JPH01229569A - 位相差検出装置 - Google Patents

位相差検出装置

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JPH01229569A
JPH01229569A JP63054788A JP5478888A JPH01229569A JP H01229569 A JPH01229569 A JP H01229569A JP 63054788 A JP63054788 A JP 63054788A JP 5478888 A JP5478888 A JP 5478888A JP H01229569 A JPH01229569 A JP H01229569A
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JP
Japan
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signal
photoelectric conversion
image sensor
analog
phase difference
Prior art date
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Pending
Application number
JP63054788A
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English (en)
Inventor
Takashi Mitsuida
高 三井田
Takashi Murayama
任 村山
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カメラの自動焦点検出装置等に使用される位
相差検出装置に関する。
(従来の技術) 従来、カメラの自動焦点検出装置等は、第11図に示す
構成のものがあった。同図に基づいて構成を述べると、
撮影レンズ1の後方に位置するフィルム等画面2の更に
後方に、コンデンサレンズ3、セパレータレンズ4及び
位相差検出装置が順に配置されている。該位相差検出装
置は、セパレータレンズ4によって結像される一対の被
写体像を複数の画素で受光してこれを光電変換する一対
の線撮像デバイス5.6と、該デバイス5.6の各画素
に発生する電気信号に基づき合焦状態を判別する処理回
路7より構成されている。
線撮像デバイス5,6上の結像は、被写体像がフィルム
等偏置2より前方に位置する前ピン状態にあっては光軸
側に近づき、逆に後ピン状態にあっては光軸より遠ざか
り、合焦状態では前ピンと後ピンの中間の所定の位置と
なる。したがって、処理回路7が夫々の線撮像デバイス
5.6より発生した電気信号R(t) 、 B (t)
に基づき、結像の光軸よりの位置を検出することで合焦
状態を識別している。
線撮像デバイス5.6上の結像の相対位置を検出するた
めに位相差検出の手法が用いられる。この手法は、次式
(1)に示すように、線撮像デバイス5.6の各画素よ
り読出した信号R(t) 、 B (t)を記憶装置等
に一旦保持し、一方の線撮像デバイス6よりの信号R(
t)を他方の線撮像デバイス5の信号B(t)に対して
順次に位相りをずらしつつ差の積分値H(L)(Lは整
変数である〕を演算し、この位相りのずれ毎に求まる値
H(1)、 H(2)、 H(3)〜H(L)を線撮像
デバイス5,6上の一対の結像の相関とする。そして、
相関値が最小(あるいは最大)となるまでのこれらの相
対移動量(位相差)に基づいて合焦状態を識別する。
H(L)=Σ IB(K)  −R(K−L−1)  
l  ・・・・(1)ただし、Lは例えば1から9まで
の整変数であり、上記の相対移動量に相当する。
第12図はこのように求まる相関値H(L)より合焦状
態を判別する手法を示す。例えば、B (K)を一方の
線撮像デバイス5の各画素より出力されたデータ、R(
K−L−1)を他方の線撮像デバイス6の各画素より出
力されたデータとして、Lを1ないし9まで変化させて
位相を変える毎に上記式(1)の演算を行なう。また、
