JPH01247974A - 冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子計算機等の電子装置である被冷却体に液
体冷媒を循環供給する冷却装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に電子計算機等の電子装置は、多数の集積回路素子
を搭載した基板を複数枚、架に搭載し、架に取り付けた
ファンにより強制空冷を行っている。近年、回路素子の
大規模集積化、実装の高密度化に伴い架内の発熱密度が
高くなってきており、これらの装置では液冷方式を採用
する場合が多い０例えば液体冷媒を平板に流し、この平
板に素子を密着させ、熱を冷媒に伝達する方法等がある
。

この種の液体冷媒を被冷却体である電子装置に循環供給
し、被冷却体から熱を排除する冷却装置は第２図に示す
構成となっている。第２図に於て２１が冷却装置、２２
が電子装置である。２４が液体冷媒を貯蔵し、冷媒の温
度変化による体積変化等を吸収する為のタンクであり、
２５は冷媒を電子装置２２に循環供給する為のポンプで
ある。

２６が冷媒送出口、２７が冷媒受入口である。

ｌａ、ｌｂ、ｌｃ、ｌｄが冷凍機であり、３はこれらを
接続する冷媒配管である。２３は冷却装置２１の制御部
であり、２８は冷凍機１ａ、ｌｂ。

ｌｃ、ｌｄの運転指令線である。４は冷凍機の異常を伝
える信号線である。

第３図に従来の冷却装置の冷凍機１ａ、ｌｂ。

ｌｃ、ｌｄの内部構成を示す、１は冷凍機、１０はコン
プレッサー、６は凝縮器、７はファン、８は膨張弁、２
は蒸発器であり、５は冷凍機のフロン冷媒配管である。

又３は冷却装置２１の液体冷媒配管である。このように
一般的なフロン冷凍サイクルを構成している。通常、第
３図の様なフロン冷凍サイクルはフロン冷媒の漏れを検
出する為のガス圧検知器を持っている。又このフロン冷
媒漏れは通常コンプレッサー１０付近のコンプレッサー
運転振動が伝わるフロン冷媒配管において生じる。

第３図中の２９がそのガス圧検知器であり、コンプレッ
サー１０と蒸発器２の間に設置される。

ガス圧検知器２９により信号線４を通じて制御部２３に
フロン冷媒漏れによるガス圧低下異常が伝えられる。第
２図に示す冷却装置では、４台の冷凍機１ａ〜１ｄのう
ち通常３台が運転され、１台は予備となる。ガス圧検知
器２９により運転中の冷凍機にフロン冷媒の漏れが検出
されると該当冷凍機を停止させ予備の冷凍機の運転が開
始される。従来のフロン冷媒の漏れに対しての制御部２
３の運転制御は上記の如き制御となっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の冷却装置は、ガス圧検知器２９が通常あ
る一定のガス圧以下かどうかしか検出できない為、ある
程度以上の量のフロン冷媒が漏れてしまわないと漏れと
して検出されない、冷凍機の代替がガス圧検知器２９に
よる検出時点まで行われないから、フロン冷媒が徐々に
漏れた場合、ガス圧検知器により検出されるまでの間、
冷凍機の冷却能力が低下し続けることになる。よって電
子装置に送り出す冷媒温度が上昇し続け、電子装置内の
集積回路素子の温度も上昇し、電子装置の信頼性に悪影
響を与える。従来の冷却装置はこのような問題点があっ
た。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、フロン冷凍サイクルによる複数の冷凍機それ
ぞれにフロン冷凍サイクルからのフロン冷媒の漏出を検
出する異常検出器を備え、前記冷凍機のうちの稼働させ
ているものの前記異常検出器がフロン冷媒の漏出を検出
した時は前記冷凍機のうちの予備のものを交替に運転さ
せる冷却装置において、前記異常検出器は前記フロン冷
凍サイクルからコンプレッサー用潤滑オイルの漏出を検
出することを特徴とする。

〔実施例〕

次に、本発明の一実施例を図を用いて説明する。第１図
は本発明の一実施例に用いる冷凍機の配管図である０図
において、１は冷凍機である。

１０はコンプレッサーであり、６は凝縮器、７はファン
である。８は膨張弁であり、２は蒸発器である。５は冷
凍機のフロン冷媒配管であり一般的なフロン冷凍サイク
ルとなっている。コンプレッサー１０．コンプレッサー
１０の運転振動が伝わるフロン冷媒配管５およびフロン
冷媒配管５の接合部等フロン冷媒漏れの生じやすい部分
の下にはコンプレッサー用潤滑オイルの漏れを検出する
為のリークセンサー９が用意されている。

本冷凍機１の冷却装置内での位置付けは、第２図に示す
従来の冷却装置の場合と異るところはなく、リークセン
サー９の検出信号は信号線４により、制御部２３に伝え
られている。

フロン冷凍サイクル中にはフロン冷媒以外にコンプレッ
サー１０用の潤滑オイルが含まれている。すなわちフロ
ン冷媒漏れが生じた場合、オイル漏れも同時に生じるわ
けで、このオイル漏れはリークセンサー９により直ちに
検出され、信号線４を伝わり制御部２３に伝えられる。

よって、このオイル漏れが検出された場合は、フロン冷
媒の漏れが発生したと判断でき、該当冷凍機を停止させ
、予備の冷凍機へ運転を切り換え可能となる。

〔発明の効果〕

このように本発明は冷凍機のフロン冷媒サイクルからの
フロン冷媒の漏出をフロン冷媒と同時に漏れるコンプレ
ッサー用潤滑オイルの漏れを検出くることにより行う、
よってフロン冷媒がフロン冷媒配管から漏れ始めた場合
、早い時期に故障冷凍機を停止させ、予備の冷凍機に切
り換えることができ、冷却装置の冷媒の温度上昇による
被冷却体、例えば電子装置内の集積回路素子の温度上昇
を小幅とすることが可能であるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を構成する冷凍機の配管図、
第２図は従来の冷却装置の構成図、第３図は従来の冷却
装置の冷凍機の配管図である。 １．１ａ、ｌｂ、ｌｃ、ｌｄ−・−冷凍機、２・・・蒸
発器、３・・・冷媒配管、４・・・信号線、５・・・フ
ロン冷１媒配管、６・・・凝縮器、７・・・ファン、８
・・・膨張弁、９・・・リークセンサー、１０・・・コ
ンプレッサー、２１・・・冷却装置、２２・・・電子装
置、２３・・・制御部、２４・・・タンク、２５・・・
ポンプ、２６・・・冷媒送出口、２７・・・冷媒受入口
、２８・・・運転指令線、２９・・・ガス圧検知器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フロン冷凍サイクルによる複数の冷凍機それぞれにフロ
   ン冷凍サイクルからのフロン冷媒の漏出を検出する異常
   検出器を備え、前記冷凍機のうちの稼働させているもの
   の前記異常検出器がフロン冷媒の漏出を検出した時は前
   記冷凍機のうちの予備のものを交替に運転させる冷却装
   置において、前記異常検出器は前記フロン冷凍サイクル
   からコンプレッサー用潤滑オイルの漏出を検出すること
   を特徴とする冷却装置。