JPH01210794A - 急速溶解炉付きポット炉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、省エネルギー効果も高く、寿命も格段に長く
しかも取り扱いの極めて容易な急速溶解炉付きポット炉
に関する。

（従来の技術とそのｒ：Ｉ照点） 従来のポット炉は羊に耐火構造の収納構造物の中にルツ
ボを収納しただけの構造であったため、金属の溶解に当
たっては除材をブロックそのままで投入していた。除材
を直接投入するのであるから溶湯の温度が一時的に下が
り連続４業が出来ない、又、２浬加熱による過剰昇温で
ルツボの寿命が短いと言うような問題やポット炉から出
る高温の排気ガスを除材の予熱に利用せず、そのまま放
出していたのでエネルギーロスが大きいと言う間１Ｍ点
も有った。その他、除材をそのままルツボ内に投入する
従来方式であれば、除材の表面に付着している油分、水
分、酸化物その他の不純物も共に溶湯内に投入されるだ
けでなく、特に油分は高温の溶湯中で水素ガスと炭素に
分解し、水分は水素と酸素に分解する。その一方の水素
ガスは溶湯中に解は込んで鋳物の欠陥原因となり、他方
の酸素がアルミニウムと結合して酸化アルミニウムを形
成し、ｌＲ潟の晶立を落とす事になると言う問題点もあ
った。

（発明の目的〉 本発明はかかる従来例の欠点に鑑みてなされたものでそ
の目的とする処は、高温排気ガスで除材を予熱・溶解し
てルツボに供給する事により、ルツボの寿命向上と省エ
ネルギー喜びに溶湯の晶δ向上を可能とし、且つ、急速
溶解炉を首振りにする事により、非常に使い勝手をよく
した急速溶Ｍ炉付きポット炉を提供するにある。

（問題を解決するための手段） 本発明は上記の目的を達成するために、■ルツボ（１）
を収納したポット炉本体（２）の側方に支柱（３）を立
設する。

■溶融金属（４）をルツボ（１）に供給する２速溶解炉
（５）をルツボ（１）の上方にてルツボ（１）に近接・
離間可能なように支社（３）に回動自在に取着する。

■支柱（３）を通って２速溶解炉（５）に至る煙道（６
）をポット炉本体（２）に開口する。

：という技術的手段を採用している。

（作　　用） ■ポット炉本体（２）に火炎を吹き込んでルツボ（１）
を加熱するとその熱風はルツボ（１）の周囲を旋回し、
ルツボ（１）を通して内部の？Ｉｌ湯（４）を昇温させ
る。

■この熱風は加熱が終わると高温排気ガスとして煙道（
６）を通って急速溶解炉（５）に入る。

■急速溶解炉（５）では６材（１６）が充填されていて
この６材（１６）に接触して６材（］６）の予熱をはか
る。

■この、へ温排気ガスだけでは６材（１６）のだ解に至
らない場合には急速ｈｆ解炉（５）に設けた補助バーナ
（１２）を使用して６材（１６）の溶解をはかる。

■溶けて急速溶解炉（５）の底部に溜った溶融金属（４
）は急速溶解炉（５）の底部に開口した供給樋（７）か
らルツボ（１）に流入する。

■急速溶解炉（５）への６材（１６）投入は充填量に合
わせてＩ３′ｆＣ行なわれる。

■ルツボ（１）の交換作ヌなどで急速溶解炉（５）が邪
魔になる場合には急速溶解炉（５）をルツボ（１）から
離間する方向に移動させる。

（実　施　例） 以下、本発明を図示実施例に従って詳述する。

ポット炉本体（２）は耐火レンガや耐火ボードで構成し
た耐火構造物とその中に収納され且つ白（８）にａｆｆ
されたルツボ（１）とで構成されており、耐火構造物の
底部に主バーナ（９）が設置されていてルツボ（１）の
底部を加熱するようになっている。

主バーナ（９）はルツボ（１）に対して接線方向に火炎
が当たるように設置されており、吹き込まれた火炎はル
ツボ（１）の周囲を旋回するようになっている。ルツボ
（１）は例えば鋳鉄製、黒鉛製又は磁製のものである。

ポット炉本体（２）の側方には支柱（３）が立設されて
おり、急速溶解炉（５）がルツボ（１）の上方にてルツ
ボ（１）に近接・離間可能なように回動自在にこの支柱
（３）に取着されている。必要があれば急速溶解炉（５
）の自由端側の下面に支持ガイドローラ（図示せず、）
を取り付けるようにしてもよい、急ｙ１溶解炉（５）は
ａ断面がほぼＬ字状の６ので、垂直部分に６材収納室（
１０）が設けられており、その６材投入口（１１）には
煙道ダンパ（１３）が配設されており、水平部分に補助
バーナ（１２）が設置しである。６材収納室（１０）の
底部は水平部分の補助バーナ取付部（１４）より１ｒｌ
低く作られて湯溜り（１５）となっており、溶湯（４）
が溜るようになっている。湯溜り（１５）の−側面には
供給ｔａ　（７）が設けられている。補助バーナ（１２
）は若干斜め下方に向けて設置されており、底部の６材
（１６）１びに湯溜り（１５）に火炎が直接当たるよう
に設置しである。

