JPH01259843A - X線断層撮影装置 - Google Patents

X線断層撮影装置

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JPH01259843A
JPH01259843A JP63087407A JP8740788A JPH01259843A JP H01259843 A JPH01259843 A JP H01259843A JP 63087407 A JP63087407 A JP 63087407A JP 8740788 A JP8740788 A JP 8740788A JP H01259843 A JPH01259843 A JP H01259843A
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JP
Japan
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recording medium
image recording
ray tube
imaging device
subject
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Application number
JP63087407A
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English (en)
Inventor
Takaaki Furubiki
古曵 孝明
Chuji Tomita
富田 忠二
Shinji Kawasaki
真司 川崎
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、支柱の上下端部に対向支持されたX線管と映
像装置とをその間に位置する被検体内の一点を中心とし
て相対運動させ該被検体を断層撮影するX線断層撮影装
置に関し、特にX線管焦点と被検体の目的部位点と画像
記録媒体中心の三点の幾可学的精度を維持して画像の解
像力を向上することができるX線断層撮影装置に関する
〔従来の技術〕
従来のX線断層撮影装置は、第3図に示すように、被検
体にX線を放射するX線管1と、上記被検体を間に挟ん
でX線管1に対向支持され画像記録媒体を格納する映像
装置2と、これら両者を上下端部に支持して連結する支
柱3と、この支柱3を揺動可能に支持すると共に上下方
向に昇降して被検体の断層撮影の裁断面を昇降させる裁
断面装置4とを備えて成っていた。なお、上記裁断面装
置4は、支柱3を揺動可能に支持する中枠5と、この中
枠5を枠内部に揺動可能に支持すると共に上下方向に昇
降可能とされた移動枠6とから成っている。また、第3
図において、符号7は被検体(図示省略)を寝載するテ
ーブルであり、符号8は上記XIs管1及び映像装置2
を支点9を中心として互いに反対方向に同期して相対運
動させる軌道創成機構である。そして、この軌道創成機
構8により、被検体を間に挟んで対向支持されたX線管
1と映像装置2とを上記被検体内の一点を中心として相
対運動させることにより、この幾何学的な原理から被検
体の目的とする断面の像だけはぼかさずにフィルム等の
画像記録媒体に結像させ、それ以外の断面の像をぼかす
ことにより断層像を撮影するようになっていた。
以下、この断層撮影の原理を第6図を参照して説明する
8図において、X線管1の焦点をFとし、映像装置2内
に格納された画像記録媒体を10とすると共に、上記X
線管1の焦点Fと相対運動の支点Eとの間の距離をDと
し、この支点Eと画像記録媒体10との間の距離をdと
する。いま、X線管1と画像記録媒体10とを支点Eを
中心として矢印A、Hのように互いに反対方向へ等速度
あるいは等角速度で相対運動を行わせると、支点Eの像
は、X線管】−の焦点がFの位置にあるときは画像記録
媒体10上の点E′へ、焦点がF′の位置にあるときは
点E1へそれぞれ投影される。ここで、上記の支点Eを
含む平面op上に別の一点Pをとり、X線管1の二つの
位置に対応する画像記録媒体10上への投影像をそれぞ
れp’ 、p’とすると、ΔFE’ P’及びΔF’ 
E’ P’においてそれぞれ次の関係が成立する。
E’ P’ =EP・(D+d) /DE’ P’ =
EP・CD+d) /D従って、E’ P’ =E’ 
P’となる。すなわち。
一定の関係(D+d)/Dのもとでは、E、Pなどの平
面op上の各点は1画像記録媒体10上で常に同一の点
に像を結ぶこととなる。
次に、上記の平面opから離れた点Qの場合は、X線管
1の二つの位置に対応する画像記録媒体10上にそれぞ
れQ’ 、Q′として像が投影されるが、上記の点Qの
平面op上への投影点が異なることから、ΔFE’ Q
’ とΔF’ E’ Q’とにおいて明らかにE’ Q
’ ≠E’ Q’である。従って。
