JPH01250505A - 路面補修材および路面補修用瀝青乳剤混合物の製造法 - Google Patents

路面補修材および路面補修用瀝青乳剤混合物の製造法

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JPH01250505A
JPH01250505A JP8001288A JP8001288A JPH01250505A JP H01250505 A JPH01250505 A JP H01250505A JP 8001288 A JP8001288 A JP 8001288A JP 8001288 A JP8001288 A JP 8001288A JP H01250505 A JPH01250505 A JP H01250505A
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亮 伊藤
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貴司 金沢
Makoto Saito
誠 斎藤
Haruo Yamamoto
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Nichireki Kagaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、骨材成分とそれらの結合剤とを別々に保存が
でき、路面補修の際にはそれらを計量せずに補修現場な
どにおいて、容易に路面補修に適した瀝青乳剤混合物を
造ることができる路面補修材およびその路面補修材を用
いた路面補修用瀝青乳剤混合物の製造法に関するもので
ある。
積雪寒冷地の道路では、冬季にスパイクタイヤやタイヤ
チェーンによるラベリングやボットホールの発生が著し
い、これらが発生すると、舗装の破壊を急速に早め交通
安全上好ましくないので、応急的に加熱アスファルト混
合物等を敷きならし転圧して路面を整正している。しか
し、路面は冷人きっていC水がたまっており、その水を
極力排除したとしても、補修材料である加熱アスクアル
81合物の冷えが早く、路面への接着が悪く、また水蒸
気が出て密な仕上りを得ることができない。そのため補
修しても永持ぢゼず、また同じ個所が摩↑lする。加熱
アスファルト混合物は、取扱上火傷しないよう注意する
必要がある。また、加熱アスファルト混合物は、冷える
と使用できないので、運搬も保温を良くし、熱いうちに
施工しなければならない。したがって、或程度規模の大
きい現場でないと施工がしにくく、材料のロスが大きい
などの問題がある。また、水を排除し、骨材と瀝青乳剤
を交互に散布し、バーナーであぶり、転圧整正する方法
も行われているが、施工に手間がかかり、密な仕上りで
ないため補修が永持ちせ炎また同じ個所が摩損するなど
の問題がある。そのため、常温で施工でき、施工性が良
く、補修接受しでも余分に永持ちする補修材料、補修工
法の開発が切望されている。
また道路等の舗装面、とくに市街地等の道路の舗装面で
は、道路環境、幅員、大型車交通量、過積載大型車交通
、道路上の駐車、地下構造物のためO堀りおこしうめ戻
しなどいろいろ条件が重なってボットホール、路面段差
、マンホール等の周辺の段差等、路面に凹凸を発生しや
すい。これらが発生したときは、交通安全のため、また
これら凹凸周辺の舗装の破壊が生じやすくなるので、早
急に舗装材で穴うめ整正や段差修正を行って補修する必
要がある。補修には通常加熱アスファルト混合物が使用
されているが、上述のようないろいろ問題点があった。
また、通常ボットホール、段差等は、とびとびにはなれ
て発生していて1個所当りの補修に使用する補修材の使
用量が少ない場合が多い。加熱アスファルト混合物を補
修材に使用するときは、熱いうち、温度の下らないうち
