JPH01218338A - 鉄心ゆるみの検査装置およびその検査方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄心ゆるみの検査装置およびその検査方法に関
するものである。

〔従来の技術〕

従来は、山本晃著「ねじ締結の理論と計算」養賢堂出版
で論じられているようなトルクレンチにより、積層鉄板
を締め付けているボルトの締め付けトルクを測定管理す
ることによって行われそいた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は積層鉄板の締め付け具合をボルトの締め
付けトルクによって管理しているので。

ボルトのねじ部や積層鉄板との接触状態の差異について
配慮されておらず、締付状態を直接正確に測定できない
問題があった。

また、締め付け具合をボルトの締め付けトルクによって
管理しているので、ボルトを締は付けてから時間の経過
した、例えば定検時等に再び積層鉄板の締め付けトルク
を、ボルトを解体することなく測定することができなか
った。

また最近、積層鉄板の一方端にセンサを置き。

他方端より打撃して鉄心のゆるみ具合をみるものもある
が、これであってもセンサの取付けおよび打撃装置を設
けるために固定子の両端板を分解する必要があった。

本発明は以上の点に鑑みなされたものであり。

締付状態を、正確に、かつ締め付けてからの時間が経過
してもボルトの解体や両端板を解体することなく測定す
ることを可能とした鉄心ゆるみの検査装置およびその検
査方法を提供することを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、装置を、積層鉄板の端部近傍に設けた１個
のセンサと、このセンサと接続した波形観測装置と、セ
ンサ側の積層鉄板の端部に設けた打撃装置とで形成する
と共に、打撃装置より発生させた音波を積層鉄板の反セ
ンサ側端部で反射させ、この反射した音波をセンサおよ
び波形観測装置で測定して積層鉄板の締付状態を検査す
ることにより、達成される。そして検査する場合は、積
層鉄板の端部近傍に波形観測装置に接続された１個のセ
ンサを取付け、取付け後に積層鉄板のセンサ側端部に設
けた打撃装置より積層鉄板に音波を発生させ、センサお
よび波形観測装置で積層鉄板の反センサ側端部を反射し
た音波を測定し、この測定した音波から積層鉄板のヤン
グ率を求めて積層鉄板の締付状態を検査することにより
、達成される。

〔作用〕

センサ、打撃装置を積層鉄板の同じ側の端部近傍に設け
たので、一方側の端板を外せばセンサおよび打撃装置が
取付けられるようになって、ボルトを解体したり、両端
板を解体することなく反射した音波で積層鉄板の締付状
態が測定できるようになり、締付状態を正確に、かつ締
め付けてからの時間が経過してもボルトの解体や両端板
を解体することなく測定することを１できるようになる
。

すなわち電気機器に使用されている積層鉄板は締め付け
が弱いと、鉄板の表面の微小な凹凸により鉄板の間に空
隙が発生するため、ヤング率Ｅが小さくなる０強く締め
付けると、鉄板の表面の微小な凹凸が締は付け圧により
変化し、より一体に近い状態になる。このように積層鉄
板の締め付け具合により、積層鉄板のヤング率が変化す
る。積層鉄板のヤング率Ｅと、積層鉄板を伝播する音波
の伝播速度Ｖとには、ｙｃｃＩｒの関係がある。

従って積層鉄板を伝播する音波の伝播速度Ｖを。

積層鉄板の反センサ側端部を反射した音波である反射波
を用いて測定することにより、積層鉄板の締め付け具合
の測定ができるが１本発明では上述のようにセンサ、打
撃装置を積層鉄板の同じ側の端部近傍に設けたので、所
期の目的が達成されるのである。

〔実施例〕

以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。第
１図には本発明の一実施例が示されている。複数の鉄板
がボルト１．で締は付け積層されている積層鉄板２の締
付状態を検査するのに１本実施例では装置を、積層鉄板
２の端部近傍に設けた１個のセンサ３と、このセンサ３
と接続した波形観測装置、例えばオシロスコープ４と、
センサ３側の積層鉄板２の端部に設けた打撃装置ｉ！５
とで形成した。そして打撃装［５より発生させた音波を
積層鉄板２の反センサ側端部６で反射させ、この反射し
た音波をセンサ３およびオシロスコープ４で測定して積
層鉄板２の締付状態を検査した。すなわち検査する場合
は積層鉄板２の端部近傍にオシロスコープ４に接続され
た１個のセンサ３を取付け、取付け後に積層鉄板２のセ
ンサ３側端部に設けた打撃装置５より積層鉄板２に音波
を発生させ、センサ３およびオシロスコープ４で積層鉄
板２の反センサ側端部６を反射した音波を測定した。

