JPH01233581A - 移動体自動識別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、応答器を所持する移動体を非接触で同時識別
する電磁波を利用した移動体自動識別装置に関し、応答
器の不所持又は故障の場合であっても移動体の存否を検
知し得る移動体自動識別装置に関する。

［従来の技術］ マイクロ波を利用した移動体自動識別装置は。

送信機から例えばＳバンドの質問マイクロ波を送信し、
そのマイクロ波照射領域にカード状応答器が存在すると
き、この質問マイクロ波にカード状応答器が応動して動
作状態に入り、予めＲＯＭ（読出し専用メモリ等）に登
録された固有コードが読み出され、このコードに基づい
てマイクロ波を変調又は発振させて応答マイクロ波を送
信し。

受信機がこの応答マイクロ波を受信してコード信号を弁
別し、しかる後その固有コードを比較参照して応答器を
識別するもので、即ち応答器を所有した移動体に関する
情報が非接触で自動識別される。

かかる移動体自動識別装置は、例えば第２図に示すよう
に、製造ライン上の製品管理システムに利用されている
。第２図において、１はコンベアで、２は移動体として
のパレ７）である、３はパレット２の側面にライン上流
側にて付帯せしめたカード状応答器である。４はコンベ
アｌの脇に設置された移動体自動識別装置で、質問マイ
クロ波を送信すると共に応答器３からの応答マイクロ波
を受信してそれに含まれる固有コード信号を弁別するも
のであり、固有コード信号は信号処理部５へ供給される
。　６ａは赤外線発光素子、６ｂは光電セッサで、パレ
・ント２が移動体自動識別装置５の前を通過する毎にパ
レット２によって赤外線の遮光を検知しパレット２の存
在を確認するものである。

［発明が解決しようとする課！ｌｌＩ］しかしながら、
上記の移動体自動識別装置にあっては１次の問題点があ
る。

））移動体が細い赤外線ビームを遮断することによって
その移動体の通過が検出されるが、移動体の外形が特殊
であると、かかる光検出方法には限界がある。

、多売外線発光素子８ａ、光電センサ６ｂを別設する必
要があり、移動体の外形等によって機器配置を入念に設
定しなければならず、また機器コスト及び配線コストの
増大を招く。

本発明は、上記問題点を解決するものであり、その目的
は、赤外線感知装置等を設けずに、応答器の所持の有無
にかかわらず移動体の有無の確認が可能となり、移動体
が応答器を所持する場合には移動体の識別を同時に行な
うことが可能な移動体自動識別装置を提供することにあ
る。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明に係る移動体自動識別
装置においては、質問電磁波を送信する送信手段と、移
動体の所有する応答器からの固有コードを含む応答電磁
波を受信し、該応答電磁波に含まれる固有コード信号を
弁別する固有コード信号弁別手段とを具備すると共に、
更に、該応答電磁波からドツプラー信号を弁別するドツ
プラー信号弁別手段が付設されている。このドツプラー
信号弁別手段としては、例えば、応答電磁波からドツプ
ラー成分を抽出する低域フィルタと、該ドツプラー成分
の振幅値を基準値と比較する振幅判定回路とを有するこ
とが望ましい。

［作用コ 上記の構成に係る移動体自動識別装置によれば、質問電
磁波の送信によりこれを受信した移動体の応答器はその
固有コードを含む応答電磁波を返信し、これを固有コー
ド信号弁別手段が弁別するが、移動体自体が存在しない
場合や応答器を所持しない移動体が到来した場合には、
応答電磁波は返信されないものの、移動体の速度及び接
近度合に応じたドツプラー信号がドツプラー信号弁別手
段によって捕捉弁別されるので、移動体自体の存否が検
出されることとなる。

［実施例］ 次に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明に係る移動体自動識別装置の一実施例
を示すブロック図である。

２は例えばコンベア上の移動体で、３はその移動体が所
有する応答器である。１０は移動体２の通行路の脇に設
置された電磁波を用いた移動体自動識別装置で、質問マ
イクロ波を送信する送信手段２０と、応答マイクロ波を
受信し、それに含まれる固有コード信号を弁別する固有
コード信号弁別手段３０と、応答マイクロ波からドツプ
ラー信号を弁別するドツプラー信号弁別手段４０と、固
有コード信号弁別手段３０及びドツプラー信号弁別手段
４ｏからの出力信号に基づいて外部端子５０ａを介して
外部機器を制御する制御信号を出力する制御回路５゜と
から構成されている。

質問マイクロ波を送信する送信手段２０は、質問マイク
ロ波を発振する搬送波発振器２１と、サーキュレータ２
２と、移動体通路に向は質問マイクロ波を放射すると共
に応答マイクロ波を受電する送受兼用アンテナ２３とか
らなる。

固有コード信号弁別手段３０は、受信波混合器３１、ド
ツプラー成分除去の帯域フィルタ３２．増幅器３３．波
形整形回路３４及び直列並列変換回路３５とから構成さ
れている。

ドツプラー信号を弁別するドツプラー信号弁別ト段４０
は、固有コード信号成分を除去する低域フィルタ４１．
増幅器４２及び振幅判定回路４３とから構成されている
・ 搬送波発振器２１で発生する搬送波はサーキュレータ２
２を通過し送受兼用アンテナ２３から質問マイクロ波と
して移動体２の通路領域に向は放射される０例えばその
照射領域に応答器３を所有する移動体２が存在する場合
には、質問マイクロ波を受信した応答器３がそれに登録
された固有コードで搬送波を変調した応答マイクロ波を
返信する。

