JPH0123533Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0123533Y2 JPH0123533Y2 JP9027184U JP9027184U JPH0123533Y2 JP H0123533 Y2 JPH0123533 Y2 JP H0123533Y2 JP 9027184 U JP9027184 U JP 9027184U JP 9027184 U JP9027184 U JP 9027184U JP H0123533 Y2 JPH0123533 Y2 JP H0123533Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- filter body
- fuel
- pressure liquid
- guide grooves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 30
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 16
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 16
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 11
- 238000001914 filtration Methods 0.000 claims description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の技術分野]
本考案は高圧液体通路に設置され液体中の微細
異物を確実に除去することができるコンパクトで
耐久性の高い高圧液体通路用フイルタに関する。
異物を確実に除去することができるコンパクトで
耐久性の高い高圧液体通路用フイルタに関する。
[考案の技術的背景とその問題点]
デイーゼルエンジンの燃料噴射ノズルの先端に
は0.2〜0.4mm程度の微小な噴孔が形成されている
が、噴射性能を保持する上で噴孔の異物による詰
りを防止することが極めて重要な課題となつてい
る。殊に、最近はデイーゼルエンジンが小型化さ
れ、噴孔径も小さくなつているため、この問題の
重要度は増している。ところで、燃料噴射ノズル
には非常な高圧が作用し、また燃料噴射ノズルの
燃料通路はスペース的な制約が大きい。このた
め、通常のペーパー式や網目等のフイルタは使用
できない。
は0.2〜0.4mm程度の微小な噴孔が形成されている
が、噴射性能を保持する上で噴孔の異物による詰
りを防止することが極めて重要な課題となつてい
る。殊に、最近はデイーゼルエンジンが小型化さ
れ、噴孔径も小さくなつているため、この問題の
重要度は増している。ところで、燃料噴射ノズル
には非常な高圧が作用し、また燃料噴射ノズルの
燃料通路はスペース的な制約が大きい。このた
め、通常のペーパー式や網目等のフイルタは使用
できない。
そこで、従来にあつては、第7図ないし第8図
に示すようなフイルタaが使用されている。フイ
ルタaは円柱状をなし燃料通路bに液密に嵌挿さ
れている。フイルタaの外周には両端より反対端
側に向けて突き抜けることなく軸方向に油溝c,
dがそれぞれ二本ずつ設けられている。油溝c,
dがフイルタaの周方向に重なり合う部分(長さ
l)のフイルタaの外径は燃料通路bの内径より
わずかに小さく隙間eが形成されている。この隙
間eが濾過部となつており、燃料が油溝cから油
溝dへと隙間eを通過して流れる際に燃料中の金
属片や異物は除去される。ところが、隙間eは約
30μと小さいが、長さlは15〜20mmもある。この
ため、球状の異物に対してその直径が30μ以上の
ものを捕捉することができるが、棒状の異物に対
してはその厚さが30μ以下ならば長さが15〜20mm
までのものまで通してしまい噴射ノズルの詰りの
原因となつている。
に示すようなフイルタaが使用されている。フイ
ルタaは円柱状をなし燃料通路bに液密に嵌挿さ
れている。フイルタaの外周には両端より反対端
側に向けて突き抜けることなく軸方向に油溝c,
dがそれぞれ二本ずつ設けられている。油溝c,
dがフイルタaの周方向に重なり合う部分(長さ
l)のフイルタaの外径は燃料通路bの内径より
わずかに小さく隙間eが形成されている。この隙
間eが濾過部となつており、燃料が油溝cから油
溝dへと隙間eを通過して流れる際に燃料中の金
属片や異物は除去される。ところが、隙間eは約
30μと小さいが、長さlは15〜20mmもある。この
ため、球状の異物に対してその直径が30μ以上の
ものを捕捉することができるが、棒状の異物に対
してはその厚さが30μ以下ならば長さが15〜20mm
までのものまで通してしまい噴射ノズルの詰りの
原因となつている。
尚、関連する技術として、「燃料噴射弁ホルダ
ー用エツジフイルター」(実開昭53−87320号公
報)が提案されている。
ー用エツジフイルター」(実開昭53−87320号公
報)が提案されている。
[考案の目的]
本考案は以上の従来技術の問題点を有効に解決
すべく創案されたものであり、本考案の目的は濾
過性能が高く、しかもコンパクトで耐久性が高い
高圧液体通路用フイルタを提供することにある。
すべく創案されたものであり、本考案の目的は濾
過性能が高く、しかもコンパクトで耐久性が高い
高圧液体通路用フイルタを提供することにある。