に施工しなければならない、冷太ると良好な施工ができ
ない。冬季など気温の低いときは、加熱アスファルト混
合物の冷却が早いので、段差修正では良好な施工ができ
ず、かλって新たな段差を生じる。加熱アスファルト混
合物の運搬中、補修中の保温を十分にするためには、あ
る程度まとまった量を扱う必要があった。そのためボッ
トホール、段差等を生じても、小規模の場合には簡単に
補修できず、ある程度補修個所、補修量がまとまるまで
、補修時間をまつか、さもなければ加熱アスファルト混
合物のロスをまねいた。
また、骨材と瀝青乳剤を交互に散布し転圧整正する方法
も行われるが、骨材の飛散がおきやすく、施工に手間が
かかりすぎるなどの問題がある。さらに大都市圏におけ
る交通量の増大は、舗装補修工事の施工時間及び交通止
めの時間の制約を受けるので、常温で施工でき、施工性
が良(、交通開放も早く、加熱アスファルト混合物と同
等の供用性の得られる路面補修材、補修工法の開発が切
望されている。
本発明は、このような要望にこたえるものであって、取
扱いが容易で、計量せずに施工現場等で路面補修に適し
た瀝青乳剤混合物を製造し使用できるように、骨材成分
と瀝青乳剤とを分けて容器にパックした路面補修材と、
その路面補修材を用いたJ青乳剤混合物の製造方法を提
供するものである。
そして本発明は、セメントまたは石灰を4重量%以下の
量で混合している骨材または骨材、フィラー等よりなり
最大粒径が201以下で0.074m+nふるい通過量
が4〜20重量%の骨材成分の所定量と、その骨材成分
の所定量の結合材となる瀝青乳剤の所要量とを、分けて
容器にパックされていることを特徴とする路面補修材、
およびセメントまたは石灰を4重量%以下の量で混合し
ている骨材または骨材、フィラー等よりなり最大粒径が
20mm以下で0.074mmふるい通過量が4〜20
重量%の骨材成分の所定量をパックしている容器内に、
その骨材成分の所定量の結合材となる瀝青乳剤の所要量
を入れて、その容器内で骨材成分の所定量と瀝青乳剤の
所要量を混合して瀝青乳剤混合物を造ることを特徴とす
る路面補修用瀝青乳剤混合物の製造方法を要旨とするも
のである。
以下本発明について説明する。
本発明でいうセメントとは、たとλば晋通ボルトランド
セメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポルトラ
ンドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、白色ポル
トランドセメント、高炉セメント、シリカセメント、フ
ライアッシュセメント、アルミナセメント、膨張セメン
ト、耐硫酸塩セメント、ジェットセメント、高炉コロイ
ドセメント、コロイドセメントなどである。
石灰としては、消石灰、生石灰などを用いる。
通常粉末状の消石灰が用いられる。
これらセメント、石灰等は、単独で用いることも組合せ
て用いることもできる。
骨材成分の骨材には、通常アスファルト舗装に用いられ
る骨材が用いられる。たとえば、砕石、クラッシャーラ
ン、スクリーニングス、砕石ダスト、スラグ、粒度調整
砕石、砂などである。このほか明色骨材、硬質骨材も用
いることができる。
明色骨材にはたとえばルクソバイト、ジノバール、アル
ミニウム粒、陶磁器粒、プラスチック粒、着色骨材など
がある。硬質骨材には、たとえばエメリー、シリカサン
ドなどがある。骨材は、水に濡れていない骨材を用いる
。乾燥している骨材が好ましい、また、加熱アスファル
トを加熱混合して骨材表面をアスファルトでうずく被覆
した砕石などを用いることもできる。
フィラーには、石灰岩、または火成岩などを粉末、いわ
ゆる石粉のばか炭酸石灰粉、上下水汚泥焼却灰、セメン
ト、フライアッシュ、消石灰、けいそう土、タルク、ク
レー、火山灰、ガラス粉等を用いることができる。この
