JPH0120893B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、床やカーペツトおよび類似のもの、
例えば、壁、カーテンおよび室内装飾品をクリー
ニングするための装置に関する。本発明はさらに
特別に、乾式吸引清掃および水分抽出清掃方法の
両者に適している２重目的装置に関連するもので
ある。

水分抽出掃除方法においては、カーペツトまた
は類似のものは、泌発泡洗剤のような適当な洗剤
を含んでいる溶液によつて十分に濡らされ、かつ
カーペツトまたはそれに類似しているものは、そ
れから適当な吸着装置による溶液の吸収によつて
十分に乾燥される。

本発明に従つて、我々は、濡れた物体および乾
燥した物体の両方を吸引するように作られている
容器で清掃ヘツドと接続するための入口をもつも
のと、電動機で駆動される空気吸引装置と、本装
置が乾式吸引清掃用に使用され得るように、前記
容器の中に乾燥した物体を保持するためのフイル
ター装置と、清掃液のための取り外し可能な貯蔵
槽であつて本装置が選択的に湿式清掃用に使用さ
れ得るように、前記液体を清掃ヘツドへ送給する
ための送給手段、とから成つていて、前記貯蔵槽
装置は、当該貯蔵槽装置が吸引装置および容器と
組み立てられる時に、該容器の内部から吸引装置
の空気の入口へのびていて、当該空気の入口をそ
の排出口から隔離している空気の通路を内蔵して
おり、前記排出口は、前記貯蔵槽装置と前記空気
の通路の外側で対応しているので、前記排出口か
ら送給されて来た空気は、貯蔵槽装置の中の液体
に圧力を加え、それによつて、該液体が清掃ヘツ
ドへ送給されるようにしており、さらにまた接続
部材が前記貯蔵槽装置の代りに前記吸引装置およ
び前記容器を組み立てるために備えられており、
前記接続部材および前記貯蔵槽装置は交換可能で
あるので、前記接続部材は前記貯蔵槽装置がない
場合に使用され、また逆に該貯蔵槽装置は前記接
続部材がない場合に使用されるようになつてお
り、前記ヒイルター装置は、前記接続部材が使用
されている時に、前記容器と組み立てられ、前記
接続部材は、前記接続部材が前記吸引装置および
前記容器と組み立てられる時に、前記吸引装置の
空気の入口から排出口を離隔するとともに、前記
容器の内部が前記空気の入口に連通して配置され
ている間、空気を前記排出口から大気中へ指向さ
せるための空気指向装置を含んでいる事を特徴と
している。

この様に、液体貯蔵槽が容器の上に位置してお
り、かつ吸引ユニツトが貯蔵槽の上に配置されて
いる時、吸引装置からの排出空気は、吸引装置の
空気の入口が、吸引が行われるように容器の内部
と吸引装置の空気の入口が連通して配置されてい
る間に、該吸引装置からの排出された空気が、液
体を貯蔵槽装置から適当な清掃ヘツドへ送給させ
るようになつている。

代りに、接続部材が容器と吸引装置との間に接
続されている時に、排出された空気は大気中にそ
らされ、空気の入口は容器の内部と連通するの
で、装置は、他の変形または調整の必要なしに、
乾燥吸引清掃のための適当な塵埃収集装置を備え
ることによつて使用し得る。

本発明の装置は、この様に、使用者による何等
特別の組立てを必要とせずにその清掃の方式のい
ずれかに動作するように容易に転換し得るもので
ある。

本発明の上記の特徴および他の特徴を、添付図
面を参照にして例示によつて詳細に説明する。

添付図面において示されている吸引掃除器は、
主容器１０と、もし掃除器が水分抽出掃除用に使
用されるならば第１図、２図および第３図に示さ
れているように、貯蔵槽装置５０を、またもし掃
除器が乾式吸引清掃用に使用されるならば、第４
図に示されているように接続部材８０、のいずれ
かを内部の位置に備えた空気吸引装置２０とを含
んでいる。

