JPH01255793A - 流体の脈動防止方法 - Google Patents

流体の脈動防止方法

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JPH01255793A
JPH01255793A JP63082172A JP8217288A JPH01255793A JP H01255793 A JPH01255793 A JP H01255793A JP 63082172 A JP63082172 A JP 63082172A JP 8217288 A JP8217288 A JP 8217288A JP H01255793 A JPH01255793 A JP H01255793A
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JP
Japan
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pulsation
pressure
cross
fluid
liquid
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Application number
JP63082172A
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English (en)
Inventor
Yuzo Inukai
祐蔵 犬飼
Mitsusachi Nakayama
光幸 中山
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • F17DPIPE-LINE SYSTEMS; PIPE-LINES
    • F17D1/00Pipe-line systems
    • F17D1/20Arrangements or systems of devices for influencing or altering dynamic characteristics of the systems, e.g. for damping pulsations caused by opening or closing of valves
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/85978With pump
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は流体(特に液状流体)を圧送部から目的部まで
配管等で圧送する時に生じる脈動を防止する方法に関し
、さらに詳しくは液体をダイヤフラムポンプ、プランジ
ャーポンプ又はギヤポンプなどの脈動を生じやすいポン
プで圧送した場合に生ずる流体の脈動を防止するための
流体の脈動防止方法に関するものである。
〔従来の技術] 一般に溶剤、塗料および感光性塗布液等の液体又は気体
をパイプ等の配管を通じて他の装置又は設備へ圧送する
にあたり、ダイヤフラムポンプ、プランジャーポンプ、
ギヤポンプなどの脈動を生しやすい圧送ポンプが多く用
いられている。
しかしながら圧送中に流体の脈動が激しくなると、流体
の輸送、供給が断続的となるために流体を定量的に輸送
、供給することが困難となり、しかも脈動による圧力変
動によって圧送ポンプに過負荷が生じ、圧送ポンプの故
障の原因となる。
また感光性塗布液を塗布装置まで圧送し、塗布する場合
、圧送中に該感光性塗布液の脈動があると、均一な塗布
品を得ることが出来ず、従って感光材料としての目的を
達することは出来ない、さらに塗料等を用いる塗装工程
中では塗料等の吐出が不均一あるいは断続的となるため
、均一に塗装することは極めて困難である。
従ってかかる圧送ポンプで液体をパイプ等の配管を通じ
て圧送するに当り、液体の脈動を出来るだけ小さくする
必要がある。
従来、液体の圧送中に生ずる上記脈動を防止又は低減す
る方法として、圧送ポンプ等の圧送部から目的部までの
経路管の一部に密閉された中空状チャンバーを連通せし
めておき、圧送中に生ずる脈動を該中空状チャンバー内
の空気の圧縮、膨張に吸収させることが行なわれている
。この中空チャンバーは、その内部が該経路管と連通し
