JPH0122546Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は商品を仕切つて展示販売し得る陳列仕
切箱に関するものである。

従来この種の仕切箱は全体的に構造が複雑で組
立てに手数が掛かる欠点があつた。本考案は前記
従来の欠点を解消し、組立て容易な仕切箱を提供
することを目的とする。

上記目的より、本考案はブランク板の中央部に
斜切込線を数本並列に穿設すると共に夫々の切込
線の上下端から隣接する切込線に向つて斜折曲線
を夫々平行に設けることによつて数個の仕切板を
並設し、これら仕切板の上下端に側板を設けると
共に左右端には一部に於いて前記側板と接する前
板及び後板を設け、更に前記後板の端部に折返し
後板を連設し、また一方の側板の端部には折返し
側板を連設し、更に他方の側板、折返し側板、折
返し後板及び前板の夫々端部に底板を連設したこ
とを特徴とするものである。

以下図面を参照して本考案の一実施例を説明す
る。第１図は本考案に係る箱のブランク板であつ
て、その中央部に波状の斜切込線ａが並列して穿
設されると共に該切込線ａの上下端から隣接する
切込線ａの途中に向つて斜折曲線ｂが夫々平行に
設けられ、これらに囲まれた仕切板１が数個並設
されている。またこれら仕切板１によつて形成さ
れる上下端が鋸刃状の仕切部の上下端には側板
２，２′が設けられると共に仕切部の左右端には
一部に於いて前記側板２，２′と接し、且つ仕切
板１と並設された前板３及び後板４が設けられて
いる。また後板４の左端には斜折曲線を介して折
返し後板５が連設され、且つ一方の側板２の上端
には折返し側板６が連設され、更に他方の側板
２′の下端、折返し側板６の上端、折返し後板５
の斜折曲線を介した左端及び前板３の斜折曲線を
介した右端には夫々底板７が連設されている。ま
た図中８は中央に斜折曲線を有する押込片であ
り、９は押え片である。

上記の如く構成された箱を組立、使用にするに
当つては一方の側板２を内側に向けて起立させる
と共に他方の側板２′を外側に向けて起立させる
と仕切板１が自動的に起立し、この状態で夫々の
底板７を第２図に示す如く組合わせれば第３図に
示す如き仕切箱を簡単に組立てられ、組立てられ
た箱の仕切板１は傾斜しているために商品Ｇを第
４図に示す如く所定の角度傾けて収納展示するこ
とが出来る。

本考案に係る仕切箱は上述の如く仕切部の囲り
に側板、前後板を設け更にそれらの囲りに底板を
設けたので端部の底板を組合わせるだけで簡単に
仕切が構成された箱を組立てることが出来、また
仕切板は傾斜して構成されるために商品を傾斜し
て収納出来、陳列効果も高めることが出来る等の
特徴を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る箱の展開平面図、第２図
乃至第４図は組立・使用説明図である。 １は仕切板、２，２′は側板、３は前板、４は
後板、５は折返し後板、６は折返し側板、７は底
板、ａは切込線、ｂは折曲線である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ブランク板の中央部に斜切込線ａを数本並列に
   穿設すると共に夫々の切込線ａの上下端から隣接
   する切込線ａに向つて斜折曲線ｂを夫々平行に設
   けることによつて数個の仕切板１を並設し、これ
   ら仕切板１よりなる仕切部の上下端に側板２，
   ２′を設けると共に左右端には一部に於いて前記
   側板２，２′と接する前板３及び後板４を設け、
   更に前記後板４の端部に斜折曲線を介して折返し
   後板５を連設し、また一方の側板２の端部には折
   返し側板６を連設し、更に他方の側板２′、折返
   し後板５及び前板３の夫々端部に底板７を連設
   し、これら底板を組合わせてなる陳列仕切箱。