主容器１０は上部が開いており、清掃されるべ
きカーペツトまたはジユータン等へ直接に当てる
吸引チヤンバを内蔵している清掃ヘツドへ導いて
いる吸引ホースの端部取付具（図示せず）を受容
するための側面の突起１１を備えた従来から良く
知られた方法で形成されている。突起１１は、吸
引ホース端部取付具を受容するように構成されて
いる円形状の開口１２を備えており、取入口１４
が容器１０の側壁の上部における開口１２に対向
して形成されているので、空気があらゆる塵埃ま
たはその中に含まれている水分と共に、容器１０
の内部に一般的に半径方向に直接にホースから入
り込む。

主容器１０もまた、１対の直径上に対向して離
隔されて配置されているラグ１５を担持してお
り、該ラグ１５に、空気吸引装置２０および貯蔵
槽装置５０または接続部材組立体８０のいずれか
とを容器１０に固着するための保持クリツプ１６
が枢着されている。主容器１０は、キヤスタ１９
を装着した可動台１８を備えている。

吸引装置２０は、運搬用のハンドル２２をその
中央部に備えている主外側ケーシング２１を含む
組立体（以下アツセンブリと記載）から成つてお
り、該ハンドル２２にはON／OFFスイツチ２３
が設けられている。ハウジング２４は、ハンドル
２２の内側に電動機（図示せず）を囲つており、
かつ通気用の頂部プレート２５によつて覆われて
いる。該電動機は、主ケーシング２１と一体的に
形成されている環状の壁２７およびアツセンブリ
の台部材３０の上に形成されている同じような環
状の壁との組み合せによつて画定される環状のハ
ウジングの中に配置されている羽根車２６へ結合
されている。羽根車２６は、台部材３０に形成さ
れている内部環状壁２９およびケーシング２１に
よつて構成されている内部環状壁（図示せず）と
によつて中央におかれている。

台部材３０は、環状の排出口３３によつて離隔
され、かつ中央リング３５から周辺リブ３６へ導
びいていて環状の排出口３３の下側における放射
状のリブ３４によつて結合されて、平担な中央部
分３１および截頭円錐形状の外側部分３２とを含
んでいる。

リング３５によつて結合されている台部材３０
の中央領域内にある多数の孔３７は、羽根車２６
の空気の取り入れ口（図示せず）に対応してお
り、開口を有するデイスク３９は、リング３５内
に嵌合し、かつ後者の低い縁部と同一平面上にあ
る。この構造によつて、空気の入口３８が画定さ
れ、それによつて、羽根車は、開孔３７および開
孔が設けられているデイスク３９を介して、頂部
カバーアツセンブリ２１の下から空気を引き入れ
る。

羽根車２６からの排出空気は、羽根車２６のケ
ーシングと組み合わさつた壁２７および２８によ
つて画定される環状のチヤンバ４０の中へ排気さ
れる。シーリングリング４１は、羽根車の入口を
出口チヤンバ４０および台板３０の中の排出口３
３から密閉する。排出口３３は、環状の壁２８お
よび２９並びにリング３５の外側の間にあつて、
吸引装置の空気の入口３８から放射状に間隔のあ
けられた位置へ排出された空気をチヤンバ４０か
ら台部材３０の下側へ逃げさせる排出口を形成し
ている。

貯蔵槽装置５０は、主容器１０の上縁および吸
引装置２０の低縁との間に間装されている据え付
けリング５１を含んでおり、この状態は、水分抽
出清掃用に使用されている際のものとして、第１
図および第２図に示されている。

リング５１は、主容器１０の突起１１と整列さ
れている側面の延長部５２で形成されている。リ
ング５１および延長部５２の全周辺の周りに延び
ているリブ５３は、その下側において、第２図に
見られるように、実質的に気密な状態で容器１０
の開放頂部の範囲内に住置するように構成されて
いる。

