JPH01242941A - 物質パターンの分離検出方法 - Google Patents

物質パターンの分離検出方法

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JPH01242941A
JPH01242941A JP63070999A JP7099988A JPH01242941A JP H01242941 A JPH01242941 A JP H01242941A JP 63070999 A JP63070999 A JP 63070999A JP 7099988 A JP7099988 A JP 7099988A JP H01242941 A JPH01242941 A JP H01242941A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、物質パターンの分離検出方法に関し、特に
、複数の物質が混在する画像に対し分光情報を利用し各
物質の分布パターンを分離抽出する、医学、薬学、解剖
学、生物学、化学など広範な分野に利用可能な物質パタ
ーンの分離検出方法に関する。
[従来技術とその問題点1 未知の試料を顕微鏡でのぞいてみると、そこには種々の
物質が空間的に重なり合い、あるいは混りあって分布し
ているであろう、もし、観察される画像に何種類の物質
が含まれていて、それらは何々で、各々どんな比率でど
のように分布しているかを分かる方法があれば、パター
ン解析による現象分析や未知の新しい物体・物質の研究
・発見に大いに貢献できろ。
従来、このような目的に対する画像処理法として、各成
分の空間的特徴すなわち統計量、空間周波数分布、幾何
学的形状等に注目した、パターン認識の各手法が適用さ
れてきた。特に、テクスチャー解析や文字認識等では、
既に多(の成果が得られている。
しかし、この手法では物質情報が空間的特徴として現れ
る場合に限られるため、これを利用した手法の実用的な
応用範囲は非常に制限される欠点がある。
そこで、より一般的には、物質の識別には分光学を応用
し、分光情報を利用すべきである。異なる物質は、適当
なエネルギーの電磁波に対して必ず異なる応答を示すは
ずである。人間の目はその簡単な実例で、3バンドの画
像から物を識別する。
RGBのカラー画像処理は、人間と同じ識別能力を有す
るが、わずか3バンド程度では、各種の物質の識別は不
可能で(を大3種類まで)、各物質の空間的特徴に頼ら
ざるを得ない。
検出したい物質の吸収(あるいは反射、蛍光)スペクト
ルが予め分かっているなら、その物質が空間的vf徴を
有していなくとも、観察画像の各点において、スペクト
ル分布を分光測定することにより、物質の濃度分布パタ
ーンを求めることができる。特に多成分が重畳して観測
されるような試料にたいしては有効で、例えば異なるエ
ネルギーバンドでxm”r;真(人体)を2枚撮り、適
当な比率で画像を合成すると、骨部のみの画像や、逆に
骨のみを除いた軟部組織の画像が得られることはよく知
られている。L ehmannらの提案したこの画像構
成法(Med、 Phys、 8 、 pp 659−
667(1981))は、各物質を空I」的に分離する
X線CTより、場合によってははるかに有用であり、得
られる画像も高品質である。
第1図は、このL ehmannらの提案した手法を説
明する数学的モデル図である。これは、M個の物質から
なる試料を入0.入2.・・・・・・入HのNmの波長
で観測した様子を示している。得られる多重分光画像i
++iz+・・・・・・1jHすなわちi(X+F+A
k)は、各物質のスペクトルS・(λ)tJ=L2t・
・・・・・、Mとその空間分ノ 布パターンpj(x+yLJ=L2+・・・・・・、H
の積和として与えられる。すなわち、 !(X+F+λ8)=Σsj(λk)pj(x+y) 
  (1)lII 第1図では、各波長での観測像および各成分物質の空間
分布パターンは、それぞれil、i2+・・・・・・+
isおよびI)!1p21・・・・・・19Mとベクト
ル表記されており、それらの要素はそれぞれ空間的な画
素の密度である。(1)式を行列表記すると I=SP           (2)となる。第2図
にこの(2)式の要素を図解して示した。
さて、ここでの課題は、(2)式において分光観測画像