ている以外は密閉された状態にあり、その内部の空気圧
力は液体圧送中において中空状チャンバー内に圧入する
ので、該中空状チャンバー内の空気圧は大気圧以上に上
昇する。この関係として、例えば特開昭56−1604
97号、特開昭58−217890号、実開昭59−7
3692号の各公報に開示された発明や考案があった。
しかしながら、これらの従来の脈動防止方法においては
種々の欠陥が認められている。
前記密閉された中空状チャンバーを連通せしめる方法に
おいては、圧送中に生じる液体の脈動の程度が、たとえ
ば圧送ポンプの形式、圧送圧力、圧送量、圧送する液体
の流動特性および経路管の材料ならびにその内径などの
条件によって著しく異なる。
一方、経路管に連通せしめる液体の脈動を防止するため
の該中空状チャンバーの大きさは、流体の脈動の程度に
よって決定する必要があり、脈動が大きくなると該チャ
ンバーの内容積も大きくする必要がある。従って該中空
状チャンバーの大きさは上記の条件にもとづいて設計し
ているのが現状であり、種々の内容積を持つ該チャンバ
ーが必要となりその製作費用、労力は多大なものである
また感光性塗布液のような高価なあるいは経時変化する
液体を上記方法で圧送する工程において、その脈動が大
きいと脈動を防止するために内容積の大きい中空状チャ
ンバーを用いる必要があり、その結果、圧送中に多量の
液体が該チャンバー内に流入する。そして圧送終了後該
チャンバー内に流入した多量の液体は廃却することにな
りそれがロスとなって経済的に不利である。
このような種々の欠陥を改良するための方法として特開
昭56−160497号にばあらかしめ該中空状チャン
バー内部の空気圧を大気圧よりも加圧せしめたのち液体
を圧送することが開示されている。
しかしながらこのような方法においても、あらかしめ液
体中の溶存気体(例えば溶存空気)を除去(脱気処理と
呼ぶ)したものを圧送する場合には該中空状チャンバー
内において長時間圧送すると、脱気処理された液体は空
気を吸収するので脱気処理の効果を低下させるのみでな
く該中空状チャンバー内への液体の流入量を多くすると
いう欠点を存している。
さらに該中空状チャンバーを用いる脈動防止方法は、圧
送する液体を別の液体に切替える時の洗浄においても多
大な労力と時間を要するという欠点を存している。
上記の欠点を有する該中空状チャンバーによる脈動防止
方法に代るものとして特開昭58−217890号公報
や実開昭59−73692号公報には半径方向に伸縮可
能な弾性チューブを用いた脈動防止方法が開示されてい
る。
(発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、これらの弾性チューブを用いた脈動防止
方法は、有機溶剤、有機溶剤を溶媒とする感光性塗布液
あるいは有機溶剤を含む水系の感光性塗布液を使用した
場合は、該弾性チューブが、それらの有機溶剤によって
膨潤したり、溶解したりして、その特性を失ない、脈動
防止効果が得られない時があるという欠点を有している
従って有機溶剤に耐えられる弾性チューブの出現が強く
望まれていたが、現在全ての有V!1溶剤に対して脈動
防止のために用いた時耐えられる安価な弾性チューブは
見当らず、またある種の有機溶剤には耐えられる材質の
弾性チューブは存在するが、極めて高価であったりして
、経済的に非常に不利である。
本発明の目的は上記従来技術の問題点を解消し、脈動防
止の装置として費用、運転条件も難しくなく、取扱う液
のロスも発生することなく、脱泡洗浄に対しても問題が
なく、有機溶剤を含む流体にも支障を来たさなく、更に
脈動の防止効果の高い流体の脈動防止方法を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明の上記
目的は脈動を有するポンプにより流体を圧送するにあた
り、管路内に可撓性を有する管を設け、接骨の断面積を
圧送時の脈動に応じてその最大断面積未満の断面積に管
外より弾性的に規制し、脈動を吸収防止する脈動防止方
法であって、剛体板を介して脈動に対応するコイルバネ
の動きが剛体板により可撓性を有する管を変形させるこ
とを特徴とする流体の脈動防止方法により、上記目的は
達成される。
