JPH01259707A - ミリ波無線通信装置を使用した計測監視システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本願発明は送電線架線工事に関するものであり、延線中
のドラム場とエンジン場で同時に線移動に関するデータ
及び動画像を確認することによって、より安全に、能率
のあがる工事を行う方法を開示するものである。

（従来の技術） 従来行われていた送電線架線工事は主として引抜工法、
つまり、延線径間の各鉄塔アーム部に吊下した金車上に
牽引索を引き通して、エンジン場の架線ウィンチで巻き
取り、後端に接続した電線を同様に金車上で支持通過さ
せ延線する方法で行われるものであった。よって牽引索
と電線との接続部、又電線間の接続個所等には大径の接
続部が生じ、該接続部が金車に至った際にはその通過抵
抗の為、エンジン場側の張力は増大し、ドラム場側の張
力は低下づるものであり、この異常張力を検知した際に
は山場間で連絡を取り合い、又接続部通過中の金車を吊
下した鉄塔上の作業口が連絡を行い、微調整を行いなが
ら金車通過を行うものであった。

（発明が解決しようと４る問題点） この接続部通過時のエンジン場側の過張力、又ドラム場
側の張力弛緩は電線の切断、又線下物への接触等、事故
につながる可能性の高いものであった。

又接続部通過時だけではなく、大きな水平角を形成する
個所、抱角の大きな個所等の通過時にも同様の事態の発
生が予想されるものであった。又牽引索端に接続された
電線の移動位置によっても各径間の電線の垂れ下がり量
が異り、電線下の横過物との接触を生ずることなく適正
な張力で延線を行う為、各鉄塔金車位置、又重要径間に
は監視員を配し、連絡を交しながら架線ウィンチの巻き
取り速度を調整、又延線車の繰出しにブレーキ調整を行
うものであった。

ところがこの調整においては全ての径間の電線状態が操
作員の視野にあるわけではなく、無線通信等で線状態の
報告を受けて侵行う機械操作には時間的ズレも生じ、過
大張力、過少張力の繰り返しで順調に操作できない場合
もあり、操作員の長年にわたる経験と肋に頼る部分が大
なるものであった。よって線張力、線速度、吊荷重等の
必要なデータを計測し、そのデータをドラム場、エンジ
ン場へ伝送して、延線工事の円滑化を図るものであった
。しかしこの計測のデータを伝送する方法は、延線経路
近辺に敷設した電話線、光フアイバーケーブル等による
ものであり、その線の布設、保守、撤収等においては、
非常な労力を要するものであり、山岳地の送電線路の場
合は極めて困難な作業となるものであった。

又各種計測データーのみでは、全てにわたってその数値
を信頼して機械操作を行うことは危険を伴う状況も考え
られた。

（問題点を解決するｌζめの手段） よって本願発明においては前記したような問題を解決す
る為、ドラム場の延線機より検出する線繰出張力、線速
度とエンジン場の架線ウィンチより検出する巻取張力、
線速度を冬場においてＡ／Ｄコンバーターを介してコン
ピューターに入力し、山場間はモデムを介して互いに相
手方へデータを伝送すると共に、ドラム場、エンジン場
、又径間重要鉄塔等、所定位置に電動旋回雲台に監視カ
メラ、及び金車の吊荷重、金車角度を検出する様器を設
置して、山場又は一方へ延線状況動画像、及びデータを
伝送する。

尚、この山場間のデータ伝送及び監視カメラの遠隔制御
、画像通信はミリ波無線通信装置によって行うものであ
る。よって伝送線類の敷設、保守、撤収は不要であり、
又、延線状況の動画像と、各種数値的データにより、効
率の良い送電線の架線工事が行えるものである。

（実施例） ドラム場の延ｍ機より検出した線繰出張力、線速度並び
にエンジン場の架線ウィンチより検出した線巻取張力、
線速度をΔ／Ｄコンバーターを介してコンピューターに
入力し、山場間はモデムを介して、ミリ波無線通信装置
により、相互データ通信を行い、各ＣＲＴデイスプレィ
上へその測定結果を同時同画面で表示する。各径間端鉄
塔、水平角のある鉄塔等には支持点吊荷重を測定する為
の計器を設置してその計測結果も同時に伝送表示すると
共に、ドラム場。