■から、各成分のスペクトルの行列Sとその密度分布の
パターン行列Pを求めることである。
ここで、存在する成分の個数とそれらの物質がなになに
であると分かっておりかつそのそれぞれのスペクトルが
分かっている場合、(2)式でSは既知であり、パター
ンPは■にSの逆行列を掛けることにより求められる。
すなわち、 S−’I=P           (3)しかしなが
ら、この手法において、S、つまり、すべての成分のス
ペクトルが既知でなければならず、1つでも未知物質が
存在すれば、この方法は全く適用できない。特に、例え
ば生物試料などでは、測定毎の条件・環境によってスペ
クトルが変化するため、予め確定的なスペクトル情報を
得ることは困難である。
本発明は、上記の問題点、即ち試料に1つでも未知物質
が含まれていると、物質の分布パターンPを求めること
ができない問題点を解決しようとするものである。
さらに、換言すれば、画像内に存在する物質に関する成
分個数やスペクトル情報等の先験情報を必要とせずに、
各成分物質の定性及び定量分析を可能にする手法を提供
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段1 本発明に係る物質パターンの分離検出方法は、少なくと
も1つの未知物質を含みこれらの物質が2次元に分布し
た試料に、第1の電磁波エネルギを与え、放出される電
磁波を分光計測して第1の分光画像セラ[、を得、前記
試料に、前記第1の電磁波エネルギを与えたときとは異
なる第2の電磁波エネルギを与え、放出される電磁波を
分光計測して第2の分光画像セットI2を得、得られた
第1の分光画像セット11に対し、上記第(N式の特異
値分解の演算操作により前記試料の成分物質の個数を求
め、 11=UΣ丁■    ・・・(1) 次に、前記第(1)式で求められた行列U、Σ、■と前
記第2の分光画像セラ)I2とに基づいて上記第(II
I)式の演算操作により行列Bを求め、B=Σ−1UI
2Vt   ・・・(II)求められた前記行列Bの転
置行列Bの固有値と固有べ、り)ルを演算して求め上記
第(1)式で与えられる行列Tと対角行列Aを求め、そ
して、TBT−1=A     ・・・(Iff)上記
第(IVJ式により前記行列Tに前記行列■をぶ立して
、 P=TV        ・・・(IV)少なくとも前
記試料に2次元に分布する物質のそれぞれの分布パター
ンPを求め、人間可読型データ形式としてこれを出力装
置に出力することを特徴とするものである。
[実施例1 以下、本発明の実施例を、生物試料に係る蛍光顕微画像
計測を一例として具体的に説明する。
生物試料を蛍光色素で染めて蛍光顕微鏡で11察すると
、物質ごとに異なった色で見える。これは、物質によっ
て色素との結合状態が異なり、従って異なる蛍光スペク
トルを持っためである。医学的臨床、生物学的研究にお
いては、現在このような蛍光画像から各物質の空間的な
定性・定量分析を行っている。しかし、画像内で未知の
物質が互いに重なりあいスペクトルも重畳する場合、干
渉フィルタ等によって1つの物質のみのパターンを抽出
することはできないので、従来ではこのような場合に物
質側々にそのパターンを解析することができなかった。
本発明に係る方法は、これを可能にするもので、まず、
蛍光画像を採取する段階に第一の特徴がある。
一つの蛍光画像に対し、励起光の!fL氏と蛍光発光波
長をそれぞれ順に変えて観測し、2組の蛍光分光画像セ
ットを採取する。すなわち、励起側の第1のフィルタに
よる第1の励起光(波長λ〒)に対し、観測側の蛍光発
光波長を順に変えてN個からなる第1の蛍光分光画像セ
ットを得、次に、第1のフィルタを第2のフィルタに取
り替えてこのフィルタによる第2の励起光(波長λ2)
に対し、先と全く同様に観測側蛍光発光波長を順に変え
てN個からなる第2の蛍光分光画像セットを得る。
いま、第1の励起波長λ1で観測した多重分光画像’l
(X+Y+λk)を上記(1)式と同様に、と表わす。
ただし、s+j(λ−は励起波長槽のときの各成分の蛍
光発光スペクトルである。
第2の励起波長λ2で観測するとき、蛍光発光スペクト
ルの波形は物質ごとに変化しないが、波形全体の強度(
高さ)は、励起波長λ1とλ2における吸光度Aの比a
(Aj(λ”z)/Aj(λ’W)=aj)だけ変化す