多数の垂直な内部リブ５４は、リング５１の範
囲内に配置され、かつ吸引ユニツト２０のリブ３
６と係合することによつて、当該吸引ユニツト２
０の台部材３０を支承するために、上方縁部の上
に僅かに突出している。

据え付けリング５１もまた同じように、概ね円
筒状の壁５７および截頭円錐形状のまたは円錐５
８によつて画定されている完全な環状の水槽５６
を支えている内側に向いているフランジ５５を、
その下方の縁部に有している。円錐５８は、貯蔵
槽ユニツト５０がリング５１によつて容器１０の
上に設置される時に、吸引装置２０の空気の入口
３８を容器１０の内部と連結して配置するため
に、空気の通路６４を定めるボス６０を支承して
いる。ボス６０は、台部材３０の中央リング３５
の下部に密閉状態で係合するように置かれている
リング６１を、上縁部に備えている。

ボス６０も亦同様に、円錐体５８の頂点に置か
れている漏斗状の主部６２および該円錐体の下側
に突出している下方延長部６３とを含んでいる。
この様に、貯蔵槽ユニツト５０は、吸引装置２０
および主容器１０との間に設置されており、羽根
車２６によつて発生した吸引力は、吸引入口３８
および容器１０の内部へ、ボス６０によつて画定
される空気の通路６４を介して連通されている。
この様にして、吸引力は、前述したように、吸い
込まれた空気の流れが矢印Ａによつて指示されて
いるコースに従うように、開口１２を介して主容
器１０へ接続されているホースに加えられる。

羽根車２６から排出された空気は、排出口３３
を介して、矢印Ｂで示されているコースに従い、
そしてボス６０と据え付けリング５１との間の貯
蔵槽装置５０の開放頂部によつて画定されている
環状の開口を介して、貯蔵槽装置５０の中へ直接
に入り込む。第２図から分るように、狭いギヤツ
プ５５は、吸引装置２０の主ケーシング２１の低
に縁部と貯蔵槽装置５０の据え付けリング５１の
上縁部との間に、カバーアツセンブリの下の空間
からの空気に限定された逃げ場を与えるべく、か
つ貯蔵槽装置５０の水槽５６に、正の空気圧も作
り出させるように、設けられている。

この様にして、水槽５６の範囲内において、据
え付けリング５１の延長部５１の中へクリツプ６
６によつて固着されている液体送給パイプ６５を
介して、該水槽から液体を移動させるための十分
な圧力が発生する。この様にして貯蔵槽の中で発
生した圧力が比較的に低いが、サイホン作用（吸
い上げ作用）を始め、かつ維持するのに容易に十
分にし得ること、および室内装飾品またはカーテ
ンを、吸引装置の効率を不当に減ずることなく、
清掃する目的に合致すべく十分な高さにまで液体
を揚げるのに十分な程度にまでさえも容易になし
得る、と言う事は評価されるべきことである。

主容器１０の容量を越えた場合に、羽根車２６
へ液体が吸い込まれるのを防ぐため、オーバーフ
ローバルブ７０が備えられている。このバルブ７
０は、円錐体５８の中央から下方へ延びている３
個のガイド５９の間に画定されている球体状のフ
ロート７１とボス６０の延長部６３の低縁部にお
いて形成されている弁座面７２から成つている。

装置がドライ吸引クリーニング用に使用される
場合には、貯蔵槽ユニツト５０は取り外され、か
つ接続部材８０は、第４図に示されている様に、
主容器１０および吸引装置２０との間に組み立て
られかつクリツプ１６によつて保持される。その
他の変更または調整は何等必要でない。

接続部材８０は、貯蔵槽ユニツト５０の据え付
けリング５１に類似している据え付けリング８１
を含んでおり、該据え付けリング８１は、容器１
０の突起１１と適合するための側面延長部８２、
および第４図に示されているように、容器１０の
リム内に実質的に気密な状態で係合している周辺
リブ８３を備えている。ヒイルター装置８４は、
周辺リブ８３の内部に取り付けられていて、空気
の流れから、運ばれて来た塵埃を分離する作用を
する。付加的に、または選択的に塵埃バツグ（図
示せず）が容器１０の内部に設けられてもよい
し、かつホースの端部取付具に直接取り付けても
良い。

