JPH012621A

JPH012621A - 内視鏡の体腔内圧調整装置

Info

Publication number: JPH012621A
Application number: JP62-158931A
Authority: JP
Inventors: 雅実白井; 土井　譲; 本田　良二
Original assignee: 旭光学工業株式会社
Filing date: 1987-06-26
Publication date: 1989-01-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、内視鏡に用いられて、観察時の体腔内圧を
調整する、内視鏡の体腔内圧調整装置に関するものであ
る。

［従来の技術］胃腸などの体腔内臓器は一般に自己収縮習性を有してい
るので、内視鏡を用いて体腔内を検査する場合には、内
視鏡に組み込まれた送気管路を通じて外部から空気など
を送り込み、その圧力で体腔内壁を膨らませて観察する
ようになっている。

しかしながら、対物レンズ表面の洗浄のためあるいは術
者の不注意などによって、過大送気をして体腔内圧が高
、くなりすぎると、体腔内壁が過伸展して微細な粘膜の
変化を観察することができなくなるばかりか、体腔内壁
損傷などの事故をひきおこすおそれがある。

そこで従来は、内視鏡の吸引管路の途中から感圧用の分
岐管路を分岐させ、その分岐管路に圧力検出器を設けて
体腔内圧を検出し、上記吸引管路に接続された吸引装置
を圧力検出器からの出力信号によって動作させて吸引を
行い、体腔内圧を自動的に減圧するようにしたものが知
られている。

［発明が解決しようとする問題点］内視鏡の吸引管路内には、空気だけでなく体腔内の粘液
９血液その他の汚物等が吸引されるので、それらの汚物
がしばしば分岐管路側に侵入することがあった。すると
、分岐管路が詰まって装置が正常に働かなくなってしま
ったり、分岐管路内は清浄し難いので、汚物残留による
感染など衛生上不都合な事態が生ずる等の欠点があった
。

この発明は、そのような従来の欠点を解消し、分岐管路
内に汚物が侵入し難い内視鏡の体腔内圧調整装置を提供
することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］゛　　上述あ問題点を解決するための、本発明による内
視鏡の体腔内圧調整装置は、内視鏡の挿入部と吸引装置
との間を連通ずる吸引管路と、その吸引管路の途中から
分岐して圧力検出器に連通ずる分岐管路と、上記吸引管
路の途中に設けられて吸引管路を開閉する開閉弁と、上
記圧力検出器からの出力信号により動作して上記開閉弁
の動作を制御する制御手段とを有する内視鏡の体腔内圧
調整装置において、上記分岐部では、上記吸引管路を略
水平に配置すると共に、上記分岐管路を略垂直にＬ向き
に配置したことを特徴とする。

［作用］体腔内圧が高まると、その圧力が圧力検出器に検出され
て制御回路から開閉弁に制御信号が出力され、吸引管路
を通じて吸引装置に吸引が行われる。これによって体腔
内圧が一定に保たれる。この吸引の際、体腔内の汚物等
も同時に吸引され。

その汚物等は吸引管路を通る。

その際、本発明装置では、吸引管路が略水平に配置され
、分岐管路は略垂直に上向きに配置されているので１分
岐管路側へは汚物が侵入し難く、はとんど侵入しない。

［実施例］第２図は本発明装置のブロック図であり、図中、ｌは体
腔内に挿入される内視鏡の挿入部、２は操作部、３は外
部の光源装置４内に接続されるコネクタであり、光源装
置４内には照明ランプ５及び送気ポンプ６が設けられて
いる。そして、照明ランプ５から内視鏡の照明用ライト
ガイド７に照明光が入射し、内視鏡内に挿通された送気
管路８に送気ポンプ６から空気などの気体が送り込まれ
る。上記送気管路８はコネクタ３から操作部２及び挿入
部！内を通って挿入部の先端に開口しており、その途中
の操作部２に切換弁９が突設して介挿されている。この
切換弁９は公知のものであり、詳細な説明は省略するが
、常時は送気管路８が外気に連通して送気ポンプ６から
送られた空気が外部に放出され、切換弁９を指先で押す
と外気との間が閉ざされて挿入部先端の開口ｌＯから体
腔内に送気されるようになっている。尚、このような切
換弁に代えて電気的スイッチなどを設けてもよく、また
送気ポンプとして、送気が連続的に行われるもの、ある
いは送気動作が自動制御されるもの等を用いてもよい。

１１は処置具等が挿通される鉗子チャンネルであり、そ
の先端は上記挿入部１の先端に開口し、基端は操作部２
の下部に形成された鉗子挿入口１２に連通している。１
３は、鉗子挿入口１２に取着された公知の鉗子栓であり
、処置具類が挿入されていない時に上記鉗子挿入口１２
を閉塞している。また、鉗子挿入口１２付近において、
吸引チューブ１４が鉗子チャンネル１１に連通接続され
、その吸引チューブ１４が外部の吸引装置１５に接続さ
れており、鉗子チャンネル１１と吸引チューブ１４とに
より、挿入部１の先端に開口する吸引管路が形成されて
いる。上記吸引装置１５は、吸引ポンプ１５ａと、吸引
物を貯留する吸引槽１５ｂよりなる。また、吸引チュー
ブ１４の途中には、第１の電磁開閉弁２１が設けられて
いる。この第１の電磁開閉弁２１は１例えば第３図に示
されるように、電磁装置２１ａに直結されて進退するピ
ストン２１ｂにより、吸引チューブ１４を側方から押し
潰してその管路を閉塞するようにしたものであり、吸引
される汚物が吸引チューブ１４の内面以外に触れないの
で洗浄等を完全に行うことができる。

