JPH0124043B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0124043B2 JPH0124043B2 JP24965083A JP24965083A JPH0124043B2 JP H0124043 B2 JPH0124043 B2 JP H0124043B2 JP 24965083 A JP24965083 A JP 24965083A JP 24965083 A JP24965083 A JP 24965083A JP H0124043 B2 JPH0124043 B2 JP H0124043B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cement slurry
- fiber
- tank
- stirring
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Nozzles (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は湿式抄造法によつて繊維セメント板を
製造する際に用いられる繊維混入セメントスラリ
ーの散布装置に関するものである。
製造する際に用いられる繊維混入セメントスラリ
ーの散布装置に関するものである。
繊維セメント板を湿式抄造法で製造するにあた
つては、第1図に示すような装置が用いられる。
すなわち、セメントや石綿などが分散されたセメ
ントスラリー10が供給されるスラリー槽11に
抄造シリンダー12を配設し、この抄造シリンダ
ー12によつて抄造フエルト13の表面にセメン
トスラリーを抄き上げ、抄造フエルト13の走行
メーキングロール14の回転とによつてメーキン
グロール14にセメントスラリーの抄造シートを
数重に巻き付け、メーキングロール14への抄造
シートの巻き付け厚みが所定の厚みになつた時点
でグリーンシートとしてメーキングロール14か
ら切り離し、グリーンシートをコンベア30で送
つて加圧脱水、養生等を行なつて繊維セメント板
を製造するのである。そしてこの繊維セメント板
は上記のように複数枚の抄造シートが積層されて
形成されるものであり、補強繊維を配合した繊維
混入セメントスラリーを散布装置Aによつて抄造
フエルト13の抄造シート上に散布し、繊維混入
セメントスラリーによる補強層を繊維セメント板
の層間にサンドイツチさせ、繊維セメント板の補
強を行なうことが試みられている。そして散布装
置Aは散布槽4と散布槽4内に配設される散布用
ブラシロール5と撹拌ロール6とで構成される
が、従来の散布装置Aには次のような問題があつ
た。
つては、第1図に示すような装置が用いられる。
すなわち、セメントや石綿などが分散されたセメ
ントスラリー10が供給されるスラリー槽11に
抄造シリンダー12を配設し、この抄造シリンダ
ー12によつて抄造フエルト13の表面にセメン
トスラリーを抄き上げ、抄造フエルト13の走行
メーキングロール14の回転とによつてメーキン
グロール14にセメントスラリーの抄造シートを
数重に巻き付け、メーキングロール14への抄造
シートの巻き付け厚みが所定の厚みになつた時点
でグリーンシートとしてメーキングロール14か
ら切り離し、グリーンシートをコンベア30で送
つて加圧脱水、養生等を行なつて繊維セメント板
を製造するのである。そしてこの繊維セメント板
は上記のように複数枚の抄造シートが積層されて
形成されるものであり、補強繊維を配合した繊維
混入セメントスラリーを散布装置Aによつて抄造
フエルト13の抄造シート上に散布し、繊維混入
セメントスラリーによる補強層を繊維セメント板
の層間にサンドイツチさせ、繊維セメント板の補
強を行なうことが試みられている。そして散布装
置Aは散布槽4と散布槽4内に配設される散布用
ブラシロール5と撹拌ロール6とで構成される
が、従来の散布装置Aには次のような問題があつ
た。
すなわち、散布槽4は第2図のように繊維混入
セメントスラリー1がストツクされるストツクタ
ンク2と供給管3によつて接続されているが、散
布槽4内への繊維混入セメントスラリー1の供給
はもつぱら供給管3によつて行なわれ、従つて散
布槽4内には撹拌ロール6が設けられているもの
の供給管3の散布槽4への開口部分で散布槽4内
における繊維混入セメントスラリー1の濃度(主
として補強繊維量)が多くなり易く、この結果繊
維混入セメントスラリー1の散布を抄造フエルト
13の抄造シート上に均一に散布することができ
ないという問題を有するものである。
セメントスラリー1がストツクされるストツクタ
ンク2と供給管3によつて接続されているが、散
布槽4内への繊維混入セメントスラリー1の供給
はもつぱら供給管3によつて行なわれ、従つて散
布槽4内には撹拌ロール6が設けられているもの
の供給管3の散布槽4への開口部分で散布槽4内
における繊維混入セメントスラリー1の濃度(主
として補強繊維量)が多くなり易く、この結果繊
維混入セメントスラリー1の散布を抄造フエルト
13の抄造シート上に均一に散布することができ
ないという問題を有するものである。
〔発明の目的〕
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであつ
て、繊維混入セメントスラリーを均一に散布する
ことができる繊維混入セメントスラリーの散布装
置を提供することを目的とするものである。
て、繊維混入セメントスラリーを均一に散布する
ことができる繊維混入セメントスラリーの散布装
置を提供することを目的とするものである。