る。つまり、 +2(XlF+λk)=:52j(λH)pNx+y)
=子ajs・J(λ−pN舅)   (5)となる。(
4)、(5)式を上記(2)式と同様に行列表記すると
、 I 、=S、P            (6)I2=
82P=S、AP       (7)となる。ここで
、行列Aは吸光度の比ajを対角要素にもつ対角行列で
、 と表わされる。ajの添字Xはここでは不定である。
さて、スペクトルの行列S、、S2と分布パターンの行
列Pを求めるのが目的であり、これを2mの画像セラ)
1.、I2だけから以下の演算操作で求める。ここに本
発明の第2の特徴がある。
まず、行列工、から、画像内に存在する成分物質の個数
Mを求める。
第1図で、左冊の観測画像セットから、含まれる成分数
を求めることは比較的に容易である。もし試料がM個の
物質から構成されるなら、行列りはいかに高次元であろ
うと、たかだかM個のベクトルで表すことができ、ラン
クはMである。これは、第3図を参照しても明らかであ
る。第3図は第1図の多重分光画像モデルの別の表現で
、図中右側は、各画素のスペクトルを示している。これ
らのスペクトルは、もし試料がM個の物質からなるなら
、当然それらM個の成分スペクトルの線形結合で与えら
れる。すなわち、11のランクはMである。
11のランクは、共分散行列I I Imの固有値(特
異値、なお1字1は伝音行列をあられす)の数に対応す
る。化って、11を特異値分解する。すなわち、 11=UtΣ+V(8) 但し、2丁は、I、1.の零でない固有値の平方根を対
角要素とする対角行列であり、U、Vはそiす れぞれI 、 I 、、 I 、 I 、について、固
有値に対応する固有ベクトルを並べた行列である。ここ
で、2丁の零でない固有値の数が、成分の個数に一致す
る。
原理的にはΣの次数が成分数に対応するが、実際の観測
には誤差を伴うので、誤差の影響により、一般にこの次
数は成分数より大きくなる。そこで、雑音の分散以下の
特異値は雑音によるものとみなし、それらと対応する固
有ベクトルは、Σ、U、Vから除く。上記のことは、多
変量解析にいう主成分分析の利用であり、数値解析にお
いては特異値分解、パターン認識においてはK arh
unen −L oave変換である。
次に、パターン行列Pとスペクトル行列S、を先に求め
た固有ベクトルで表現すると、P=TV       
       (9)s、=ぴΣ+T−’      
(10)である、ここで、行列Tは数学的には任意のM
XMの行列である。
この未知の行列Tと、吸光度の比の対角行列Aを求める
ために、12の画像セラ)I2を用いる。
上記(9)式、(10)式を(2)式に代入すると、l
2=UtΣ+T−’ATV    (11)これを式変
形すると、 TX−蚕U 1.VtT−’=A    (12)とな
る、ここで、 B=Σ−rU I 2Vt(13) とおく。(12)式は次のようになる。
TBT−’=A          (14)この(1
4)式の両辺を転置すると、 (T )−’B T −A =A    (15)とな
る。
Aが対角行列であることにより、(15)式において、
TtがBtの固有ベクトル行列で与えられ、また、Aの
対角要素ajは、対応する固有値で与えられる。
以上のことから演算のプロセスをまとめると、■画像セ
ット11を(8)式にしたがって特異値分解し、成分の
個数Mを求める。
■■で求まったU、Σ丁、■と第2の画像上ッlI2か
ら(13)式にしたがって行列Bを求める。
■■で求まった行列Bの転置行列Btを求めこれの固有
ベクトルから行列Ttを、転置してTを求め前記固有ベ
クトルに対応する固有値から行列Aを求める。
■■で求まった行列Tを(9)式に代入してPを求め、
また必要に応じて行列Tの逆行列を求めこれを(10)
式に代入してSlを求める。S2は、求められたSlと
■で求まった行列Aとから、S、Aの演算で求められる
演算は、メモリに格納された画像セラ)It、I2のデ
ータを所定のプログラムに基づいてコンピュータにより
行う。
尚、成分物質のパターンPを求めるのが目的であり、ス
ペクトルS、、S2を求める必要がない場合には、観測
用フィルタとして単一波長を選択するバンドパスフィル
タを用(することな(、任意のフィルタ、例えばバイパ