上記吸引チューブ１４の途中に連通して分岐管路１８が
形成され、吸引チューブ１４内の圧力を検出する圧力検
出器１６がその分岐管路１８に設けられており、吸引管
路（吸引チューブ１４．鉗子チャンネル１１）と分岐管
路１８を介して体腔内圧が検出される。Ａは分岐部を示
している。また、上記吸引チューブ１４内に少量の送気
を行う第２の送気ポンプ１７が、上記圧力検出器１６に
接近して上記分岐管路１８の途中に設は丸れ、上記分岐
管路１８と吸引チューブ１４との連通状態をｆＪＭ閉す
る第２の電磁開閉弁２２が、上記分岐部Ａ近傍に設けら
れている。

１９は、第１の電磁開閉弁２１と吸引装置１５との間か
ら分岐して外気に連通ずる開放チューブであり、その途
中に、第３の電磁開閉弁２３が設けられている。

２０は、第１ないし第３の電磁開閉弁２１．２２．２３
の開閉制御を行う制御手段である。この制御手段２０は
、圧力検出器１６の出力信号を増幅する増幅回路２０ａ
、別途入力される設定値と圧力検出器１６からの出力信
号とを比較して、駆動回路２０ｂを介して各電磁開閉弁
２１，２２゜２３を動作させる信号を出力する制御回路
２０ｃと、その制御状態を表示する表示回路２０ｄ等に
より構成されている。

そして体腔内圧が高まると、圧力検出器１６からの出力
信号により、制御回路２０から、第１のＴＬ磁開開閉弁
２１開き、第２及び第３の電磁開閉弁２２．２３を閉じ
る制御信号が出力され、吸引チューブ１４を通じて挿入
部先端から吸引が行われる。これによって体腔内圧が一
定に保たれる。

第１図は、本実施例装置の内視鏡と吸引装置１５以外の
部分を１つのハウジング内に装着した内圧調整器本体の
側面図である。

図中、２４は内圧調整器本体のハウジングであり、その
内部に、前述の第１ないし第３の電磁開閉弁２１，２２
．２３が固設されている。そして、それら電磁開閉弁部
を通る部分のチューブは、例えば厚肉で長さの短いシリ
コンチューブ１４ａ、１８ａ、１９ａにより形成され、
それらシリコンチューブが合成樹脂製のＴ字管２６　、
２６によって互いに接続され、そのＴ字管２６．２６が
、短いシリコンチューブ１４ｂ、１４ｃにより上述の吸
引チューブ１４の途中に接続されている。そして、上述
の接続部を締めっけるように取着されたバネ性のクリッ
プ２７・・・を取り外すことによって、チューブの接続
及び取り外しが自在に行えるように構成されている。し
たがって、各チューブごとに取り外して交換することが
でき、第４図に示されるように、この部分をそっくりユ
ニットで取り外して交換することもできる。

また、上記の各チューブのうち、吸引管路の途中に配置
されたチューブ１４ａ、１４ｂ　、１４ｃは水モに配置
され、Ｔ字管２６．２６によって分岐された分岐管路を
形成するチューブ１８ａ、１９ａは、略垂直に上向きに
配置されている。したかって吸引管路内を汚物等が通過
する際に、分岐管路側へは、汚物が侵入し難く、はとん
ど侵入しない。

一方、第１図に示されるように、上記の各チューブ及び
電磁開閉弁２１〜２３が配置された分岐部の側方のハウ
ジング２４には、大きく開放された窓２８が形成されて
おり、軸２９を中心に回動する４体３０によって、その
窓２８を自由に開閉できるようになっている。したがっ
て、蓋体３０を開けば、分岐部を視認して、各チューブ
の汚れの状態や漬れの有無等をチエツクし、同時に、チ
ューブの交換等をすることができる。尚、窓２８に透明
のカバーを装着し、あるいは着体３０を透明の合成樹脂
などによって形成して、分岐部周辺を外部から常時視認
できるようにしてもよい。

［発明の効果］この発明の内視鏡の体腔内圧調整装置によれば、分岐部
において、吸引管路を略水平に配置すると共に、感圧用
の分岐管路を略垂直に上向きに配置したので、分岐管路
側には汚物がほとんど侵入せず、したがって、装置が常
に正常に動作し、汚物の残留による感染その他の衛生上
の問題も生じない等の優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に用いられる内圧調整器本体
の側面図、第２図は実施例の全体ブロック図、第３図は
実施例に用いられる電磁開閉弁の斜視図、第４図は同じ
くチューブユニツ）の斜視図である。１・・・内視鏡の挿入部、１１・・・鉗子チャンネル、
１４・・・吸引チューブ、１５・・・吸引装置、１６・
・・圧力検出器、１８・・・分岐管路、２０・・・制御
手段、２１・・・電磁開閉弁、２６・・・１字管、２７
・・・クリップ。代理人　弁理士　　三　井　和　彦第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）内視鏡の挿入部と吸引装置との間を連通する吸引
管路と、その吸引管路の途中から分岐して圧力検出器に
連通する分岐管路と、上記吸引管路の途中に設けられて
吸引管路を開閉する開閉弁と、上記圧力検出器からの出
力信号により動作して上記開閉弁の動作を制御する制御
手段とを有する内視鏡の体腔内圧調整装置において、上
記分岐部では、上記吸引管路を略水平に配置すると共に
、上記分岐管路を略垂直に上向きに配置したことを特徴
とする内視鏡の体腔内圧調整装置。
（２）上記分岐部が、外部から視認できるように装置内
に設けられている特許請求の範囲第１項記載の内視鏡の
体腔内圧調整装置。
（３）上記各管路が、上記開閉弁の前後において交換自
在に設けられている特許請求の範囲第１項又は第２項記
載の内視鏡の体腔内圧調整装置。