煙道（６）は耐火ｔｆ４遺物の上部に開口しており、支
柱（３）を通って急速溶解炉（５）の水平部分に連通し
ている。　しかしぞ、主バーナ（９）の火炎とポット炉
に吹き込んでルツボ（１）を通して内部の溶融金属（４
）を加熱するのであるが、吹き込まれた火炎は熱風とな
ってルツボ（１）の周囲を旋回し、ルツボ（１）を通し
て内部の溶湯（４）を昇温させる。この熱風はルツボ（
１）内のｙｍ融金尺（４）の加熱が終わると高温排気ガ
スとＬ７て煙道（６）を通って急速溶解炉（５）に入る
。急速溶解炉（５）では６材（１６）が充填されていて
この６材（１６）に接触して６材（１Ｂ）の予熱をはか
り、低温排気ガスとなって６材投入口（１１）から放出
される。この時６材（１６）の予熱だけでなく、６村（
１６）表面番ご付着した油分及び水分も除去されて泊浄
度の高い予熱材となっている０通常：４高温排気ガスだ
けでは６材（１６）の溶解に至らないしので、補ｍｔバ
ーナ（１２）を使用１．て予熱材（１６）の溶ｊ丁を促
進する。溶融Ｌ７た予熱材（１６）は湯溜り（１５）に
がり、供給ツ（））を通ってルツボ（１）内に流下して
行く、一方、ルツボ（１）からは溶湯（４）が適宜汲み
出されて例えばダイカストマシンのようなＵ造機に供給
されていく。

尚、煙道ダンパ（１３）は主バーナ（９）及び補助バー
ナ（１２）の燃焼状況に合わせて開閉調節される。

又、ルツボ（１）の交換その他で急速溶解炉（５）が作
業の邪魔はなる場合には急速溶解炉（５）をルツボ（１
）から離間する方向に移動させる。

（効　果） 本発明は軟土のように、ルツボを収納したポット炉本体
の側方に支柱を立設し、この支柱に急速溶解炉を取着し
、支柱を通って２遠溶解炉に至るｆｆＦｉをポット炉本
体に１；ｉｌｏしであるので、６材はまず急速溶解炉で
予熱されると同時に２速に溶解され、この溶融金属がル
ツボに流入する事になるので、桧材投入時のようにｆ８
湯の温度が一時的に下がると言うような事もなく、連続
操業に何等の支障も発生せず、加えてポット炉から出る
高温の排気ガスにて６材を予熱するものであるから省エ
ネルギーにも寄与出来、又、予熱によって予熱材の表面
に付着している油分、水分、酸化物その他の不＃４物の
ほとんどが焼却除去されて清浄度のρｌい６材が溶解に
提供される事になり、ルツボ内の溶湯の品質向丘に大い
にδ与すると言う利点がある。特に、油分は高温の溶湯
中で水素と炭素に分解し、又、水分は水素と１１１４に
分解するが、水素ガスは溶湯中に溶は込み、酸素はアル
ミニウムと結合して酸化アルミニウムを形成するので、
油分と水分の除去は晶買向上に大いにメリットがある。

又、ルツボを収納したポット炉本体の側方に支柱を立設
すると共に溶融金属をルツボに供給する急速溶解炉をル
ツボの上方にてルツボに近接・離間可能なように支柱に
回イＵｒ自在に取着しであるので、ルツボ交換の際には
２速溶解炉をルツボから離間する方向に移動させる串に
より、急速溶解炉の存在がルツボ交１０作ヌを阻゛１９
シないと甘うオリ点らある。

【図面の簡単な説明】 第１図・・・本発明の１実施例の概略平面同第２［２！
・・・本発明の１￥施例の概略断面図（１）・・・ルツ
ボ　　　　（２）・・・ポット炉本体（３）・・・支柱
　　　　　　（４）・・・溶融金属（５）・・・急速溶
解炉　　（６）・・・煙道（））・・・供給樋　　　　
　（８）・・・白（９）・・・主バーナ　　　（１ｏ）
・・・桧材収納室（１１）・・・桧材投入口　　（１２
）・・・補助バーナ（１３）・・・煙道ダンパ　　（１
４）・・・補助バーナ取付部（１５）・・・１に溜り　
　　　　（１６）・・・６材（１７）・・・スラグ 出願人株式会社大紀アルミニウムエ又所代理人弁理土中
Ｊ′こ房太部　　、・ ご

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ルツボを収納したポット炉本体の側方に支柱を立
   設すると共に溶融金属をルツボに供給する急速溶解炉を
   ルツボの上方にてルツボに近接・離間可能なように支柱
   に回動自在に取着し、支柱を通って急速溶解炉に至る煙
   道をポット炉本体に開口して成る事を特徴とする急速溶
   解炉付きポット炉。