しかして本発明に係る繊維混入セメントスラリ
ーの散布装置は、繊維混入セメントスラリー1が
ストツクされるストツクタンク2と供給管3によ
つて接続される散布槽4と、散布槽4内の繊維混
入セメントスラリー1に下部が浸漬され繊維混入
セメントスラリー1を散布するブラシロール5
と、散布槽4内に上記供給管3の散布槽4内への
開口に略直角な方向で水平に配設される撹拌ロー
ル6とを具備して構成され、撹拌ロール6にはそ
の軸方向に沿つて撹拌板7が取付けられていると
共に撹拌板7は上記供給管3の散布槽4内への開
口部に対応する部分において回転方向に向つて略
く字形に突屈曲されて成ることを特徴とするもの
で、かかる形状の撹拌板7を有する撹拌ロール6
を用いることによつて散布槽4内で繊維混入セメ
ントスラリー1の濃度を均一化し、ブラシロール
5による繊維混入セメントスラリー1の散布が均
一になるようにしたものであり、以下本発明を実
施例によつて詳述する。
ーの散布装置は、繊維混入セメントスラリー1が
ストツクされるストツクタンク2と供給管3によ
つて接続される散布槽4と、散布槽4内の繊維混
入セメントスラリー1に下部が浸漬され繊維混入
セメントスラリー1を散布するブラシロール5
と、散布槽4内に上記供給管3の散布槽4内への
開口に略直角な方向で水平に配設される撹拌ロー
ル6とを具備して構成され、撹拌ロール6にはそ
の軸方向に沿つて撹拌板7が取付けられていると
共に撹拌板7は上記供給管3の散布槽4内への開
口部に対応する部分において回転方向に向つて略
く字形に突屈曲されて成ることを特徴とするもの
で、かかる形状の撹拌板7を有する撹拌ロール6
を用いることによつて散布槽4内で繊維混入セメ
ントスラリー1の濃度を均一化し、ブラシロール
5による繊維混入セメントスラリー1の散布が均
一になるようにしたものであり、以下本発明を実
施例によつて詳述する。
散布装置Aは第5図に示すように散布槽4の下
部内に撹拌ロール6を配設すると共に上部内にブ
ラシロール5を配設して形成されるもので、散布
槽4には撹拌機15を備えたストツクタンク2が
第3図のように一対の供給管3によつて接続して
ある。撹拌ロール6には4枚の撹拌板7が第6
図、第7図a,bのよに放射状に突設してある。
そしてこの撹拌板7は、第7図a,bに示され第
8図において強調して示したように二カ所におい
て撹拌ロール6の回転方向へ突に屈曲する略く字
形に曲折してあり、このく字形突屈曲部16は供
給管3の散布槽4における開口部に対応する部分
に形成されるようにしてある。
部内に撹拌ロール6を配設すると共に上部内にブ
ラシロール5を配設して形成されるもので、散布
槽4には撹拌機15を備えたストツクタンク2が
第3図のように一対の供給管3によつて接続して
ある。撹拌ロール6には4枚の撹拌板7が第6
図、第7図a,bのよに放射状に突設してある。
そしてこの撹拌板7は、第7図a,bに示され第
8図において強調して示したように二カ所におい
て撹拌ロール6の回転方向へ突に屈曲する略く字
形に曲折してあり、このく字形突屈曲部16は供
給管3の散布槽4における開口部に対応する部分
に形成されるようにしてある。
しかして、上記散布装置Aは第4図のように抄
造装置の抄造フエルト13上に配設されるもの
で、第3図のようにセメント17と、増量材と分
散材を兼ねたセメント板の粉砕材18とを計量機
19に投入すると共にビニロンなどの補強繊維2
0を計量機21に投入し、これらと水22とを混
合槽23に供給してミキサー24で混練すること
により繊維混入セメントスラリー1を調製し、こ
れをストツクタンク2に供給する。そしてストツ
クタンク2から供給管3によつて繊維混入セメン
トスラリー1が散布槽4内に供給されるが、この
とき第8図のA矢印のように供給される繊維混入
セメントスラリー1はモータ25で駆動される撹
拌ロール6の回転によつてB矢印のように進行し
てくる撹拌板7のく字形屈曲部16によつてC矢
印のように分岐され、散布槽4の長手方向に強制
的に流されて分散される。このように散布槽4内
に供給された繊維混入セメントスラリー1はモー
タ26で駆動されるブラシロール5によつて散布
が行なわれる。
造装置の抄造フエルト13上に配設されるもの
で、第3図のようにセメント17と、増量材と分
散材を兼ねたセメント板の粉砕材18とを計量機
19に投入すると共にビニロンなどの補強繊維2
0を計量機21に投入し、これらと水22とを混
合槽23に供給してミキサー24で混練すること
により繊維混入セメントスラリー1を調製し、こ
れをストツクタンク2に供給する。そしてストツ
クタンク2から供給管3によつて繊維混入セメン
トスラリー1が散布槽4内に供給されるが、この
とき第8図のA矢印のように供給される繊維混入
セメントスラリー1はモータ25で駆動される撹
拌ロール6の回転によつてB矢印のように進行し
てくる撹拌板7のく字形屈曲部16によつてC矢
印のように分岐され、散布槽4の長手方向に強制
的に流されて分散される。このように散布槽4内
に供給された繊維混入セメントスラリー1はモー
タ26で駆動されるブラシロール5によつて散布
が行なわれる。
上述のように本発明にあつては、撹拌ロールに
軸方向に沿つて撹拌板を設け、この撹拌板をスト
ツクタンクからの供給管の開口部に対応する部分
において回転方向に向つて略く字形に突屈曲させ
るようにしたので、供給管から供給される繊維混
入セメントスラリーは撹拌板のこの突曲部分によ
つて分岐されて強制的に散布槽の長手方向へと流
され、撹拌槽内における繊維混入セメントスラリ