又本発明の上記目的は前記流体の脈動防止方法の該可撓
性を有する管内の流体圧送圧力が0. 5〜2 、 0
 kg / ctiゲージ圧であることによってより効
果的に達成される。
また本発明の上記目的は、前記流体の脈動防止方法にお
いて、上記条件の外に更に脈動に対応するコイルバネ1
本に加える力を5〜120kgfにすることにより、又
さらにコイルバネのバネ定数を0.5〜3.Okgf/
mとすることによって更により効果的に達成される。
本発明を更に詳細に説明する。
本発明の流体の脈動防止方法は、脈動を有するポンプに
より流体を圧送するにあたり、管路内に可撓性を有する
管を設け、接骨の断面積を圧送時の脈動に応してその最
大断面積未満の断面積に管外より弾性的に規制し、脈動
を吸収防止する方法であるということを特徴としている
先ず、発明の管路内に設けられる可撓性を有する管とは
、弾性収縮特性をもったものは勿論用いることが出来る
が、本発明においては特にその円周方向および長さ方向
等に伸縮せず半径方向にのみ可撓性を有する弾性材料を
用いることができる。
それによって有機溶剤、有機溶剤を溶媒とする感光性塗
布液及び溶剤を含む感光性塗布液等を用いる場合に、問
題となる弾性収縮性をもったチューブでの耐薬品性、あ
るいは高価な弾性チューブを使うための経済性等に関し
ての問題点はな(、例えばポリエチレン、はとんどの有
機溶剤に対して安定な六フッ化ポリエチレン、等を用い
たテフロン等の比較的安価な素材により、可撓性を有す
る管を成形出来る。
ここで、六フッ化ポリエチレン等のホースはその肉厚に
もよるが、弾性チューブに比較すればその伸縮は極めて
小さいので上述のように円周方向および長さ方向の伸縮
で脈動を吸収する能力は極めて低い。
しかし本来、弾性チューブ等で脈動を防止する罐構は、
圧送ポンプ等で周期的に発生する吐出量の変化を弾性デ
ユープの伸縮(特に円周方向)を利用する内容積の増減
により吸収することであるから弾性チューブの周期的な
体積変化と考えてよい。
従って圧送ポンプ等で液体を圧送する場合の脈動防止方
法は、ホース等を用いた時でも液体の圧送の圧力に応し
て体積が変化する機能を用いる方法であればよく、必ず
しも弾性チューブのように伸縮を利用する必要はない。
本発明の脈動防止方法における可撓性を有する管は、少
なくとも断面の周の長さを変えることなく断面積が変化
するものであれば良く、該管の内容積が最大になった場
合の接骨の内壁により仕切られる形状は、特に限定され
ず、円柱状、楕円柱状1球状、若しくはその他の形状又
はそれらの組合せ等どれでも良い。
前記可撓性を有する管の内容積が最大になった時の、接
骨の内壁により仕切られる形状の断面は、特に限定され
ないが、円又は楕円であることは好ましい。
前記可撓性を有する管の内径又は外径の大きさは限定さ
れず、他の経路管と同じ径、より大きい径又はより小さ
い径であっても良い。
前記可撓性を有する管が他の経路管と結合する部分の内
径の大きさは特に限定されず、他の経路管と同し径でも
良く小さ(でも良い、このような可撓性を有する管を他
の経路管に一つの口でつないで流体の人出口として用い
ても良(、又は2つ以上設けて流体の人出口を分けても
良い。
前記可撓性を有する管の内径の断面積の規制は、直接弾
性体として作用する部材により最大断面積未満の一定の
断面積に規制することも出来るし、さらに剛体を介して
間接的に最大断面積未満の一定の断面積に管外より弾性
的に規制することでも出来る。
本発明の可撓性管の断面積を管外より弾性的に規制する
弾性体として作用する部材には、コイルばね、うず巻ば
ね、仮ばね、竹の子ばね等のばね、天然ゴム、各種合成
ゴム、合成樹脂等の公知の弾性体のみならず、気体、液
体等の流体を可撓性あるいは伸縮性を存する膜又は容器
等で包囲したもの又は形状を規制したもの等、及びこれ
らのものに剛体を組み合わせたもの等を用いることが出
来るが、しかしながら本発明の液体の脈動防止法におけ
る可撓性管の断面積を規制する方法としては、該脈動防
止装置の製作費用、大きさ5運転条件。
長時間における耐久性、メンテナンス等の点から、剛体
板を介して脈動に対応するコイルバネの動きが剛体板に
より可撓性を有する管を変形させる方法を選んだ、この