ほかゴム粉粒、コルク粉粒、木質粉粒、樹脂粉粒、無機
繊維、バルブ、合成繊維、炭素繊維等の短繊維をフィラ
ーの一部として併用することができる。
骨材成分は、セメントまたは石灰を4重量%以下で混合
している骨材または骨材、フィラー等よりなり、最大粒
径は20mm以下のもので、0.074m+nふるい通
過量が4〜20重量%のものである。
セメントまたは石灰を混合しているのは、骨材成分と瀝
青乳剤とを混合したとき、瀝青乳剤の水相で骨材成分が
濡れるが、その際、セメントまたは石灰のアルカリによ
り骨材成分の骨材、フィラー等の表面が活性化し、瀝青
乳剤との反応性をたかめるためである。セメントまたは
石灰を4重量%以下で使用するのは、4重量%をこえる
と瀝青乳剤の質をセメントまたは石灰より混合性のよい
ものを用いるため、瀝青乳剤が分解した際の骨材成分へ
の接着性が低下する傾向があるためである。また、瀝青
乳剤混合物が、硬化したときの瀝青に対するセメント等
の割合が多くなり、撓み性が低下するためである。また
、下限をきめていないのは、骨材成分に配合するフィラ
ーによっては、セメント等を添加しないですむことがあ
るためである。たとえば、上下水汚泥焼却灰のように、
消石灰を多く含有しているものをフィラーに使用するよ
うな場合である。しかし一般には、0.1〜4重量%好
ましくは0.5〜3重量%の量を混合する。
骨材成分の最大粒径は、20w+w+以下にする。これ
より大きいと結合材と混合するときの混合性が悪く、ま
た補修の際、作業性、仕上りが悪い、また厚さの薄い補
修ができないなどの欠点がある。
骨材成分の0.074mmふるい通過量は、4〜20重
量%好ましくは5〜16重量%の範囲にあるようにする
。0.074mmふるい通過量(以下、フィラー分とい
う)が4重量%を下まわるときは、骨材成分を結合させ
るのに必要な瀝青乳剤量が少なくてすむため、瀝青乳剤
混合物(以下混合物という)がパサパサで、スランプ性
が得られず、作業性が悪い、また、混合物の空隙が多く
、その上結合材量が少なくなるため、混合物の耐摩耗性
、耐久性等が低下する。上述の範囲内では、フィラー分
が比較的多いため、骨材成分を結合させるのに必要な瀝
青乳剤量が多くなり、骨材成分と瀝青乳剤との混合が容
易で、スランプ性のある作業性の良い混合物が得られ、
また混合物からの乳剤の分離がない、また混合物が補修
に使用され、瀝青乳剤が分解して瀝青に復元するときに
、フィラー分と瀝青骨とが一体となって結合材として働
らくので、結合材が多いにもかかわらず瀝青のフラッシ
ュの心配がなく、また、混合物の空隙率は小さく富にな
り、更に混合物の耐摩耗性、耐久性等が著しく向上する
。20重1%をこ^るときは、骨材成分に混合する瀝青
乳剤量が多くなり4−ぎ、混合物の舗設後の硬化収縮が
大きくなる。
また、安定度が低下し、流動しやすくなり、さらには、
夏季に(歴青材のフラッシュのおそれも生じる。
骨材成分の粒度によって、細粒型、標準型、およびff
i粒型に分けることができる。骨材の最大粒径は、粒度
により異なり、細粒型では51TllT1以下、標準型
では131以下、そして粗粒型では20mm以下である
。また、0.074mmふるい通通量も細粒型、標準型
、粗粒型の順に少なくなるが、いづれの粒度の場合も4
〜20重量%の範囲内に入るものである8表−1に、骨
材成分の粒度の代表的な1例を示す。
表−1骨材成分の粒度 本発明で使用される瀝青乳剤は、天然アスファルト、ス
トレートアスファルト、ブローンアスファルト、セミプ
ローンアスファルト、溶剤税源アスファルト(例文ばプ
ロパン税源アスファルト)、タール、ピッチ等の瀝青物
の1種または2種以上の混合物や、これらを加熱溶解し
ておいて これにゴム、樹脂等を混和した改質瀝青物を
乳化剤、分散剤、安定剤等を適宜用いて水中に乳化させ
た水中油滴型の瀝青乳剤である。一般には、ストレート