接続部材８０は、ボス６０のリング６１と同じ
ように台部材３０の中央リング３５の下側と密閉
状態をなすように係合しているリング８７によつ
て結合されていて、中央開口部８６を有している
截頭円錐形状の空気流調整部材８５をさらに含ん
でいる。この様に、容器１０の内部は、ヒイルタ
ー装置８４を介して吸引装置２０の吸引入口３７
と連通しており、吸い込まれた空気の流れは、矢
印Ｃによつて指示されているコースに従つて流れ
る。

内部リブ８８は、貯蔵槽装置５０の据え付けリ
ングのリブ５４と同じように、台部材３０の周辺
を支持するために働き、かつ空気が自由に逃がれ
得るように、吸引ユニツト２０の主ケーシング２
１の低縁とリング８１の上縁部との間にギヤツプ
８９が確実に存在し得るようにする。台部材３０
および空気流調整部材８５との組み合せは、排出
口３３によつて画定される排出口からギヤツプ８
９を経由して外部の大気へ導いている環状の空気
出口通路９０を形成している。この様に、チヤン
バ４０からの排気は、排出口３３を介して矢印Ｄ
のコースに従つて、環状出口通路８９の中へ入り
込み、かつ調整部材８５によつて大気へ捨てられ
る。

この様に、貯蔵槽装置５０および接続部材８０
は、装置が選択的に水分抽出清掃または乾式吸引
清掃のいずれかに使用され得るように、互いに直
接に交換し得るように構成されていることが分る
であろう。その１つの場合においては、羽根車２
６からの排出空気は、清掃ヘツドの隔室へ直接
に、または分離した液体応用ヘツドへのいずれか
に直接に導き得るチユーブ６５に沿つて、液体を
送給させるように、貯蔵槽装置５０の中の液体へ
圧力を加える。

他の場合には、接続部材８０の調整部材８５
が、羽根車２６からの排出空気を、操作員による
何等の装置の調整をも必要とせずに、かつ何等の
動力部分を使用することなく、外部の大気へそら
すように構成されている。

前述した様に、もし塵埃収集バツグがフイルタ
ー装置８４の代りに、または付加的に容器１０の
内部で使用される場合には、この様なバツグが従
来の真空掃除器におけると同じような位置に確実
に配置することのみが必要な要件であるだけであ
る。本装置は、この様に、間違つて組み立られ得
ないようになつている。例えば、濾過アツセンブ
リが適当な位置にある場合に、排出空気は大気中
にそらすことなく、かつ不適当な動作を導くよう
に動作部分を妨害する要因が空気の流れを制御す
る部分に何等使用されていないものである。