場合剛体板としては望性変形しない範囲で変形してもよ
い。
本発明において管の量大断面積未満の断面積に管外より
弾性的に規制するとは、例えば円又は円に近いホース等
の半径方向の断面積をあらかじめその最大断面積より減
らしてだ円又はだ円に近い形にしておき、脈動を吸収し
、該断面積が増加した時の半径方向の断面形状を円又は
円に近い形にし、これをくり返すことをいう。
このような変化を利用すれば、ホース等の長さ及び周の
長さを変えずに体積を増減させることが可能となり、脈
動を防止する機能を持たせられる。
このような本発明の脈動防止方法における原理によれば
、体積を増減させるのに用いるホース等は、少くとも一
つの断面において可撓性を有するものであればよく、上
述の形状に限定されるものではない。
なお可撓性を有する管等の耐圧性を高めたりコストダウ
ンを図ったり、あるいは脈動の周波数に追従するように
弾性を持たせたりするため、有機溶剤に接触する部分の
み、耐薬品性のある素材(例えば0.5〜2.5mの肉
厚の六フン化ポリエチレン等)にし、その外側をゴム等
で成形した複合ホースもこれらの可撓性を有する管等に
含まれることはいうまでもない、さらに、ゴム等の伸縮
性を有する素材から成る管等を伸縮性のない糸や針金等
によりその素材が伸縮しないよう規制したものも可撓性
を有する管等に含まれる。
前記可撓性を有する管の断面積の変化は、管の一部にお
いてでも良く、あるいは管の全体にわたっても良い。
前記管の断面積を変化させるには、圧送時の脈動に応じ
て前記管の断面の周の長さを変えずに断面積を変化させ
ることによる。
圧送時の脈動に応じて可撓性を有する管の断面の周の長
さを変えずに断面積を変化させることとは、例えば圧送
された流体が管内壁に及ぼす圧力と管の断面積との間に
相関関係を持たせて、管を構成する素材を伸縮させるこ
となく断面の周の長さを一定に保持しつつ断面の形状を
変化させることにより断面積を増減させることであり、
このための手段は特に限定されず、例えば管の少なくと
も一つの断面において可撓性を有する部材を用い、咳管
の断面積を最大断面積未満の断面積に管外より弾性的に
規制しても良い。
次に本発明の脈動防止方法について具体的に図を用いて
説明する。その−例としてホース等の可撓性を有する管
等の半径方向の断面がだ円ないし円に近い形状をくり返
す場合の脈動防止方法の概略を第1−a、  1−b、
  1−c図に示しながら説明するが、本発明はコイル
バネ及び剛体板の相互の関係及び形状等はこの形状およ
び方法に限定されるものではない。
ホース等の可撓性を有する管3の半径方向の断面積を、
あらかじめその最大面積より減らしておくと共に、液体
の脈動を該断面積の増加により吸収したあと、再びもと
の断面積に減じるため、例えば第1−a図に示すように
剛体板2a、2bの間に距離を設け、対向させる。該剛
体板2a、2bはネジを切った夫々左右2本のシャフト
4a。
4bを通したコイルバネla、lbに支えられ、コイル
バネla、lbはナツト5a、5bによりその位置が規
定されている。シャフト4a14bは架台6a、6bに
固定される。剛体板間の距離(2a〜2b間)はナツト
5a、5bで調整される。次いで第1−b図に示すよう
に剛体板2a。
2bの間に可撓性を有する管3を設ける。
ダイヤフラムポンプ、プランジャーポンプ、ギヤポンプ
などの脈動を発生する圧送ポンプにより圧送された液体
7は可撓性を有する管3の中を圧送されるが、可撓性を
有する管3を通過したあとにバルブ等(図示せず)で背
圧が加えられると、該液体7の脈動による圧力上昇は第
1−c図に示すように該可撓性を有する管3の体積増加
により吸収される。
脈v1による圧力上界を吸収し、体積が増加した可撓性
を有する管3は次の瞬間コイルバネla。
1bによりその体積が減じるように力が加えられ、第1
−[)図に示すように体積が増加する前の状態に戻る。
以上説明したように本発明の液体の脈動防止方法は、液
体の圧送時に発生する脈動による液体の圧力上界を、少
くとも一つの断面において可(曙性を有する管等の体積
増加により吸収するから、脈動防止効果に及ぼす要因と
しては例えば前記可撓性を有する管等の中を流れる液体
に加えられる圧力、弾性体として作用するコイルバ2.