第12図(A)に示すように、相関値H(4)が最大の
ときに合焦状態であると予め設定しておき、これよりず
れた位ILでの相関値が最大値となれば、そのずれ量即
ちL=4までの位相差をピントのずれ量として検出する
ことができる。更に、第12図(B)のようにL<4の
時の相関値が最大値のときは前ピン状態、逆にL>4の
ときは後ピン状態であると判別する。
(発明が解決しようとする課H) しかしながら、上記のような従来の位相差検出装置にあ
っては、上記(1)の相関演算を行うのに、マイクロ・
プロセッサ等を利用してデジタル信号処理を行っている
ので、線撮像デバイスより出力される信号を一旦A/D
変換器にてデジタル・データに変換し、且つ大容量のメ
モリに記憶し、このメモリより再度データを読み出し上
記の位相をずらしつつ相関演算を行う必要があった。そ
して、この処理を高速に行うために高価なA/D変換器
と大規模のメモリを必要とし、装置の大型化及び複雑化
を招来するとともに、演算の為のプログラムの負担が大
きくなる等の問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、
高速の位相差検出を可能にし、且つ半導体チップに一体
形成し得るような小型化を可能とする位相差検出装置を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) このような目的を達成するために本発明は、被写体より
の一対の光学像の相対的な位置を検出する位相差検出装
置において、前記一方の光学像を光電変換し該光電変換
により発生した信号電荷を保持して非破壊的に信号を出
力する複数の光電変換素子群を具備する第1のイメージ
・センサと、前記他方の光学像を光電変換し該光電変換
により発生した信号電荷を保持して非破壊的に信号を出
力する複数の光電変換素子群を具備する第2のイメージ
・センサと、上記第1のイメージ・センサの予め決めら
れた光電変換素子群を所定周期で水平走査して時系列の
第1の被演算信号を読み出すと共に、上記第2のイメー
ジ・センサの光電変換素子群を同周期で水平走査し且つ
1水平走査毎に位相をずらして水平走査することにより
第2の被演算°信号を読み出す走査手段と、第1.第2
の被演算信号についての相関値をアナログ相関演算する
アナログ相関演算手段とを具備した。
(作用) このような構成とした本発明によれば、受光によりイメ
ージ・センサに発生した信号電荷を非破壊的に何回でも
水平走査して読み出すことができるので、大規模な記憶
装置等を必要せず、更に、アナログ信号として出力され
る被演算信号をアナログ相関演算するので演算処理が高
速となる。
(実施例) 以下、本発明による位相差検出装置の一実施例を図面と
共に説明する。尚、自動焦点検出装置に適用した場合を
説明するものとする。自動焦点検出装置に適用した場合
の全体構成は従来例として説明した第11図と同様であ
り、撮像レンズ、コンデンサ・レンズ、セパレータ・レ
ンズの更に後方に、C−MO3製造プロセス等により同
一チップに一体形成される第1図に示す位相差検出手段
が配置される。
先ず、第11図の線撮像デバイス5.6に相当するイメ
ージ・センサの構造から説明する。第1図において、線
撮像デバイス5に相当する基準イメージ・センサ8と線
撮像デバイス6に相当する参照イメージ・センサ9を有
し、基準イメージ・センサ8は光軸に対して直交する方
向に一列に配列された複数の光電変換素子HB、−HB
、を有し、参照イメージ・センサ9も同様に光軸に対し
て直交する方向に一列に配列された複数の光電変換素子
HR,〜HR,を有し、夫々の光電変換素子HB、−H
B、及びHR,〜HR,は図示するように光軸より所定
の距離L+、Lzづつ離して配置される。
各光電変換素子HB、〜HB、及びHR,〜HR,は所
定のMO3型スイッチング素子Mb。
〜M b 11 & ヒM r +〜Mr、のソース・
ドレイン路を介して共通接点Pbo、P−0に接続する
と共に、後述するバイアス設定の為のリセット信号φj
lSTが印加されるようになっている。また、MO3型
スイッチング素子M b +〜Mb、1及びM r +
〜Mrw、の各ドレイン接点は所定値の抵抗を介して定
