JPH01238715A - 可動物体を用いた可変絞り形静圧軸受 - Google Patents

可動物体を用いた可変絞り形静圧軸受

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JPH01238715A
JPH01238715A JP6314188A JP6314188A JPH01238715A JP H01238715 A JPH01238715 A JP H01238715A JP 6314188 A JP6314188 A JP 6314188A JP 6314188 A JP6314188 A JP 6314188A JP H01238715 A JPH01238715 A JP H01238715A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可変絞り形静圧軸受の改良に関し、さらに詳し
くいえば固定絞りの外に可変絞り可動物体を流量調節の
要素として加えることにより無限大剛性を達成する新規
な可変絞り形静圧軸受に関する。
(従来の技術) 従来の可変絞り形静圧軸受には、ダイヤフラム方式のも
のや、スプリング併用方式のもの、さらに可動物体によ
る絞りで可動部が別の固定軸受に支持されているもの等
がある。以下その概略を図面により説明する。
第10図はダイヤフラム方式を示す。全負荷軸56の負
荷が増すと、軸受ポケット54の内圧が上がり、ダイヤ
フラム50は下に押し下げられ、ダイヤフラムと軸受本
体との隙間52が大きくなる。これにより流体圧力供給
部51の圧力Psにより、流通路53を通り、軸受ポケ
ット54に流体が流れてその内圧が高くなり負荷軸56
の変位を防止して剛性を保ちつつ、隙間57より排出さ
れる。
第11図はスプリング併用方式を示す。全負荷軸66の
負荷が増すと、軸受ポケット64の内圧が上がり、ダイ
ヤフラム60は上に押される。そこでダイヤフラム下部
の流量調節隙間63が大きくなり、供給口62よりの流
体供給量が増し、軸受ポケット64の内圧が高まり、負
荷軸66の変位を防止して剛性を保ちつつ、隙間68よ
り排出される。
第12図は可動物体による絞り軸受の例を示す。
無孔可動物体リング絞り70は、軸受本体74の外の固
定軸受75内において第1供給ロア1よりの供給圧P1
によって支持され隙間77を通り排出され、一方その内
周側には軸受本体74との隙間内に第2供給ロア2より
の供給圧P2の流体が供給されている。供給圧P2によ
る流体は、軸受本体74と負荷軸76の間の隙間73を
通り排出される。
全負荷軸76の負荷が下向に加わると、可動物体リング
絞り70と軸受本体74との隙間の内圧が上がり、可動
物体リング絞り70は下方に押し下げられる。それによ
り軸受本体74と可動物体リング絞り70との隙間が大
きくなり、ここを通り供給圧P2による流量が増して、
隙間73の内圧が上がる。
一方上部では可動物体リング絞り70が下方に押し下げ
られるので軸受本体74と可動物体リング絞り70との
隙間が小さくなり、供給圧P2による流量は絞られ、上
部の隙間73の内圧は下がる。このように上下の負荷軸
76を軸受本体74との間の隙間73の圧力差により負
荷軸76の変位を防止して剛性を保つ。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のダイヤフラム方式とか、スプリング併用方式の可
変絞り軸受では、ダイヤフラム、スプリングの剛性が軸
受の剛性に影響し、さらに絞りが1段であるために、無
限大剛性の負荷範囲が狭くなる。そこでダイヤフラム、
スプリングの剛性を注意深く選ぶ必要が生じる。またこ
れらの流量調節要素が軸受外に設けられているために構
造が複雑で大型となり、必然的に高価となるという経済
的不利な問題点が生じていた。
次に従来の可動物体による絞り軸受では可動物体による
絞りを、別の固定軸受による支持が必要であり、さらに
絞りが1段であるため、無限大剛性の荷重範囲が狭くな
ると同時に構造が複雑で大型となり、高価となるという
経済的不利な問題点が生じていた。
本発明は、これらの構造を簡素化し、さらに軸受内部に
内蔵し、別個の流量調節要素によることなく、1段目固
定絞りと可動物体による絞り自体の動きにより流体の流
量を自動的に調節できる等により荷重範囲の極めて広い
無限大剛性を得ると同時に簡便で小型かつ経済性のある
軸受を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成するための本発明を図面第1図(a)(b
)に基づいて説明する。
第1図(a)(b)は本発明の請求項1の基本原理を示
したものである。(a)はスラスト軸受、(b)はジャ
ーナル軸受の場合を示す。
負荷軸27の負荷の増加により、上部ポケット29の内
圧が上がり、可動物体による絞り22が下がり、下部ポ
ケット28の内圧が上がり、同時に、可動物体による絞
り22の下部と排出口24の入口との間隙が狭くなり、
