JPH01238820A - 眼屈折力測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、検眼装芒において視力調節力を弛緩するため
の同視標光学系を有する眼屈折力測定装置に関するもの
である。

［従来の技術］ 眼屈折力測定装置とは、被検眼の屈折力又は乱視状態を
測定するものであり、被検眼の視力調節力を一定に保持
し、固視を確実に行わせるために、従来では明視状態を
想定した一定照度の固視標像を被検眼に呈示している。

しかしながら、無水晶体眼や小瞳孔径眼、或いは近年増
加しているＩＯＬ移植眼等を測定する被検眼者の場合に
は、健常眼と比べて光学的に透過率が高いので一定す度
の固視標像をより眩しく感する傾向にあり、被検眼が縮
瞳して測定に支障をきたすことがある。一方、これらの
場合を想定して照度を低く設定すると、健常型にとって
の明視状態が得られず、測定結果の信頼性を低下させて
しまう。

［発明の目的］ 本発明の目的は、この問題点を解決し、被検眼の縮瞳状
態を判断して固視標の照度を調節する眼屈折力測定装置
を提供することにある。

［発明の概要］ 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、被検眼底
に指標像を投影する手段と、前記指標像の眼底反射光束
を検出する検出手段と、該検出手段の出力を基に視度等
を求める演算手段と、被検眼が固視する固視目標とを備
えた装置において、前記固視目標の投影系に被検眼の縮
瞳に応じて光量を調光する調光手段を設けたことを特徴
とする眼屈折力測定装置である。

［発明の実施例１ 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は第１の実施例を示し、１は赤外線を発光する光
源であり、この光源１と被検眼Ｅとの間に、光源１側か
らその先軸Ｘに沿って集光レンズ２、投影チャート３、
リレーレンズ４．絞り５゜穴あきミラー６、ビームスプ
リッタ７．８．対物レンズ９が順次に配列されている。

投影チャート３は例えば第２図に示すように互いに１２
０度の角度をなす放射状に配列された３個のスリット３
ａ、３ｂ、３ｃを有しており、穴あきミラー６は被検眼
Ｅからの反射光の一部を側方に反射し、ビームスプリッ
タ７は側方からの入射光を被検眼Ｅ側に反射し、ビーム
スプリッタ８は被検眼Ｅから反射光の一部を側方に反射
すると共に、側方から入射する光束を透過するような向
きに配置されている。穴あきミラー６の反射側には、被
検眼Ｅの屈折度を測定するための測定光学系として光軸
に沿って、絞り１０、リレーレンズ１１、プリズム１２
、フォトダイオード１３が配置されている。絞りｌＯは
中心部が遮蔽され、６個所に区分されたリング状の透光
部を有しており、フォトダイオード１３は第３図に示す
ように放射状に配列された３個のフォトダイオードアレ
イ１３ａ、１３ｂ、１３ｃから構成されている。

光源１から出射した赤外光は集光レンズ２により絞り５
の中心に結像され、更に対物レンズ９により被検眼Ｅの
瞳孔Ｅｐに結像される。また、集光レンズ２のリレーレ
ンズ寄りに配置された投影チャート３の像は、リレーレ
ンズ４により対物レンズ９の焦平面上に結像され、対物
レンズ９により眼底Ｅｒに投影される。光源１から出射
した先の光束は穴あきミラー６の中央孔を通過して眼底
Ｅｒに至るが、眼底Ｅｒから反射された光束は対物レン
ズ９を逆に通った後に、穴あきミラー６のミラー部で絞
りｌＯの方向に反射される。そして、絞り１０の６個の
リング状の透光部を通り、リレーレンズ１１の結像作用
とプリズム１２の偏向作用を受けて、位置検出手段であ
るフォトダイオードアレイ１３ａ、１３ｂ、１３ｃに測
定経線ごとにそれぞれ２個ずつのスリット像として結像
される。

ビームスプリッタ７は赤外光を通過し可視光を反射する
特性を有しており、このビームスプリッタ７の側方の入
射側には、リレーレンズ１４、被検眼Ｅに呈示する固視
目標１５、固視目標投影用の可視光源１６が配置されて
いる。また、固視目標１５及び光源１６を支持して光軸
Ｘの方向に移動可部なカム機構を備えた鏡筒１７、鏡筒
１７を移動させるための電動機１８、鏡筒１７の位置を
検出するための位置検出器１９が固視目標系として設け
られている。

また、ビームスプリッタ８は赤外光と可視光を透過し、
赤外光域の一部の波長だけを反射する特性を有し、その
側方の反射側には結像レンズ２０、テレビカメラ２１が
配置されている。また、結像レンズ２０の光軸Ｙ上のビ
ームスプリッタ８の反対側には、ビームスプリッタ８側
から順次に投影レンズ２２、ターゲット２３、光源２４
が設けられている。