電圧電’lfX V o oに接続すると共に、後述す
るアナログ演算回路の入力接点に接続される。
to、 ttはシフト・レジスタであり、一方のシフト
・レジスタ10はMO3型スイッチング素子Mb。
〜Mb、を1個づつ順次に所定のタイミングでオン・オ
フさせる制御信号φ31〜φlr+を発生し、他方のシ
フト・レジスタ11はMO3型ニイッチング素子Mr+
〜M r sを1個づつ順次に制御信号φ8I〜φBイ
と同じタイミングでオン・オフさせる制御信号φ8.〜
φ、を発生する。即ち、シフトレジスタ10.11はM
O3型スイッチング素子Mb。
〜Mb、、Mr、〜Mr、を予め決められた周期で水平
走査することとなり、共通接点P、。、P、、。
には各光電変換素子に発生した信号が時系列的な信号B
(t) 、 R(t)となって現れる。
12はタイミング制御回路であり、第1図に示す全回路
の全動作を所定タイミングに従って制御する為の各種制
御信号を発生する。
13はアナログ演算回路であり、共通接点P、。。
Pr0に発生する時系列の信号B (t) 、 R(t
)についてのアナログ相関演算を行い、アナログ値の相
関演算結果H(L)を出力する。
次に、各光電変換素子HB、〜HB、及びHR。
〜HR,の構造を説明する。これらの光電変換素子は、
例えば、特開昭58−105672号公報に開示された
非破壊型の素子を適用し、第2図に基づいてその構造を
説明する。尚、夫々の光電変換素子は同一のセル構造か
ら成るので、第2図はこれらの光電変換素子の1個につ
いてのみ代表して示す。
同図において、14はn゛型不純物層、15は不純物濃
度の極めて薄いn−型真正半導体層であり、夫々積層し
て形成されている。一方の真正半導体層15の表面部分
には極めて不純物濃度の高いp゛型不純物領域16.1
7が埋設されると共に、これらの領域16と17との間
にn゛型不純物領域18が埋設されている。n゛型不純
物領域18の上部には例えばポリシリコンやアルミニウ
ム等から成る電極19が接続し、ソース接点を形成して
いる。p゛型不純物領域16.17の上部にはシリコン
窒化膜などの絶縁層20.21及び透明電極層28.2
9が順次に積層され、透明電極層22.23がゲーゲー
ト接点となっており、n゛型不純物層14の底部の一例
端がドレイン接点となっている。尚、真正半導体層15
の表面の残余の部分はシリコン酸化膜24で被覆されて
いる。更に、透明電極(ゲート接点) 22.23には
りセント時に所定電位にバイアスするためのバイアス信
号φ6.を印加するための配線が接続され、ソース接点
19とドレイン接点との間には、図示するように、定電
圧電源25と抵抗26及びMO3型スイッチング素子2
7が直列に接続され、MO3型スイッチング素子27と
抵抗26との交点が信号出力接点28となっている。こ
こで、MO3型スイッチング素子27が第1図のスイッ
チング素子Mbl〜Mb、及びM r + 〜M r、
に相当し、抵抗26が各スイッチング素子TMb、〜 
Mbl、及びMr。
〜Mr、と電源■。。間に接続する抵抗に相当し、信号
出力接点28が共通接点P、。 p、。に相当する。
第3図は第2図に示すセンサの等価回路を示し、図示の
ゲート容量Cはp゛型不純物領域16.17と透明電極
22.23間に形成されるものであり、Trはソース接
点19とドレイン接点との間で形成される素子に相当し
、後述する様にゲート容量Cに蓄積される信号電荷量に
比例する電流を増幅して流す特性を有する。
次に、かかる構造のセンサの作動を説明する。
先ず、透明電極層22.23を信号φR3Tによって所
定電位にバイアスする。このバイアスを行った後、外部
から光りを受光しない場合は、真正半導体N15中に埋
設される不純物濃度の高いp゛型不純物領域16.17
のために、真正半導体層15中には第2図中の点線で示
すように、ソース・ドレインを遮断する障壁が形成され
、ソース・ドレイン間はピンチ・オフ状態となってほぼ
無限大の高インピダンスとなる。
次に、このバイアス状態で位相検出のための被写体像よ
りの光学像hνを透明電極層22.23の表面に照射す
ると、この光りhνによって励起された電荷がゲート容
