JPH0123333Y2 - - Google Patents

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JPH0123333Y2
JPH0123333Y2 JP1985083248U JP8324885U JPH0123333Y2 JP H0123333 Y2 JPH0123333 Y2 JP H0123333Y2 JP 1985083248 U JP1985083248 U JP 1985083248U JP 8324885 U JP8324885 U JP 8324885U JP H0123333 Y2 JPH0123333 Y2 JP H0123333Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ヘツドホン等を耳に直接当接させな
くとも、1人で(他人に迷惑をかけることなく)
音楽等を聴取するための装置に関し、詳細には聴
取する音楽等の音質や音量を損なうことなく、し
かも聴取しないまわりの人々に騒音をもたらさな
い様な工夫が施された枕に関するものである。
〔従来の技術〕
深夜や早朝等に音楽等を聴こうとする場合、通
常のスピーカーしか持つておらないときは、住宅
事情の良くない住宅密集地域では、どうしても隣
人等を騒音公害に巻込んでしまう。そこで他人に
迷惑をかけない為の装置・器具としてヘツドホン
やイヤホン等が開発されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ヘツドホンを使用する場合、聴取者が十分満足
できるほどの音質・音量を得ようとすれば、両耳
を物理的手段を用いて圧迫させる必要があるの
で、長時間使用していると、使用者が不快感を覚
えるに至る。一方イヤホンを用いたときの耳に対
する圧迫感はヘツドホンに比べて少なくなるもの
の、聴取者が満足するに足る程度の音量に上げよ
うとすれば音が割れたり高域音の不快音のみが大
きくなつたりするので、聴取者が望む音質・音量
を得ることができず、結局ヘツドホン、イヤホン
共に聴取者を十分に満足させるものは得られてお
らず、改良研究が続けられている。ましてヘツド
ホンやイヤホンでは耳に当接しなければならない
という制約がある為、ステレオ装置やラジオにタ
イマーを接続して夜の就寝時に子守り歌代わりに
音楽等を聴こうとする者にとつては、布団やベツ
ドに横臥した状態でヘツドホンやイヤホン等を装
着することになり、就寝乃至安眠を保障できな
い。
これらの問題を解決する為、小型のスピーカー
を小型のケース内に入れて枕の下に配置する様に
工夫したものもあるが、枕の中には羽根、パンヤ
綿、ウレタンフオーム、そばがら等の充填材が充
填されているので、枕の下から充填材を通過して
聴取者の耳へ届くに至る迄に多くの音波が遮断乃
至吸収されてしまい、音量・音質ともに好ましい
ものではなかつた。
そこで本考案者は、横臥休憩中や就寝前でも聴
取者に快適な音質・音量で音楽等を提供し、しか
も睡眠に至る聴取者に対し圧迫等による肉体的不
快感を与えず、さらにまわりの人にも殆んど騒音
を及ぼさない様な音響再生装置を提供する必要が
あると考え、種々研究を積み重ねた結果、本考案
を完成させるに至つた。
〔問題点を解決する為の手段〕
本考案は上記問題点を解決させる為、音響再生
ユニツトは密閉された防塵カバー内に各々収納さ
れて該防塵カバーの前面側に取付けられ、該防塵
カバーの前面であつて前記音響再生ユニツトが対
面する部分には音波通過孔が形成され、さらに前
記音響再生ユニツトが対面する部分を除く防塵カ
バー前面には音響再生ユニツト背面側と連通され
る開口部が形成されると共に、上記音波通過孔と
開口部の間には前記防塵カバーの外側に弾性部材
製音響反射板が固定又は着脱自在に配設されてな
る点に要旨が存在する。
〔作用〕
就寝時にはほとんど全ての人が枕を使用する。
そこでこの枕の中にスピーカー等の音響再生ユニ
