JPH01260421A - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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JPH01260421A
JPH01260421A JP8968988A JP8968988A JPH01260421A JP H01260421 A JPH01260421 A JP H01260421A JP 8968988 A JP8968988 A JP 8968988A JP 8968988 A JP8968988 A JP 8968988A JP H01260421 A JPH01260421 A JP H01260421A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal cell
display
optical path
path difference
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Pending
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JP8968988A
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English (en)
Inventor
Toshiro Motomura
敏郎 本村
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業の利用分野〕 本発明は二枚の透明基板で液晶を挟持した表示用液晶セ
ルと位相補正用液晶セルとを積層した多層構造の液晶表
示素子に関するものである。
〔従来の技術〕
液晶表示素子は1970年代初期に動的散乱モード(D
 S M ; Dynamic Scattering
 Mode)を用いた腕時計用素子が製品化されて以来
、ツイストネマチックモード(TN : Twiste
d Nematic Mode)の実用化により低電圧
駆動、低電力動作を特徴として、腕時計や電卓用表示素
子の主流として広く一般に普及されてきた。
最近、液晶表示素子は各種コンピュータ、ワードプロセ
ッサ、データ端末などに代表される情報・OA関連機器
分野での利用が高まり、それに伴い、液晶表示素子の大
容量化、高品位化が望まれている。
従来、二枚の電極が形成された透明基板で液晶を挟持し
、XYマットリックス構成にした、所謂単純マツトリッ
クス方式の液晶表示素子で大容量化を行うためには、マ
ルチプレックス駆動の度数(デユーティ比)を増加させ
ることが必要である。
しかしながら、デユーティ比を増加させると表示コント
ラストの低下や、視野角性の低下を招くなどの問題があ
った。その後、この問題を解決し、大容量化を達成した
のがスーパーツイストネマチックモード(S TN :
 5uperthisted Nematic Mod
e)である(特開昭60−107020号公報)。
ところが、このSTN表示モードでは透過光に波長依存
性が生じるため、黄色の背景色に黒色表示するイエロー
モードと、白色の背景色に青色表示するブルーモードの
表示形態となり、必ずしも表示品位の高いものではなか
った。
そこで、透過光の波長依存性を低下させ、液晶表示素子
の高品位化を達成し得る技術手段が特開昭57−963
15号公報に開示されている。
この技術手段は給電手段を配置した表示を行う第1のT
N液晶表示素子(以下、表示用液晶セルという。)に、
給電手段を配置しない第2のTN液晶表示素子(以下、
位相補正用液晶セルという。
)を積層した二層型構造として、前記位相補正用液晶セ
ルを光学的補正板として利用するものである。
この上述の技術手段では、位相補正用液晶セルの液晶層
との光学的行路差、即ち液晶層の厚みd+と液晶の複屈
折Δn+(=ne−no、n、:異常光に対する屈折率
、no:正常光に対する屈折率)の積d1・Δn1と、
表示用液晶セルの液晶層の光学的行路差、即ち液晶層の
厚みd2と液晶の複屈折Δn Z(”” n’、 −n
二、 n’、:異常光に対する屈折率、  n:、:正
常光に対する屈折率)の積d2・Δn2とを等しくし、
表示用液晶セルの背景色を、位相補正用液晶セルで解消
、即ち可視光領域での透過率を零にしようとするもので
ある。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、上述の表示用液晶セルと、位相補正用液
晶セルとを積層した液晶表示素子のように、光学的行路
差を等しくすると、電圧無印加状態の場合は光学補正が
十分達成されるが、液晶表示素子が所定のデユーティ比
でマルチプレックス駆動されると、非選択画素にもバイ
アス電圧が印加され、その分だけ液晶分子の配列状態が
変化する。この結果、液晶分子の異常光に対する屈折率
nQが変化し、d+・Δn、と d2・Δn2との間に
差が生じ、光学補正が不十分となり、非選択画素は可視
光領域でのある波長の光の透過率が増大しミ表示コント
ラストが低下してしまうという問題点があった。
〔本発明の目的〕
本発明は、上述の問題点に鑑み案出されたものであり、
その目的は大容量化、高品位化の液晶表示素子を提供す