1cに蓄積され、照射を停止するまでの間の受光量に相
当する信号電荷を放電することなく保持する。ゲート容
量Cに保持される電荷量が次第に増加すると、それに比
例して第2図の障壁部のフェルミ・レベルが下がるので
、ソース・ゲート間のインピーダンスがそれに比例して
低下する。この状態でMO3型スイッチング素子27の
ゲートに制御信号φ、I〜φ、あるいはφ。
〜φ、を印加してオンさせると、電源28から該インピ
ーダンスに比例した電流がソース・ドレイン間を流れ、
接点2B(Pb、、P、。)に信号電荷量に比例する電
圧が発生する。
また、所定時間の受光動作(露光動作)を行った後、シ
ャッター等で受光動作を停止すると、該受光期間に比例
する信号電荷量が放電することなくゲート容量Cに保持
され、上記ソース・ドレイン間のインピーダンスも該信
号電荷量に比例する一定値に保持される。即ち、ソース
・ドレイン間はゲート容量Cと容量結合しているだけな
ので、第3図に示す素子Trのゲート容量Cから見たと
きの入力インピーダンスがほぼ無限大であり、容lcの
信号電荷は放電することなく保持され、更に、MO3型
スイッチング素子27のゲートに制御信号φ8I〜φ3
、あるいはφ□〜φ、を再度印加すれば、何回でも信号
電荷に相当する電圧信号を接点28より読み出すことが
できる。このように、この光電変換素子は一度受光した
信号を非破壊的に繰返し読出すことができる機能を有し
ている。
再び第1図に戻って説明するに、第2図で説明した各光
電変換素子HB、〜HBfi及びHR,〜HR,は特定
のMO3型スイッチング素子Mb。
〜Mb、及びMr、〜Mr、に接続され、シフト・レジ
スタ10.11よりの制御信号φ81〜φ、、φ□〜φ
、に同期して各画素の信号電荷に相当する電圧の信号が
時系列的に共通接点P、。、PrOに発生する。即ち、
シフト・レジスタ10.11は同一の周期の制御信号φ
、〜φ□ 、φR1〜φ□でもって所定側の光電変換素
子から順に水平走査する。
更に、水平走査のタイミングを詳述するに、基準イメー
ジ・センサ8と参照イメージ・センサ9からは同数の光
電変換変換素子の信号電荷が読み出される。但し、参照
イメージ・センサ9は1回の水平走査を行う毎に水平方
向に1ピツチずらした信号を読み出すのに対し、基準イ
メージ・センサ8は常に同一の光電変換素子群から信号
を読み出す。例えば、第1回目の水平走査において、基
準イメージ・センサ8のHB、〜HB、、ll即ちに個
の光電変換素子を、参照イメージ・センサ9のHR1〜
HR,、に同じくに個の光電変換素子を水平走査し、第
2回目の水平走査では、基準イメージ・センサ8のHB
、〜HB、、アの走査を繰り返し、一方の参照イメージ
・センサ9は1ピツチずらしてHR,。1〜HR,、k
。1の走査を行い、このように参照イメージ・センサ9
の光電変換素子群の位相を1ピンチずらしつつ水平走査
する。この結果、上記式(1)中の時系列信号B (K
)が基準イメージ・センサ8から出力され、信号R(K
−L−1)が参照イメージ・センサ9から出力される。
尚、しは水平走査の順番であり位相のずれに相当する。
そして、これらの時系列信号がアナログ演算回路13に
入力される。
次に、アナログ演算回路13の構成を説明する。
尚、各水平走査期間において基準イメージ・センサ8と
参照イメージ・センサ9がら出力される被演算信号をR
(t) 、 B (t)として説明する。
イメージ・センサの出力端子P roは互いに直列接続
されたスイッチング素子3o、容量素子CSt及びスイ
ッチング素子31を介して差動積分器32の反転入力端
子に接続され、容量素子C3Iの両端がスイッチング素
子33.34を介してグランド端子に接続されている。
一方、端子P boより延設された信号線が、互いに直
列接続するスイッチング素子35、容量素子C32及び
スイッチング素子36を介して差動積分器32の反転入
力端子に接続され、容量素子C8の両端がスイッチング
素子37.38を介してグランド端子に接続されている
。差動積分器32の反転入力端子と出力端子39との間
には、相互に並列接続したスイッチング素子40と容量
素子C1が接続されている。
