JPH0125308Y2 - - Google Patents

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JPH0125308Y2
JPH0125308Y2 JP9272581U JP9272581U JPH0125308Y2 JP H0125308 Y2 JPH0125308 Y2 JP H0125308Y2 JP 9272581 U JP9272581 U JP 9272581U JP 9272581 U JP9272581 U JP 9272581U JP H0125308 Y2 JPH0125308 Y2 JP H0125308Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、粒度分布測定用試料セルに関する。
測定対象懸濁液に光を照射し、透過光量から懸
濁液の粒度分布を測定する粒度分布測定装置にお
いては、粒子がある距離を沈降(たとえば牛乳中
の脂肪粒子を測定する場合のように、測定対象懸
濁液によつては浮上である。以下同じ。)するの
に要した時間、即ち、沈降時間を尺度として測定
するので、懸濁液を試料セルに収容するにあたつ
ては液面が常に一定位置に来るようにする必要が
ある。
そのための方法としては、次の二つがある。
一つは、ピペツト等を使用して正確に所定量の
懸濁液をセル内に注入することにより一定の液面
高さを得る(第1図イ参照)方法である。図中1
は容器、2は蓋体である。
他の一つは、実公昭53−13430号公報に見られ
る方式であり、第1図ロに示すように、容器1に
蓋体2を挿入することによつて余分な液を蓋体2
に設けたオーバーフロー用細孔(又は蓋体1と容
器2の隙間)4から排出し、液面を一定の高さに
調整する方式である。この方式は、注入時に液量
を正確に測定する必要がなく、液面高さの設定に
個人差が出ないといつた利点を有している反面、
余分な液をセル外にオーバーフローさせるため、
セルがオーバーフロー液で汚れる欠点がある。殊
に測定対象懸濁液によつては洗浄液でセルの汚れ
を洗い落とす必要があり、その間にセル内での沈
降が進行し、粒度分布の正確な測定を行なえない
ことがある。
本考案は、これらの従来欠点を解消し、液量を
正確に測定する必要がないため、注入が容易であ
り、且つ、余分な液をセル外にオーバーフローさ
せないようにしてセルの汚れを防止できるように
した粒度分布測定用試料セルを提供するものであ
る。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図乃至第4図イ,ロは本考案に係る粒度分
布測定用試料セルを示す。図において、1は測定
対象懸濁液を収容する容器であり、ガラス等の光
透過性物質によつて横断面方形に形成されてお
り、光透過窓として用いない対向二面はスリガラ
ス状に形成されている。2は容器1内に挿入可能
で且つ上端部に容器1の開口端縁との係合により
挿入量を規定するストツパー部3を備えた硬質合
成樹脂製の蓋体である。ストツパー部3は蓋体2
の周囲一部に突出したものであつてもよいが、こ
の実施例では、遠心沈降法により測定する際の重
力加速度に耐え得るように蓋体2の周囲全長にわ
たつて連続した形状としてある。蓋体2には、測
定光路に対して直角な側面に開口する孔を設け
て、孔内部を液移行用空間Sに形成してある。ま
た、蓋体2の前記側面には前記空間Sの上下に上
部通気路4aと下部通気路4bとが形成されてい
る。容器1には、測定対象懸濁液の注入量の上限
を示す目印aと下限を示す目印bとが記されてい
る。
上記の構成によれば、液面が目印a,b間に位
置する範囲で任意量の測定対象懸濁液を容器1に
注入し、蓋体2をストツパー部3が容器1の開口
端縁に当接するまで挿入すると、気泡及び余分な
液は下部通気路4bを経て上昇し、液移行用空間
Sに収容される。従つて液面高さは第1図ロで示
した従来の場合と同様に一定に調整されるが、余
分な液がセル外にオーバーフローせず、容器1の
外面を汚すことがない。
第5図は別の実施例を示し、蓋体2を、容器1
の開口端縁に当接するストツパー部3を形成する
上部フランジ状部2aと容器1の断面形状に対応
する下部フランジ部2bとこれら両者2a,2b
を連結する軸部2cとを備えた形状とし、軸部2
c周りに液移行用空間Sを形成した点に特徴があ
る。尚、第5,6図において、4′aは上部通気
路、4′bは下部通気路である。
本考案は、上述した構成よりなり、蓋体の挿入
により余分な液を蓋体に設けた液移行用空間に移
行させ、該空間に収容するため、正確に一定量の
液を容器に注入しておかなくても、蓋体の挿入に
よつて液面を一定に調整できるのみならず、余分
な液がセル外にオーバーフローしないのでセルが
汚れず、セルの汚れやそれを洗浄する間に粒子の
沈降が進行することによる誤差がなくなり、粒度
分布の測定精度を高め得る効果がある。
殊に、容器に注入液量の上限と下限を示す目印
を記しておけば、測定作業に不馴れな者であつて
も注入量の過不足を生じる虞れがなく、注入操作
が一層容易になる。
また、下部通気路は断面積が小さいため、下部
通気路内での沈降は粒度分布の測定精度上、無視
できるものであるが、実施例のように測定光路の
直上方を避けて設ければ、下部通気路内での沈降
による影響がさらに小さくなるので、より高精度
の測定結果を期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロは従来例を示す縦断面図、第2図
乃至第4図は本考案の一実施例を示し、第2図は
斜視図、第3図は蓋体の縦断面図、第4図イ,ロ
は作用図、第5図は別の実施例を示す正面図、第
6図は第5図の―線断面図である。 1……容器、2……蓋体、3……ストツパー
部、4a,4′a……上部通気路、4b,4′b…
…下部通気路、S……液移行用空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 測定対象懸濁液を収容する光透過性の容器
    と、該容器内に挿入可能で且つ前記容器の開口
    端縁との当接により挿入量を規定するストツパ
    ー部を備えた蓋体とからなり、前記蓋体には液
    移行用空間とその上下に位置する上部通気路及
    び下部通気路とを設けてあることを特徴とする
    粒度分布測定用試料セル。 前記容器に、測定対象懸濁液の注入量の上限
    と下限を示す目印が設けられていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第項に記載の
    粒度分布測定用試料セル。 前記下部通気路が蓋体の測定光路と平行な側
    面に設けられていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第項又は第項に記載の粒度
    分布測定用試料セル。
JP9272581U 1981-06-20 1981-06-20 Expired JPH0125308Y2 (ja)

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JP9272581U JPH0125308Y2 (ja) 1981-06-20 1981-06-20

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JP9272581U JPH0125308Y2 (ja) 1981-06-20 1981-06-20

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JPS57203355U JPS57203355U (ja) 1982-12-24
JPH0125308Y2 true JPH0125308Y2 (ja) 1989-07-28

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JPS57203355U (ja) 1982-12-24

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