JPH01246330A - Ti−Al合金粉末焼結体およびその製造方法 - Google Patents

Ti−Al合金粉末焼結体およびその製造方法

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JPH01246330A
JPH01246330A JP7113488A JP7113488A JPH01246330A JP H01246330 A JPH01246330 A JP H01246330A JP 7113488 A JP7113488 A JP 7113488A JP 7113488 A JP7113488 A JP 7113488A JP H01246330 A JPH01246330 A JP H01246330A
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alloy powder
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Katsuji Kusaka
草加 勝司
Takasumi Shimizu
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、耐酸化性を改善したTi −A、i!合金粉
末焼結体に関し、その製造方法をも包含する。
[従来の技術1 最近、金属とセラミックスとの中間領域の性質をもった
材料として、種々の金属間化合物が注目されている。 
その中で、Ti −A、ll系金属間化合物は比重が小
さく、強度や耐食性にすぐれているため、この特性を生
かした用途、たとえば航空機や自動車のエンジン関連材
料としての利用が試みられている。
1’−1−A、Q系金属間化合物のうち−riA、I)
(化学量論組成はTi−36%Δg)は、その周辺の、
とくにAMリッチ側に広い固溶範囲をもつが、そうした
合金の中で常温で多少とも塑性加工ができるのは、A、
l136%近辺の組成のものに限られ、Alが40%を
超えると、常温はもちろん高温でも塑性加工が困難にな
る。
従って、比較的AJ2リッチのTi −AJ金合金通常
の鋳造−熱間加工により製品をつくることができず、精
密鋳造や粉末冶金により最終製品またはそれに近い形状
のものを得て、必要ならば最少限の機械加工を行なって
、製品とするほかない。
精密鋳造にくらべ、粉末冶金の方が、組織の微細化が容
易であり、強度を要求される部品の製造技術としては適
している。
この種のTi−/3J系合金の焼結体は、通常、溶湯噴
霧法によって1qだ合金粉末を原料とし、合成樹脂など
をバインダーとする射出成形とそれに続く焼結によって
’I造するか、またはHIP(熱間静水圧プレス)、熱
間押出しなどの熱間成形技術によって製造されている。
 形状の複雑な製品は、前者の製法によることになる。
 いずれにしても、それらの焼結体は、組織がもとの粉
末の粒度を反映して数十μのオーダーの微細なものであ
るため、鋳造品より機械的性質がすぐれている。
しかし、既存の耐熱合金たとえばT′析出硬化型のNi
基超合金などと比較すると、l’−i −A、Q合金と
くにTiA、l!焼結体は、延靭性が低い。
また、高温における耐酸、化性が不十分である。
これらのことが原因となって、Ti l焼結体の実用化
は進んでいない。
発明者らは、liA、Q金属間化合物を中心とする組成
のTi−Al合金の焼結体に、適量のSiおよびBを添
加することによって延靭性を改善することに成功し、す
でに提案した(特願昭61−260124号)。
[発明が解決しようとする課題] 従って、つぎの課題は、li −71J合金の焼結体の
耐高温酸化性の向上である。 本発明の目的は、この課
題を解決し、高温で酸化されにくいTi−Al合金粉末
焼結体と、その製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 耐高Wilt化性が向上した本発明のr+ −Al合金
粉末焼結体は、AIを30〜45重量%含有し残部が実
質上TiからなるTi −AJ金合金粉末を焼結してな
り、焼結体中にSiを0.3〜5゜0重1%拡散させた
ことを特徴とする。
上記のTi −Al合金粉末焼結体の製造方法は、八ρ
を30〜45重四%含重量残部が実質上liからなるT
i−Al合金粉末の焼結体を、SiまたはSiを発生す
る物質と接触させて、温度800〜1100℃に1ない
し数時間加熱することにより、上記焼結体に0.3〜5
.0重量%のSiを拡散させることを特徴とする。
「Siを発生する物質」とは、上記の処理温度において
、揮発、分解その他の機構によりSiが生成し、それが
焼結体に与えられるような物質でおれば、何でもよい。
 フェロシリコンの粉末などがその例であって、焼結体
をその中に埋没させ、不活性ガスで保護した雰囲気中で
加熱すれば、拡散を行なうことができる。
Siの拡散には、塩化アンモニウムのような活性化剤が
有効であって、処理に要する時間を短縮することができ
るから、結晶組織の粗大化が避けられて好ましい。
本発明による耐高温酸化性の向上は、たとえばターボチ
ャージV−のホイールのように、形状が複雑で肉厚の薄
い部分が多いTi −AN合金粉末焼結体に適用したと
き、とくに有意義である。
〔作 用] 焼結体をつくるTi −Al合金の組成についていえば
、TiAl金属間化合物の化学量論組成、すなわち重量
比でTi  :l =64 :36よりもA、l)が少
ない領域では異種の金属間化合物T131が生成して好
ましくないから、あまりTi リッチとなる組成を避け
て、A、I!を少なくとも30重厘%存在させるべきで
ある。 一方、へρリッチ側の固溶限は1300℃で6
0重量%近くの組成まであるが、やはり別の金属間化合
物であるTiAN3が析出して脆化を招くから、A、l
l:45重重量を上限とする。