更に、出力端子P2゜、  Pb。より延設された信号
線にはアナログコンパレータ41の反転・非反転入力端
子が接続され、その出力端子がチャンネルセレクト回路
42の入力端子に接続し、該セレクト回路42はスイッ
チング素子30,31,33,34.35.36.37
゜38の「オン」、「オフ」を制御するセレクト信号ε
1 、ε、、KA、KBを発生する。アナログコンパレ
ータ41は被演算信号のレベルがR(t)≧B(t)の
時は“H”レベル、 R(t) <B(t)の時は“′
L″のレベルの極性信号S 911を出力し、この極性
信号S 911のレベルに従ってセレクト信号ε。
、ε、、KA、KBの電圧レベルが決定されるようにな
っている。
次に、かかる構成のアナログ演算回路の作動を第5図の
タイミトングチャートに基づいて説明する。
まず、図示していないリセット手段よりのリセット信号
R3によりスイッチング素子4oが 「オン」となって
容量素子CIの不要電荷を放電した後、再びスイッチン
グ素子40を「オフ」にして第5図に示す動作が開始さ
れる。
イメージセンサからは同図(A)に示すように所定の周
期T、で各光電変換素子から被演算信号R(t) 、 
B (t)が出力されるものとする。時刻t1ないしt
2の期間のように被演算信号がR(t)≧B(t)の関
係にあると極性信号39Rは“H”となり、同図(B)
 、 (C) 、 CD) 、 (E)に示すような矩
形波のセレクト信号ε1.ε2.KA、KBが発生され
る。
ここでセレクト信号ε、とε2はKAとKBは相互に同
時には“H”とはならないタイミングで発生する。一方
、時刻t3ないしt4の期間のように被演算信号がR(
t) <B(t)の関係にあると極性信号S gnは“
し“となり、時間t1ないしL2とは位相が逆のセレク
ト信号KA、KBが発生する。尚、セレクト信号ε1.
ε2と極性信号s9、のレベルにかかわらず同じタイミ
ングで発生する。
これらのセレクト信号ε3.εz+KA+  KBによ
り時間t1〜t2の前半の周期TFIではスイッチング
素子34.38及びスイッチング素子30.37が「オ
ン」となり、被演算信号R(t)が容量素子C31に充
電され、容量素子C32の不要電荷が放電される。次に
期間し1〜t2の後半周3tJlT□においてはスイッ
チング素子31.33がFオン」となるので容量素子C
3Iと容量素子CIの電荷が結合され、更にこれと同時
にスイッチング素子35.36が「オン」、スイッチン
グ素子37 、38が「オフ」となるので、被演算信号
B(t)が容量素子CSZを介して差動積分器32へ供
給される。この結果、次式(2)に示す電荷q(t)が
容量素子CIに蓄積される。
一方、時刻tユないしt4のように被演算信号がR(t
) <B(t)の場合には、該期間t3〜t4の前半の
周期TF2においてスイッチング素子34゜38及びス
イッチング素子33.35が「オン」となり、被演算信
号B(t)が容量素子C3□に充電され、容量素子C5
Iの不要電荷が放電される。 次に期間t3〜t4の後
半の周期T、I□においてはスイッチング素子36.3
7が「オン」となるので容量素子C32と容量素子C3
の電荷が結合され、更にこれと同時にスイッチング素子
30.31が「オン」、スイッチング素子33.34が
「オフ」となるので、被演算信号R(t)が容量素子C
3Iを介して差動積分器32へ供給される。この結果、
次式(3)に示す電荷q(t)が容量素子 C1に蓄積
される。
上記式(2) 、 (3)から明らかなように、この演
算手段は必ずレベルの大きな被演算信号からレベルの小
さな被演算信号を減算した値に相当する電荷を容量素子
C,に蓄積するので、時系列の被演算信号R(1)、 
・”・・R(n)、 B (1)、”・・B (n)に
ついて処理を繰り返し行うと、次式(4)に示すように
、これらの信号の差の絶対値Hが出力端子39に電圧と
して得られる。
次に、基準イメージ・センサよりの信号の読み出し走査
をそのままにして、一方の参照イメージ・センサを1ピ
ッチ分ずらして走査することにより、相互に位相のずれ
た信号を時系列的に読出して上記式(4)の演算処理を
行う。この位相のずれは前記の相対移動量りに相当し、