エンジン場及び所定中間鉄塔部には中継装置を設置して
電動旋回雲台上の監視カメラをドラム場、エンジン場又
は両者のどちらか一方に設けた画像操作盤よりミリ波無
線通信装置によって遠隔操作し、画像通信を行う。

又ドラム場、エンジン場間の情報交換はデータ通ｆ３回
線に割り込みをかけて、電話連絡を行うことにより行う
。

以上の構成の一例を示すと、ドラム場の装置として計測
装置１通話装置、ミリ波無線通信装置、遠隔操作監視カ
メラ、画像操作盤を設置し、エンジン場にはこ１副装置
１通話装置、ミリ波無線通信＠置、遠隔操作監視カメラ
、ドラム場からの制御信号によってカメラの方向、レン
ズのズーミング、フォーカス調整等を遠隔操作する端末
制御盤、又中間所定地点にはドラム場からのミリ波を送
受信する無線通信装置と、次の中間地点、あるいはエン
ジン場へミリ波を送受信する背中合せに配した無線通信
装置、遠隔操作監視カメラ、ドラム場からの制御信号に
よってカメラの方向およびレンズのズーミング、フォー
カス調整等を行う中継制御盤を配した構成である。

又山岳地の延線路で山が障害となり、電波が届かない場
合には、中継所を設けて対処するものであり、その構成
は背中合せに配した無線通信装置と、中継電源盤より成
る。

中継電源盤は、バッテリーと太陽電池を備えた電源盤で
、通常はバッテリーにより無線通信装置を作動させ、日
照時には太陽電池で充電を行う構造であり、フォトスイ
ッチ、あるいはタイマーによって作業時間外は無線通信
装置のスイッチを切断するので、−度設置すればメンテ
ナンスフリーとなるものである。

計測データの通信については、データエラーをなくすた
め、同じデータを２度送信し、受信側で２つのデータが
同じである場合のみデータとして採用するものである。

又遠隔操作の監視カメラがとらえた画像は、ドラム場、
エンジン場に備えたモニターに各々所望の画像を選択す
るものである。

（発明の効果） 以上、本願発明を用いることにより、従来非常な困難を
要した山岳延線路での計測、連絡１作業監視等の為の連
絡用線の布設が必要無くなり、又、その保守、ＷＩ収等
の作業も省け、その労力、経済的に及ぼす効果は大なる
ものである。

また動画像と計測データで同時に現場状況の把握が出来
る為、延線の進展状況に応じた礪械操作、その他の指示
が行えると共に、動画像による安全管理の面の効果も有
するものである。

又ミリ波による通信は指向性があり、微弱電波を使用す
るので混信がなく、作業が受ける、又他へ与える影響も
少ないものである。

又、中間所定地点に遠隔操作監視カメラを設置すること
により、広地域にわたる送電線延線作業における人員配
置の必要が少なくなり、作業効率向上への効果も大なる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はシステムの概要図、 第２図はドラム場機器の構成図、 第３図はエンジン場機器の構成図、 第４図は中間地点く画像取り込み、中継）機器の構成図
、 第５図は中間地点く中継のみ）機器の構成図。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 架線工事中のドラム場の延線機より検出する線繰出張力
   、線速度と、エンジン場の架線ウインチより検出する巻
   取張力、線速度を各々Ａ／Ｄコンバーターを介してコン
   ピューターに入力し、両場間はモデムを介して互いに相
   手方へミリ波無線通信装置によりデーターを伝送すると
   共に、中間所定鉄塔に設置した機器が検出する金車吊荷
   重、金車角度等のデータをミリ波無線通信によつて両場
   へ伝送し、量及び中継装置を設置した中間所定地点で電
   動旋回雲台に設置した監視カメラを、両場又はどちらか
   一方に設置した画像操作盤で同じくミリ波無線通信によ
   る遠隔操作、画像通信を行い、延線状況を数値的、画像
   的に把握することによってドラム場、エンジン場の機器
   類を操作して、適正な架線工事を行うことを特徴とする
   ミリ波無線通信装置を使用した計測監視システム。