JPH01241A - 超耐熱合金 - Google Patents

超耐熱合金

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JPH01241A
JPH01241A JP62-154273A JP15427387A JPH01241A JP H01241 A JPH01241 A JP H01241A JP 15427387 A JP15427387 A JP 15427387A JP H01241 A JPH01241 A JP H01241A
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JPH0776402B2 (ja
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一郎 辻
久孝 河合
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三菱重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はガスタービンのタービン動翼用及び回転円盤用
材料、高温プロワ−の動翼用及び回転円盤用材料、ディ
ーゼルエンジンの燃焼噴射・ノズル用材料、ディーゼル
エンジンのバルブ用材料として有利に適用される粉末冶
金用析出硬化fi Ni基超超耐熱合金関するO〔従来
の技術〕 現在、鍛造できる超耐熱合金で高温強度が世界最強のも
のは下記の通りで、米国スペシャルメタル社(、5pe
cial Metals社)(米国特許第4.083,
734号参照)の開発した析出強型Ni基超耐熱合金で
ある。
重量%でCr : 12−0〜2 (10%、Co:1
五〇〜190%、Ti : 4.75〜7.0%、Al
: t 3〜40%、MO:2.0〜55%、W:15
〜2.5う、C:α005〜α045多、B:α005
^α03%、zr:108−以下、Mn:[L75−以
下、稀土類元素:12%以下、不可避的不純物元素例え
ばMg 、 Ca 、 Sr 、 Ba  :α2%以
下、残り:Ni゜ 〔発明が解決しようとする問題点〕 前述のNi基超耐熱合金は高温強度がすぐれ、高@廷注
や靭性もすぐれている。しかし、該合金は鍛造性が良好
でなく、大きな鍛造品(概ね、製品の重量10Kg以上
)を裏作することが困難であり、又、結晶粒度が大きく
なりやすく〔JISG0551の結晶粒度番号(N):
2.0〜−1.0〕、a!(伸び)や高1の疲れ強さが
低下する場合が多い。
T1、Ajの含有量の多い(概ね、’I’i+Ajii
ン7%)析出硬化型Ni基超耐熱合金は鍛造が一般に非
常に困難である。そこで、予めこれらの合金を粉末にし
て、粉末を製品に近い形状に焼結することにより製作す
る方法(粉末冶金法)がある。
粉末冶金法で析出硬化型Ni基超耐熱合金の製品(例え
ばガスタービンの動翼など)を製作する場合、合金の粉
末粒子の表面に、酸化物やチタン炭化物などによるP 
P B (Pr1or Parti−cle Boun
dary の略称)が生成し、粉末を固化したとき、材
層欠陥の原因となり、延性(伸び)や高温強度が阻害さ
れる。
PPHの生成は合金粉末の裂遣方@(例えば、ガス噴霧
法、真空噴霧法、或いは遠心”jj霧法など各機の方法
がある。)にも依存するが、合金組成に大きく依存する
本発明は良好な合金粉末が製造でき、固化した後でもP
PBの発生がなく、延性(伸び)が非常に大きな粉末冶
金用析出硬化型Ni基超耐熱合金を提供しようとするも
のである。
〔問題点を解決する念めの手段〕
本発明は、’I’i、AIなどの金属間化合物γ′相%
 Ni 3 (kL−Ti ) )の析出による析出硬
化の作用ある合金元素、MO%Wなどの固溶体強化と炭
化物の析出による弱析出硬化の作用ある合金元素を含む
粉末冶金用析出硬化型Ni基超耐熱合金のPPBの生成
を押える九め、Tat−125〜1.5チ添加し、炭素
量1lL01〜α08チに低目に押えたことを特徴とす
るものである。
すなわち本発明は重量%でCr : 12〜20%、C
o : 12〜1896. Ti : 4〜6%%Al
:1〜4%、MO: 2−’−5%、W:α5〜2.5
%、Ta:(L2S 〜1.5%、C:1014108
%、B:40a%以下及び残sNiと不可避的不純物元
素を含有してなることを特徴とする粉末冶金用析出硬化
型Ni基超耐熱合金である。
