JPH01231383A - 半導体セラミック熱電素子材料 - Google Patents

半導体セラミック熱電素子材料

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JPH01231383A
JPH01231383A JP63057727A JP5772788A JPH01231383A JP H01231383 A JPH01231383 A JP H01231383A JP 63057727 A JP63057727 A JP 63057727A JP 5772788 A JP5772788 A JP 5772788A JP H01231383 A JPH01231383 A JP H01231383A
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JP
Japan
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semiconductor
barium titanate
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making
specified
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Pending
Application number
JP63057727A
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English (en)
Inventor
Yutaka Shimabara
豊 島原
Yasunobu Yoneda
康信 米田
Yukio Sakabe
行雄 坂部
Akira Kumada
明 久万田
Mitsuhiro Murata
充弘 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (al産業上の利用分野 この発明は、p型半導体セラミックとn型半導体セラミ
ックとを接合して構成される半導体セラミック熱電素子
の材料に関する。
(bl従来の技(ネi 従来の一般的な熱電素子はペルチェ効果を利用した電子
冷却素子や、ゼーベック効果を利用した発電素子として
用いられている。
また、熱電素子の材料としては、BizTl、Sbz 
Te、、 、PbTe、GeTeなどの金属化合物やF
e5izが用いられている。
(C1発明が解決しようとする問題点 従来の熱電素子材料のうち’f3 i z T e 3
 、S b、Te3 、PbTc、GeTeなどの金属
化合物は希少元素を用いており、またプロセスも複雑で
コスト高となる。さらに酸化や分解を起こすため高温下
で使用できないという欠点がある。一方Fe5iz系の
材料は高温下での発電用途としてル1待されているが、
加工性が低いという欠点があるところで、一般に熱電素
子の性能指数をZとすれば次の式で示される。
Z−α2/にρ ここでαはゼーベック係数、Kは熱伝導率、ρは比抵抗
である。
従来より用いられている上記熱電素子材料においては比
抵抗ρが小さく性能指数Zが大きい特徴を備えている。
このため、熱電素子の一般的な用途である発電には適し
ている。しかしながら、温度、熱流、赤外線などを検出
するセンサ用途としては電力変換効率よりも、いかに大
きなゼーベッり係数を有するかが重要である。
この発明の目的は、安価で高いゼーベック係数を有し、
高温下でも使用できる半導体セラミック熱電素子材料、
特にn型熱電素子材料を提供することにある。
(d1課題を解決するための手段發 この発明の半導体セラミック熱電素子材料は、チタン酸
バリウムに対し、NbまたはTaを0゜01〜0.4−
0原子%含有させて原子価制御を行ったことを特徴とし
ている。
(81作用 われわれは高温下でも使用可能な種々の半導体材料の実
験を行い、酸化物中でも特にチタン酸バリウム系に注目
し、添加物の検討善行った結果、NbまたはTaを0.
01〜0.40原子%含有させることにより、従来の熱
雷素子材料よりも大きなゼーベック係数を有する半導体
セラミック材料が得られることを見出した。
チタン酸バリウムは10IOΩcm以上と高い比抵抗を
持つ絶縁体セラミックであるが、このチタン酸バリ1プ
ムに、NbまたはTaを添加すると、常温における比抵
抗を102〜105Ωcmと低(して半導体化させるこ
とができ、これはいわゆるチタン酸バリウム系半導体セ
ラミックとして知られている。
チタン酸バリウム系半導体セラミックの特性はその組成
物にほとんど依存しているが、その半導体化機構は、半
専体止剤の添加量に影響され、例えばチタン酸バリウム
にTiとイオン半径が近く、Tiよりも原子価の大きい
元素を加えたとき半導体化するのであり、このときの電
気伝導度の発生はTaを例にすれば次式で表されると考
えられる。
B a”T t”03 ”−+ xT a→Ba”TI
+−ax ”  (Tl”・e−)xTa、”032− すなわち、添加したTaがTiの格子点に入り、原子価
が一つ余る。このとき一部のTiが電子を捕捉して結晶
全体の電気的中性を保つが、捕捉された電子は準安定状
態にあるため、外部から加えられた電界により容易に移
動して電気伝導に寄与する。このようにしてn型の原子
価制御型半導体セラミックが得られる。
NbまたはTaの含有量を0.01原子%以上としたの
は0.01原子%未満では空気中焼成で半導体化が困難
であり、比抵抗が大きくなりすぎるためであり、0.4
0原子%以下としたのは、これを越えると半導体化が困
難になるからであるなお、例えばUSP3,458,3
63にも示されているようにしチタン酸バリウムは還元
雰囲気中で焼成することによっても半導体化が可能であ
り、ρを小さくできるが、その場合半導体化が進み過ぎ
てゼーベック係数が小さくなる。また、高温下での使用
により再酸化されて特性が劣化するという欠点を備えて
いる。
[fl実施例 ■先ずチタン酸バリウムの粉末とNb2O5および/ま
たはTa205のわ)末を秤量し、混合し、1)00’
cで2時間仮焼した。
■これを粉砕し、粉末に有機バインダ、水、分散剤を加
えて混練し、スラリを作成した。
■スラリをドクターブレード法にてグリーンシートとし
て形成し、13X13X0.25rrtmのサイズにカ
ットした。
■これを空気中で1250〜1450℃で焼成すること
によってバインダ成分を燃焼さ・けるとともに半導体化
を行った。
■焼成後、ダイヤモンドカッタで10X2XO,20m
mのサイズにカットし、さらに図に示すように両端にI
n−Gaまたはオーミック銀からなる電極Eを設けた。
このような試料を添加剤とその添加量の条件を変えて複
数種作成し、比抵抗と平均ゼーベック係数を測定した。
ここで比抵抗は試料の両電極間の抵抗値を測定し計算に
より求め、また平均ゼーベック係数は試料の両端に5℃
の温度差を与えてゼーベック係数を測定し、温度を0〜
5°Cから400〜405℃まで変化させて平均を求め
た。
その結果を表に示す。
表 なお、表において*印と**印を付したものは比較例で
あり、それ以外の例はこの発明の範囲内のものである。
表から明らかなようにチタン酸バリウムにNbまたはT
aを0.01〜0.40原子%添加したことにより、約
700〜800μV/”Cと高い平均ゼーベック係数を
得ることができた。同表において試料番号1に示すよう
に添加物Nbの添加量が0.01原子%未満である0、
005原子%のとき比抵抗が106と高い値を示す。ま
た、試料番号6に示ずようにTaの添加量が0.40原
子%を超える1、0原子%であれば半導体化が困難とな
って比抵抗が高くなり、また平均ゼーベック係数が50
0μv/℃まで低下した。さらに、試料番号7および8
に示すように、チタン酸バリウムを還元焼成したものお
よびチタン酸ストロンチウムを還元焼成して得た半導体
セラミックは比抵抗が小さくなるものの大きなゼーベッ
ク係数は得られない。
(g)発明の効果 以上のようにこの発明によればゼーベック係数が大きく
、高温下でも使用可能な半導体セラミック材料を得るこ
とができるため、たとえば熱流センサや自動車排気温検
知センサ等、高温雰囲気中でも使用できる高感度の温度
センサを容易に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例に係る試料の寸法を表す図である
。 出願人  株式会社 村田製作所