アスファルトを主とするアスファルトあるいはストレー
トアスファルトをゴム、樹脂等で改質した改質アスファ
ルトを乳化した瀝青乳剤が用いられる。乳化に使用され
る乳化剤(界面活性剤)のfl aにより瀝青乳剤には
、ノニオン系、アニオン系、カチオン系、フレークイブ
等の+i XNが知られているが、本発明で使用される
瀝青乳剤は、カチオン系またはアニオン系のもので、骨
材成分と混合性が良く、混合後混合物の作業性を確保す
るに必要な時間を経過したら、速かに分解するタイプの
ものが用いられる。
本発明で使用される瀝青乳剤は、瀝青乳剤に水、その他
の添加剤(たと久ば分解調節剤、界面活性剤など)を加
えることなく、そのまま使用するものであり、骨材成分
の所定量に対し所要量を混合すれば、容易に混合できて
、混合物がスランプ性があり、作業性の良いものが得ら
れ、且つ、骨材成分に対する結合材量が適切であり、混
合物の分解硬化時間、硬化後の性状等を考虜して濃度を
不揮発分を40〜62重量%(水分60〜38重1%)
、通常42−60重量%の範囲内で調節されている。ま
た、季節、使用条件等により骨材成分との反応性、分解
時間等がかわるので、適宜調節されている。瀝青乳剤は
、濃度の高い乳剤に水等を添加したり、濃度のうずいも
のと濃度の高い乳剤を混合したり、また、はじめから所
定の濃度の乳剤を造るなどして所定の濃度のものを供給
できる。
骨材成分に対する瀝青乳剤の配合割合は、たとえば、ス
ラリーシールに用いられる配合設計に準じてきめること
ができる。すなわち、フローコーン法、貫入量測定、水
浸摩耗試験、ホイール試験及び砂吸着試験等の試験方法
等を行ってきぬることができる。
骨材成分に対する大体の瀝青乳剤の量を示すと、表−1
における細粒型、標準型、および粗粒型の骨材成分に対
し、不揮発分60重量%に換算した瀝青乳剤の量は、夫
々18〜21重量%、14〜16重量%、および12〜
14重量%(いづれも外%)程度のものである。
骨材成分は、乾燥した状態で特定の粒度範囲に調節され
たものが所定量、容器にパックされる。
容器には、湿気、水等を透さないものが用いられる。た
とえば、ポリ袋、ビニール袋、紙袋、不織布袋、麻袋(
ポリオレフィン製を含む)等にポリオレフィン、ビニー
ル等をラミネートした袋、更にはこれらの袋を補強した
もの、ポリ容器、金属管等がある。
1パツクの量は、50にg以下である。取扱いの便を考
えると40Kg以下、あるいは30Kg以下である。ま
た、携帯便で現場での作業性を考え、2〜10Kg程度
のパックにすることも有効である。
量の少ない場合のパックには、ポリ袋などが用いられる
。2〜10Kgの少量の場合のパックでも、その袋内に
パックされている骨材に対し所要量の瀝青乳剤を入れて
、それらを袋内で混合できるように余裕をもった大きさ
の袋が使用される。たとえば、骨材成分の量が2〜10
Kgのものでも袋の大きさはタテ60CII+、ヨコ4
0cm程度のものを用いるとよい。
中規模の補修工事で、ある程度機械を用いた施工ができ
る場合等で1パツクの量が多い方が作業しやすい場合が
ある。このような場合は1バック50Kgをこえるパッ
クもできる。たとえば、コンテナ袋を用いて1000K
g程度までパックすることもできる。このような場合も
、骨材成分は、乾燥されていることと、夫々のバック内
の骨材成分の粒度が一様でなければならない。
瀝青乳剤は、骨材成分の1パツクの所定量に必要な所要
量を容器にパックする。たとえば、容器には、ポリ袋、
ビニール袋、ポリ容器、ポリ瓶などが用いられる。
骨材成分と瀝青乳剤とは、別々のパックの状態で供給さ
れるほか、骨材成分の1パツク量が2〜10Kg程度と
少ないような場合は、瀝青乳剤を容器にパックしたパッ
ク入り瀝青乳剤を骨材成分をパックした容器内に入れて
供給することができる。