るものである。
〔問題点を解決するための具体的な手段〕本発明によれ
ば上述の問題点を解決するために二枚の透明基板で液晶
を挟持した表示用液晶セルと、位相補正用液晶セルとを
積層した液晶表示素子において、該位相補正用液晶セル
の液晶層の光学的行路差d・Δnを表示用液晶セルの光
学的行路差d・Δnよりも小さく設定したことである。
〔作用〕
上述の具体的な手段により、予め、液晶分子の配列状態
が変化しない位相補正用液晶セルの液晶層の光学的行路
差を、表示用液晶セルの液晶層の光学的行路差よりも小
さく設定したいるので、マルチプレックス駆動される非
選択画素においても表示用液晶セルと位相補正用液晶セ
ルとの光学的行路差の差異がなくなり、非選択画素の光
学補正が向上する。
〔実施例〕
以下、本発明の液晶表示素子を図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図は本発明に係る液晶表示素子の構造を示す断面図
である。
本発明の液晶表示素子は、電極および配向膜が被着され
た二枚の透明基板で液晶を挟持した表示用液晶セルAと
、位相補正用液晶セルBとを積層し、二枚の透明基板の
外面には夫々偏光板が配置され構成されている。
表示用液晶セルAは、液晶層7と、該液晶N7を挟持す
る二枚の透明基板3,4と、スペーサーを兼ねたシール
剤5とから成っている。
前記二枚の透明基板3,4としては、ガラス、透光性樹
脂等が用いられ、その内面には液晶層7に電界を与える
透明電極8,9が所定形状に被着形成されている。
透明電極8,9は、膜厚500〜2000人で、酸化錫
を添加した酸化インジウムから成り、フォトリソグラフ
ィー技術によりパターンニングされている。さらに、液
晶層7と接する面上には液晶分子の配列を決定するため
の配向膜10が被着形成されている。
配向膜10はポリイミド系樹脂を約800〜1000人
の膜厚で塗布し、所定方向にラビング処理することによ
り形成されている。
液晶層7は誘電率異方性が正のネマチック液晶にツイス
ト方向を規定するために左旋性の光学活性物質である、
例えばS−811が0.95wt%程度添加されている
。この時、液晶層7の複屈折性Δnは589nmの光に
対して約25°Cで0.122であり、さらに、液晶層
7の厚みdは6.0μmに形成されているため、液晶層
7の光学的行路差d・Δnは0.73に設定されること
になる。
シール剤5はスペーサの機能を果たすため、液晶層7の
厚みdと路間−の直径のガラスファイバーを混入したエ
ポキシ樹脂が用いられる。
次に、位相補正用液晶セルBは液晶層6と、該液晶層6
を挟持する基板1,2とスペーサーを兼ねたシール剤5
とから成っている。
前記二枚の透明基板1,2としては、ガラス、透光性樹
脂等が用いられ、その内面には液晶層6の液晶分子の配
列を決定するための配向膜11が表示用液晶セルAと同
様に被着形成されている。
液晶層6は誘電率異方性が正のネマチック液晶にツイス
ト方向を規定するために右旋性の光学活性物質である、
例えばCB−15が1.5wt%程度添加されている。
この液晶層6の複屈折性Δnは589 nmの光に対し
て約25°Cで0.100であり、さらに、液晶層7の
厚みdは6.0μmに形成されているため、液晶層7の
光学的行路差d・Δnは0.60に設定されることにな
り、前記表示用液晶セルAの液晶層7の光学的行路差d
・Δnの0.73よりも小さい値に設定されている。
シール剤5はスペーサの機能を果たすため、液晶層6の
厚みdと路間−の直径のガラスファイバーを混入したエ
ポキシ樹脂が用いられる。
上記表示用液晶セルAと位相補正用液晶セルBとの位置
関係は、表示用液晶セルAの基板3の内面上に配列した
液晶分子の長袖方向と、位相補正用液晶セルBの基板2
の内面上に配列した液晶分子の長軸方向定とが互いに直
交するように積層されている。
さらに、表示用液晶セルAの基板4の内面上に配列した
液晶分子の長軸方向と所定の角度!llえば−45°〜
45°をなす偏光軸で偏光板13が貼付され、位相補正
用液晶セルBの基板1の内面上に配列した液晶分子の長
軸方向と所定の角度j11えば一45°〜45°をなす
偏光軸で偏光板12が貼付され、好ましくは偏光板12
.13の偏光軸が互いに直交するように設定されている
第2図は、本実施例の液晶表示素子をデユーティ比20
0分の1で駆動させた場合の非選択画素の透過光スペク
トルを示したものである(実線)。さらに本発明の効果
を明確化するために、従来の液晶表示素子を構成する表
示用液晶セル及び位相補正用液晶セルの光学的行路差d
・Δnを夫々0.73と等しくしたものの非選択画素の
透過光スペクトルも併せて示している(破線)。
第2図から明らかなように本発明の液晶表示素子は従来
に比較して、大容量、即ち高画素数の駆動方式であるマ
ルチプレックス駆動での非選択画素における可視光領域
波長の透過率を殆ど零にでき、光学補正が十分達成され
ることになる。これにより非選択画素での色付現象がな
く、コントラスト比が高くなる。
第3図は本発明の他の実施例の断面構造図である。
本実施例では、3枚の基板で表示用液晶セルA及び位相
補正用液晶セルBを構成したものである。
3枚の透明基板15,16.17で構成された液晶表示
素子においては、表示用液晶セルAの液晶層18と位相