 ] a、1bの特性や素材、圧送ポンプの形式、圧送
〒、剛体板間の距離等があり、これらは用いられる液体
の流動特性、管の材料ならびにその形状や目標とする脈
動によって適宜選択される。
例えば弾性体として作用するコイルバネの弾性が大きい
場合、少くとも一つの断面において可撓性を有する管等
の中を流れる液体に加えられる圧力が低い時には、前記
可撓性を有する管等の体積増加が極めて少ないため、脈
動防止効果は少なく、一方圧力が高すぎる時にも脈動防
止効果は少なくなる。また弾性体として作用するコイル
バネの弾性が小さい場合、前記可撓性を有する管等の中
を流れる液体に加えられる圧力が高い時にも脈動防止効
果は少ない。
さらに、剛体板間の距離が長い場合、可撓性を有する管
等の体積増加量は少ないので脈動防止効果は少ない。す
なわち、弾性体として作用するコイルバネのバネ特性等
が決まれば脈動を効果的に防止する圧力、剛体板間の距
離が存在するということを意味している。
可撓性を有する管等に圧力が加えられると、剛体板が受
ける力は該管等と剛体板が接触している面積と加えられ
る圧力の積となり、この力は、全てのコイルバネに均等
に分配されると考えてよい(剛体板自身の自重もコイル
バネに分配される)。
従って前述のように可撓性を有する管等に加える圧ノJ
、コイルバネが受ける力、コイルバネの特性即ちバネ定
数、剛体板間の距離の間には密接な関係があり、脈動を
効果的に防止するには、例えば感光性塗布液を圧送する
場合、可撓性を有する管等に加える圧力は、0.3〜2
.5kg/cm2ゲージ圧、好ましくは0 、 5〜2
 、 0 kg / crXゲージ圧。
コイルバネ1本に加える力は3〜150kgf、好まし
くは5〜120kgf、コイルバネのハネ定数は0.3
〜4. 0kgr 7mm、好ましくは0.5〜3.0
kgf/mmが望ましい。
また例えば内径が35mm〜40mm、肉厚4〜8mm
の可撓性を有する管等を用いる場合、液体を圧送しない
状態での開板間の距離は15mm〜40mm。
好ましくは15胴〜30mmが望ましい。しかしながら
可撓性を有する管等の形状は、圧送される液体の圧送噛
、必要な脈動の程度等により決定されるので、該管等を
決定したのち、剛体板の距離を最適に定める方法が望ま
しい。
第2図は上記効果を確認するための実験装置のフローを
示すもので、図中Aは液体ストソクンタンク、Bは液体
、Cは圧送ポンプ、Dは圧力計。
El!第1−a、  1−b、  1−cU;!Jにさ
れた可撓性を有する管3.コイルバネla、Ib、剛体
板2a、2b及びその他の部材(図示しないものも含む
)から成る脈動防止装置、Fは脈動防止装置Eの中の可
撓性を有する管3に背圧を加えるためのバルブ、Gは脈
動を測定するための浦宿計である。
液体Bは圧送ポンプCにより液体ストックタンク八から
吸引され、脈動防止装置Eに供給される。
脈動防1F装置Eのあとには脈動防1F装置Eの可撓性
を有する管3内にある液体に加圧するためのバルブFが
取り付けられており、このバルブFを調整して、圧力計
りにより圧力を設定する。次いでバルブFをJ過した液
体の脈動を測定するための流■計Gが取りついており、
液体は再び液体ストックタンクAにもどされる。
これにより本発明の脈動防止能力を評価しようとするも
のである。
以下本発明の実施例をより具体的な実験例によって述べ
るが、これらの実施例は何ら本発明の範囲を限定するも
のではない。
〔実 施 例〕
実施例−1 第2図に示す実験装置を用い、第1表に示された組成と
物性を示す感光性塗布液での脈動を測定した。