本発明の路面補修材は、骨材成分の1バツク量と、それ
に必要な所要量の瀝青乳剤が分けて容器にパックされ、
1セツトで供給されるので、次のような効果と利点を有
する。
(1)補修の際は、1パツクの骨材成分に1パツクの瀝
青乳剤を混合すればよいので、計量の必要がなく、また
、簡単な混合方法で瀝青乳剤混合物を造ることができる
(2)骨材成分を瀝青乳剤に適するように材質。
粒度、乾燥度合、瀝青乳剤との反応性をコントロールし
て供給できる。また、瀝青乳剤を骨材成分に対し、混合
物の性能に重要な、混合性、混合物のスランプ性、作業
性、分解硬化時間、硬化後の耐久性を検討して供給でき
る。
したがって、作業者によって混合物の配合のぶれ、混合
物の性能のぶれ、施工の出来、不出来が解消される。
(3)取扱いが容易で、保存でき、補修のとき、いつで
も使用できる。
次に本発明の路面補修用瀝青乳剤混合物(以下単に瀝青
乳剤混合物あるいは混合物という)の製造方法について
説明する。
瀝青乳剤混合物は1本発明の路面補修材を使用して製造
する。路面補修材の骨材成分の所定量をパックした容器
内に、瀝青乳剤の所要量を入れて骨材成分の容器内で混
合するものである。
骨材成分2〜10Kg程度をパックしているポリ袋では
、そのポリ袋に所要量の瀝青乳剤を入れポリ袋の口を手
で押えてポリ袋を約1分間程度手もみするだけで簡単に
瀝青乳剤混合物を造ることができる。この様な量だと携
帯が便利で、計量せず、混合機器もいらず、作業員−人
で混合物を造り補修ができる。骨材成分の量が20Kg
程度までは、この方法で現場で混合物を造り、補修する
ことができる。すなわち、1パツクの骨材成分の量が2
0Kg程度までの量であると取扱いが容易で、骨材成分
をパックした容器内での骨材成分と瀝青乳剤との混合が
人力で別に混合機器を使用せずに、容易に短時間(約1
分位)で混合でき、補修にすぐ使用できる。骨材成分の
1パツクの容器で混合物の1バツチが造られ、その混合
物を使用した空の容器では、再び混合物を造らない、そ
のためlバッチ毎に混合物は、新しいものができ、同−
容器で 港口も混合物を造る場合のように前のバッチの
瀝青乳剤混合物の容器壁、底等に付着したもの等の影響
を全く受けることがない。
そのため、瀝青乳剤には骨材成分と混合したあと、混合
物の補修作業を円滑にできる程度の時間を過ぎたら、急
速に分解硬化するものを使用することが可能となった。
混合後の混合物の可使時間は、2分ないし数分程度が好
ましい、また、混合後、混合物のこの程度の可使時間内
に混合物を補修に使い切ることのできるようにするため
には、手もみ等の混合で、混合機器を用いないときは、
骨材成分の1バツクの量は20にg以下の量にするのが
好ましい、適当な混合撹拌器具を用いるときは、1バツ
クの量を更に多くできるが、この場合も、混合は約1分
間で混合でき、可使時間は2分ないし数分程度が好まし
い。
本発明の方法で造られる瀝青乳剤混合物は、混合時間1
分程度で、混合後の可使時間が2分ないし数分程度なの
で、補修後の瀝青乳剤混合物の分解硬化が確実であり、
骨材に対する接着性が良く、分解硬化後の耐水性、耐摩
耗性、耐久性等を著しく改善できたのである。
たと^ば、従来の瀝青乳剤混合物では、少くとも10℃
以上の気温での施工が必要であり、しかも、雨の中や、
水たまりでのポットホールの施工は、瀝青乳剤が流れて
施工ができず、施工後も養生が不可欠で、養生中の降雨
も好ましくなかった。しかしながら、本願発明の方法に
より造られる瀝青乳剤混合物は、2〜5℃という低温で
、しかも水たまりのポットホールでも補修が可能となり
、そのような悪条件下で補修しても瀝青乳剤が確実に分
解し、骨材成分に対する接着性、結合性にすぐれ、耐水
性、耐摩耗性、耐久性にすぐれた瀝青混合物が造られる
。また、早期交通開放が可能である。更に、加熱アスフ
ァルト混合物でさえも困難であった冬季の水たまりのポ