補正用液晶セルBの液晶層19の複屈折性Δnをいずれ
も589nmの光に対して約25°Cで0.125であ
るが、表示用液晶セルAの液晶層18の厚みdは6.0
μm、位相補正用液晶セルBの液晶層19の厚みdは5
.6μmに形成されている。即ち表示用液晶セルAの液
晶Ft18の光学的行路差d・Δnが0.75、位相補
正用液晶セルBの液晶層19の光学的行路差d・Δnが
0.70となり、該位相補正用液晶セルの液晶層の光学
的行路差d−Δnは表示用液晶セルの光学的行路差d・
Δnよりも小さくなる。
尚、上記以外の各構成要素は前記実施例と同様である。
第4図は本実施例の液晶表示素子をデユーティ比100
分の1で駆動させた場合の非選択画素の透過光スペクト
ルを示したものである(実線)。
さらに本発明の効果を明確化するために、従来の液晶表
示素子を構成する表示用液晶セル及び位相補正用液晶セ
ルの光学的行路差d・Δnを夫々0゜75と等しくした
ものの非選択画素の透過光スペクトルも併せて示してい
る(破線)。
第4図から明らかなように本発明の液晶表示素子は従来
に比較して非選択画素の光学補正が十分達成されている
上述のように、本発明は大容量、即ち高画素数の駆動方
式であるマルチプレックス駆動時のデユーティ比を考慮
して、液晶材料の選択による複屈折性Δnと液晶層の層
厚dとを適宜に組み合わせによって表示用液晶セルA、
位相補正用液晶セルBの光学的行路差d・Δnを夫々設
定することが重要である。尚、液晶材料の選択や液晶層
の層厚dに限界があるときには、位相補正用液晶セルB
の液晶層の液晶分子のプレチルト角θを例えば約6.0
〜7.0、表示用液晶セルAの液晶層の液晶分子のプレ
チルト角を例えば約3.0〜6゜0と、位相補正用液晶
セルBの液晶層のプレチルト角θを表示用液晶セルAの
液晶層のプレチルト角よりも大きく設定すれば、非選択
画素の光学補正がより十分達成される。
尚、上述の実施例では透過型液晶表示素子で説明したが
、一方の基板の外面に反射板が貼付された反射型液晶表
示素子でも構わない。また本発明は液晶層のツイスト角
が90°〜360°でも適用できるものである。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明の液晶表示素子は、マル
チプレックス駆動時のデユーティ比を考慮して、該位相
補正用液晶セルの液晶層の光学的行路差d・Δnを表示
用液晶セルの光学的行路差d・Δnよりも小さく設定し
たため、マルチプレックス駆動されている非選択画素で
発生するバイアス電圧の印加による液晶分子の配列状態
の変化に起因する色付き現象を位相補正用液晶セルの光
学補正によって完全防止できる。これにより、例えばコ
ントラスト比の高い白黒表示が可能となるなど表示品位
の高い、大容量の液晶表示素子が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る液晶表示素子の構造を示す断面図
であり、第2図は第1図に示す液晶表示素子をデユーテ
ィ比200分の1で駆動させた場合の非選択画素の透過
率と波長との関係を示す透過光スペクトルの特性図であ
る。 第3図は本発明の他の実施例を示す液晶表示素子の断面
図である。 第4図は第3図に示す液晶表示素子をデユーティ比10
0分の1で駆動させた場合の非選択画素の透過率と波長
との関係を示す透過光スペクトルの特性図である。 1.2.3,4,15,16.17・・・透明基板5 
・・・・・・・・・・シール剤 6.7.18.19  ・・・・・・液晶層8.9.・
・・・・・・・・透明電極 10、11 ・・・・・・・・配向膜 12、13 ・・・・・・・・偏光板

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 二枚の透明基板で液晶を挟持した表示用液晶セルと、位
    相補正用液晶セルとを積層した液晶表示素子において、 前記位相補正用液晶セルの液晶層の光学的行路差d・Δ
    nを前記表示用液晶セルの液晶層の光学的行路差d・Δ
    nよりも小さく設定したことを特徴とする液晶表示素子
JP8968988A 1988-04-12 1988-04-12 液晶表示素子 Pending JPH01260421A (ja)

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JP8968988A JPH01260421A (ja) 1988-04-12 1988-04-12 液晶表示素子

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JPH01260421A true JPH01260421A (ja) 1989-10-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0289432U (ja) * 1988-12-27 1990-07-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0289432U (ja) * 1988-12-27 1990-07-16

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