[考案の概要]
上記目的を達成するために、本考案は、燃料噴
射ノズルの燃料通路等の高圧液体通路に液密に嵌
挿されたプラグ状のフイルタ本体と、フイルタ本
体の外周にフイルタ本体両端からそれぞれ反対端
側に向けて突き抜けることなく且つ互いに連通し
ないように形成された高圧液体を導く案内溝と、
これら案内溝の間を連通すべくフイルタ本体の外
周に形成された多数の微小断面の濾過溝とを備え
てなるものである。
射ノズルの燃料通路等の高圧液体通路に液密に嵌
挿されたプラグ状のフイルタ本体と、フイルタ本
体の外周にフイルタ本体両端からそれぞれ反対端
側に向けて突き抜けることなく且つ互いに連通し
ないように形成された高圧液体を導く案内溝と、
これら案内溝の間を連通すべくフイルタ本体の外
周に形成された多数の微小断面の濾過溝とを備え
てなるものである。
[考案の実施例]
以下に本考案の実施例を添付図面に従つて詳述
する。この実施例では燃料噴射ノズルの燃料通路
用のフイルタについて述べる。
する。この実施例では燃料噴射ノズルの燃料通路
用のフイルタについて述べる。
第1図において、1は燃料噴射ノズルの燃料通
路であり、また10は燃料通路1を区画する区画
壁である。燃料通路1には円柱形のフイルタ本体
2が圧入される。フイルタ本体2の両端は圧入部
3,4となつており、フイルタ本体2の入口側・
出口側をそれぞれ液密に区画している。フイルタ
本体2の両端面には直交配置に端部溝5,6が形
成されている。フイルタ本体2の外周には、第1
図ないし第2図に示す如く端部溝5,6の両側よ
りフイルタ本体2の軸方向に沿つて案内溝7,
7、案内溝8,8がそれぞれ形成されている。案
内溝7は圧入部4まで、また案内溝8は圧入部3
までであり、フイルタ本体2の両端間を貫くこと
なく形成されている。また案内溝7,8は互いに
連通することなく形成され、フイルタ本体2の周
方向に沿つて案内溝7,8が交互に配設されてい
る。なお、案内溝7,8は、各二個ずつでなく、
第5図または第6図に示す如く、各一個ずつまた
は各三個ずつ設けるようにしてもよい。また、案
内溝7,8はフイルタ本体2の軸方向ではなく互
いに交差しないようにヘリカル状に形成してもよ
い。
路であり、また10は燃料通路1を区画する区画
壁である。燃料通路1には円柱形のフイルタ本体
2が圧入される。フイルタ本体2の両端は圧入部
3,4となつており、フイルタ本体2の入口側・
出口側をそれぞれ液密に区画している。フイルタ
本体2の両端面には直交配置に端部溝5,6が形
成されている。フイルタ本体2の外周には、第1
図ないし第2図に示す如く端部溝5,6の両側よ
りフイルタ本体2の軸方向に沿つて案内溝7,
7、案内溝8,8がそれぞれ形成されている。案
内溝7は圧入部4まで、また案内溝8は圧入部3
までであり、フイルタ本体2の両端間を貫くこと
なく形成されている。また案内溝7,8は互いに
連通することなく形成され、フイルタ本体2の周
方向に沿つて案内溝7,8が交互に配設されてい
る。なお、案内溝7,8は、各二個ずつでなく、
第5図または第6図に示す如く、各一個ずつまた
は各三個ずつ設けるようにしてもよい。また、案
内溝7,8はフイルタ本体2の軸方向ではなく互
いに交差しないようにヘリカル状に形成してもよ
い。
案内溝7と案内溝8との間のフイルタ本体2の
外周には、案内溝7と案内溝8との間を連通する
微小断面の濾過溝9が形成されている。フイルタ
本体2の周方向に沿う濾過溝9はフイルタ本体2
の軸方向に適宜間隔に多数形成されている。濾過
溝9の断面形状は、第3図のようなU字形または
第4図のようなV字形、あるいは矩形など任意で
ある。また、濾過溝9の最大対角長は、後続の燃
料噴射ノズルの噴孔径よりも小さく設定する。更
に、フイルタを通過する高圧の燃料を過度に昇圧
させることがないように、濾過溝9の総断面積を
案内溝7または8の最小部断面積よりも大きくな
るように設定する。なお、フイルタ本体2の材料
としては金属、硬質樹脂あるいはセラミツクなど
が用いられる。
外周には、案内溝7と案内溝8との間を連通する
微小断面の濾過溝9が形成されている。フイルタ
本体2の周方向に沿う濾過溝9はフイルタ本体2
の軸方向に適宜間隔に多数形成されている。濾過
溝9の断面形状は、第3図のようなU字形または
第4図のようなV字形、あるいは矩形など任意で
ある。また、濾過溝9の最大対角長は、後続の燃
料噴射ノズルの噴孔径よりも小さく設定する。更
に、フイルタを通過する高圧の燃料を過度に昇圧
させることがないように、濾過溝9の総断面積を
案内溝7または8の最小部断面積よりも大きくな
るように設定する。なお、フイルタ本体2の材料
としては金属、硬質樹脂あるいはセラミツクなど
が用いられる。
上記の如く構成されているので、燃料通路1を
圧送されフイルタ本体2の案内溝7部に導入され
た燃料は、各濾過溝9に分流された後、案内溝8
に集められて後続の燃料噴射ノズルへと送られ
る。このように、本考案では燃料を微小断面の濾
過溝9を通過させているため、燃料中の異物、金
属片等は濾過溝9部にて捕捉され除去される。除
去される異物は球状のものだけでなく棒状の微小
粒子も確実に捕捉される。特に濾過溝9の最大対
角長を燃料噴射ノズルの噴孔径よりも小さくすれ
ば燃料噴射ノズルの目詰りをほぼ完全に防止する
ことができる。またフイルタ本体2の外周に案内
溝7,8及び濾過溝9を形成するだけなので、コ
ンパクトで耐圧性の構造とすることができる。従