ットホールの施工も可能になり、良好な施工結果を示し
ている。
本発明の方法は、上述したように骨材成分の所定量をバ
ックしている容器内で、骨材成分に所要量の瀝青乳剤を
入れて混合し瀝青乳剤混合物を造るために、前述の路面
補修材の特徴、効果等に加えて、小規模補修等では、現
場で混合機器を使用せずに混合物を短時間で造り、この
混合物を短時間に補修に使用できるため、本発明の方法
で造られる混合物は、常温混合物であり乍ら、瀝青乳剤
の分解性、骨材成分との反応性等を利用して低温や水た
まりのような水でぬれている所にも施工でき、耐水性、
耐摩耗性、耐久性の瀝青混合物を造ることができる6そ
のため、補修後、交通開放も従来に比べて著しく短縮さ
れた。
本発明の方法は、冬の気温の低いときから、夏の気温の
高いときまで、いろいろな条件に対応することができ、
極めて有効である。
次に本発明の実施例について説明する。
実施例1 骨材成分として6号砕石、7号砕石、およびスクリーニ
ングスを使用し、夫々アスファルトプラントのドライヤ
ーを通して乾燥し、分級し、冷却したものを用いて粒度
を調節し、更に普通ポルトランドセメント2重1%(内
%)を混合して表−1に示す粒度範囲内に入る一般地用
(温暖地用)および積雪寒冷地用の細粒度型および粗粒
度型の骨材成分を造り、約40c+nX 60cmの大
きさのポリ袋に表−2に示す量でバックする。瀝青乳剤
として、一般地用と積雪寒冷地用に分けて、一般地用と
しては一般地用力チオゾールSS(8瀝化学工業製、商
品名、カチオン系混合用速硬性瀝青乳剤、蒸発残留物4
3〜44重量%、蒸発残留物の針入度60〜70、軟化
点56−58℃)を使用し、積雪寒冷地用としては積雪
寒冷地用力チオゾールSS(8瀝化学工業製、商品名、
カチオン系混合用速硬性瀝青乳剤、蒸発残留物57〜5
8重量%、蒸発残留物の針入度80〜90、軟化点52
〜54℃)を使用し、表−2に示す量で、ポリ袋または
ポリ瓶にバックした。この様に別々の容器にバックしで
あるので、瀝青乳剤を凍らせない限り、少なくとも6ケ
月程度の保存は可能である。また、骨材成分をバックし
たポリ袋内にポリ袋またはポリ容器入り瀝青乳剤をバッ
クしてみたが、瀝青乳剤を凍らせない限り、少くとも6
ケ月程度の保存は可能である。
表−2 注−1)細粒度型は、スクリーニングスが主で構成され
ている。
2)粗粒度型は、6号砕石、7号砕石およびスクリーニ
ングスが主で構成され、積雪寒冷地用が一般地より6号
砕石と7号砕石との割合において、6号砕石を多くして
いる。
3)一般地用瀝青乳剤は、使用温度範囲が広いので、気
温の高い場合には遅延剤を加えて分解時間を調節してい
る。
上述の夫々1セツトの路面補修材を用いて、本発明の方
法により、路面補修用瀝青乳剤混合物を造り、可使時間
、混合物の性状等を調べた。
混合物は、骨材成分をバックしたポリ袋内に瀝青乳剤を
入れて、ポリ袋の口をして手でもんで混合した。約1分
間以内で容易に混合され、スランプ性のある作業性の良
好な瀝青乳剤混合物を得ることができた。一般地用も、
積雪寒冷地用も、混合物の可使時間は、試験温度で混合
後5〜6分以内である。
表−3および表−4は積雪寒冷地用路面補修材を本発明
の方法で混合物を造ったときの可使時間、混合物の性状
、マーシャル安定度等を示すもので、試験温度は、2℃
、5℃、および10℃で行った。混合物のマーシャル安
定度は、試験温度で混合したものをその温度においてマ
ーシャル安定度モールドに入れ、その温度の室内に1時
間および24時間放置後、その温度でモールドより供試
体を脱型しその温度でマーシャル安定度を測定した結果
である。
表−3積雪寒冷地混合物の性状 性)透明水になるまでの時間とは、混合物が分解硬化し
てくると瀝青乳剤の水分が透明になって分離してくる。
それまでの時間をいう。