スフィルタ、ロウノ(スフイルタ等々の組合わせを用い
てもよく、また、演算により微分(差分)フィルタ等を
構成してもより1゜その場合、Sl、S2として求めら
れるのは、各成分を対応するフィルタで個々に観測した
ときの蛍光強度に対応する。
また、励起用のフィルタについても同様に、任意のフィ
ルタを用いることができる6 観測データは、上記実施例の場合、励起波長。
発光波長、空間座標の3次元データである(空間座標は
2次元であるが、数学的表現上ユニでは1次元と考える
)、励起波長の座標は2.αだけでよく、残りの2次元
座標は、それぞれ成分数よりも多ければよい、成分数が
未知のときには予想より少し多口にとればよい。なお、
本発明に係る手法は、上記の座rfJ、次元に限られず
、基本的に、3つの独立なパラメータをもつデータであ
れば座標1次元、軸に何を適用してもより1゜例えば、
xy座標の代わりに反応時間軸をとり、反応時間ととも
に成分量が変化する物質のスペクトルを観測するとか、
スペクトル(波長軸)の代わりに蛍光滅貸渡形等も用い
ることが可能である。これらのことは、本発明の応用・
発展に属する。
以下には、本発明に係る一実施例を示し、上記手法をよ
り具体的に説明する。
試料として、アクリノンオレンノ(acridine 
or−ange)で染色したう7ト肝細胞標本を用いた
。アクリノンオレンノは染色に伴ない単量体と二量体を
形成し、単量体は細胞内の二重鎖DNAに、又、二量体
は単fARNAに特異的に結合する。本具体例では、ア
クリノンオレンノの単量体と二量体の空間分布パターン
を分離検出することにより、細胞内におけるDNAとR
NAの定量的空間分布解析を行う。
第4図は、本具体例を実施するための測定システムのブ
ロック構成を示している。光源(41)から出た光は、
励起側分光装置(42)を通った後、蛍光顕微鏡(43
)の光学系により試料(44)上に照射される。試料(
44)からの蛍光は、顕微鏡(43)の結像系、及び、
観測側分光装置(45)を通り、TV左カメラ46)上
に結像される。TV左カメラ46)で計測された画像は
、画像入出力装置(47)によりディジタル化されコン
ビエータ(48)に取り込まれる。演算はこのコンピュ
ータ(48)で実行され、その結果は、画像入出力装置
(47)を介して例えばモニタ(49)上に映出される
具体的には、蛍光類111(43)として(株)オリン
パス製・落射蛍光顕微鏡BH3−RFKを、光源(41
)には100Wffi高圧水銀灯を用いた。励起側分光
装置(42)としては、グイクロイックミラーと励起フ
ィルタの組合わせにより、2種類のバンドパスフィルタ
(Ex74ルタ1 :455−49On+a、EX7(
ルタ2 :475−490nm)を用い、観測側分光装
置(45)+14種ffのバイパスフィルタ(EI11
フィルタ1:>515nIII、EI117 (ルタ2
 : > 53On+6+ E m 7 イルタ3:〉
5〕Onm+ Ev7 イルタ4 : > 59Or+
m)で構成した。TV左カメラ46)は、日本電気(株
)!+!・CCDカメラTl−22Aを、画像入出力装
置(47)には、(株)シバツク製・画像メモリVM2
1b1(1画像=256 x 256画素、1画素=8
ビット)を、コンピュータ(48)は(株)DEC!1
!・スーパーマイクロフンピユータMicro V A
 X Uを用いた。
第5図は、励起側フィルタと観測側フィルタの組合わせ
を変えて観測した8枚(=[励起側2種U]×[観測側
4種類1)の画像写真を示している。これら8枚の画像
に対し、前述の手段に従い、物質パターンの分離検出を
行った。
第6図は、固有値をプロントしたグラフであり、量子化
による誤差の分散値を雑音のパワーとして図中に破線で
示した。これを超える固有値の数は2であることにより
、成分数は2であることが分かった。
第7図は、最終的に検出された2成分A、Bの空間分布
パターンをそれぞれ写真により示している。第8図は、
対応する各成分A、Bのスペクトル(この場合は、各フ
ィルタで観測したときの蛍光強度)の検出結果を示して
いる。ただし、スペクトルは、Emフィルタ1の蛍光強
度で規格化して示しである。
第8図に示した結果から、成分AはDNAに結合したア
クリジンオレンジの単量体で、成分BはRNAに結合し
た二量体と考えられ、成分Aに対応する第7図(A)で