上記画像記録媒体10上で点Qの像は、E’ Q’−E
“Q’=nだけずれることとなる。このことから、X線
管1と画像記録媒体10とが支点Eを中心として相対運
動をするときは、上記の点Qは、画像記録媒体10上で
点とならずに線として投影され、像を作らない、このよ
うに、支点Eを含む平面op上の物は明瞭な像として成
立するが(このような平面Opを「裁断面」という)、
それ以外の面上の物はずれが大きくなってぼけ像となる
断層撮影は、このような原理から、被検体の目的とする
断面(裁断面上にある)の像だけはぼかさずに画像記録
媒体10上に結像させ、それ以外の断面の障害となる像
を幾何学的にぼかすことにより、所望の断層像を撮影す
るものである。そして、このような断層撮影において解
像力の高い断層像を得るためには、X#1管1と画像記
録媒体lOを格納した映像装置2とが例えば等速度で相
対運動中でも、第6図において、XM管1の焦点Fと、
支点(すなわち「裁断中心J)Eと、画像記録媒体10
の中心E′とが必ず一直線上に位置することが必要であ
り、これら三点の幾何学的精度を維持しなければならな
い。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、第3図に示す従来のX、I!断層撮影装置にお
いては、X線管1及び映像装置2は支柱3の上下端部に
支持して連結された連結構造であり、X線管1や映像装
置2のような重量のある物を上記支柱3を揺動させるこ
とにより相対運動させると、その相対運動中に発生する
ガタ及び部材の変形あるいは構成部品の機械的精度の影
響などにより、いろいろな誤差が加算されて、上記三点
の幾何学的精度を維持するのは難しく、十分な解像力は
得られないものであった。
また、上記解像力に影響するものとして、モーションア
ーチファクトの発生があるが、このモーションアーチフ
ァクトを抑えるためには、撮影時間を短縮すればよい、
しかし、そのためには上記XRIA管1と映像装置2の
相対運動を高速化する必要があるが、その相対運動を高
速にすると、X線管1と映像装置2に生ずる加速度が増
大し、遠心力及び慣性力等の動的な負荷による影響が大
きくなるものであった。従って、部材の変形が大きくな
り、第3図に示す支柱3上の裁断中心11に位置ずれが
生ずるものであった0例えば、第7図に示すように、理
想的にはX線管1の焦点Fから放射したX線により、裁
断中心11上に位置する被検体12の目的部位点13は
、画像記録媒体10上の中心14に投影される。このと
きは、目的部位点13と裁断中心11との間にはずれが
無い。
しかし、Xl1fI管1と映像袋W2の相対運動を高速
化して上記裁断中心11が11′にずれた場合、支柱3
の下端部に支持された映像装置2に格納された画像記録
媒体10も10’ にずれるため、その画像記録媒体1
0の中心14が14′に移動し。
被検体12の目的部位点13は画像記録媒体10′上の
異なった点に像が投影される。従って、上記目的部位点
13の像はぼけることとなる。このときは、上記三点の
幾何学的精度、言い換えれば第7図においてX線管1の
焦点Fと、被検体12の目的部位点13と、画像記録媒
体10の中心14の三点の幾何学的精度は維持されず、
断層像の解像力は低下することとなるものであった。
これに対処して、部材の変形を抑えるために支柱3等の
連結構造部材の剛性を上げればよいが。
この場合は、装置全体の重量が増大すると共に大形化す
るものであった。
そこで、本発明は、このような問題点を解決することが
できるX線断層撮影装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的は、被検体にX線を放射するX線管と、上記
被検体を間に挟んでX線管に対向支持され画像記録媒体
を格納する映像装置と、これら両者を上下端部に支持し
て連結する支柱と、この支柱を揺動可能に支持すると共
に上下方向に昇降して被検体の断層撮影の截断面を昇降
させる裁断面装置とを備えて成るX線断層撮影装置にお
いて、」二記映像装置は、その内部に格納された画像記
録媒体を水平面内で移動可能に支持し且つその画像記録
媒体を水平面内で振らせる機構を設けて構成し、上記画
像記録媒体を上記X線管と映像装置の相対運動中に該映
像装置の動きとは別に水平面内で振らせて、上記X線管
の焦点と上記裁断面内にある被検体の目的部位点とを結
ぶ直線の延長上に対する上記画像記録媒体の中心の位置
ずれを補正するようにしたX線断層撮影装置によって達
成される。
〔作 用〕
このように構成されたX線断層撮影装置は、内部に格納
された画像記録媒体を水平面内で移動可能に支持し且つ
その画像記録媒体を水平面内で振らせる機構を設けて構
成された映像装置により、被検体の任意の断面に截断面
を設定した状態で上記画像記録媒体をX線管と映像装置
の相対運動中に該映像装置の動きとは別に水平面内で振
