JPH01229182A - 電磁弁装置 - Google Patents

電磁弁装置

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Publication number
JPH01229182A
JPH01229182A JP5456888A JP5456888A JPH01229182A JP H01229182 A JPH01229182 A JP H01229182A JP 5456888 A JP5456888 A JP 5456888A JP 5456888 A JP5456888 A JP 5456888A JP H01229182 A JPH01229182 A JP H01229182A
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JP
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port
sliding body
pair
fitting hole
valve
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JP5456888A
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English (en)
Inventor
Yasunori Kobayashi
康規 小林
Etsuo Kimura
木村 悦夫
Yuji Yamamoto
祐士 山本
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、例えは2輪駆動と4輪駆動との相互切換を実
行するための圧力源の切り換え制御に利用される電磁弁
装置に関する。
(従来の技術) 従来、2つの負荷に対して2種の圧力源を排他的に切り
換え制御する圧力制御システムがしはしは用いられる。
例えは、2輪駆動と4輪駆動との相互切換を実行する圧
力制御システムは、A室及びB室を有する切換アクチュ
エータtこ、大気圧と負圧とを排他的に連通している。
この様な圧力制御システムを構築するには、−般にA室
及びB室用の三方切換電磁弁を利用し、これら2つの三
方切換電磁弁を逆作動させている。
また、2種の圧力源を排他的に2つの負荷に接続する単
一の電磁弁装置も提案されている。この種の電磁弁装置
は、例えは特開昭58−196378号公報に開示され
るよう乙こ、1つの励磁コイルの励磁状態に応じて駆動
される2つのスプールを内蔵することで、上記圧力制御
を達成している。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記のごとき電磁弁装置にあっても未だに十分
なものではなく、次のような問題点かあった。
2つの三方切換電磁弁を用いる圧力切換システムは、電
磁弁を複数個使用するためにシステムが大型化して設置
領域が限定される用途には不向きであり、制御も複雑と
なり、かつ高価である。
単一の電磁弁装置を利用するシステムは比較的小型化さ
れ、上記問題点をある程度解決する効果がある。しかし
その構成は、基本的乙こは2つの三方切換電磁弁の励磁
コイル部分を共用化したにすぎず、その内部には2つの
スプールを内蔵しており、機械的可動部分が多く、装置
の小型化、低コスト化の限界が指)苗されている。
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、2種の圧力
源を排他的に2つの負荷に接続する圧力制御をなすと共
に、その構成が単一的で制御が簡便であり、しかも機械
的な可動部分が少なく、小型化、低コスト化を達成する
優れた電磁弁装置を提供するととを目的としている。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本発明の構成した手段は、 弁本体に形成された嵌合孔内にPJ動目在に嵌合された
指動体を、励磁コイルの励磁状態により前記嵌合孔の一
端に当接する第1安定位置及び他端に当接する第2安定