は、核に分布したDNAの定量的な空間分布が、成分B
に対応する第7図(B)では細胞質と核の両方に存在す
るRNAの定量的な空間分布がそれぞれ明確に検出され
ていることが分かる。
[発明の効果1 以上から明らかなように、本発明によれば、複数の物質
が混在し重なりあっている画像内の当該物質に関する先
験情報を全く必要とせずに、画像内に含まれる成分物質
の個数を検出できるとともに、各成分物質の空間分布及
び/又は各成分物質のスペクトル分布を検出することが
できる。従って、スペクトル分布を検出したときはこれ
から物質の同定が可能となり、またその同定された物質
の分布パターンも明確に把握可能となる。
本発明によれば、各成分物質の空間分布及び各成分物質
のスペクトル分布が解析的に求まるので、これによる検
出精度は非常に高く、得られる画像も高品質であるので
、その認識・分析をきわめて精度よく正確に行うことが
できる。
本発明に係る手法は、計n 量としては、上述のLeh
mannらの画像構成法と同程度のオーグーで少なく、
従ってミニコン等を用いても数秒程度しかかからないの
で、単に静的な試料に限らず動的な試料(例えばパター
ンが時間と共に変化する等)にも適用でき、例えばこれ
をモニタにリアルタイムで映出できるなどの優れた効果
も期待できる。
また、本発明は、例えば、化学反応過程に於ける中間生
成物の発見や、未知混合物試料における予期できない物
質や新物質の発見など、さらには混合状態でしか存在し
ない物質を分析する手法としても極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は多重分光画像の数学的モデルの説明図、第2図
は(2)式を図解した説明図、第3図は多点スペクトル
データを図解して示した説明図、@4図は本発明の一実
施例を実施するためのシステム構成の概略ブロック図、
fpJ5図(al)、(a2)、(a3)、(a4)、
(bl)、(b2)、(b3)、(b4)のそれぞれは
アクリジンオレンジで染色したラット肝細胞の蛍光原@
鏡による画像を示す写真、第6図は多重分光画像データ
の固有値をプロットしたグラフ、第7図(A)、(B)
はそれぞれ演算処理の結果得られた異なる成分物質A、
Bの空間分布を示す写真、第8図はその対応する物質の
スペクトル分布を示すグラフである。 41・・・光源、42・・・励起側分光装置、43・・
・蛍光顕微鏡、44・・・試料、45・・・観測側分光
装置、46・・・TVカメラ、47・・・画像入出力装
置、48・・・フンピユータ、49・・・モニタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも1つの未知物質を含みこれらの物質が
    2次元に分布した試料に、第1の電磁波エネルギを与え
    、放出される電磁波を分光計測して第1の分光画像セッ
    トI_1を得、 前記試料に、前記第1の電磁波エネルギを与えたときと
    は異なる第2の電磁波エネルギを与え、放出される電磁
    波を分光計測して第2の分光画像セットI_2を得、 得られた第1の分光画像セットI_1に対し、下記第(
    I )式の特異値分解の演算操作により前記試料の成分
    物質の個数を求め、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) 次に、前記第( I )式で求められた行列U、Σ、Vと
    前記第2の分光画像セットI_2とに基づいて下記第(
    II)式の演算操作により行列Bを求め、▲数式、化学式
    、表等があります▼・・・(II) 求められた前記行列Bの転置行列B^tの固有値と固有
    ベクトルを演算し、下記第(III)式で与えられる行列
    Tと対角行列Aを求め、そして、 TBT^−^1=A・・・(III) 下記第(IV)式により前記行列Tに前記行列Vを乗算し
    て、 P=TV・・・(IV) 少なくとも前記試料に2次元に分布する物質のそれぞれ
    の分布パターンPを求め、人間可読型データ形式として
    これを出力装置に出力する、物質パターンの分離検出方
    法。
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