排出口24よりの流体の排出が少なくなる。そのことに
より1段目固定絞り21を通った流体の多くは可動物体
による絞り22を通り上部ポケット29の内圧を高めて
負荷軸27の変位を防止する。
このように1段目固定絞りと、2段目可動物体による絞
りを設けることにより、その圧力の変化に伴う流量の自
動調節を行うことにより広い範囲の無限大剛性を得る目
的の手段とする。
また軸受内に内蔵することにより簡便かつ経済性を得る
目的の手段とする。
[作用〕 本発明の作用を第1図(a)(b)に示す基本原理図に
基づいて説明する。
23の流体供給口より入った流体は21の固定絞りを通
り、28の下部ポケットに入る。その後二方向に分かれ
、一つは22の可動物体による絞りを通り、29の上部
ポケットに入りその後25の負荷軸と軸受の隙間を通り
外部に排出される。
他の一つは22の可動物体による絞りの下部を通り24
へ排出口より排出される。
今ある均合の状態から27の負荷軸に加わる食型が増加
すると負荷軸は下がり29の上部ポケット内の圧力が上
昇し、22の可動物体による絞りは下方に押しやられる
。これにより28の下部ポケット内の圧力が上昇すると
同時に22の可動物体による絞り下部と24の排出口の
入口との間隙は狭くなる。
このため28の下部ポケット内の流体は24の排出口よ
りの流出が少なく、22の可動物体による絞りを通り2
9の上部ポケットに流れてその圧力を高めて負荷軸の変
位を防止する。
このように荷重の増減に応じて29の上部ポケット内圧
力を22の可動物体による絞りの上下移動による流体の
流量変化により調節する。
これにより荷重の増減に対応して負荷軸と軸受の間の間
隙の変化を防止して高剛性を得られることとなる。
〔実施例〕
第2図(a)(b)から第7図(a)(b)、第8図及
び第9図(a)(b)は本発明の実施例を示す。
第2図(a)(b)は請求項2記載の実施例を示す。
この実施例では、21の固定絞り、22の可動物体によ
る絞りを多孔質物体による絞りとする実施例であり、そ
の作動は第1図(a)(b)による作用と同様である。
第3図(a)(b)は請求項3記載の実施例を示す。こ
の実施例では、21の固定絞りを多孔質物体による絞り
とし、22の可動物体による絞りを毛細管孔を有する物
体による絞りとする実施例であり、その作動は第1図(
a)(b)による作用と同様である。
第4図(a)(b)は請求項4記載の実施例を示す。こ
の実施例では、21の固定絞りを多孔質物体による絞り
とし、22の可動物体による絞りを無孔可動物体と軸受
本体との細隙による絞りとする実施例であり、その作動
は第1図(a)(b)による作用と同様である。
第5図(a)(b)は請求項5記載の実施例を示す。こ
の実施例では、21の固定絞りと、22の可動物体によ
る絞りを毛細管孔を有する物体とする実施例であり、そ
の作動は第1図(a)(b)による作用と同様である。
第6図(a)(b)は請求項6記載の実施例を示す。こ
の実施例では、21の固定絞りを毛細管孔を有する物体
による絞りとし、22の可動物体による絞りを多孔質物
体による絞りとする実施例である。その作動は第1図(
a)(b)による作用と同様である。
第7図(a)(b)は請求項7記載の実施例を示す。こ
の実施例では、21の固定絞りを毛細管孔を有する物体
による絞りとし、22の可動物体による絞りを無孔可動
物体と軸受本体との細隙による絞りとする実施例である
。その作動は第1図(a)(b)による作用と同様であ
る。
第8図は請求項8記載の実施例を示す。
この実施例では、30が請求項8記載のスラスト軸受で
あって請求項5記載のスラスト軸受(第5図(a))を
2個使用し、それに対応して31の固定絞りを使用した
ものである。
その作動は第1図(a)による作用と同様であり、上下
、左右の荷重変動に対しての高い剛性を得る実施例であ
る。
第9図は請求項9記載の実施例でジャーナル軸受の場合
を示す。第1図における21の固定絞りを41のオリフ
ィス効果による絞りとし、42の無孔可動物体による絞
りを2段目絞りとした場合である。その作動は第1図(
a)(b)による作用と同様である。
〔発明の効果〕
本発明は請求項1について第1図(a)(b)で説明し
たように絞り要素が2段に構成されているので、従来の
ダイヤフラム方式、スプリング併用方式、及び従来の可
動物体リングによる絞り方式の様に絞り要素が1段の場
合より広い負荷変動に対し、高い剛性が得られる。
また、上記の従来の方式の様に軸受本体の外部要素を必
要とすることなく各絞り要素が軸受本体内に内蔵され、
瞬時の自動調節作用により各部の内圧の均衡が図られる
ために高い剛性が得られる。
さらに構造が簡便かつ小型化され、必然的に価額が安く
なるという経済的効果も生じる。
次に各請求項については上述の効果の外に以下に述べる
効果も生じる。
請求項2の軸受は、絞り流体が液体又は気体のいづれの
場合においても良い剛性が得られる。
請求項3の軸受は絞り流体が液体の場合に良い剛性が得