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)チタン酸バリウムに対し、NbまたはTaを0.
    01〜0.40原子%含有させて原子価制御を行った半
    導体セラミック熱電素子材料。
JP63057727A 1988-03-10 1988-03-10 半導体セラミック熱電素子材料 Pending JPH01231383A (ja)

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JP63057727A JPH01231383A (ja) 1988-03-10 1988-03-10 半導体セラミック熱電素子材料

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JP63057727A JPH01231383A (ja) 1988-03-10 1988-03-10 半導体セラミック熱電素子材料

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JPH01231383A true JPH01231383A (ja) 1989-09-14

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JP (1) JPH01231383A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5275001A (en) * 1991-10-07 1994-01-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Thermoelectric cooling device
US5592647A (en) * 1991-08-26 1997-01-07 Nippon Tungsten Co., Ltd. PTC panel heater with small rush current characteristic and highly heat insulating region corresponding to heater location to prevent local overheating
JP2002118300A (ja) * 2000-10-11 2002-04-19 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 放電プラズマ焼結法により製造した酸化物熱電素子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5592647A (en) * 1991-08-26 1997-01-07 Nippon Tungsten Co., Ltd. PTC panel heater with small rush current characteristic and highly heat insulating region corresponding to heater location to prevent local overheating
US5275001A (en) * 1991-10-07 1994-01-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Thermoelectric cooling device
JP2002118300A (ja) * 2000-10-11 2002-04-19 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 放電プラズマ焼結法により製造した酸化物熱電素子

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