〔作 用〕
以下、本発明の合金元素の範囲を設定した理由を下記に
示す口 Cr:12〜20%(3111以下同じ)産業用ガスタ
ービンでは、高温における耐腐食性が必要であり、 C
r量を多く添加するほど。
その効果は顕著になる。。Cr量が12%未満では、そ
の効果は少なく、十分でないので12%以上必要である
。一方、Ni基超超耐熱合金おいて蝶、Cr 量をあま
り多く添加すると、σ相(シグマ相)などの金属間化合
物が高温(750〜950C)、で長時間(概ね、10
00時間以上)使用すると析出し、金属組織的に不安定
となり、高温強度やal!!(伸び)が低下するので、
20%以下とした。
Co : 12〜18% T1′やAlなどの析出硬化型Ni基超耐熱合金におい
ては、溶体化処理において、T1とAjを十分に基質中
に固溶させ、時効処理において、γ′相(Nip (A
j、 Ti ) Iの金属間化合物として、微細均一に
析出させることにより、良好な高温強度が得られるので
あるが、Co扛この′r1やAlなどを、高温で固溶さ
せる限度(固溶限)t−大きくする作用かめる。本発明
合金に必要なT1とAI量では、Co11は11%以上
必要である。
一方、Coは資源的にも少なく、コスト的にも高いので
、不必要に多量添加する必要がないので、18チ以下と
した◎ T1:4〜6囁 Ti l:j析出硬化型Ni基超耐熱合金の高温強度を
上げるための析出相(r’相)の析出に絶対必要である
。T1が4チ未満では、設計要求の強度を満足すること
ができない@又、あまり多くすると、電性(伸び)を阻
害し、又、強度上昇も飽和してくるので、6%以下とし
た。
M:1〜496 Ajは、T1と同じような効果があり 11相(Ni、
(Aj、 ’[’l) jを生成して、高温強度を上げ
ると同時に、高温における耐腐食性(%に、耐酸化性)
t−改良する・その′1には1%以上必要でろV、小ま
り多く添加すると、延性(伸び)を阻害し、その効果が
飽和するので、4%以下とした。
MO: 2〜5% MOは、基質中に固溶して、高温強度を上昇させる効果
(固溶体強化)があると同時に、時効処理中に炭化物[
Cr!I MoWCsや(MO,W)s Cなど]とな
って、析出する効果(弱析出強化)があり、高温強度を
上昇させる。その効果は2優未満では少なく、又、あま
り多く添加すると、延性(伸び)を阻害するので5%以
下とした。
W:Cl3〜2.5% WはMOと同様に固溶体強化と弱析出強化の作用があり
高温強度を上昇させる。その効果はα5%未満では少な
い。又、Wは比重の大きな元素であるため、らまジ多く
添加すると、Ni基超超耐熱合金比重を大きくシ、遠心
力の働く、タービン動翼では不利になり、コスト的にも
高くなるので、2.5%以下とした。
Ta:α25〜1.5% Taは、本発明における特徴的な元素でろり、これを添
加すると、前述のPPHの生成を押え、廷9:(伸び)
を大きくシ、高温における塑性加工(鍛造性)を容易に
する。
その効果は(L25%以上のTaが必要であるが多く添
加しても、その効果は飽和し、あまり有効でない。Ta
は高温強度の上昇にも有効であるが、TaはWと同様に
比重の大きな元素であり、あまり多く添加すると、Ni
基超超耐熱合金比重を大きくシ、遠心力の働く、タービ
ン動翼では不利となり、コスト的にも高価な元素である
ので、1.5%以下とした。
C:[L01〜0.08% Cは炭化v!Jを形成し、特に結晶粒界に析出して、粒
界を強化し、高温強度を上昇させるので、(lL01%
以上必要である。しかし、あまり多く添加すると、前述
のPPBt−生成させる傾向を強くするので、あまり多
く添加することは望ましくなく108%以下とした。
B:α08%以下 Bは、基質を強化して、高温強度を上昇させるものであ
るが、It!+多く添加しても、その効果は飽和し、又
、砥a(伸び)を阻害する恐れがめるので108%以下
に制限したが、好ましくは10054以上含ませること
が好ましい。
以上が本発明の粉末冶金用析出硬化型Ni基超耐熱合金
の必要元素である。
しかし、上記以外に、Zrti靭注(靭性値)や姑性(
伸び)の向上に有効であるのでα196以下添加するこ
とは好ましい態様であると云える。
余り多く添加すると返って高温強度を低下させるので、
α1%以上の添加は避けるべきである。
その他、通常のNi基超耐熱合金には、不純物元素とし
て原材料より、Si 、 Mn 、 Fe 、 P 、
 S 。
