JPH01259253A - 非線形効果を利用した超音波顕微鏡 - Google Patents

非線形効果を利用した超音波顕微鏡

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JPH01259253A
JPH01259253A JP63087521A JP8752188A JPH01259253A JP H01259253 A JPH01259253 A JP H01259253A JP 63087521 A JP63087521 A JP 63087521A JP 8752188 A JP8752188 A JP 8752188A JP H01259253 A JPH01259253 A JP H01259253A
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JP
Japan
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acoustic lens
frequency
sample
image
ultrasonic
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Pending
Application number
JP63087521A
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English (en)
Inventor
Mitsugi Sakai
酒井 貢
Yasuo Sasaki
靖夫 佐々木
Koichi Karaki
幸一 唐木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、非線形効果を利用して分解能向上が可能な超
音波顕微鏡に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとづる課題]近年、光
学的な顕微鏡とか電子線を利用した電子顕微鏡とは異な
り、音響的な画像情報を得ることのできる超音波顕微鏡
が注目されるようになった。この超音波顕微鏡は、例え
ば100MHz〜数G Hzの超音波を用いることによ
り、μm lr −グーの分解能を有する超音波顕微鏡
画像を得ることができる。
この超音波顕微鏡は、原理的には、細く絞った超音波ビ
ームによって試料面を走査し、その試料によって散乱、
減衰等、じよう乱された超音波を集音して電気信号に変
換し、これを映像信号処理して、モニタ上に画像を表示
するようにしたものである。
ところで、最近、超音波の振幅が十分大きな状態では、
音速が音圧に依存し、音圧の増加に伴って増加するとい
う非線形効果を、超音波検査に利用するという試みがあ
る。
例えば、ジャーナル オブ アプライド フィツクス(
Journal  of  AppliedPhys 
i cs)第56巻、1984年、第1338−134
6ページのルーガー(D、Ruger)の論文中には、
非線形効果を利用した超音波顕微鏡について記載されて
いる。
前記論文によれば、超音波顕微鏡の試料と音響レンズ間
の超音波伝達媒体は、非線形性を有する。
音波による密度ゆらぎの振幅を、線形理論とは箕なり、
有限として、流体力学的方程式を解析すると、局所的な
密度に依存する音速の表式が得られる。すなわち、密度
に対して音速は単調増加するという結論が導かれる。正
弦的な密度波である音波は、伝搬と共に、その波形を鋸
歯状に歪ませて高調波を発生づる。このことが、前述の
非線形性の意味である。
音波の振幅が大きくなる程、基本波に対する高調波の振
幅は大きくなる。従って、超音波顕微鏡で用いるような
収束音波では、収束点で最も高調波の割合が大ぎ(なる
。一方、音波のスポットサイズは、波長をλとすると0
.72で与えられる。
基本波の波長がλのとき、第2高調波の波長はλ/2で
あるから、そのスポットサイズは、0.35λどなる。
以上のことから、充分大ぎな振幅の収束音波を液体中に
入射すると、収束点付近では、直径0.352の範囲に
エネルギーの大きな部分が集中し、事実上、スポラ1〜
+Jイズが小さくなることが分る。このことは、当然、
超音波顕微鏡の分解能向上をもたらす。
前掲のル〜ガーの非線形性を用いた超音波顕微鏡では、
レンズの焦点付近で発生した高調波は、試料で反則した
後、伝搬と共に、再び基本波に転換する。そこで、音響
レンズへは、周波数ωの交流電力を加え、試料からの反
則波も周波数ωの交流電力として検出する通常の方法で
、非線形効果を利用J−ることが可能になる。
しかしながら、第2高調波を発生したり、あるいは、高