位置に切換制御することで、前記嵌合孔に穿設される複
数のポートの連通状態をi■」御する電磁弁装置におい
て、 前記摺動体が第1安定位置にあるとき該摺動体が当接す
る前記嵌合孔の当接面に穿設される第1ポートと、 前記嵌合孔の摺動面に所定間隔で突設される一対の弁座
と、 該一対の弁座により挾まれた前記嵌合孔の摺動面に穿設
される第2ポートと、 前記一対の弁座の突設位置より前記摺動体が第1安定位
置にあるとき当接する前記嵌合孔の一端側に穿設される
第3ポートと、 前記一対の弁座の突設位置より前記指動体が第2安定位
置しこあるとき当接する前記嵌合孔の他端側に穿設され
る第4ポートと、 前記摺動体の摺動面に、前記一対の弁座の突設される所
定間隔よりも広い間隔で、かつその一対の弁座な挟み込
む位置に突設され、該rJ動体が第1または第2安定位
置にあるときその一対の弁座の1つと当接し、前記第2
ポートと第3ポートまたは第2ポーI・と第4ポートと
を連通させる一対の弁と、 前記指動体を貫通して穿設され、該摺動体が第1安定位
置にあるとき前記第1ポートに連結し、該第1ポートと
前記第4ポートとを連通ずる貫通孔と、 を備えることを特徴とする電磁弁装置を要旨としている
(作用) 上記構成からなる本発明によれは、摺動体が弁本体に設
けられた励磁コイルの励磁状態により第1安定位置にあ
るとき、すなわちFd動体が嵌合孔の一端に当接してい
るとき、次のような各ポートの連通状態が形成される。
ます、第1安定位置にある摺動体に突設された弁は、嵌
合孔の摺動面也こ所定間隔で突設される一対の弁座の一
方、この場合には第2安定位置側の弁座に着座する。こ
のため、一対の弁座により挾まれた嵌合孔の用動面に穿
設される第2ポートと該一対の弁座の突設位置より第1
安定位置側の嵌合孔に穿設される第3ポートとが連通状
態となる。
このとき、摺動体に穿設された貫通孔は、嵌合孔に穿設
された第1ポートに連結しているため、第1ポートと第
4ポートとの連通路として作用する。
一方、摺動体が第2安定位置にあるときには、指動体に
突設された弁は嵌合孔の第1安定位置側の弁座に着座す
るため、第2ポートと第4ポートとが連通ずる。このと
き、嵌合孔に穿設された第1ポートは摺動体との連結状
態が解かれていることから第1安定状態側の嵌合孔に穿
設された第3ボーI・と連通ずる。
以下、本発明をより具体的に説明するために実施例を挙
げて詳述する。
(実施例) 第1図は実施例の電磁弁装置の断面図であり、車両に搭
載されて2輪駆動と4輪駆動とを切り換える公知のアク
チュエータ2を作動しているところを示している。
アクチュエータ2は、ダイヤフラム室4及びダイヤフラ
ム室6とを有し、ダイヤフラム室4が高圧側にダイヤプ
ラム室6が低圧側に調節されるときダイヤフラムに着設
されるロッド8を図面右方へ押し出して車両を2輪駆動
に制御し、逆にダイヤフラム室6側にダイヤプラム室4
よりも高圧を導入するとロッド8を図面左方へ牽引して
車両を4輪駆動に制御する。
実施例の電磁弁装置は、上記アクチュエータ2の各ダイ
ヤフラム室4,6に導入する気圧を制御するためのもの
で、内燃機関のマニホールド負圧及び大気圧を圧力源と
して利用している。
ボビンコイル10は、後述する電磁弁装置の各構成部材
を一体的に結合させる機能部品であり、かつ上記アクチ
ュエータ2の各ダイヤフラム室4゜6や圧力源に連通ず
る通気孔が形成される。従って複雑な形状を要求される
が、熱可塑性ej脂の成形品として簡単に製作される。
まず、ボビンコイル10に形成される大径貫通孔10a
の一端部乙こは更に大径の嵌合部10bが形成され、該
嵌合部10bに圧力源の1つである大気の導入口となる
大気シートバルブ12が嵌合されている。これら2つの
部材は取付の際の位置精度を向上させるため、例えは超
音波溶着されて気密性を保っている。大気シートバルブ
12には、上記大径貫通孔10aと同軸上に大気の通路
となる第1通気孔12aが穿設されており、大径貫通孔
10aに大気を導入する。また大気シートバルブ12の
ボビンコイル10との嵌合部には、更にボビンコイル1
