設けられ、 前記把持部の軸部に、前記芯体のクリツプ部の
ストツパ孔に嵌着するピンが突設され、 前記把持部に、係着部が軸部の両側前端より
鍔、胴部に至つて切割状に設けられ、前記延長部
が略全長に亘つて外部に露出するように係着部に
嵌合されていることを特徴とするヘアーブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14675585U JPH0126268Y2 (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14675585U JPH0126268Y2 (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6253027U JPS6253027U (ja) | 1987-04-02 |
JPH0126268Y2 true JPH0126268Y2 (ja) | 1989-08-07 |
Family
ID=31059510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14675585U Expired JPH0126268Y2 (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0126268Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2545657Y2 (ja) * | 1991-04-09 | 1997-08-25 | 有限会社 ケイ・ワイ・ケイ研究所 | 静電防止用ブラシ |
-
1985
- 1985-09-25 JP JP14675585U patent/JPH0126268Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6253027U (ja) | 1987-04-02 |
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