調波を基本波に戻したりする過程は、流体力学的方程式
にJ3いて音波による密度ゆらぎの2次の項によるもの
であり、この過程に関与する音波の振幅は基本波に比べ
てかなり小さい。すなわち、周波数2ωの第2高調波か
ら転換した周波数ωの基本波の成分はかなり小さい。従
って、基本波を検出した場合は、画像の中で、非線形効
果にJ:る部分のS/Nが悪くなってしまうという問題
点がある。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、非線
形効果を利用すると共に、S/Nの良い画像を得ること
のできる超音波顕微鏡を提供することを目的どしている
[課題を解決するための手段及び作用]本発明による超
音波顕微鏡は、所定の焦点を有する音響レンズど、前記
音響レンズに対して、所定の周波数の超音波を供給する
手段と、前記音響レンズの焦点に位置する対象物によっ
てUよう乱された音波エネルギを検出する検出手段と、
前記検出手段で検出される音波エネルギのうち、非線形
効果ににり前記音響レンズの焦点近傍で発生する高調波
成分を取り出して画像化する手段とを備えたものである
[作用コ 本発明では、音響レンズの焦点に位置する対象物によっ
てじよう乱され、検出手段(“検出される音波エネルギ
のうち、非線形効果により前記音響レンズの焦点近傍で
発生する高調波成分が取り出されて画像化される。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明覆る。
第1図は本発明の第1実施例の超音波顕微鏡の概略の構
成を示す説明図である。
本実施例の超音波顕微鏡は、超音波伝搬媒体材からなる
送受信兼用の音響レンズ1を備え、この音響レンズ1の
一端面には、送受信兼用の圧電トランスデユーサ2が貼
着されている。前記音響レンズ1の他端面には、球面状
の凹部からなる球面レンズ部1aが形成されている。ま
た、前記音響レンズ1の球面レンズ部1aに対向して、
試料5が駅名される試料台6が配設されている。前記球
面レンズ部1aと前記試料5との間には、水等の超音波
伝達媒体7が介装されるようになっている。゛また、前
記音響レンズ1は、XY走査装M8にJ:って、XY平
而面において2次元的に駆動されるようになっている。
尚、前記XY平面は、前記法面レンズ部1aと試料5と
を結ぶ方向を7方向とした場合にお(−)る7方向に直
交Jる平面である。
前記圧電1−ランスデューリ2には、広帯域サーキュレ
ータ12が接続され、この広帯域ザーキコレータ12の
前記圧電トランスデューリ−2に対する入力側には、送
信器11が接続されている。前記送信器11は、周波数
ωの高周波電力を発生し、前記広帯域サーキュレータ1
2は、少なくともωから2ωの範囲をカバーするり一キ
ュレータである。また、前記広帯域サーキュレータ12
の前記圧電トランスデユー9−2に対する出力側には、
帯域通過フィルタ13が接続されている。この帯域通過
フィルタ13は、通過帯域の中心周波数が2ωであり、
通過帯域幅は、周波数ωの信号を通ざないように設定さ
れている。前記帯域通過フィルタ13の出ツノ信号は、
周波数2ωの信号を増幅づる増幅器を右する受信器14
に入力され、この受信器1/lの出力は、映像信号処理
回路15に入力されるようになっている。そして、この
映像信号処理回路15で生成される映像信号が、モニタ
16に入力され、このモニタ16に超音波顕微鏡像が表
示されるJ:うになっている。
尚、前記XY走査装置8及び映像信号処理回路15は、
制御回路10によって同期した制御が行われるようにな
っている。
次に、本実施例の作用について説明する。
送信器11から出力される周波数ωの高周波電力は、広
帯域サーキュレータ12を通過後、圧電i〜ランスデコ
ーサ2に供給され、周波数ωの超音波に変換される。こ
の超音波は、音響レンズ1によって、収束球面音波どな
り、超音波伝達媒体7中に放射され、前記音響レンズ1
の焦点位置に配置された試料5上に収束される。前記音
響レンズ1の焦点近傍では、音波による密度ゆらぎが大
きくなり、周波数2ωの第2高調波が発生し、実効的な
スポットサイズが小さくなる。前記試料5で反射した音
波のうち、周波数ωの基本波はそのまま、周波数2ωの
第2高調波は一部が基本波に戻りつつ大部分は周波数2
ωのまま、前記音響レンズ1に到達する。この音波は、
前記圧電トランスデユーサ2によって、再び電気信号に
変換され、前記サーキュレータ12を経て、帯域通過フ
ィルタ13に入力される。この帯域通過フィルタ13で
は、第2高調波のみが取り出され、受信器1/lに送ら
れる。そして、この受信器14で増幅された周波数2ω