ツトを左右両側に内蔵してやれば、上を向いて横
たわつた人の丁度耳そばに該音響再生ユニツトが
位置されることになる。その為両耳から聴取者に
届く音は、ステレオ効果による臨場感の高い良質
の音になると共に、再生音が耳のすぐ近くからほ
とんど障害なく到達してくるので、まわりにいる
人に迷惑を及ぼさないレベルの音量でも、当人に
とつては十分満足することができるものとなる。
一方、通常スピーカーから良質の音を得ようと
すれば可能な限り大きなキヤビネツトに収納する
のが好ましいが、枕の中に埋設する場合は、自と
大きさに限界があり、通常のスピーカーの使用方
法では考えられぬ程小さなキヤビネツトを用いな
ければならない。しかし本考案は防塵カバーと言
う非常に小型のものでキヤビネツトの代りをさ
せ、而も音質、特に低域音も損わぬように工夫さ
れている。
また枕中には前述の如くパンヤ綿やそばがら
等、塵埃を発生し易い材料が充填されており、ス
ピーカー等の音響再生ユニツトの振動部に侵入し
て振動を阻害し、音響効果を低下させるだけでな
く寿命を短くすることが考えられる。しかし本考
案の場合は音波を通過させる部分以外は防塵カバ
ーによつて覆つているので、音響再生ユニツトの
機能低下及び損傷は極めて少なく、実用上全く不
問にし得る程であることを確認している。
また防塵カバーの前面には音波通過孔が形成さ
れ、音響再生ユニツト前面側の音波は該音波通過
孔を通つて聴取者の耳まで直接到達する様にす
る。一方音響再生ユニツト背面側の音波は前記音
波通過孔の周縁部分に別に設けた開口部を通じて
抜き出す構成とし、音響再生ユニツトの振動コー
ン等の動きを阻害しない様にして音響再生ユニツ
トの最低共振周波数の上昇を抑制する。しかも該
再生ユニツトから離れた場所においては、前面側
の音波と背面側の音波が相互に干渉して打ち消し
合つて音量が低減されるので、周囲への騒音発生
を最小限に抑制することができる。
音響再生ユニツト前面側の音波と背面側からの
音波が干渉される以前に該前面側の音波を集音し
てより確実に聴取者の耳へ到達させる必要がある
のと、音波の相殺時間を遅らせて低域音の減少を
防ぐ為、防塵カバーの外側には前記音波通過孔と
前記開口部の間に音響反射板(以下単に反射板と
いう)を設ける。尚該反射板を弾性部材によつて
形成しておけば、耳や頭が当たつてもけがをする
ことはない。又該反射板は固定しても良いが、し
かし無理な力が及ぼされて反射板が破損しない様
に着脱自在の構造としても良い。
〔実施例〕
音響再生ユニツトとしてスピーカーを枕中に内
蔵した実施例を第1図に示して以下説明する。
頭3の下部に配置する枕1の上方部に、スピー
カー7を左右両側に設ける。スピーカー前面側を
上方に向けると共にスピーカー7は防塵カバー
5,5によつて夫々囲繞する。スピーカー7に接
続される電気接続コード14はコネクター15を
介して音響装置であるラジオやステレオ装置等に
接続できる様になつている。尚枕1中には弾性を
有する綿や羽毛等の充填材2が充填される。
枕中に配設されたスピーカー7の構造としては
第2図(断面図)に示す様なものが例示される。
スピーカー7は前面側防塵カバー5aに接合さ
れ、コーン6前面の防塵カバー5aには、スピー
カー7で発生した音波を耳へ到達させる目的で複
数の音波通過孔11が設けられる。即ち接続コー
ド14から伝えられた電気信号はマグネツト9、
ボイスコイル10及びコーン6によつて空気振動
に変換されて音波となり音波通過孔11を通つて
耳に達する。
スピーカー7側面側及び背面側は、防塵カバー
5bによつて完全に覆われ、該スピーカー7の背
面空間と外気は前面側防塵カバー5aに設けた開
口部12を通して連通される。
第2図に破線で示した反射板13は嵌合又は磁
着等の手段によつて着脱自在に構成されるが、そ
の形状は第3図a〜cに示す様なドーム形状のも
のや弯曲立板状のもの等どの様な形状でも良い。
また反射板13,13a,13bの材質は万一耳