られる。
請求項4の軸受は、絞り流体が液体又は気体のいづれの
場合においても良い剛性が得られる。
請求項5の軸受は絞り流体が液体の場合に良い剛性が得
られる。
請求項6の軸受は、絞り流体が液体の場合に良い剛性が
得られる。
請求項7の軸受は、絞り流体が液体の場合に良い剛性が
得られる。
請求項8の軸受は、大型ジャーナル軸受の場合に良い剛
性が得られる。
請求項9の軸受は、絞り流体が液体又は気体のいづれの
場合にも良い剛性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は請求項1に記載の本発明の基本原
理を説明する図であり(a)はスラスト軸受、(b)は
ジャーナル軸受を示す。 第2図(a)  (b)から第7図(a)(b)、第8
図及び第9図(a)(b)はそれぞれ請求項2から8及
び9の実施例を示す図である。 第9図の(a)はジャーナル軸受の実施例で(b)はそ
のオリフィスの拡大図である。 第10図から第12図は従来の技術についての例を示し
、第10図はダイヤフラム方式、第11図はスプリング
併用方式、第12図は可動物体による絞りの例を示す。 図において、 21・・・固定絞り、 22・・・可動物体による絞り、 23・・・流体供給口、 24・・・流体排出口、25
・・・負荷軸と軸受本体との隙間、26・・・軸受本体
、  27・・・負荷軸、28・・・下部ポケット、2
9・・・上部ポケット、30 ・・請求項8記載のスラ
スト軸受、31 ・・固定絞り、 32・・・流体排出口、 33・・・ジャーナル負荷軸、 41・・・オリフィス絞り、 42・・・無孔可動物体による絞り(リング状)、43
・・ 流体供給口、 44・・・流体排出口、45・・
・負荷軸、 50・・・ダイヤフラム、 51・・・流体圧力供給部(Psは供給圧)、52・・
・ダイヤフラムと軸受本体との間の流量調節隙間、 53・・・流体の流通路、 54・・・軸受ボケ、ト、 55・・・軸受本体、  56・・・負荷軸、57・・
・負荷軸と軸受本体との隙間、60・・・ダイヤフラム
、 61・・・ダイヤフラムの剛性を調節するスプリング、 62・・・流体供給口、 63・・・ダイヤフラム下部の流量調節隙間、64・・
・軸受ポケット、 65・・・軸受本体、66・・・負
荷軸、 67・・・ダイヤフラム機構ケース、 68・・・負荷軸と軸受本体との隙間、70・・・無孔
可動物体リングによる絞り、71・・・第1流体供給口
(P、は供給圧)、72・・・第2流体供給口(P、は
供給圧)、73・・・負荷軸と軸受本体との隙間、74
・・・軸受本体、 75・・・固定軸受(70の無孔可動物体リングによる
絞りの支持軸受)、 76・・・負荷軸、 77・・・軸受本体と固定軸受の隙間である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1段目固定絞りと、1段目固定絞りより2段目可
    動物体による絞りに流入する流体の流量をその可動物体
    の運動により調節する2段目可動物体による絞りとより
    なることを特徴とする可動物体による可変絞り形静圧軸
    受。
  2. (2)1段目固定絞りと、2段目可動物体による絞りを
    、多孔質物体による絞りとする請求項1記載の軸受。
  3. (3)1段目固定絞りを多孔質物体による絞りとし、2
    段目可動物体による絞りを毛細管孔を有する物体による
    絞りとする請求項1記載の軸受。
  4. (4)1段目固定絞りを多孔質物体による絞りとし、2
    段目可動物体による絞りを無孔可動物体と軸受本体との
    細隙による絞りとする請求項1記載の軸受。
  5. (5)1段目固定絞りと、2段目可動物体による絞りを
    、毛細管孔を有する物体による絞りとする請求項1記載
    の軸受。
  6. (6)1段目固定絞りを毛細管孔を有する物体による絞
    りとし、2段目可動物体による絞りを多孔質物体による
    絞りとする請求項1記載の軸受。
  7. (7)1段目固定絞りを毛細管孔を有する物体による絞
    りとし、2段目可動物体による絞りを無孔可動物体と軸
    受本体との細隙による絞りとする請求項1記載の軸受。
  8. (8)請求項1から請求項7記載の軸受におけるスラス
    ト軸受を複数個使用することを特徴とするジャーナル軸
    受。
  9. (9)1段目固定絞りをオリフィス効果による絞りとす
    る請求項1記載の軸受。
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JP2002286037A (ja) * 2001-03-27 2002-10-03 Foundation For Advancement Of Science & Technology 可変絞り形静圧軸受
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