0側に突出する小径の弁座部12bが形成されている。
なお、大径貫通孔10ajこ導入する大気を清)量化す
るためにエアフィルタ14を必要とするが、大気シート
バルブ12はエアフィルタ14を保持するハウジング機
能を兼ね備えており、フィルタホルダー16と一体とな
ってエアフィルタ14を堅持する。
ボビンコイル10に穿設される大径貫通孔1゜aの他端
には、磁性体を切削あるいは冷鍛して製作された円筒状
のステータコア18が深く嵌入されており、前記大気シ
ートバルブ12らと一体となってボビンコイル10内に
バルブ室10cを形成する。該バルブ室10cを形成す
るステータコア18の端部中央にはスプリング座18a
が凹設され、かつ他端邪にはバルブ室10cを大気から
遮断するためのゴム製角パツキン2oを押さえる鍔部1
8bが突設されている。
このステータコア1日を嵌入しているボビンコイル10
の外周にはコイル22を巻装するためのボビン部10d
が予め形成され、コイル22の巻装作業及びステータコ
ア18の励磁を効率良く行えるよう配慮されている。
また、コイル22を外力から保護するために、コイル2
2の外周には更に熱可塑性樹脂により二次モールド24
が施される。この二次モールド24に際しては、コイル
22のターミナル22aに接続されるコネクタの挿入口
となるコネクタハウシング部24aが一体形成され、コ
ネクタとの接続を容易に、かつ確実乙こ行うことができ
る。
バルブ室10cを形成する大径貫通孔10aの内周壁に
は断面が等脚台形状の環状突起10eが形成され、更に
この周壁を穿孔して外部に連通ずる3つの通気孔が突設
されている。その通気孔の1つは、上記環状突起10e
の突設部に設けられる第2通気孔10fであり、電磁弁
装置のもう1つの圧力源であるインテークマニホールド
しこ連結される。他の2つの通気孔は上記環状突起10
eの突設部からずれた位置に設けられるもので、大気シ
ートバルブ12側の周壁に設けられる第3通気孔10g
、ステータコア18側の周壁に設けられる第4通気孔1
0bである。そして、第3通気孔10gがアクチュエー
タ2のダイヤフラム室4に連結され、第4通気孔10h
がダイヤフラム室6に連結される。
以上のように構成される電磁弁装置の弁本体のバルブ室
10cには、次のように構成される摺動体2Gが大径貫
通孔10aの穿設方向に摺動目在に嵌合されている。
摺動体26とは、磁性体板をカップ状に紋り加工して製
作されたもので、その大きざは略バルフ室10cの内径
に等しく、かつ紋り底部には通気孔26aが穿設され、
紋り端部にはフランジ部26bが形成されている。また
、その通気孔26a及びフランジ部26bの外周縁部に
は、それぞれリング状のシールコ゛ム30.32が着設
されている。この摺動体26をバルブ室10cjこ嵌合
するに際しては、紋り底部を大気シー(・バルブ12側
乙こ配し、かつ紋り底部とステータコア18のスプリン
グ座18aとの間に非磁性体により構成されたリターン
スプリング28が耗み入れられる。
第1図はステータコア18の無励磁状態を示しているが
、この状態のとき摺動体26はリターンスプリング28
の弾性力により大気シートバルブ12に当接し、シール
ゴム30により大気シートバルブ12に穿設された第1
通気孔12aと摺動体26の通気孔26aとが連通ずる
甲乙こ、摺動体26の外周面にはバルブ室10c側に突
出して環状のリングゴムヒレ34.36が焼き付けられ
ている。このリングゴムヒレ34゜36の焼付は位置は
、前記環状突起10eの突設幅より広く離隔し、かつ指
動体26が第1図の状態あるいはステータコア18の励
磁により吸引され該ステータコア18′tこ当接する状
態にある時、環状突起10eの何れかのテーパ一部に当
接する位置である。すなわち、第1図に示す状態では、
リングゴムヒレ34が環状突起10eのステータコア1
8側のテーパ一部に当接し、第2通気孔10fと第4通
気孔10hとを遮断する。また、ステータコア18の励
磁により、リターンスプリング28に抗して指動体26
がシールコ゛ム32を介してステータコア18に当接す