1、脈動防止装置 ■可撓性を有する管 a 内径     35触 1) 長さ     700 +w C形状   袴合ホース 内側 ・六フッ化ポリエ ヂレン ・肉厚1.5論 外側 ・EPTゴム(ゴ ム硬度70) ・肉厚 5閤 ■コイルハネ a バネ定数  3.Okgf/w b 素材    5US−304 C個数     8ケ ■剛体板 a 素材    5US−304 b 長さ     600m C剛体板距離  24 m (圧送なし時)2、圧送ポ
ンプ ■形式      無脈動型(2連) プランジャーポンプ ■モーター回転数最大142Or、p、m■吐出晴  
   最大4.3ffi/分第1表  感光性塗布液 上記条件にて感光性塗布液吐出性及び脈動防止装置に加
える圧力をそれぞれ圧送ポンプのモーター回転数及びバ
ルブFにより変化させ、その時の脈動を流雫計Gで測定
した結果を第3図に示す。
脈動の程度を表わす言葉として「脈動率」を次のように
定義する。圧送ポンプにおいて、あるモーター回転数に
設定した時の平均吐出時(0)とその吐出時の変動叶出
撥(八〇)の比を100分率で表わしたものをいい、次
式で表わす。
鷺 実施例−2 実施例−1における脈動防止装置で、可撓性を有する管
の長さを320m1、コイルバネのバネ定数を0 、 
5 kg f /mm、個数を16ケ、剛体板の長さを
200nw+とした以外は実施例−1と同様の条件で脈
動を測定した。結果を第4図に示す。
比較例−1 実施例−1における脈動防止装置のコイルバネ。
剛体板をとりはずし他は実施例−1と同様な条件で脈動
を測定した。結果を第5図に示す。
比較例2 実施例−1における実験装置の脈動防止装置の代りにス
テンレス製の配管を用い、他は実施例−1と同様な条件
で脈動を測定した。結果を第6図に示す。
比較例−1及び2の結果によれば複合ホースのみの脈動
防止効果は極くわずかである。これは複合ホースの内側
に用いた六フッ化ポリエチレンの肉厚カ月、5錘となっ
ているため半径方向への伸縮性を示さず、従って脈動を
防1トする効果は極めて小さいと考えられる。
一方、実施例と比較例の結果を第3[7I、第4図に対
し、第5図、第6図でみれば本発明に係る流体の脈動防
止方法は極めて顕著な効果を奏していることがわかり、
実施例−1のコイルバネ及び可撓性を有する管を用いた
場合には液体に加える圧力は0.5〜2 、 0 kg
 / cdゲージ圧が最適であることがわかる。複合ホ
ース内の液体への圧力も高くしすぎると脈動防止効果が
少し小さくなることも示している。また実施例−2の場
合にはコイルバネのバネ定数が0 、 5 kgf /
 mmであるが、同様に圧力が0.5〜2.0kg/c
+flゲージ圧が最適であることがわかる。さらに可撓
性を有する管の長さを320mmと短かくした実施例−
2の場合、実施例−1と比較すると、全体的に脈動率は
高くなっているが、液体の圧送量及びその時の脈動率が
要求条件を満足していれば充分効果を有することがわか
る。なお、実施例−1において、脈動を効果的に防止す
るときにコイルバネ1本に加わる力は、最大120kg
fであり実施例−2においてのそれは最小5 kg f
であった。
このように本発明の方法は、流体とりわけ液体に対して
顕著な効果を奏するが、固体や気体を含む液体、あるい
は気体にも効果があることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上運べたように本発明の脈動を有するポンプにより流
体を圧送するにあたり、管路内に可撓性を有する管を設
け、護管の断面積を圧送時の脈動に応じてその最大断面
積未満の断面積に管外より弾性的に規制し、脈動を吸収
防止する脈動防止方法であって、剛体板を介して脈動に
対応するコイルバネの動きが剛体板により可撓性を有す
る管を変形させることを特徴とする液体の脈動防止方法