つて、本考案は小型直噴用の噴射ノズル等の如く
極めて高圧且つ小スペースの高圧液体通路のフイ
ルタに好適である。
圧送されフイルタ本体2の案内溝7部に導入され
た燃料は、各濾過溝9に分流された後、案内溝8
に集められて後続の燃料噴射ノズルへと送られ
る。このように、本考案では燃料を微小断面の濾
過溝9を通過させているため、燃料中の異物、金
属片等は濾過溝9部にて捕捉され除去される。除
去される異物は球状のものだけでなく棒状の微小
粒子も確実に捕捉される。特に濾過溝9の最大対
角長を燃料噴射ノズルの噴孔径よりも小さくすれ
ば燃料噴射ノズルの目詰りをほぼ完全に防止する
ことができる。またフイルタ本体2の外周に案内
溝7,8及び濾過溝9を形成するだけなので、コ
ンパクトで耐圧性の構造とすることができる。従
つて、本考案は小型直噴用の噴射ノズル等の如く
極めて高圧且つ小スペースの高圧液体通路のフイ
ルタに好適である。
[考案の効果]
以上要するに本考案によれば、異物形状によら
ず微小異物を確実に捕捉でき、しかもコンパクト
で耐久性の高い構造であり、燃料噴射ノズルの燃
料通路等の高圧且つ小スペースの高圧液体通路の
フイルタに好適である等の優れた効果を奏する。
ず微小異物を確実に捕捉でき、しかもコンパクト
で耐久性の高い構造であり、燃料噴射ノズルの燃
料通路等の高圧且つ小スペースの高圧液体通路の
フイルタに好適である等の優れた効果を奏する。
第1図は燃料通路に本考案に係るフイルタの一
実施例を装着した状態を示す縦断面図、第2図は
同フイルタ本体の部分斜視図、第3図、第4図は
フイルタ本体の外周に形成される濾過溝の実施例
をそれぞれ示す横断面図、第5図、第6図はフイ
ルタ本体の案内溝の他の実施例をそれぞれ示す横
断面図、第7図は従来のフイルタが装着された燃
料通路の縦断面図、第8図は同フイルタの出口側
からみた端面図である。 図中、1は燃料通路、2はフイルタ本体、3,
4は圧入部、7,8は案内溝、9は濾過溝であ
る。
実施例を装着した状態を示す縦断面図、第2図は
同フイルタ本体の部分斜視図、第3図、第4図は
フイルタ本体の外周に形成される濾過溝の実施例
をそれぞれ示す横断面図、第5図、第6図はフイ
ルタ本体の案内溝の他の実施例をそれぞれ示す横
断面図、第7図は従来のフイルタが装着された燃
料通路の縦断面図、第8図は同フイルタの出口側
からみた端面図である。 図中、1は燃料通路、2はフイルタ本体、3,
4は圧入部、7,8は案内溝、9は濾過溝であ
る。
Claims (1)
- 燃料噴射ノズルの燃料通路等の高圧液体通路に
液密に嵌挿されたプラグ状のフイルタ本体と、フ
イルタ本体の外周にフイルタ本体両端からそれぞ
れ反対端側に向けて突き抜けることなく且つ互い
に連通しないように形成された高圧液体を導く案
内溝と、これら案内溝の間を連通すべくフイルタ
本体の外周に形成された多数の微小断面の濾過溝
とを備えたことを特徴とする高圧液体通路用フイ
ルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9027184U JPS618415U (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 高圧液体通路用フイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9027184U JPS618415U (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 高圧液体通路用フイルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS618415U JPS618415U (ja) | 1986-01-18 |
JPH0123533Y2 true JPH0123533Y2 (ja) | 1989-07-19 |
Family
ID=30645112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9027184U Granted JPS618415U (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 高圧液体通路用フイルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS618415U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4078781B2 (ja) * | 2000-03-01 | 2008-04-23 | 株式会社デンソー | インレットフィルタ |
JP4682977B2 (ja) * | 2006-12-27 | 2011-05-11 | 株式会社デンソー | フィルタおよびそれを備えた燃料噴射弁 |
JP6098317B2 (ja) * | 2013-04-15 | 2017-03-22 | 京三電機株式会社 | 水分捕集装置 |
-
1984
- 1984-06-19 JP JP9027184U patent/JPS618415U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS618415U (ja) | 1986-01-18 |
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