JPH01216330A - カメラ用データ写し込み装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カメラのフィルム上にデータを写し込む、カ
メラ用データ写し込み装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の技術としては、光源としてのタングステンランプ
と、ネガ表示タイプの液晶パネルとによる構成が主流で
ある。タングステンランプは、発光波長が、第２図の４
の通りで、可視光全域にわたっており、長波長側程強度
が大きい光源である。

従って、はぼ可視光全域にわたり、非表示部の透過率を
落とす必要があった。その為、液晶パネルの液晶中に、
その吸収波長域が少しづつオーバーラツプする様に何種
類かの二色性色素を混合し、溶解し、非表示部の透過率
を全体的に下げていた。

第３図の５が表示部の分光透過率、６が二色性色素を含
まない通常のＴＮ液晶パネルの非表示部の分光透過率、
７が二色性色素を溶解した液晶パネルの分光透過率であ
る。しかし、現在、７００ｎｍ以長の波長側に吸収のピ
ークを持つ安定した色素が無く、この領域では、偏光板
の透過特性が表われ、透過率が上がっている。これは、
タングステンランプを光源とした場合、特に液晶パネル
をダイナミック駆動をすると、表示コントラストが落ち
、シリ承部の写し込みが目立ち始める。

ｒ発明が解決しようとする課題〕 近年、カメラの写し込みデータは、多情報化されており
、写し込み用液晶パネルも、ダイナミック駆動化し、液
晶パネルへの出力端子数を減らさないと、対応が不可能
となって来ている。また、少ないデータ量であっても、
カメラの小型化、低価格化に対応する為、装置自体を小
型化する必要からも、端子数を減らし、回路を小さくす
る必要があった。この為にダイナミック駆動をすると、
従来通りタングステンランプを光源とすると、７００ｎ
ｍ以長め色素でコントロールし切れない波長域でのコン
トラスト比が落ち、非表示部がフィルムへ写し込まれて
しまい、商品として見苦しいものとなってしまうという
問題点を持っていた。

本発明はかかる問題点を解決し、良好な写し込み品質を
持ち、かつ多情報データの写し込みが可能でかつ、安価
なカメラ用データ写し込み装置を提供することを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決する為に本発明は、光源と、液晶パネル
とを有し、前記液晶パネルの表示に対応したデータをフ
ィルム上に写し込む、カメラ用データ写し込み装置にお
いて、前記光源を単色ＬＥＤとし、前記液晶パネルの液
晶中に前記単色ＬＥＤの発光波長域の一部または全域に
光の吸収特性を有する二色性色素を溶解せしめてあるこ
とを特徴とする。また、前記単色ＬＥＤは、波長５５０
ｎｍかＡ？７００ｎｍの間に発光のピークを持ち、前記
液晶パネルは、液晶中に、５５０　ｎ　ｍがら７００　
ｎ　ｍの間に吸収のピークを持つ、二色性色素を溶解し
ても良い。

〔実　施　例〕

以下に本発明の詳細な説明する０本実施例においては、
光源として、現在市販されているＬＥＤの中で、比較的
光度の高い、Ｇａｐを結晶材料とし、発光のピークが６
３５　ｎｍにあるＬＥＤを用いた。この発光特性を第２
図３に示す、液晶パネルの液晶中には、この実施例に用
いたＬＦｉ、Ｄの発光波長のほぼ全域にわたり吸収特性
を持つ、二色性色素を混入した。この分光透過率を第１
図に示す、１は表示部、２は非表示部における透過率で
ある０本実施例に用いたＬＥＤの発光波長３から判断し
て、本実施例の液晶非表示部の透過率２における、７０
０ｎｍ以長での透過率の上昇部までは、発光していない
為、光の漏れは無くなる。

現在調達可能なＬＥＤペレットの発光波長域は、ピーク
が５５０　ｎ　ｍから７００　ｎ　ｒｎの範囲にあるも
ので、使用可能ＬＥＤは今回用いた６　３５　ｎｍに限
ったものではない、但し、５７０　ｎ　ｒｎ以下にピー
クを持つＬＥＤは、光度が低く、写し込みに必要な十分
の光量が現在のところ得られていないが、液晶パネルの
直前にＬＥＤを配置することにより解決できる。あるい
は、ＬＥＤを２個以上並べ光量を増すことも考えられる
。また、発光ピーク波長が異なる、２種以上のＬＥＤを
並べ同時に光源として用い、写し込み色を調整すること
も可能である。

〔発明の効果〕

本発明のカメラ用写し込み装置は、以上説明した様に、
光源をＬＥＤとし、それと合わせ、液晶パネルの液晶中
に溶解する二色性色素を選択することにより、ダイナミ
ック駆動であっても良好な写し込み品質を確保でき、よ
り多くの情報量を同時にフィルムへ写し込めるという効
果がある。また、パネルの出力端子の減少から、回路基
板上でのパターンの引き廻しスペースの減少、液晶パネ
ル自体の小型化も可能となり、より低価格で利用者に提
供できるという効果もある。また、単色ＬＥＤというこ
とにより、従来二色性色素を数種混合していたものを、
最低１種で対応可能であり、複雑な調合を要せず、作り
易いものとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による液晶パネルの分光透過率の説明
図。 第２図は、本発明の実施例によるＬＥＤの発光特性図、
および従来のタングステンランプの発光特性図。 第３図は、従来の液晶パネルの分光透過率の説明図。 １・・・表示部の透過率 ２・・・非表示部の透過率 ３・・・ＬＥＤ発光特性 ４・・・タングステンランプの発光特性５・・・表示部
の透過率 ６・・・二色性色素を含まない液晶の非表示部の透過率 ７・・・従来の液晶の非表示部の透過率以上

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）光源と液晶パネルとを有し、前記液晶パネルの表
   示に対応したデータをフィルム上に写し込む、カメラ用
   データ写し込み装置において、前記光源が単色ＬＥＤで
   あり、前記液晶パネルの液晶中に、前記単色ＬＥＤの発
   光波長域の一部または全域に光の吸収特性を有する二色
   性色素を溶解せしめてあることを特徴とする、カメラ用
   データ写し込み装置。
2. （２）前記単色ＬＥＤは、波長５５０ｎｍから７００ｎ
   ｍの間に発光のピークを持ち、前記液晶パネルは、液晶
   中に５５０ｎｍから７００ｎｍの間に吸収のピークを持
   つ、二色性色素を溶解せしめたことを特徴とする、第１
   項記載のカメラ用データ写し込み装置。