JPH01225234A

JPH01225234A - 信号伝送装置

Info

Publication number: JPH01225234A
Application number: JP4976288A
Authority: JP
Inventors: Yuuji Jitsumatsu; 猷二実松; Shiyun Satou; 佐藤　雋
Original assignee: Yagi Antenna Co Ltd
Current assignee: Yagi Antenna Co Ltd
Priority date: 1988-03-04
Filing date: 1988-03-04
Publication date: 1989-09-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、例えばビル構内における子局と親局との信号
伝送に好適な信号伝送装置に関する。

（従来の技術）一般に、この種の目的として使用する装置は、電話無線
（以下、トランシーバと称す）を用いて信号伝送する手
法が取られており、携帯移動可能なトランシーバ（子局
）と固定設置したトランシーバ（親局入との電波による
通信が行われるが、例えばビル構内などの構築物内では
伝達の距離、構築物の構造などにより電波の伝搬が大き
く減衰するため確実な信号伝送ができない欠点があった
。

そこで、上記のような欠点を解消すべく、従来、例えば
テレビ共同受信用伝送路を親局と子局との信号伝送線路
として利用し、この伝送線路を通じた親局と子局とを、
例えば平行２本線路により結合する構成として、例えば
間仕切りや床などの電波障害物のある構内においても、
子局と親局との確実な信号伝送を可能とした信号伝送装
置が考えられている。この場合、上記伝送線路は伝送損
失があるため、この伝送損失を軽減する増幅器が上記伝
送線路と上記アンテナとの間に設けられる。

しかしながら、上記のような信号伝送装置において、例
えば平行２本線路等の結合手段を多数設置し、この各設
置場所にて任意に発信される子局の信号をテレビ共同受
信用伝送線路等の伝送線路手段を通じて親局に伝送する
構成とした場合には、各結合手段に応じてそれぞれ設置
された各増幅器の雑音により、Ｓ／Ｎ比が極度に低下し
、伝送線路手段に接続する結合手段の数を制限しなけれ
ばならない事態が生じる。

（発明が解決しようとする課８）上記したように、従来、例えば平行２本線路等の結合手
段を多数設置し、この各設置場所にて任意に発信される
子局の信号を親局に伝送する構成とした場合には、Ｓ／
Ｎ比が極度に低下する欠点があり、また、このＳ／Ｎ比
の低下を考慮して小規模な構成としなければならない欠
点があった。

本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、常に良
好なＳ／Ｎ比で任意の場所にて発信される子局の信号を
親局に伝送でき、大規模な構成をなし得る信号伝送装置
を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）すなわち、本発明に係る信号伝送装置は、子局から発信
された固有信号を検出し、この固有信号が検出されたと
き伝送線路手段を通じて子局と親局とを結合する構成と
したものである。

上記子局および上記親局は、それぞれ固有の信号を発信
および受信する機能を有しており、上記のような結合手
段により互いに結合されたとき、子局と親局との信号伝
送の線路となる伝送線路手段を通じて信号伝送を行なう
ことができる。

（作用）上記の構成によれば、例えば平行２本線路等の結合手段
を多数設置し、この各設置場所にて発信される子局の信
号をテレビ共同受信用伝送線路等の伝送線路手段を通じ
て親局に伝送する構成とした場合には、子局から発信さ
れた固有信号を検出した結合手段のみが、伝送線路手段
を通じてその子局と親局とを結合する。これにより、雑
音は、その結合手段に設置された増幅器によってのみ発
生し、Ｓ／Ｎ比の低下を招く程に大きく発生しなくなる
。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の一実施例に係る信号伝送
装置を説明する。

第１図はその構成を示す図であり、子局１１と親局１２
とを伝送線路手段１３および結合手段１４により結合し
たものである。子局１１は、固有の信号を発信および受
信する機能を有し、携帯移動可能に構成される。親局１
２は、この子局１１からの信号を受信および子局１１に
対して固有の信号を発信する機能を有し、固定設置され
る。伝送線路手段１３は、同軸ケーブル（一般に、例え
ばビル、集合住宅、病院、学校などに設置されているテ
レビ共同受信用伝送路を共用する場合が多い）で構成さ
れ、子局１１と親局１２との信号伝送の線路となる。

