JPH01244040A - 鉄筋コンクリート造柱・梁接合部の配筋法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、鉄筋コンクリート造中高層建物を対象とする
柱・梁接合部の配筋法に関するものである。

「従来の技術と発明が解決しようとする課題」鉄筋コン
クリート造（ＲＣ造）中高層建物では、梁の必要耐力が
大きくなり、梁主筋量が増大する。

しかし、従来の普通鉄筋（５Ｄ４０まで）を用いた場合
、梁の断面形状が一定であれば梁の曲げ耐力には限界が
生じる。

また、ＲＣ架構で梁が降伏した場合、梁主筋の降伏域が
柱・梁接合部内に進展して行くと、架構の復元力特性は
エネルギー吸収能の少ないスリップ型となることが知ら
れている。

本発明は、・このように、梁の曲げ耐力を太き（したい
場合、或いは、少ない梁主筋量で大きな曲げ耐力を得た
い場合に用いる、優れた柱・梁接合部の配筋法を提供し
ようとするものである。

「課題を解決するための手段」 本発明は、梁主筋を柱に交差させて成る鉄筋コンリート
造柱・梁接合部において、梁主筋の柱との交差部乃至東
端部を高強度鉄筋として、梁中間部の普通鉄筋と８８１
械的継手にて連結することにより、梁主筋の降伏域を梁
中間部へ移行させたことを特徴とする。

「作用」 ＲＣ架構が水平力を受けた場合の梁のモーメント図は、
長期荷重を無視すれば第２図に示すようになり、柱・梁
接合部端で最大モーメントＭ１、梁の中央で０となる。

第２図中、Ｄは、梁せい、ａは、梁の１／２長さである
。

ところで、普通鉄筋による梁主筋を柱に交差させた従来
の配筋では、梁主筋が降伏する場合、Ｍ＋−Ｍｙ（ｙＡ
主筋が降伏する時のモーメント）となり、？ＩＩ　はｎ
１以上にはならない。

しかし、本発明の配筋法の場合、高強度鉄筋と普通鉄筋
との鉄筋接合点（イ）が柱・梁接合部端からｌの位置だ
とすると、この位置でのモーメントＭ雪がＭ）ｌと等し
くなり、結果として、柱・梁接合部端でのモーメント　
ｌｉｔ　は、Ｍｙより大きな値とすることができる。な
お、この場合、Ｍ＋　の値は、ｌを変えることにより比
例的に変化する。

そこで、高強度鉄筋をモーメントＭ１でも弾性範囲にあ
るような強度のものとすれば、柱・梁接合部端で梁主筋
が降伏することがないので、架構の復元力特性が改善さ
れる。

「実施例」 図面は、本発明の実施例を示している。

図において、■は、ＲＣ造の柱、２は、同梁、３・・・
は、該梁に１．Ｔｉ通した梁主筋である。

梁主筋３・・・は、柱ｌに交差させるが、柱１との交差
部乃至梁端部を高強度鉄筋３１・・・とじて、梁２の中
間部の普通鉄筋３２・・・と、ネジカプラー、スクイズ
ジツイント、スプライススリーブ等のｖ！Ａｍ的継手３
３・・・により連結し、梁主筋の降伏域を柱・梁接合部
から距Ｈｚを隔てた鉄筋接合点（イ）へ移行させている
。

「発明の効果」 本発明によれば、梁のヒンジ発生位置を任息に設定する
ことができ、梁の曲げ耐力の向上を図ることができる。

したがりて、従来の配筋と同一配筋で架構の耐力を向上
させることができる。すなわち、スパンの拡大、柱の本
数の低減を回部ならしめることができる。また、梁主筋
量を減少させることができて、スッキリとした配筋にで
きる。

加えて、柱・梁接合部内で梁主筋の降伏が生じないので
、梁主筋の柱・梁接合部からの伸び出しを防止でき、架
構の復元力特性を改善できる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明の実施例で、第１図は、構成要領側面図
、第２図は、モーメント図、第３図は、個所平面図であ
る。 １・・・柱　　　　　　２・・・梁 ３・・・梁主筋　　　　３１・・・高強度鉄筋３２・・
・普通鉄筋　　　３３・・・１＆械的継手出願人　株式
会社　竹　中　工　務　店第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）梁主筋を柱に交差させて成る鉄筋コンリート造柱
   ・梁接合部において、梁主筋の柱との交差部乃至梁端部
   を高強度鉄筋として、梁中間部の普通鉄筋と機械的継手
   にて連結することにより、梁主筋の降伏域を梁中間側へ
   移行させたことを特徴とする鉄筋コンクリート造柱・梁
   接合部の配筋法。