JPH0122664Y2 - - Google Patents

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JPH0122664Y2
JPH0122664Y2 JP1983034694U JP3469483U JPH0122664Y2 JP H0122664 Y2 JPH0122664 Y2 JP H0122664Y2 JP 1983034694 U JP1983034694 U JP 1983034694U JP 3469483 U JP3469483 U JP 3469483U JP H0122664 Y2 JPH0122664 Y2 JP H0122664Y2
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bag
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medical
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JP1983034694U
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JPS59140735U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は医療用バツグの接続部材に関し、詳し
くは血液バツグ、輸液バツグあるいは尿バツグ等
のような医療用バツグの端縁に融着された口部の
横断面形状が扁平菱形をしてなる医療用バツグの
接続部材に関する。 〔従来技術〕 医療用バツグは一般に熱可塑性樹脂フイルムか
らなる袋体の上部開口部分にポートを挿入し溶着
シールして形成される。 ポートとフイルムを溶着する方法としては一般
に加熱した金型を用いて溶着する方法が知られて
いるが、金型温度が周囲の雰囲気温度の影響によ
つて変化するうえ、溶着を繰り返し行うにつれて
低下することがあるので、被着体によつては金型
温度の制御が極めて困難な場合がある。 そこで従来、加熱金型を用いた医療用バツグの
製造に関しては、上記問題点を解決するために、
ポートとフイルムとの溶着部分におけるポートの
形状が舟形で、断面形状が楕円形のものを用い、
ポートとフイルムとを均等に溶着することにより
ポート付近でのシール不良を防止した容器が知ら
れている(実公昭53−15659号公報)。 〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、ポートとフイルムとの溶着部分
が舟形で、横断面形状が楕円形をしたポートは楕
円形の短手方向の最大径が少なくとも円筒形頚部
の円形断面の直径より大きくなければならないの
で、扁平な楕円形ポートの舟形を形成するのが困
難で、短軸の比較的大きい楕円形ポートの舟形に
形成され易い。そのためにかかる舟形ポートを用
いたフイルムとの溶着部分付近には若干の皺がみ
られ、バツグ内部の液体が洩れる欠点があつた。 更にこのバツグを用いて内部液体を注出する際
には、液体が舟形取付部の端部に滞留する傾向が
あり、血液ではその箇所で凝固する欠点があつ
た。 本考案は上記課題を解決するためになされたも
のでシール性がよく、バツグ内の汚染を生じるこ
ともなく、溶着時間の改良された医療用バツグの
接続部材を提供することを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 すなわち本考案は医療用バツグを構成する2枚
のプラスチツクシート内面の端縁において融着さ
れ、該バツグの内外を連通する医療用バツグの注
出具であつて、該バツグと融着する箇所の横断面
形状が扁平菱形の口部と、該口部と扁平菱形横断
面形状の長手方向外方両側に延在したひれ状翼部
から形成されてなる医療用バツグとの融着部と、
前記口部の軸方向に延長して形成された延長方向
の端部が漏斗状に縮径された横断面形状が扁平菱
形の胴部と、該胴部の縮径された端部と接続され
た横断面が円形のチユーブ部から形成されてなる
医療用バツグの接続部材である。 〔作用〕 本考案の医療用バツグの接続部材はフイルムと
の溶着面が扁平菱形に形成されているので、フイ
ルムの外側から加熱加圧ロールによりポートを融
着する際、一方のひれ状翼部から扁平菱形の斜面
に沿つて他方のひれ状翼部へロールが徐々に変移
していくので液体洩れのない完全な融着ができ
る。 また該溶着部分の軸方向に延長して形成された
胴部も口部と同様に扁平菱形形状から縮径された
状態で円形のチユーブと連結した構造をしている
ので、バツグ内部の液体を注出する際、液体が接
続部材に滞留することはない。 〔実施例〕 次に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図および第2図は本考案の一実施例を示す
正面図および平面図であり、第3図は従来の接続
部材の斜視図である。図中1は接続部材、2およ
び2′は融着部、3は胴部、4および4′はチユー
ブ部、5はひれ状翼部を示す。 図面に示すように本考案の医療用バツグの接続
部材は袋を形成する2枚のプラスチツクフイルム
の間に挿入され、該袋の端縁開口部において融着
されて、袋の内外を連通するためのものである。
接続部材は軟質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等
の可撓性プラスチツクからなり、融着部2、胴部
3およびチユーブ部4が一体に成形されてなつて
いる。 融着部2は横断面が扁平菱形の口部と、該菱形
の長手方向の外方両側に延在したひれ状翼部5が