、及び」二記脈動防止方法において該可撓性を有する管
内の流体の圧送圧力が0.5〜2. 0kg/c+jゲ
ージ圧であることを特徴とする脈動防止方法。
更にコイルバネ定数を0.5〜3 、 0 kg r 
/ ma+とすることを特徴とする前述の流体の脈動防
止方法。
更に又コイルバネ1本に加える力を5〜120 kgf
にすることを特徴とする前述の流体の脈動防止方法等に
より、簡単な構成にもかかわらず圧送ポンプが発生させ
る脈動防止を大幅に低減させることが出来る。
従って流体を定量的に輸送供給出来るとともに圧送ポン
プの故障を防止し、特に有機溶剤を圧送する時の脈動を
防止し、さらに有機)8剤を溶媒とするあるいは含有す
る感光性塗布液を塗布装置で塗布する場合均一な感光膜
を得ることが出来、有機溶剤系の塗料を塗装する場合は
均一な塗装面を得ることが出来る。
さらに、中空状チャンバーを用いた時に比べると、その
構造がンンブルであり、コイルハネのバネ定数及び個数
を適正に選択すれば長さ方向の小形化が、さらには変形
した可撓性を有する管の巾より少し広い巾の剛体板とす
ることが出来るので11方向の小形化が出来、結果的に
は全体として小形、軽量化が可能となるのみでなく、費
用、労力。
液体ロス、洗浄性の面で極めて経済的であり、その1ユ
、円周方向に伸縮可能な弾性チューブに比べても製作費
用、使用する液体に対する汎用性の点で極めて経済的で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1同は本発明の流体の脈動防止方法の1実施例として
のコイルバネ及び剛体板が可撓性を有す6管に作用する
概念を示す断面図、第2図は本発明の脈動防止方法の効
果を確認するために用いる実験装置の概略図、第3図及
び第4図はそれぞれ実施例−1,2における実験結果を
示すポンプモータ回転数に対する脈動率の図、5図及び
第6図はそれぞれ比較例−1,2における実験結果を示
すポンプモータ回転数に対する脈動率の図である。 Ia、Ib・・・コイルバネ 2a、2b  ・ ・ ・ 剛体1反 3・・・可撓性を有する管等 4a、4b・・・シャフト 5a、5b・・・ナツト 6a、6b・・・架台 7・・・液体    C・・・圧送ポンプD・・・圧力
計   E・・・脈動防止装置F・・・バルブ   G
・・・流叶計 代理人 弁理士(8107)佐々木 清隆(ほか 3名
) ” ”’ ”451−b図 a C:;  1−c  口 箒2図 甑;4!6 藻−条ま − ・誤−七二一 誕菰華6−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)脈動を有するポンプにより流体を圧送するにあた
    り、管路内に可撓性を有する管を設け、該管の断面積を
    圧送時の脈動に応じてその最大断面積未満の断面積に管
    外より弾性的に規制し、脈動を吸収防止する脈動防止方
    法であって、剛体板を介して脈動に対応するコイルバネ
    の動きが剛体板により該可撓性を有する管を変形させる
    ことを特徴とする流体の脈動防止方法。
  2. (2)該可撓性を有する管内の流体の圧送圧力が0.5
    〜2.0kg/cm^2ゲージ圧であることを特徴とす
    る請求項(1)記載の流体の脈動防止方法。
  3. (3)コイルバネ定数を0.5〜3.0kgf/mmと
    することを特徴とする請求項(1)、(2)記載の流体
    の脈動防止方法。
  4. (4)コイルバネ1本に加える力を5〜120kgfに
    することを特徴とする請求項(1)、(2)、(3)記
    載の流体の脈動防止方法。
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