結合手段１４は、誘導線１５、この誘導線１５の終端に
接続される終端器１６を始め、整合器１７、増幅器１８
、キャリア検出器１９、切替回路２０を備え、子局１１
から発信された固有信号を検出し、この固有信号が検出
されたとき伝送線路手段１３を通じて子局１１と親局１
２とを結合する。

このような構成において、伝送線路手段１３には多数の
分岐器２１が設置されている。ここで、各分岐器２１に
それぞれ親局１２、結合手段１４、また、上記結合手段
１４と同様に構成された結合手段１４ａ１１４ｂを接続
した場合の子局１１と親局１２との信号伝送を説明する
。

子局１１と親局１２との信号伝送は、子局１１の間近に
ある結合手段Ｉ４と、この結合手段１４が接続されてい
る伝送線路手段１３を通じて行われる。すなわち、例え
ば子局１１から発信された固有の信号は、結合手段１４
を通して伝送される。この子局１１の固有信号は、整合
器１７を介して増幅器１８で増幅される。ここで、キャ
リア検出器１９は、増幅器１８で増幅された固有信号を
検出することにより、切替回路２０を動作させる。これ
により、増幅器１８と分岐器２１とが電気的に接続され
、子局１１の固有信号は伝送線路手段■３を通じて親局
１２に伝送されることになる。

この場合、子局１１の信号を受けていない結合手段１４
ａＳ１４ｂは非結合状態にあり、各結合手段１４ａＳ１
４ｂに設置された増幅器（図示せず）と、対応する分岐
器２１とは電気的に接続されていない。

したがって、このときの雑音は、結合手段１４に設置さ
れた増幅器１８によってのみ発生し、Ｓ／Ｎ比の低下を
招く程に大きくはない。

このように、子局から固有信号が発信されたときのみ、
伝送線路手段を通じて子局と親局とが結合されるため、
常に良好なＳ／Ｎ比で任意の場所にて発信される子局の
信号を親局に伝送でき、また、これにより結合手段の設
置数を制限せず、大規模な構成をなし得ることができる
。

なお、上記実施例では、結合手段として誘導線を用い、
また、伝送線路手段として同軸ケーブル（テレビ共同受
信用伝送路）を用いて構成したが、本発明はこれに限る
ものではなく、例えば結合手段としてアンテナ漏洩同軸
等、また、伝送線路手段として平行２線、光フアイバケ
ーブル等を使用して構成することもでき、このように構
成した場合でも上記実施例と同様の効果が得られるもの
である。

［発明の効果］以上のように本発明によれば、子局から発信された固有
信号を検出し、この固有信号が検出されたとき伝送線路
手段を通じて子局と親局とを結合する構成としたため、
常に良好なＳ／Ｎ比で任意の場所にて発信される子局の
信号を親局に伝送でき、大規模な構成をなし得ることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る信号伝送装置の構成を
示すブロック図である。 ■１・・・子局、１２・・・親局、１３・・・伝送線路
手段、１４．１４ａＳ１４ｂ・・・結合手段、１５・・
・誘導線、１６・・・終端器、１７・・・整合器、１８
・・・増幅器、１９・・・キャリア検出器、２０・・・
切替回路、２１・・・分岐器。出願人代理人　　弁理士　鈴江武彦

Claims

【特許請求の範囲】

固有の信号を発信および受信する子局と、この子局から
の信号を受信および上記子局に対して固有の信号を発信
する親局と、上記子局と上記親局との信号伝送の線路と
なる伝送線路手段と、上記子局から発信された固有信号
を検出する検出手段を有し、この検出手段により上記固
有信号が検出されたとき上記伝送線路手段を通じて上記
子局と上記親局とを結合する結合手段とを具備したこと
を特徴とする信号伝送装置。