らせて、上記XIIA管の焦点と上記裁断面内にある被
検体の目的部位点とを結ぶ直線の延長上に対する上記画
像記録媒体の中心の位置ずれを補正するものである。こ
れにより、X線管焦点と被検体の目的部位点と画像記録
媒体中心の三点の幾何学的精度を維持して画像の解像力
を向上することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本発明によるX線断層撮影装置の映像装置の実
施例を示す斜視図であり、第2図はその映像装置の内部
構造を示す斜視図であり、第3図は本発明のx、g断層
撮影装置の全体構成を示す斜視図である。このX線断層
撮影装置は、被検体の任意の断面について断層像を撮影
するもので、第3図に示すように、X線管1と、映像装
置2と、支柱3と、裁断面装置4と、テーブル7と、軌
道創成機構8とを備えて成る。
上記X線管1は、後述のテーブル7上に寝載された被検
体(図示省略)にX線を放射するもので、例えばテーブ
ル7の上方に支持されている。上記テーブル7の下方に
は、映像袋W12が支持されている。この映像装置2は
、上記XIs管1から放射され被検体を透過した透過X
線像をフィルム等の画像記録媒体に撮影するもので、そ
の内部に画像記録媒体を格納すると共に、上記被検体を
間に挟んでXII管1に対向支持されている。上記X1
lA管1と映像装置2は、支柱3の上下端部にそれぞれ
支持されている。この支柱3は、上記両者1−22をそ
の上下端部に支持して連結するもので、上記テーブル7
の一側方にて揺動可能に設けられている。
上記支柱3の中間部は、裁断面装置4によって支持され
ている。この裁断面装置4は、上記支柱3を揺動可能に
支持すると共に、上下方向に昇降して被検体の断層撮影
の裁断面を昇降させるものである。すなわち、第3図に
おいて、上記X線管1と映像装置2の相対運動の支点9
を含む水平面内の延長上には、移動枠6が設けられてお
り、その中心15は上記支点9と支柱3とを結ぶ線上に
位置している8この移動枠6の内部には、中枠5が揺動
可能に支持されている。この中枠5は、上記X線管lと
映像装置2とを連結する支柱3を揺動可能に支持してい
る。上記x4B管]−と映像装置2の相対運動の支点9
と移動枠6の中心15とを結ぶ線上には、上記支柱3が
揺動運動するときの揺動中心、すなわち裁断中心11が
存在する。この裁断中心11と上記移動枠6の中心15
と相対運動の支点9とは一直線上に位置し、この直線を
含みテーブル7の上面に平行な平面が裁断面となる。そ
して、この裁断面の高さを変化させるためには、上記移
動枠6を昇降させればよい2例えば。
該移動枠6を上下方向に昇降させる複数のネジ捧16.
16及びこのネジ捧16と螺合し上記移動枠6に設けら
れたナツト17.17を有する昇降間動機構により昇降
可能とされている。
上記X線管1と映像装置2とが対向支持された中間位置
には、テーブル7が設けられている。このテーブル7は
、その上面に被検体を寝載するもので、その長平方向に
移動可能とされている。また、上記X線管1の上方には
、軌道創成機構8が設けられている。この軌道創成機構
8は、上記X線管1及び映像装置2を支点9を中心とし
て互いに反対方向に同期して相対運動させるものである
ここで、本発明においては、上記映像袋!!2は、第1
図に示すように、その内部に格納された画像記録媒体1
0を水平面内で移動可能に支持し、且つその画像記録媒
体10を水平面内で振らせる機構を設けて構成されてい
る。すなわち、第1図において、映像袋w2の箱体18
内にてその底板19には、受は台20が水平面内で例え
ば左右方向に移動可能に設けられ、この受は台20上に
画像記録媒体10が支持されている。
その具体的な内部構造の一例を第2図を参照して説明す
る。上記受は台20は、平行に設けられた複数の直線案
内装置21a、21bによって第1図に示す箱体18の
底板19上に設けられている。これらの直線案内装置2
1a、21bは、それぞれ上記底板19上に平行に固定
されたガイドレール22a、22bと、上記受は台20
の下面に上記ガイドレール22a、22b間と同じ間隔
で平行に固定され下向きの凹溝を有する軌道台23a、
23bとから成り、上記ガイドレール22a、22bに
軌道台23a、23bを係合することにより、上記受は
台20が例えば矢印C,Dで示すように左右方向に直線
移動可能とされている。
そして、この受は台20の上面に1画像記録媒体10が
その両側辺からロック部材24a、24bを押し付ける
ことによって固定されている。これにより、上記画像記
録媒体10が映像装置2内で水平面内にて左右方向に移
動可能に支持されている。
また、上記受は台2oの一側近傍には、その受は台20
を水平面内で振らせる機構が設けられている。すなわち
、第2図において、第二のガイドレール22bの一端部
の近傍に取付板25を介して取り付けられたモータ等の