る状態では、リングゴムヒレ36が環状突起10eの大
気シー)−バルブ12側のテーパ一部に当接し、第2通
気孔10fと第3通気孔10gとを遮断する。
なお、バルブ室10cの周囲もこは、磁性体のマグネテ
ィクプレート40がその一部をボビンコイル10外部に
突出して埋設され、バルブ室10c内部の指動体26と
一連の磁気回路を構成している。そして、このマグネテ
イクブし一ト40に一端が嵌合し、他端がステータコア
18の鍔部18bを押え込むようにしてヨーク42が設
けられている。従って、これらマグネティクプレート4
0、ヨーク42により、ステータコア18をボビンコイ
ル10に強固に固着し、かつステータコア18と摺動体
26とからなる励磁閉回路を小さな起磁力むこより構成
できる。
以上のように構成される実施例の電磁弁装置によれは、
次のように作動してアクチュエータ2の各ダイヤフラム
室4,6に連通する圧力源を切り換えることができる。
この作動の際、指動体26を中心とした動作の説明図を
第2図(A)、  (B)乙こ示している。
まず、第2図(A)に示すコイル22を励磁しない無励
磁状態にあっては、リターンスプリング28の弾性力に
より摺動体26は大気シートバルフ12に当接した位置
にて安定する。このとき、シールゴム30が大気シート
バルブ12の弁座部12bに当接し、第1通気孔12a
と通気孔26aとが連結される。従って、第1通気孔1
2aから導入される大気は、通気孔26aを通って第4
通気孔1011に至り、アクチュエータ2のダイヤフラ
ム室61こ導かれる。このとき、インテークマニホール
F lこ連結される第2通気孔1〔]fは、摺動体26
の外周面を介して第13通気孔10gと連通し、アクチ
ュエータ2のダイヤフラム室4に負圧が導かれる。
すなわち、ダイヤフラム窒6側にダイヤプラム室4より
も高圧が導入されることにより、ロッド8は図面左方へ
牽引されて車両を4輪駆動に制御することができる。
一方、コイル22を励磁すると、ステータコア18に発
生する磁気力はリターンスプリング28の弾性力に抗し
て摺動体26を引き寄せ、第2図(B) jこ示すよう
にシールゴム32がステータコア18と当接する。従っ
て、第4通気孔10hと第1通気孔12aとの連通状態
は崩れ、新たに摺動体26の外周面を介して第4通気孔
10 bと第2通気孔10fとの連通状態が生じ、ダイ
ヤフラム室6に負圧が導入される。また、第1通気孔1
2aより導入される大気は、第3通気孔10gに通じ、
ダイヤフラム室4には大気が導入される。
すなわち、このときダイヤフラム室4が高圧側にダイヤ
プラム室6が低圧側に調節され、ロッド8を図面右方へ
押し出して車両を2輪駆動に制御卸することができる。
この様に本実施例の電磁弁装置は、大気と負圧との2種
の圧力源を排他的に2つの負荷乙こ接続する圧力制御を
なす弁体である。しかもその構成は、その内部には単一
の移動体を有するのみであり、単一のコイル22の励磁
状態をホ制御する簡便なものである。従って、弁体は極
めて小型化となり、制i卸は簡便となる。また、機織的
な可動部分が少なくなり、保守も簡略化され、製造コス
ト化の削減はかりか圧力系の運転を経済的に行うことが
可能となる。
なお、摺動体26に着設される2種のシール部材である
シールゴム30.32及びリングゴムヒし34. 36
を連続した一体のものとして構成してもよい。すなわち
、通気孔26aの周囲に取り付けられるシールゴム30
とリングゴムヒレ36とを一体化し、フランジ部26b
に取り付けられるシールゴム32とリングゴムヒレ34
とを一体化するのであり、製造工程の簡略化及び耐久性
の見地から有利となる。
また、上記と逆にリングゴムヒレ34.36を薄く形成
する態様でもよい。この様に構成すれは、リングゴムヒ
レ34.36は可撓性の豊かなものとなり、第1通気孔
12aが高圧側の大気圧源に、第2通気孔10fが低圧
の圧力源に連通されていることから、各リングゴムヒレ
34.36は環状突起10eのテーパ一部tこ差圧によ
り張り付けられ、−層シール性が向上する。
更に、摺動帯26を成形するに際して、そのフランジ部