そしてこの測定した音波から積層鉄板２のヤング率を求
めて積層鉄板２の締付状態を検査した。このようにする
ことにより一方側の端板（図示せず）を外せばセンサ３
および打撃装置５が取付けられるようになって、ボルト
１を解体したり、両端板を解体することなく反射した音
波で鉄心のゆるみ具合が検査できるようになり、締付状
態を正確に。

かつ締め付けてからの時間が経過してもボルト１の解体
や両端板を解体するこなく測定することを可能とした鉄
心ゆるみの検査装置およびその検査方法を得ることがで
きる。

すなわち積層鉄板２は多くの場合ボルト１により締め付
けられている。積層鉄板２の端部に１個のセンサ３を取
付け、その出力をオシロスコープ４に入力する。そして
積層鉄板２のセンサ３側端部に設けた打撃装置５より音
波を発生させるが、本実施例では積層鉄板２の端部に設
けた打撃部を打撃して音波を発生させた。そしてセンサ
３の地点を通過し、積層鉄板２の反センサ側端部６で反
射して再びセンサ３の地点を通過する音波の２つの通過
時間をオシロスコープ４で読みとることにより、音波の
伝播速度（Ｖ）が測定できる。この伝播速度から積層鉄
板２のヤング率（Ｅ）を求め、積層鉄板２の締付状態を
評価した。

このように本実施例によれば積層鉄板の締め付け具合を
、ボルトを締は付けてから時間の経過した、例えば定検
時等にもボルトを解体したり１両端板を解体したりする
ことなく検査することができる。

なか１本実施例では打撃装置より音波を発生させるのに
、打撃部を打撃するようにしたが、これのみに限るもの
ではなく加振するようにしてもよい。

〔発明の効果〕

上述のように本発明は締付状態を正確に、かつ締め付け
てからの時間が経過してもボルトの解体や両端板を解体
することなく測定することができるようになって、締付
状態を正確に、かつ締め付けてからの時間が経過しても
ボルトの解体や両端板を解体することなく測定すること
を可能とした鉄心ゆるみの検査装置およびその検査方法
を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の鉄心ゆるみの検査装置の一実施例のブ
ロック図である。 １・・・ボルト、２・・・積層鉄板、３・・・センサ、
４・・・オシロスコープ、５・・・打撃装置、６・・・
反センサ側端拓１図 一

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の鉄板がボルトで締め付け積層されている積層
   鉄板の締付状態を検査する鉄心ゆるみの検査装置におい
   て、前記装置を、前記積層鉄板の端部近傍に設けた１個
   のセンサと、このセンサと接続した波形観測装置と、前
   記センサ側の積層鉄板の端部に設けた打撃装置とで形成
   すると共に、前記打撃装置より発生させた音波を前記積
   層鉄板の反センサ側端部で反射させ、この反射した音波
   を前記センサおよび波形観測装置で測定して前記積層鉄
   板の締付状態を検査するようにしたことを特徴とする鉄
   心ゆるみの検査装置。 ２、前記波形観測装置が、オシロスコープである特許請
   求の範囲第１項記載の鉄心ゆるみの検査装置。 ３、複数の鉄板がボルトで締め付け積層されている積層
   鉄板の締付状態を検査する鉄心ゆるみの検査方法におい
   て、前記積層鉄板の端部近傍に波形観測装置に接続され
   た１個のセンサを取付け、取付け後に前記積層鉄板のセ
   ンサ側端部に設けた打撃装置より前記積層鉄板に音波を
   発生させ、前記センサおよび波形観測装置で前記積層鉄
   板の反センサ側端部を反射した前記音波を測定し、この
   測定した音波から前記積層鉄板のヤング率を求めて前記
   積層鉄板の締付状態を検査するようにしたことを特徴と
   する鉄心ゆるみの検査方法。