駆動源26と、この駆動源26の回転軸に固着されたプ
ーリ27と、上記第二のガイドレール22bの他端部の
近傍に設けられたプーリ28と、上記二つのプーリ27
゜28間に掛は回された動力伝達手段としてのベルト2
9とから成る駆動機構が設けられている。そして、上記
受は台20の一側辺には、二つの突出部30a及び30
bが設けられると共に、これらの先端部にはベルト29
の固定具31a及び31bがそれぞれ設けられており、
これらの突出部30a、30bと固定具31a、31b
との間に」二記ベルト29を差し込んで上記固定具31
a、31bで締め付けることにより上記ベルト29に対
して受は台20が連結されている。なお、上記駆動源2
6は、X線管1の運動に対して同期のとれた回転をする
ようになっている。そして、上記駆動源26を正転及び
逆転させることによりプーリ27が回転すると共に、二
つのプーリ27,28に掛は回されたベルト29が回転
し、このベルト29に連結された受は台2oが第−及び
第二の直線案内装置21a、21bのガイドにより矢印
C2D方向に直線往復運動をする。この結果、上記受は
台20上に支持された画像記録媒体】OをX線管1と映
像装置2の相対運動中に該映像装置2の動きとは別に水
平面内で左右方向に振らせるようになっている。
なお、第1図において、符号32は映像装置2の箱体1
8の天井部に設けられたグリッドである。
このグリッド32は、XM管1から被検体にX線を照射
した場合、被検体内部を真直ぐに透過する主X線の他に
、この主X線が上記被検体の内部組織に作用して散乱線
が発生し、この散乱線が上記主X線と共に画像記録媒体
10へ到達することにより、画像にボケやコントラスト
差が生じて良好な画像が得られなくなるので、上記散乱
線を除去するためのものである。そして、このグリッド
32は、上記X線管1の運動に同期して回転したり。
揺動させたりすることができるようになっている。
このように、映像装置2が、その内部に格納された画像
記録媒体10を水平面内で移動可能に支持し、且つその
画像記録媒体10を水平面内で振らせる機構を設けて構
成されているので、上記画像記録媒体10を第3図に示
すX線管1と映像装@2の相対運動中に該映像装置2の
動きとは別に水平面内で例えば左右方向に振らせること
により。
上記X線管1の焦点と裁断面内にある被検体の目的部位
点とを結ぶ直線の延長上に対する上記画像記録媒体10
の中心の位置ずれを補正することができる。例えば、第
4図に示すように、X線管1と映像装W2の相対運動中
に裁断中心11が11′のように左方向にずれることに
より画像記録媒体10の中心14が14′のように左方
向にずれた場合は、第2図に示す駆動源26及びプーリ
27.28並びにベルト29から成る駆動機構により受
は台20を矢印りのように右方向へ移動することによっ
て、第4図に矢印Eで示すように上記ずれた量だけ画像
記録媒体10を右方向へ振らせ、その中心14をX線管
1の焦点Fと被検体12の目的部位点13とを結ぶ直線
の延長上に位置させるように補正する。また、第5図に
示すように。
裁断中心11が11′のように右方向にずれることによ
り画像記録媒体10の中心14が141のように右方向
にずれた場合は、第2図に示す即動機構により受は台2
0を矢印Cのように左方向へ移動することによって、第
5図に矢印Gで示すように上記ずれた量だけ画像記録媒
体10を左方向へ振らせ、その中心14をX線管1の焦
点Fと被検体12の目的部位点13とを結ぶ直線の延長
上に位置させるように補正する。なお、このとき、上記
画像記録媒体10の中心14のずれ量は、X線管1及び
映像装置2の重量や、それらの相対運動によって生ずる
加速度、並びにそれぞれの部材の剛性などから予め把握
することができるので、そのずれ量に対応してそれを補
正できるように駆動源26の回転をコントロールすれば
よい。また、第4図及び第5図においては、X線管1及
び映像装置2が相対運動の両端まで移動して画像記録媒
体10の中心14のずれ量が最大のときの補正状態を示
しているが、それらの相対運動の中間位置においても上
記と同様にしてその時点におけるずれ量に対応して補正
できる。
なお、第2図においては、X線管1と映像装置2が直線
軌道上を移動しその相対運動が左右方向の直線運動の場
合について示したが、本発明はこれに限らず、上記X線
管1と映像装置2が円軌道あるいは楕円軌道または渦巻
軌道等の軌跡上を運動する場合にも同様に適用すること
ができる。この場合は、第2図に示す直線案内装置21
a、21bを一軸方向のみでなく、直交二軸方向に設け
ると共に、それに対応して駆動機構も直交二軸方向に設
ければよい。さらに、第2図において受は台20、延い
ては画像記録媒体10を水平面内で振らせる機構は、駆
動源26と、二つのブー927.28と、ベルト29と
で構成したものとして示したが、本発明はこれに限らず