この移動量りを順次変化させた時の相関値は次式(5)
として得ることができ、出力端子39より電圧として検
出される。
・・・・ (5) 即ち、上記式(5)は相関値H(1)、 H(2L・・
“パH(L)をアナログ信号処理にて求められることを
示す。
このように、このアナログ演算回路はイメージ・センサ
から出力されるアナログの被演算信号B(t) 、 R
(t)についてアナログ信号のままで相関演算をおこな
うので、処理速度が極めて速く、従来のようなA/D変
換器が不要となる等の優れた効果を発揮する。
次に、第1図に示すイメージ・センサの他の実施例を説
明する。例えば、特公昭58−50030号公報に示さ
れる非破壊型の素子を適用し、第6図に基づいて構造を
説明する。尚、第6図は放電変換素子群の1個を代表し
て示し、他の素子も同一のセル構造を成している。 第
6図において、n型半導体基板45の上面にp゛型不純
物領域から成るドレイン46とソース47、その間にチ
ャンネル48を形成し、チャンネル48に対向して導電
性のゲート電極層49と補集電極層50がシリコン酸化
膜51を介して積層されている。層52はシリコン酸化
膜等の絶縁層であり、その上面に光電変換層53が積層
されると共に、領域46.47.48から成るMO3型
FETに外部から光りが入射するのを防止するための遮
蔽を行う。光電変換層53の上面には透明電極層54が
積層されている。第7図中に点線で囲む部分が第6図に
示す光電変換素子の等価回路であり、領域46.47.
48から成るMO3型FET  Q、のゲート49が光
電変換層53から成る容1cを介して所定の電源■Dl
に接続する回路構成となる。ここで、第1図のリセット
信号φRATが印加されるとゲート49をグランドレベ
ルに設定するスイッチング素子Q2と、第1図のMO3
型スイッチング素子Mb+ ’=Mbn 、Mr+ 〜
Mrmに相当するスイッチング素子Q1がMO3型FE
T  Q、のソース46に接続し他方の接点が信号出力
接点55に接続すると共に、抵抗Rを介して定電圧電源
Eに接続している。即ち、信号出力接点55は第1図の
共通接点PrO+  P1+Oに相当し、抵抗Rはスイ
ッチング素子M b I”−M b 、、、M r +
 〜M r mを電源VDDに接続する抵抗に相当し、
電源Eは該電源VDDに相当する。 次にかかるイメー
ジ・センサの作動を説明する。被写体像よりの光りhν
を受光すると、入射光量に応じた信号電荷が光電変換N
χ#の下面に誘起し、補集電極50に印加される。その
時、第7図に示した等価回路におけるスイッチング素子
Q、のゲートに制御信号φ、〜φ3.φbI〜φb。
を印加して導通状態にすると、容量Cに蓄積された信号
電荷に比例した電流をチャンネル48を介して流し、そ
の電流によって出力接点55には信号電荷に比例する信
号を発生する。また、MO3型FET  Q、は増幅作
用を有するので受光怒度が高く、更に、容1cからゲー
ト49を見た場合の入力インピーダンスがほぼ無限大に
高いので容量Cの信号電荷は放電することなく保持され
、スイッチング素子Q、を導通状態にすれば何回でも非
破壊的に信号電荷を読み出すことが可能である。したが
って、第1の実施例同様に第1Eのスイッチング素子M
tz−Mb、、、Mrt−Mraをシフト・レジスタ1
0.11によって水平走査することにより、アナログ演
算回路13に対して相関演算を行わせるための被演算信
号R(t) 、 B (t)を発生することができる。
次に、イメージ・センサの更に他の実施例を説明する。
例えば、特開昭60−12759号公報に示される非破
壊型の素子を適用し、第8図ないし第10図と共に説明
する。まず、第8図及び第9図に基づいて構成を説明す
る。尚、これらの図はイメージ・センサの光電変換素子
の1個を代表して示し、他の光電変換素子も同一のセル
構造を成している。第8図及び第9図において、n型又
はn゛型半導体基板56の上に、PSG膜等で構成され
たパンシベーション膜57、シリコン酸化膜よりなる絶
縁層58、隣合う光電変換素子との間を電気的に絶縁す
るためのシリコン酸化膜やシリコン窒化膜等の絶縁JW
59が形成され、絶縁層59で囲まれた領域中にn−型