表−4マーシャル安定度 また、一般値用の路面補修材について瀝青乳剤混合物を
造り、簡易舗装要綱の方法によってマーシャル試験供試
体を造り、マーシャル安定度試験(60℃、30分間水
浸後試験する)を行った結果を示すと、粗粒度型でマー
シャル安定度617Kg、フロー値34、細粒度型でマ
ーシャル安定度454Kg、フロー値42であった。
上述の表−2に示した路面補修剤について、−般地用を
使用し、本発明の方法で瀝青乳剤混合物を造り、部内等
の市街地の道路の舗装面の段差、マンホール周辺の段差
修正に使用した。施工現場は飛び飛びで、交通量もあり
、補修に時間をかけることも、養生をとることもできな
い条件であった。また、マンホール周辺の段差修正では
・、うずくすりつけるところが多く、加熱アスファルト
混合物での補修施工のむづかしい個所であった。その施
工は、混合良好、混合物の可使時間、作業性良好で、施
工後、その表面に少し砂をまいて間もな(交通開放した
。その間、即ち、施工時間を入れて交通開放までの時間
は、約10分間であっ。
た、施工温度は14〜15℃であった。施工後、約1年
間経過したが、現在も良好な状態である。
積ゴ寒冷地用路面補()r材では、積ゴ寒冷地の道路で
、冬期に路面がスパイクタイヤやタイヤチェーンでラベ
リングしたり、ポットホールを生じ水がたまっている状
態のところに表−2の路面補修材が使用された。はじめ
に本発明の方法により、粗粒度型の瀝青乳剤混合物を造
り、ラベリングやボットホールの穴うめ整正を行った。
施工後約20分間程度、養生をして、交通開放した。ま
た、一部のものに対し施工後、約10分間後に、補修し
た上に本発明の方法により細粒度型の瀝青乳剤混合物を
造り、少し盛上り目に路面を整正し、交通開放した。施
工後、約1ケ月経過した状態は、何れも良好な状態であ
った。比較のために、加熱アスファルト混合物で同じ路
線の同様な場所で補修をしたが、約3日間程度しか持た
ず、補修前のように摩損した。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セメントまたは石灰を4重量%以下の量で混合し
    ている骨材または骨材、フィラー等よりなり最大粒径が
    20mm以下で0.074mmふるい通過量が4〜20
    重量%の骨材成分の所定量と、その骨材成分の所定量の
    結合材となる瀝青乳剤の所要量とを、分けて容器にパッ
    クされていることを特徴とする路面補修材。
  2. (2)骨材成分の所定量と瀝青乳剤の所要量とが、別々
    の容器にパックされていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の路面補修材。
  3. (3)瀝青乳剤の所要量を容器に入れた容器入り瀝青乳
    剤と骨材成分の所定量とが一つの容器にパックされてい
    ることを特徴とする路面補修材。
  4. (4)セメントまたは石灰を4重量%以下の量で混合し
    ている骨材または骨材、フィラー等よりなり最大粒径が
    20mm以下で0.074mmふるい通過量が4〜20
    重量%の骨材成分の所定量をパックしている容器内に、
    その骨材成分の所定量の結合材となる瀝青乳剤の所要量
    を入れて、その容器内で骨材成分の所定量と瀝青乳剤の
    所要量を混合しスランプ性のある瀝青乳剤混合物を造る
    ことを特徴とする路面補修用瀝青乳剤混合物の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114940806A (zh) * 2022-05-18 2022-08-26 深圳市建交新材料科技有限公司 一种反应型沥青修补材料及其制备方法
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