形成されてなつている。ひれ状翼部5は融着面積
を大きくするとともに、ロールによるフイルムか
らポートへの押圧を円滑にして完全に両者を密着
させることができる作用をする。 融着部2の口部の菱形横断面の菱形の長軸と短
軸の最大長さの比率は3〜6が好ましい。 胴部3は融着部2の口部が軸方向に延長して形
成されており、その横断面は口部と同じ扁平菱形
をしている。そしてその延長方向の端部は漏斗状
に縮径されてチユーブ部2と連通接続された構造
をしている。 実施例 1 第1図において、菱形口部の長軸の長さ20mm、
短軸の長さ5mm、融着部の菱形外形の長軸の長さ
34mm、短軸の長さ7mm、チユーブ内径5mmのポリ
エチレン製接続部材を2枚のポリエチレンフイル
ム(厚さ0.25mm)の間に挿入し、250℃の加圧ロ
ールで押圧して融着させた。 ポート部付近のフイルムのしわの発生状況、袋
の液体のポート部における液体洩れ状況および液
体注出時の滞留状況を第1表に示す。 第1表の測定方法は下記の通りである。 (1) しわの発生状況 肉眼で次のように判定した。 ◎ しわがない 〇 若干しわがある × しわが多い (2) 液体洩れ状況 袋50個に水をいれ、水が洩れる不良率(%) (3) 滞留状況 袋50個に水をいれ、水が融着部に滞留した不良
率(%) 実施例 2 実施例1の形状の接続部材をポリエチレンテレ
フタレート/ポリエチレンラミネートフイルム
(厚さ12μ/70μ)のポリエチレンフイルム側を袋
の内側にして挿入し、実施例1と同じ条件で融着
させた。その結果を第1表に示す。 比較例 1 第3−1図の構造をした舟形のポリエチレン製
接続部材を用いて実施例1のフイルムと融着させ
た。楕円形の接続部材は内部長軸20mm、短軸5
mm、外部長軸28mm、短軸7mm、チユーブ内径5
mm、長軸両端はひれ部各4mmを設けた形状であつ
た。その結果を第1表に示す。 比較例 2 比較例1の接続部材、実施例2のラミネートフ
イルムを用いて、実施例2と同じ条件で融着させ
た。その結果を第1表に示す。 比較例 3 第3−2図の形状のポリエチレン製接続部材を
用いて、実施例1のフイルムと融着させた。接続
部材は円形融着部の外径15mm、内径12mm、チユー
ブ部の外径7mm、内径5mmの形状であつた。その
結果を第1表に示す。 比較例 4 比較例3の接続部材、実施例2のラミネートフ
イルムを用いて、実施例2と同じ条件で融着させ
た。その結果を第1表に示す。
【表】
〔効果〕
本考案の接続部材を医療用バツグに用いると、
接続部材付近のフイルムにしわが発生しないばか
りか、接続部材とフイルムとの融着部分から袋内
部の液体が洩れることも少ない。 更に本発明の接続部材は袋内部の液体の注出の
際に、液体が接続部材に滞留することが全くなく
医療用バツグの接続部材として最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す
正面図および平面図であり、第3図は従来の接続
部材の斜視図である。 図中1は接続部材、2および2′は融着部、3
は胴部、4および4′はチユーブ部、5はひれ状
翼部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 医療用バツグを構成する2枚のプラスチツクシ
    ート内面の端縁において融着され、該バツグの内
    外を連通する医療用バツグの接続部材であつて、
    該バツグと融着する箇所の横断面形状が扁平菱形
    の口部と、該口部と扁平菱形横断面形状の長手方
    向外方両側に延在したひれ状翼部とから形成され
    てなる医療用バツグとの融着部と、前記口部の軸
    方向に延長して形成された延長方向の端部が漏斗
    状に縮径された横断面形状が扁平菱形の胴部と、
    該胴部の縮径された端部と接続された横断面が円
    形のチユーブ部から形成されてなることを特徴と
    する医療用バツグの接続部材。
JP3469483U 1983-03-09 1983-03-09 医療用バッグの接続部材 Granted JPS59140735U (ja)

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JP3469483U JPS59140735U (ja) 1983-03-09 1983-03-09 医療用バッグの接続部材

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JP3469483U JPS59140735U (ja) 1983-03-09 1983-03-09 医療用バッグの接続部材

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JPS59140735U JPS59140735U (ja) 1984-09-20
JPH0122664Y2 true JPH0122664Y2 (ja) 1989-07-07

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ID=30165428

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JP2006524061A (ja) * 2003-09-12 2006-10-26 ビー.ブラウン メディカル,インコーポレイティド 可とう性ポートを有する可とう性容器とこの可とう性容器を作る方法

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