の信号が、映像信号処理回路15に入力される。尚、前
記音響レンズ1は、XY走査装置8にJ:ってX方向及
びY方向に走査され、これらの走査によって得られる超
音波顕微鏡像の映像信号が、前記映像信号処理装置15
から出力される。そして、この映像信号が、モニタ16
に入力され、口のモニタ16に超音波顕微鏡像が表示さ
れる。本実施例において、前記モニタ16に表示される
画像は、周波数2ωの第2高調波ににる画像である。
このように本実施例によれば、音響レンズ1の焦点近傍
C・発生し、試料5で反射された第2高調波を、直接検
出して、画像化しているので、実効的なスポットサイズ
が小さくなることから分解能が向上され、しかも、第2
高調波から転換した基本波成分を画像化する場合に比べ
て、S/Nの良い画像が得られる。
第2図は本発明の第2実施例の超音波顕微鏡の概略の構
成を示す説明図である。
本実施例は、第1実施例にインピーダンスマツチング回
路を加え、高能率化したものである。
音響レンズ1は、周波数に対し変化するインピーダンス
を持つため、第2図に示すように、送信側には、送信器
11と広帯域サーキュレータ12どの間に、周波数ωに
適したω−マツチング回路21を設り、受信側には、広
帯域サーキュレータ12と受信器14との間に、周波数
2ωに適した2ω−マツチング回路22を設けている。
尚、本実施例において、前記2ω−マツチング回路22
は、中心周波数2ωの信号を通過し周波数ωの信号を通
さない帯域通過フィルタの機能も右するため、第1実施
例における帯域通過フィルタ13は設りられていない。
その他の構成1作用及び効果は、第1実施例と同様であ
る。
尚、本発明は、上記各実施例に限定されず、例えば、試
料内を散乱、減衰しながら通過した超音波を受信して画
像化づる透過型の超音波顕微鏡にも適用Jることができ
る。
また、超高波伝達媒体として、液体チッソ、液体アルゴ
ン、液体ヘリウム等の低温液体を用いる低温超音波顕微
鏡にも適用Jることができる。
まIc、第2高調波のみならず、基本波も検出できるよ
うにして、第2高調波による画像と基本波にJ:る画像
の双方を表示可能にしても良い。
また、走査方法どして、X方向とY方向の少なくとも一
方を、試料台を駆動することによって行うようにしても
良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、音響レンズの焦点
近傍で発生した第2高調波を、直接検出して画像化でき
るので、実効的なスポットサイズが小さくなることから
分解能を向上でき、しかも、第2高調波から転換した基
本波成分を画像化する揚台に比べて、S/’Nの良い画
像を得ることかできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の超音波顕微鏡の概略の構
成を丞81説明図、第2図は本発明の第2実施例の超音
波顕微鏡の概略の構成を示J説明図である。 1・・・音響レンズ 2・・・圧電トランスデユーリ フ・・・超音波伝達媒体 11・・・送信器13・・・
帯域通過フィルタ 14・・・受信器    15・・・映像信号処理回路
16・・・モニタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 所定の焦点を有する音響レンズと、前記音響レンズに対
    して、所定の周波数の超音波を供給する手段と、前記音
    響レンズの焦点に位置する対象物によってじよう乱され
    た音波エネルギを検出する検出手段と、前記検出手段で
    検出される音波エネルギのうら、非線形効果により前記
    音響レンズの焦点近傍で発生する高調波成分を取り出し
    て画像化する手段とを備えたことを特徴とする非線形効
    果を利用した超音波顕微鏡。
JP63087521A 1988-04-08 1988-04-08 非線形効果を利用した超音波顕微鏡 Pending JPH01259253A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103926320A (zh) * 2013-12-04 2014-07-16 中航复合材料有限责任公司 一种基于自动扫描的非线性超声成像检测方法

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CN103926320A (zh) * 2013-12-04 2014-07-16 中航复合材料有限责任公司 一种基于自动扫描的非线性超声成像检测方法
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