ーの濃度分布を均一にすることができるものであ
り、ブラシロールによる繊維混入セメントスラリ
ーの散布を均一に行なうことができるものであ
る。
軸方向に沿つて撹拌板を設け、この撹拌板をスト
ツクタンクからの供給管の開口部に対応する部分
において回転方向に向つて略く字形に突屈曲させ
るようにしたので、供給管から供給される繊維混
入セメントスラリーは撹拌板のこの突曲部分によ
つて分岐されて強制的に散布槽の長手方向へと流
され、撹拌槽内における繊維混入セメントスラリ
ーの濃度分布を均一にすることができるものであ
り、ブラシロールによる繊維混入セメントスラリ
ーの散布を均一に行なうことができるものであ
る。
第1図は抄造装置を示す概略図、第2図は従来
例の概略平面図、第3図は本発明の一実施例にお
ける装置の概略図、第4図は同上の平面図、第5
図は同上の正面断面図、第6図は同上における撹
拌ロールの正面図、第7図a,bは同上の撹拌ロ
ールの拡大側面図と一部の拡大正面図、第8図は
同上における撹拌ロールの軸方向の寸法を縮めて
表現した正面図である。 1は繊維混入セメントスラリー、2はストツク
タンク、3は供給管、4は散布槽、5はブラシロ
ール、6は撹拌ロール、7は撹拌板である。
例の概略平面図、第3図は本発明の一実施例にお
ける装置の概略図、第4図は同上の平面図、第5
図は同上の正面断面図、第6図は同上における撹
拌ロールの正面図、第7図a,bは同上の撹拌ロ
ールの拡大側面図と一部の拡大正面図、第8図は
同上における撹拌ロールの軸方向の寸法を縮めて
表現した正面図である。 1は繊維混入セメントスラリー、2はストツク
タンク、3は供給管、4は散布槽、5はブラシロ
ール、6は撹拌ロール、7は撹拌板である。
Claims (1)
- 1 繊維混入セメントスラリーがストツクされる
ストツクタンクと供給管によつて接続される散布
槽と、散布槽内の繊維混入セメントスラリーに下
部が浸漬され繊維混入セメントスラリーを散布す
るブラシロールと、散布槽内に上記供給管の散布
槽内への開口に略直角な方向で水平に配設される
撹拌ロールとを具備して構成され、撹拌ロールに
はその軸方向に沿つて撹拌板が取付けられている
と共に撹拌板は上記供給管の散布槽内への開口部
に対応する部分において回転方向に向つて略く字
形に突屈曲されて成ることを特徴とする繊維混入
セメントスラリーの散布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24965083A JPS60135211A (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 繊維混入セメントスラリ−の散布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24965083A JPS60135211A (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 繊維混入セメントスラリ−の散布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60135211A JPS60135211A (ja) | 1985-07-18 |
JPH0124043B2 true JPH0124043B2 (ja) | 1989-05-10 |
Family
ID=17196172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24965083A Granted JPS60135211A (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 繊維混入セメントスラリ−の散布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60135211A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1243615C (zh) * | 2001-03-02 | 2006-03-01 | 詹姆士·哈代国际金融公司 | 涂洒装置 |
US7993570B2 (en) | 2002-10-07 | 2011-08-09 | James Hardie Technology Limited | Durable medium-density fibre cement composite |
US7998571B2 (en) | 2004-07-09 | 2011-08-16 | James Hardie Technology Limited | Composite cement article incorporating a powder coating and methods of making same |
CA2648966C (en) | 2006-04-12 | 2015-01-06 | James Hardie International Finance B.V. | A surface sealed reinforced building element |
-
1983
- 1983-12-23 JP JP24965083A patent/JPS60135211A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60135211A (ja) | 1985-07-18 |
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