ここで、符号３０以下は電気系であり、前述のフォトダ
イオードアレイ１３ａ、１３ｂ、１３ｃからの出力は、
それぞれアンプ３０ａ、３０ｂ、３０ｃで増幅された後
に、マルチフレフサ３１によってＩｉ′ｌｆＩ次にＡ／
Ｄ変換器３２に送られ、Ａ／Ｄ変換された出力をマイク
ロプロセッサ３３に入力するようになっている。マイク
ロプロセッサ３３はメモリ３４．赤外光ＦＡ１の駆動回
路３５．電動機１８の駆動回路３６．制御回路３７、固
視［１＃″：！調光回路３８、瞳孔径測定回路３９に接
続されている。テレビカメラ２１のビデオ信号の出力は
制御回路３７、瞳孔径Ｊｌｌｌ定回路３９に接続され、
制御回路３７はマイクロプロセッサ３３からの指令を受
けて文字信号を発生してテレビ両像信号に２９合しテレ
ビモニタ４０に出力するようになっている。そして、テ
レビモニタ４０は被検眼Ｅの前眼部像と、光源２４、タ
ーゲット２３により投影されたターゲツト像と、測定演
算された最終的な被検眼Ｅの屈折値を表示するようにな
っている。また、固視目標調光回路３８は第４図に示す
ような構成とされ、点Ａにマイクロプロセー２す３３か
ら制御信号が入力されることにより、光５１６を調光す
るようになっている。

前述したように、被検ｌ展Ｅには可視光源１６によって
［Ｋ、（、明された固視［１標１５が？示されている。

このとき、被検眼Ｅの前眼部像のテレビ信号により、口
♀孔Ａｌ１１定回路３９で求められた瞳孔イがマイクロ
プロヤー２す３３に入力され、マイクロプロセッサ３３
では記憶されている標準瞳孔径と瞳孔測定回路３９から
の入力とが比較される。この結果、実測された瞳孔径が
標準瞳孔径より小さい場合には、固視［］標調光回路３
８にマイクロプロセー２す３３から制御信号が出力され
、被検眼Ｅに適した調光がなされる。

また、（、ＩｉＩ視目標調光回路３８への制御信号は手
動により入力することも可能であり、この場合に標準瞳
孔径はテレビモニタ４０上に示され、検者は被検眼Ｅの
瞳孔径と比較し、図示しない入力手段により比較結果を
マイクロプロセッサ３３に人力し、固視目標調光回路３
８を制御を行う。

なお、固視目標調光回路３８を＠鎖素子でなく、第５図
に示すように光？！Ａ１６からの光路にＮＤフィルタ４
１を出し入れすることにより調光することもできる。更
に、固視目標調光回路３８は２段階の調光でなく、３段
階以七の調光が回旋となるように構成することも容易で
ある。

第６図は瞳孔測定回路３９を省略した第２の実施例を示
し、第１図と同一符号は同一要素を表している。被検眼
Ｅの屈折力測定の際に、通常は第７ＩＡに示すように眼
底からの反射光重の位置検出手段であるフォトダイオー
ドアレイ１３ａ、１３ｂ、１３ｃにそれぞれ２個ずつの
スリット像が結像される。しかし、被検眼Ｅの１ｉｉ瞳
が原因となり、第８図に示すように２個のスリット像の
うちの１方のスリット像が、２オドタイオードアレイ１
３ａ、１３ｂ、１３ｃに受光されないことがある。

そこで、この第２の実施例ではマイクロプロセッサ３３
において、フォトダイオードアレイ１３ａ、１３ｂ、１
３ｃからのスリー、ト像を判断し、それぞれ２個のスリ
ット像が良好に結像されていない場合に、被検眼の散瞳
不足として、［ＡＩ視目標調光回路３８へ制御信号を出
力するようになっている。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る眼屈折力測定装置は、
固視目標の投影系に調光手段を設けることにより、被検
眼のｌｉｔ瞳を回避することができ、屈折力又は乱視の
状態の安定した測定が可能となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る眼屈折力測定装置の実施例を示すも
のであり、第１図は第１の実施例の構成図、第２図は投
影チャートの正面図、第３図はフォトダイオードの配置
図、第４図は固視目標調光回路の回路図、第５図は固視
目標の他の構成図、第６図は′：５２の実施例の構成図
、第７図、第８図はスリット像出力の説明図である。 符号ｌは赤外光源、３は投影チャート、５は絞り、６は
穴あきミラー、７．８はビームスプリッタ、９は対物レ
ンズ、１０は絞り、１２はプリズム、１３はフォトタイ
オード、１５は固視［］標、１６は可視光源、１７は鎖
部、１８は電動機、１９は位置検出器、２１はテレビカ
メラ、２３はターゲット、２４は光源、３０ａ〜３０ｃ
はアンプ、３２はＡ／Ｄ変換器、３３はマイクロプロセ
ッサ、３４はメモリ、３５．３６は駆動回路、３７は制
御回路１．３８は固視目標調光回路、３９は瞳孔径測定
回路、４０はテレビモニタ、４１はＮＤフィルタである
。 特許出願人　　　キャノン株式会社 饋− 代　理　人　弁理士　日　比　谷　征　彦゛Ｃ） 口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被検眼底に指標像を投影する手段と、前記指標像の
   眼底反射光束を検出する検出手段と、該検出手段の出力
   を基に視度等を求める演算手段と、被検眼が固視する固
   視目標とを備えた装置において、前記固視目標の投影系
   に被検眼の縮瞳に応じて光量を調光する調光手段を設け
   たことを特徴とする眼屈折力測定装置。 ２、被検眼の瞳孔径を認識する手段と、該認識手段によ
   り認識された値と予め定められた瞳孔径の値とを比較す
   る手段とを有し、前記固視目標の調光を前記比較手段の
   出力を用いて行うようにした特許請求の範囲第１項に記
   載の眼屈折力測定装置。 ３、前記指標像の眼底反射光束の検出結果の良否を判断
   する手段を有し、前記固視目標の調光を前記判断手段の
   結果を用いて行うようにした特許請求の範囲第１項に記
   載の眼屈折力測定装置。