や頭が当たつてもけがをしない様に弾性部材であ
るウレタンフオームやゴム等を用いる。従つて第
2図で示した様な音響再生ユニツトを使つた場
合、音波の伝播は第4図に示す様になり、模式的
に示した同心円状の音波々紋及び音波の反射線か
ら分かるようにスピーカー7前面側からの音波は
直接耳4に到達するが、耳4より遠ざかる(第4
図右上方)区域では、スピーカー7前面側の音波
と背面側の音波が互いに干渉し合い、且つ両者の
振動の位相が全く逆であるので、音量が低減され
る。特に波長の長い低域音部においてはこの干渉
による音の低減が著しい。尚反射板13による音
の反射を考え合わせれば、直接耳4に達するスピ
ーカー7前面側の音量が高まることは言うまでも
ない。
前面側防塵カバー5aに設ける音波通過孔11
の配列は、第3図aの如く、スピーカーの形状や
大きさに合わせ適宜好適な数及び径を採用すれば
良い。また前面側防塵カバー5aは背面側防塵カ
バー5bよりも少し大きめに作り、枕に頭をのせ
たときに、枕中央部がへこみ、左右両側に設けた
音響再生ユニツトが頭に向かつて傾き合う様にす
れば、耳と音響再生ユニツトの距離が短くなると
共に、耳の向きとスピーカー前面側の向きが相互
に対向してスピーカー7前面側の音をより多く耳
にとらえることができる。
上記の様に構成した枕の使用方法としては、ラ
ジオ等の音響装置にタイマーを接続して、就寝時
に音楽等を聴きながら就眠するときに利用した
り、或は逆に早朝の目覚まし代わりに使用するこ
ともできる。
〔考案の効果〕
夜中や早朝など他の人に騒音を及ぼすことなく
聴取者が個人的に満足し得る音質・音量で音楽等
を供給することができる。またヘツドホン等の様
に肉体的圧迫感等を及ぼさないので、聴取者の安
眠を妨げることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は頭を当接させたときの本考案の代表的
な枕を示す一部断面説明図、第2図は第1図で示
した音響再生ユニツトの拡大断面図、第3図a〜
cは音響再生ユニツトに着脱自在な反射板の形状
を示す斜視図、第4図は本考案を使用した枕にお
ける音波の伝播を模式的に示す説明図である。 1……枕、2……充填材、3……頭、4……
耳、5,5a,5b……防塵カバー、6……コー
ン、7……スピーカー、8……エツジ、9……マ
グネツト、10……ボイスコイル、11……音波
通過孔、12……開口部、13,13a,13b
……反射板、14……接続コード、15……コネ
クター、16……枕側。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 枕の左右両側に音響再生ユニツトを内蔵してな
    る枕であつて、各音響再生ユニツトは密閉された
    防塵カバー内に収納されると共に、該防塵カバー
    の前面側に取付けられ且つ該防塵カバーの前面と
    対面する部分には音波通過孔が形成され、さらに
    前記音響再生ユニツトの前面と対面する部分を除
    く防塵カバーの前面には防塵カバー内の音響再生
    ユニツト背面側と連通される開口部が形成される
    と共に、上記音波通過孔と前記開口部の間であつ
    て防塵カバーの外側には弾性部材製音響反射板が
    固定又は着脱自在に配設されてなることを特徴と
    する枕。
JP1985083248U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0123333Y2 (ja)

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JPS61199275U JPS61199275U (ja) 1986-12-12
JPH0123333Y2 true JPH0123333Y2 (ja) 1989-07-18

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