26bの形成面積を適宜調節すれは、ステータコア18
との間に作用する磁力かホl](Hできる。
以上説明した電磁弁装置の制御をより経済的に実行する
ために、永久磁石を利用し、コイル22の励磁を省電力
化した構成を採用してもよい。この種の電磁弁装置を第
2の実施例として、第3図及び第4図に基づき説明する
第3図は、第2の実施例の電磁弁装置の構成を示す断面
図であり、−見して理解されるようにその構成は前述の
実施例の電磁弁装置とほぼ同一である。従ってその作用
、効果は、前述の電磁弁装置との構成の相違点のみを説
明することで容易に理解できる。
第3図において、各部材に付されている符号のうち10
0番台のものは、前述の実施例の電磁弁装置の構成部材
と同一である。すなわち、本実施例の電磁弁装置と前記
実施例との相違点は1点であり、摺動体126のフラン
ジ部126 bに環状の永久磁石を着設したことである
。この永久磁石PMは、摺動体126の摺動や該摺動1
$126に焼き付けられているリングゴムヒレ13/4
の作動を阻害しない程の厚み、外径をしており、その厚
み方向に帯磁されている。
上記のように構成される第2実施例の電磁弁装置は、コ
イル122に通電する励磁電流の大幅な省電力化が次の
ように達成される。
第4図に示すように、摺動体126に作用する力は次の
2種である。まず、摺動体126に着設された永久磁石
P IVIと磁性体であるステータコア118により指
動体126に作用する力、すなわち磁力は、図中の一点
鎖線で示すごとくステータコア118側に摺動体126
を引き寄せる力を発生し、その大きさはステータコア1
18からの離隔距離の二乗に反比例している。もう1つ
の力はリターンスプリング12Bによる弾性力であり、
図中の点線で示すごとく、摺動体12Gをステータコア
118から引き離す力として作用し、その大きさはステ
ータコア118からの離隔距離に反比例している。また
、上記2種の力の大きさの関係は、これらの力の合成力
が図中の実線で示すごとく摺動体126のストロークの
中間付近で均衡するように定められている。
従って、摺動体126が一層ステータコア118乙こ当
接した状態においては、磁力が弾性力に勝る分の力FE
によりその状態が維持され、摺動体126はその当接状
態で安定する。同様に、−旦通路摺動体が大気シートバ
ルブ12に当接した状態においては、弾性力が磁力に勝
る分の力FFにより、摺動体126はその当接状態を維
持するのである。
以上の説明から容易に理解できるように、本実施例では
摺動体126は2つの安定状態を有し、1つの安定状態
から他の安定状態に移行するときにのみ、ステータコア
118を励磁する電力の供給を必要とするのである。例
えは、指動体126が大気シートバルブ112に当接し
ているとき、ステータコア118を適宜必要な方向に励
磁して力F’Fに勝る吸引力を摺動体126の永久磁石
PMに作用させてステータコア118側に吸引すれは、
その後は励磁を中断しても摺動体126は安定してステ
ータコア118との当接状態を力FEにより維持する。
同様に、ステータコア118を前記と逆極性に励磁して
力FEに勝る反発力な摺動体12にこ作用させるならは
、摺動体126は大気シートバルブ112と当接し、そ
の後は励磁を中断しても力FFにより大気シートバルブ
112との当接状態を維持するのである。
この様とこ、構成される第2実施例の電磁弁装置も、前
述した実施例の電磁弁装置と同様に装置の小型化、低コ
スト化などの効果を奏する。
更に、本実施例の電磁弁装置は、ステータコア118の
励磁電流を小さく押え、しかも摺動体126の移動が必
要なタイミングに限って励磁を実行すれはよく、省電力
化が達成される。また、摺動体126が2つの安定状態
を有することから、仮にステータコア118の励磁回路
乙こ不具合が発生したとしても摺動体126は安定状態
にて維持され、車両の駆動状態が2輪駆動から4輪駆動
に急変する事態が防止できる。しかも、各安定状態は何
等のエネルギーを必要とせず維持されのてあり、小型化
、軽量化、に加え一層の省電力化の効果がある。