焼結体をSiに接触させた状態で加熱すると、Siが焼
結体の表層部に浸透し拡散して、一部は化合物をつくり
、一部は固溶する。 拡散の量は温度と時間によって決
定され、加熱温度800〜1100’Cはこれに好適な
範囲である。 800°C未満では拡散に長時間を必要
として実際的でないばかりか、焼結体内のSi濃度勾配
が不安定であって、焼結部材を800 ’C近い温度で
使用した場合に、それが変動しやすい。 他方、110
0℃を超える高温では拡散量が多くなりすぎて、焼結体
の表層部がSiで被覆されたような状態になる。 やは
り、焼結部材を高温で使用したときに一部溶解するおそ
れがあり、好ましくない。
好適な拡散が行なわれた場合、Siが焼結体の重量に対
して0.3%以上添加されれば、多くの場合、表層部に
耐高温酸化性を改善するに足りる濃度の81が存在する
ことになる。 同じSi含有量であっても、それぞれの
焼結体の比表面積の大小に応じて、表層部におけるSi
′a度が異なることはいうまでもないが、本発明がとく
にその意義を発揮する、複雑な形で薄肉の、従って比表
面積が大きい焼結体においても、表層のSiが1%また
はそれ以上存在すれば、耐高温酸化性の向上が実現する
一方、Siの量が過剰になって10%近くなると、前記
したように表層部に多量存在するようになるほか、内部
にも浸透して、Ti A、Q金属間化合物組織に影響を
与え、延靭性や強度を損なう危険が生じる。 TiAN
にSiを作用させたとき、SlがT1およびA、llと
置換しくこのとき、SiはAρよりもTiの方に多く置
換するといわれている)、その結果、T i A ’J
 3やA、!!2Siなどの化合物が生成して、Ti 
AN相中に混在するようになるからである。 とくに比
表面積の大きな焼結体でない限り、5ifflは5%程
度に止めておくのがよいようである。
[実施例] 表に示す組成の7i−Al系合金を溶製し、溶湯噴霧法
により粉末化して、60メツシュ通過の粉末を用意した
。 この粉末を軟Ill製の缶に封入して1100″C
でHIP処理し、缶を取除いて再度1300’CでHI
P処理することにより、焼結体とした。
焼結体から引張試験片および酸化試験片を採取し、金属
ケイ素粉末:アルミナ粉末−1:9(重量比)の混合物
に微ωの塩化アンモニウムを添加したものの中に埋没さ
せ、保護雰囲気下に種々の温度X時間の条件で加熱処理
して、Siの焼結体への拡散を行なった。
処理後の試験片に対し、900 ’Cにおいて、引張試
験と大気中20時間放置の酸化試験とを行なった。 (
qられた高温引張強度と酸化増量の値を、合金組成、S
1拡散処理の条件(温度2時間)およびSi拡散量とと
もに、表にまとめて示す。
表の結果から、Ti −AN合金粉末焼結体に適量のS
iを拡散ざぜたものは、耐高温酸化性が向上することが
わかる。 Siの拡散による耐酸化性向上の効果は、T
iA、ff(γ〉金属間化合物以外の材料、すなわちA
u:30重量%以下の場合(比較例2)および45重量
%以上(比較例6)にも認められるが、これらの場合に
は焼結体の脆化が著しく、実用的な焼結部材が19られ
ない。
本発明の方法は、Ti −A、Q合金粉末中にあらかじ
め固溶強化元素などを適宜含有させたものの焼結体につ
いても適用でき、表層のSi化合物生成により耐酸化性
が向上することが確認された。
(発明の効果】 本発明のTi−A、9合金粉末焼結体は、適量の51の
拡散により、耐高温酸化性が向上している。
一方で、高温強度は実質上影響を受けないから、この焼
結体は、常温から1000℃までの高温で使用する機械
構造部材として有用である。
本発明の製造方法によれば、このような耐高温酸化性の
向上したTi−AJ!合金粉末焼結体を、常用の装置を
用いて容易に製造することができる。
特許出願人   人同特殊鋼株式会社 代理人  弁理士  須 賀 総 夫

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Alを30〜45重量%含有し残部が実質上Ti
    からなるTi−Al合金の粉末を焼結してなり、焼結体
    中にSiを0.3〜5.0重量%拡散させたことを特徴
    とするTi−Al合金粉末焼結体。
  2. (2)Alを30〜45重量%含有し残部が実質上Ti
    からなるTi−Al合金の粉末焼結体を、SiまたはS
    iを発生する物質と接触させて温度800〜1100℃
    に1ないし数時間加熱することにより、上記焼結体に0
    .3〜5.0重量%のSiを拡散させることを特徴とす
    るTi−Al粉末焼結体の製造方法。
  3. (3)SiまたはSiを発生する物質として金属ケイ素
    の粉末、ケイ素合金または化合物の粉末を使用して実施
    する請求項2の製造方法。
JP63071134A 1988-03-25 1988-03-25 Ti−Al合金粉末焼結体およびその製造方法 Expired - Lifetime JP2580689B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2491926A (en) * 2011-06-13 2012-12-19 Charles Malcolm Ward-Close Changing the solute level of shaped metal objects

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2491926A (en) * 2011-06-13 2012-12-19 Charles Malcolm Ward-Close Changing the solute level of shaped metal objects

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