、同様に水平面内で振らせることができるものならば他
の機構であってもよい。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成されたので1画像記録媒体1
0をxi管1と映像袋W2の相対運動中に該映像装置2
の動きとは別に水平面内で振らせることにより、上記X
線管1の焦点Fと裁断面内にある被検体12の目的部位
点13とを結ぶ直線の延長上に対する上記画像記録媒体
10の中心14の位置ずれを常に補正することができる
。従って、上記相対運動中に裁断中心11が11′また
は11″のように位置ずれを起しても、映像装置2内の
画像記録媒体10は見かけ上動かないようにして、X線
管1の焦点Fと被検体12の目的部位点13と画像記録
媒体10の中心14との三点の幾何学的精度を維持する
ことができ、被検体12の目的部位点13はxi管1の
どのような動きに対しても常に画像記録媒体10上の同
じ点に投影されることとなる。また、モーションアーチ
ファクトを抑えるために上記X線管1と映像装置2の相
対運動を高速化しても、この高速化による部材の変形に
よって画像記録媒体10の中心14が位置、ずれを起こ
すのを有効に補正することができるので、上記相対運動
を実際に高速化することができ、モーションアーチファ
クトの発生を抑えることができる。これらのことから、
得られる断層像の解像力を向上することができる。さら
に、部材の変形を抑えるために支柱3等の連結構造部材
の剛性を上げる必要がないので、装置全体の重量を増大
させたり大形化させることなく、解像力の優れた断層像
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるX線断層撮影装置の映像装置の実
施例を示す斜視図、第2図はその映像装置の内部構造を
示す斜視図5第3図は本発明及び従来のX線断層撮影装
置の全体構成を示す斜視図、第4図及び第5図は画像記
録媒体中心の位置ずれの補正動作を示す説明図、第6図
は断層撮影の原理を示す説明図、第7図は従来装置にお
ける裁断中心の位置ずれの発生状態を示す説明図である
。 1・・・X線管、 2・・・映像装置、 3・・・支柱
、4・・・裁断面装置、  5・・・中枠、 6・・・
移動枠。 9・・・相対運動の支点、  10・・・画像記録媒体
、11・・・裁断中心、  12・・・被検体、 13
・・・目的部位点、 14・・・画像記録媒体の中心、
  16・・・ネジ捧、  17・・・ナツト、  2
0・・・受は台、  21a、21b・=直線案内装置
、  24a、24b・・・ロック部材、  26・・
・駆動源、  27,28・・・プーリ、  29・・
・ベルト、   30a、30b・・−突出部、  3
1a、31b−・−固定具。 第1図 第2図  、6ア、ヵ1゜ 第3図 第4図 ノ ア7′/ 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 被検体にX線を放射するX線管と、上記被検体を間に挟
    んでX線管に対向支持され画像記録媒体を格納する映像
    装置と、これら両者を上下端部に支持して連結する支柱
    と、この支柱を揺動可能に支持すると共に上下方向に昇
    降して被検体の断層撮影の裁断面を昇降させる裁断面装
    置とを備えて成るX線断層撮影装置において、上記映像
    装置は、その内部に格納された画像記録媒体を水平面内
    で移動可能に支持し且つその画像記録媒体を水平面内で
    振らせる機構を設けて構成し、上記画像記録媒体を上記
    X線管と映像装置の相対運動中に該映像装置の動きとは
    別に水平面内で振らせて、上記X線管の焦点と上記裁断
    面内にある被検体の目的部位点とを結ぶ直線の延長上に
    対する上記画像記録媒体の中心の位置ずれを補正するよ
    うにしたことを特徴とするX線断層撮影装置。
JP63087407A 1988-04-11 1988-04-11 X線断層撮影装置 Pending JPH01259843A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010092615A1 (ja) * 2009-02-10 2010-08-19 株式会社島津製作所 放射線撮像装置

Cited By (2)

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WO2010092615A1 (ja) * 2009-02-10 2010-08-19 株式会社島津製作所 放射線撮像装置
JP5152346B2 (ja) * 2009-02-10 2013-02-27 株式会社島津製作所 放射線撮像装置

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