Cu が混入することが避けられないが、不可避的にこ
れらの元素が含まれることは許容される。
又、Mg t Ca l 8r  などは酸素との結合
力が大で、溶解裂諌上脱改剤として添加されることかめ
る。したがってこれらの元素は最大[lL2%までは存
在することが許容される。
〔実施例〕
表1に示す化学組成の析出硬化型Ni基耐熱合金になる
ように、各樵成分を真空高周波溶解炉で溶解し、Arガ
スによるガス噴霧法によジ粉末を製造し、粉末のふるい
分けにより粘度−80メツシユ(すなわち粒径175μ
m以下)の粉末を集収し、これを脱ガスして真空中で容
器内に充填、密封(真空度;10−″TOrr以下)し
、高温等圧プレス(通常、HIP処理)で1150℃で
1. OOOq/cm” 、  2時間保持して焼結し
た。
焼結後、容器を除去し、76mφの棒状のものとし、こ
れを約1,100℃の高温下で鍛伸化2Sで鍛伸した。
この鍛伸し九棒材より、i@1図に示す試験片(第1図
(a)は本発明合金用、第1図(1))は比較合金用)
を採暖し、1050℃で高温引張試験機を用いて引張り
試験を実施し、爽に、試験片を1170℃溶体化処理×
4時間5kNmガス冷却条件の溶体化処理、1080℃
×4時間&Ntガス冷却条件の安定化処理、845℃×
24時間後空気中放冷条件の1段時効処理、最後に76
0℃×16時間後時間中空気中放冷条件時効処理を行つ
fc後、クリープ破断試験(温度;843℃、応カニ3
5.2に9/■工)を実施した。
高温引張試験結果、クリープ破断試験結果を夫々、表2
.1表3に示す。
なお第1図における数値の単位は■で、記号Rは曲率半
径、φは直径、Mはネジ径を示す。
表2から明らかなように、本発明合金の引張破断時の伸
びは66五6%もあり、非常にa性が大きく、従来合金
の約7倍もあることが判明した。このことは、翼の鍛造
(恒温鍛造)など高温における塑性加工が非常に容易で
あることを示している。
また表3から明らかなように、本発明合金は破断時間も
従来合金の約2倍でるり、クリープ破断伸び及び絞りも
大きく、本発明合金は高温強度がすぐれていることが判
明した。
また、JISGO551に従って、熱処理後、両合金の
結晶粒度を測定したところ、 本発明合金 : 粒度番号  4.5 従来合金 二 粒度番号  五5 であり、本発明合金の方が細粒(粒度番号の大きい方が
細粒)であった。
一般に、金属材料においては、結晶粒の細かい方が高サ
イクル疲れ強さは大きくなる傾向がめり、本発明合金の
方が従来合金より、結晶粒が細かいことから、本発明合
金の方が高サイクル疲れ強さも、従来合金のそれより、
大きいと推測される。
以上のように、cHを低目とし、Taを添加することに
より、延!:(伸び〕が非常に大きくなることが判明し
た。この両供試材について、顕微鏡組織を観察したとこ
ろ、従来合金ではPPBは若干観察されたが、本発明合
金ではPPBは全く検出されず、良好な顕微鏡組織でめ
った。
これは、主に、Taの添加による効果であることが判明
した。一般に、PPBが生成すると、粒子の結合力を弱
くシ、き裂発生の起点となりやすく、特に延性(伸び)
を阻害する。
〔発明の効果〕
炭素量(C) t″[101〜α08%の低い範囲に押
え、 Taをα25〜1.5%添加することにより、P
PHの生成を阻止し、延性(伸び)の大きいものとなっ
た。このように延性が大きくなると、タービン動翼など
高温鍛造加工性が著しく大きくなり、製品の近似成形法
(Near Net 8hape、略してNN8技術と
称す)が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は高温引張試験、クリープ破断試験に使用する試
験片の形状を示す図で、(a)は本発明合金用試験片、
(11)は比較合金用試験片を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 重量%でCr:12〜20%、Co:12〜18%、T
    i:4〜6%、Al:1〜4%、Mo:2〜5%、W:
    0.5〜2.5%、Ta:0.25〜1.5%、C:0
    .01〜0.08%、B:0.08%以下及び残部Ni
    と不可避的不純物元素を含有してなることを特徴とする
    粉末冶金用析出硬化型Ni基超耐熱合金。
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