の不純物領域60とp型の不純物領域61、及びp型の
不純物領域61中にイオン注入によって形成されたn゛
型不純物領域62が積層されている。n−型の不純物領
域60はエピタキシャル成長技術によって形成された低
い不純物濃度を有しており、p型の不純物領域61はn
−型の不純物領域60中にイオン注入または拡散技術に
よってポロン(B)等をドープすることにより形成され
る。n゛型不純物領域62にはアルミニウム等の配線6
3が接続され、p型の不純物領域61の上面には絶縁層
58を介して同様の配線64が設けられている。そして
、配線63は信号読み出し線であり、配線64はp型の
不純物領域61に絶縁層58を介して電界を与えるよう
に作用する。更に、65は半導体基板56にプリオーミ
ンク・コンタクトをとるための設けられた高濃度のn゛
型不純物層であり、66は不純物層65に接続するアル
ミニウム等から成る電極であり、半導体基板56を所定
電位にバイアスするためにある。
次に、かかる構造のイメージ・センサの作動を第10図
と共に説明する。第10図は、第8図及び第9図に示し
た1個の光電変換素子を等価回路で示し、同図左側が概
略的回路、右側が第9図の各構成に対応して詳しく示し
ており、第8図及び第9図の各部分に相当する部分を同
一符号で示している。
容量C8Xは電極64とp型の不純物領域61との間に
形成され、ダイオードDbeはp型不純物領域61とn
゛型不純物領域62にて形成され、ダイオードDbcは
p型不純物領域61とn−型不純物領域60にて形成さ
れる。また、夫々のダイオードDbe、Dbcの並列に
接続される容量Cbe、Cbcは接合容量である。先ず
、ゲート電極64に正電位のパルス信号(第1図のリセ
ット信号φえ、Tに相当する)を印加して容量C0Xを
リセットする。この状態で、被写体よりの光りhνを入
射させると、半導体内に受光量に相当する電子および正
孔が発生し、電極66が正の電圧VCCに保持されるの
で発生した電子のみ電極66側へ流れ出してしまい、正
孔がp型不純物領域61に蓄積される。即ち、容量C0
Xに次第に信号電荷が蓄積されp型不純物領域61の電
位が次第に上昇することとなる。ここで、受光動作を停
止すると、充電動作も停止し、しかし、容量C0Xに蓄
積された信号電荷は放電することなく保持されp型不純
物領域61の電位も一定に保持される。
図示しないが、配線63に第1図に示すMOS型スイッ
チング素子Mbl〜MbI、、Mr1〜Mr。
を接続してあり、制御信号φ1.〜φrn+φb1〜φ
b。
を印加して導通状態にすると、容量C0Xに蓄積された
信号電荷に比例した電流が電源■。を介して配線63側
へ流れる。即ち、第10図に示すように、この光電変換
素子は容量C0Xに蓄積された信号電荷量に応じてベー
ス電位が制411!されるnpn)ランジスタの構造を
有し、増幅作用を有し、更にベースに相当するP型不純
物領域61と容1c。Xは容量結合にて接続されるので
、受光によって発生した信号を放電することなく保持し
、配線63に接続される第1図の示すMO3型スインチ
ング素子Mb+ 〜Mb、 、Mr+ 〜Mraを制御
信号φr1〜φrl’l+  φb1〜φ、にて順次に
水平走査することにより上記第1の実施例及び第2の実
施例で述べた同様に、容量C0Xに蓄積された信号電荷
に相当する被演算信号R(t) 、 B (t)を非破
壊的に何回も繰り返して読み出すことができる。
以上説明したように、これらの実施例によれば、先ず、
イメージ・センサは受光によって発生した信号電荷を放
電することなく保持し且つ水平走査により何回でも該信
号電荷に相当する被演算信号R(t) 、 B(t)を
非破壊的に出力することができるので、従来のような大
規模の記憶装置が不要となる。また、このようにアナロ
グ信号として出力された被演算信号R(t) 、 B 
(t)をアナログ信号のままで相関値演算をおこなうの
で高速の処理が可能であり、更にデジタル信号処理を行
う場合のような高速且つ高価なA/D変換器が不要であ
る。
この実施例に示す位相差検出装置は極めて簡素な構造で
あり各光電変換素子毎にセル構造とすることで1チツプ