この応答マイクロ波は送受兼用アンテナ２３．サーキュ
レータ２２を通り、受信波混合器３１にてベースバンド
信号に復調され、帯域フィルタ３２．増幅器３３を経て
波形整形回路３４でディジタル・パルス列信号に変換さ
れた後、このパルス列信号は制御回路５０でコード化さ
れ、識別コード信号が外部端子５０ａを介して外部機器
へ送出される。

一方、送受兼用アンテナ２３から放射された質問マイク
ロ波の照射領域に移動体２が移動状態にある場合には、
その移動速度は質問マイクロ波の反射波のうちにドツプ
ラー偏移として反映される。

また移動体２の送受兼用アンテナ２３に対する接近度合
は反射波の強度として反映される。この反射波は送受兼
用アンテナ２３で受′セされ、サーキュレータ２２を通
り、受信波混合器３１にてドツプラー成分が取り出され
、低域フィルタ４１．増幅器４２を経て、振幅判定回路
４３でドツプラー信萼の振幅値が基準値と比較され、基
準値を超える場合には移動体検出信号を制御回路５０に
供給し、制御回路５０は例えば移動体検出信号の入力を
確認した場合に上記識別コードを外部端子を介して外部
機器へ送出する。

質問マイクロ波照射領域に移動体２が存在しない場合に
は、応答マイクロ波及び反射波も発生せず、制御回路５
０は識別コード信号を出力しない。

質問マイクロ波照射領域に移動体２が存在するものの、
それが応答器３を所有しない場合には、固有コードを含
む応答マイクロ波は発生しないが、ドツプラー偏移を受
けた反射波が発生する。この反射波を送受兼用アンテナ
２３が受電することにより、移動体２の存在を制御回路
５０が確認するが、本実施例においては、ドツプラー成
分のみを検知するだけでなく、その振幅値を基準値と比
較する振幅判定回路４３が設けられているので、移動体
２の接近度合を判定したり、移動体２の大きさ等を評価
することができる０例えば、質問マイクロ波領域内に正
規の移動体２以外の物体が侵入した場合、そのドツプラ
ー成分の振幅値が＆半値以下のときには、雑音として処
理することが可能である。なお、正規の移動体２の大き
さが定形的なものである場合には、一定の振幅値領域に
ドツプラー成分が合致したときのみ移動体検知信号を送
出すべく振幅判定回路４３の比較判定機能を構成しても
良い。

このように、応答マイクロ波の一部を分岐させてそのド
ツプラー成分を抽出し、この振幅値を評価することによ
り、移動体２の到来が測定されるので、従来のような赤
外線発光受光装置を移動体の通路に跨設する必要がなく
、電磁波情報を有効利用するものであるから、低コスト
で多機能な移動体自動識別装置を実現できる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明に係る移動体自動識別装置
においては、従来の固有コード信号弁別手段の外に、応
答電磁波を分岐させそのドツプラー成分を検知するドツ
プラー信号弁別手段が併設された点に特徴を有するもの
であるから、次の効果を奏する。

■移動体自体の有無を検出できるので、応答器を所持し
ない移動体や故障した応答器を所持する移動体の判別が
可能となる。

■移動体の検出のために赤外線発光装置等を増設せずに
、同一の搬送波経路を利用して質問電磁波の反射波に含
まれるドツプラー成分を検知するものであるから、移動
体自体の有無の検出機能を有する装置の構成が簡素化さ
れ、小型且つ低コストの移動体自動識別装置を提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る移動体自動識別装置の一実施例
を示すブロック図である。 第２図は、従来の移動体自動識別装置の製造ライン上の
製品管理システムに利用された一例を示す斜視図である
。 ［符号の説明］ ２・・・移動体、３・・・応答器、　１０・・・移動体
自動識別装置、２０・・・送信手段、２１・・・搬送波
発振器、２２・・・サーキュレータ、２３・・・送受兼
用アンテナ、３０・・・固有コード信号弁別手段、３１
・・・受信波混合器、３２・・・帯域フィルタ、３３．
４２・・・増幅器、３４・・・波形整形回路、３５・・
・直列並列変換回路、　４０・・・ドツプラー信号弁別
手段、４１・・・低域フィルタ、４３・・・振＠判定回
路、５０・・・制御回路。 出願人　　　　新日本無線株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）質問電磁波を送信する送信手段と、移動体の所有
   する応答器からの固有コードを含む応答電磁波を受信し
   、該応答電磁波に含まれる固有コード信号を弁別する固
   有コード信号弁別手段と、該応答電磁波からドップラー
   信号を弁別して該移動体の存否を検知するドップラー信
   号弁別手段とを有することを特徴とする移動体自動識別
   装置。
2. （２）前記ドップラー信号弁別手段は、前記応答電磁波
   からドップラー成分のみを抽出する低域フィルタと、該
   ドップラー成分の振幅値を基準値と比較する振幅判定回
   路とを有することを特徴とする請求項第１項に記載の移
   動体自動識別装置。