なお、上記第1及び第2の実施例は共に、第1通気孔1
2a、112aの穿設位置をステータコア18,118
と対向する位置としている。しかし、何等この様な構成
に限定されるものではなく、ステータコア18,118
と同一の作用を兼ねるステータコア300の中心軸を第
5図のごとく穿孔して第1通気孔302aとし、大気シ
ートバルブ12,112の嵌合されていた大径嵌合孔2
10aの一端部を盲板M!こで密閉してもよい。第5図
において、各部材に付されている符号のうち200番台
のものは、前述の第1及び第2の実施例の電磁弁装置の
構成部材と同一であり、改変された部材乙こは300番
台の符号を付している。図示のごとく、本実施例の電磁
弁装置では、ステータコア300から延出している結合
管304に、緩衝及び気密性を高めるためのゴムホース
306を介して大気フィルタ308が取り付けられる構
成である。
本発明の電磁弁装置は、この様に構成を適宜改変し、適
用されるシステム、例え−は搭載される内燃機関の取り
付はスペースに適合させるなど、極めて汎用性に優れる
側面をも有する。
発明の効果 以上実施例を挙げて詳述したように本発明の電磁弁装置
は、単一の本体乙こ1つの摺動体を内蔵し、該摺動体の
2つの安定な当接位置により、2つの圧力源と2つの負
荷とを交亙乙こ接続することかできる電磁弁装置である
従って装置構成が極めて小型化され、また励磁の制i卸
も1回線でよいため簡便である。しかも、その内部に存
在する可動部材は唯一摺動体のみであり、装置の信頼性
が高く、保守も極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例の電磁弁装置の断面図、第2図は
同実施例の作動説明図、第3図は第2の実施例の電磁弁
装置の断面図、第4図は第2の実施例の摺動体に作用す
る力の説明図、第5図は第3の実施例の電磁弁装置の断
面図、をそれぞれ示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 弁本体に形成された嵌合孔内に摺動自在に嵌合され
    た摺動体を、励磁コイルの励磁状態により前記嵌合孔の
    一端に当接する第1安定位置及び他端に当接する第2安
    定位置に切換制御することで、前記嵌合孔に穿設される
    複数のポートの連通状態を制御する電磁弁装置において
    、 前記摺動体が第1安定位置にあるとき該摺動体が当接す
    る前記嵌合孔の当接面に穿設される第1ポートと、 前記嵌合孔の摺動面に所定間隔で突設される一対の弁座
    と、 該一対の弁座により挾まれた前記嵌合孔の摺動面に穿設
    される第2ポートと、 前記一対の弁座の突設位置より前記摺動体が第1安定位
    置にあるとき当接する前記嵌合孔の一端側に穿設される
    第3ポートと、 前記一対の弁座の突設位置より前記摺動体が第2安定位
    置にあるとき当接する前記嵌合孔の他端側に穿設される
    第4ポートと、 前記摺動体の摺動面に、前記一対の弁座の突設される所
    定間隔よりも広い間隔で、かつその一対の弁座を挟み込
    む位置に突設され、該摺動体が第1または第2安定位置
    にあるときその一対の弁座の1つと当接し、前記第2ポ
    ートと第3ポートまたは第2ポートと第4ポートとを連
    通させる一対の弁と、 前記摺動体を貫通して穿設され、該摺動体が第1安定位
    置にあるとき前記第1ポートに連結し、該第1ポートと
    前記第4ポートとを連通する貫通孔と、 を備えることを特徴とする電磁弁装置。
JP5456888A 1988-03-08 1988-03-08 電磁弁装置 Pending JPH01229182A (ja)

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JP5456888A JPH01229182A (ja) 1988-03-08 1988-03-08 電磁弁装置

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