の半導体装置を形成することに最適である。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、受光によりイメー
ジ・センサに発生した信号電荷を非破壊的に何回でも水
平走査して読み出すことができるので、大規模な記憶装
置等を必要せず、更に、アナログ信号として出力される
被演算信号をアナログ相関演算するので演算処理が高速
かつ高精度となり、極めて優れた位相差検出装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による位相差検出装置の一実施例の構成
を示すブロック図、第2図は第1図のイメージ・センサ
の充電変換素子の構造を示す縦断面図、第3図は第2図
に示す光電変換素子の作用を説明するための等価回路、
第4図は第1図に示すアナログ演算回路の構成を示す回
路図、第5図は第4図に示すアナログ演算回路の作動を
説明するためのタイミングチャート、第6図は光電変換
素子に関する他の実施例を説明するため1個の光電変換
素子を代表してその断面構造を示す縦断面図、第7図は
第6図の光電変換素子の作用を説明するための等価回路
、第8図は光電変換素子に関する他の実施例を説明する
ために1個の光電変換素子を代表してその構造を示す平
面図、第9図は第8図のA−A線に沿った縦断面構造を
示す縦断面図、第10図は第8図及び第9図に示す光電
変換素子についての作用を説明するための等価回路、第
11図は従来の位相差検出装置を適用したカメラの自動
焦点検出装置の構成を示す構成概略図、第12図は位相
差検出方式の原理を説明するための説明図である。 8:基準イメージ・センサ 9:参照イメージ・センサ 10.11:シフトレジスタ 12:タイミング制御回路 13:アナログ演算回路 HB、−HB、、HR,〜HR,:光電変換素子Mb+
 〜Mb++ 、Mr+ 〜Mr11:スインチング素
子 14: n”型不純物層 15:n−型真正半導体層 16.17: P ”型不純物領域 18: n+型不純物領域 19:電極 20、21:絶縁層 22、23:透明電極 24: シリコン酸化膜 25:定電圧電源 26:抵抗 27: スインチング素子 28:信号出力接点 30、31.33.34.35.36.37.38.4
0ニスイツチング素子 C,、、C,□、C7:容量素子 32:差動積分器 41:アナログ・コンパレータ 42: チャンネルセレクト回路 45:n型半導体基板 46:  ドレイン46 47: ソース 48: チャンネル 49:ゲート電極層 50:補集電極層 51: シリコン酸化膜 52:絶縁層 53:光電変換層 54:透明電極層 55:出力接点 60:n−型不純物領域60 61:P型不純物領域61 62:n”型不純物領域 63.64:配線 65:n”型不純物層 66:電掻 第4図 箒  6  図 りし 第7図 第8図 第9図 第  12   図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 被写体よりの一対の光学像の相対的な位置を検出する位
    相差検出装置において、 前記一方の光学像を光電変換し該光電変換により発生し
    た信号電荷を保持して非破壊的に信号を出力する複数の
    光電変換素子群を具備する第1のイメージ・センサと、 前記他方の光学像を光電変換し該光電変換により発生し
    た信号電荷を保持して非破壊的に信号を出力する複数の
    光電変換素子群を具備する第2のイメージ・センサと、 上記第1のイメージ・センサの予め決められた光電変換
    素子群を所定周期で水平走査して時系列の第1の被演算
    信号を読み出すと共に、上記第2のイメージ・センサの
    光電変換素子群を同周期で水平走査し且つ1水平走査毎
    に位相をずらして水平走査することにより第2の被演算
    信号を読み出す走査手段と、 第1、第2の被演算信号についての相関値をアナログ相
    関演算するアナログ相関演算手段とを具備したことを特
    徴とする位相差検出装置。
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