排出空気の逃げのためのギヤツプ５５および８
９を備える代りに、取り付けリング５１および８
１が吸引ユニツト２０と密閉状態をなすように係
合することおよび出口開口を備え得ることも可能
である。この様な開口は、少くとも貯蔵槽の場合
において、空気の流れに関して慎重に制御された
制限を与えるように、目盛られたサイズのもので
ある事が望ましい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、取り外し可能な清浄な水貯蔵槽装置
を適切な位置に備えている吸引清掃装置の好適な
一実施例の正面図；第２図は、第１図の部分横断
面図；第３図は、取り外し可能な吸引装置の下部
平面を示す図、であり、第４図は、第２図に対応
する部分横断面図であるが、貯蔵槽装置の代り
に、塵埃ヒイルタ組立体を内蔵している接続部材
を示す図である。 （図面の主要な部分を表わす符号の説明）、１
２……開口、１０……容器、２０……空気吸引装
置、８４……ヒイルター装置、５０……貯蔵槽装
置、３８……入口、６４……通路、３３……排出
口、８０……接続部材、８５……空気流調整部
材、５１……リング、８１……リング、５５……
ギヤツプ、８９……ギヤツプ、８５……截頭円錐
部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 湿つた物質および乾燥した物質の両方を収集
   するように構成され、かつ清掃ヘツドと接続する
   ための開口１２を有している容器１０と、 電動機で駆動される空気吸引装置２０と、 前記容器１０の内部に乾燥した物質を保持する
   ための取り外し可能なフイルター８４を有した、
   本装置を乾式吸引清掃に使用するための取り外し
   可能な接続部材８０と、 前記清掃ヘツドへ清掃用液体を送給するための
   送給手段を有した、本装置を代替的に湿式清掃に
   使用するための取り外し可能な清掃用液体用貯蔵
   槽５０、とを備えた清掃装置であつて、 前記貯蔵槽５０は、本装置が湿式清掃に使用さ
   れる場合に前記吸引装置２０及び前記容器１０と
   の間に設けられ、 前記貯蔵槽５０は、前記吸引装置２０及び容器
   １０との間に設けられた際に、前記容器１０の内
   部から前記吸引装置２０の入口３８へ延び、かつ
   前記入口３８を前記吸引装置２０の排出口３３か
   ら隔離する空気通路６４を有しており、 前記排出口３３は、該排出口３３から送給され
   る空気が前記貯蔵槽５０の中の清掃用液体に圧力
   を加え、それによつて該液体が前記清掃ヘツドへ
   送給されるように、前記空気通路６４の外側で前
   記貯蔵槽５０に面しており、 前記接続部材８０は、本装置が乾式清掃に使用
   される場合に、前記貯蔵槽５０の代りに、前記吸
   引装置２０及び前記容器１０との間に設けられ、 前記接続部材８０は、空気流調整部材８５を有
   し、該空気流調整部材８５は、当該接続部材８０
   が前記吸引装置２０及び前記容器１０との間に設
   けられた際に、該吸引装置２０への空気の入口３
   ８を前記排出口３３から隔離し、かつ前記容器１
   ０の内部が前記空気の入口と連通している間は、
   空気を前記排出口３３から大気の方へ向けるよう
   になつている、ことを特徴とする床、じゆうたん
   等の清掃装置。 ２ 前記貯蔵槽５０及び前記接続部材８０は、そ
   れぞれ前記容器１０の上縁部と密閉状態をなすよ
   うに係合する据え付けリング５１，８１をそれぞ
   れ有していることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項に記載の床、じゆうたん等の清掃装置。 ３ 前記空気吸引装置２０は、当該吸引装置及び
   前記貯蔵槽５０の据え付けリング５１又は前記接
   続部材８０の据え付けリング８１との間に、ギヤ
   ツプ５５，８９をそれぞれ残しながら、前記取り
   外し可能な貯蔵槽５０又は前記接続部材８０のい
   ずれかによつて支持されている台部材３０を備え
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第２項に
   記載の床、じゆうたん等の清掃装置。 ４ 前記吸引装置２０の前記排出口３３は、前記
   空気の入口３８の周りに設けられた環状の排出口
   から成つていることを特徴とする特許請求の範囲
   第３項に記載の床、じゆうたん等の清掃装置。 ５ 前記空気流調整部材８５は、上縁部が前記吸
   引装置２０の空気入口３８の周りに密閉状態で係
   合しており、かつ下縁部で前記据え付けリング８
   １に結合されている截頭円錐部材から成つてお
   り、当該截頭円錐部材は、前記排出口３３から前
   記吸引装置２０と前記接続部材８０の据え付けリ
   ング８１との間の前記ギヤツプ８９に向けて、排
   出空気をそらすための作用をなしていることを特
   徴とする特許請求の範囲第４項に記載の床、じゆ
   うたん等の清掃装置。 ６ 前記フイルター８４は、前記截頭円錐部材の
   下端部を横切つて配設されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第５項に記載の床、じゆうたん
   等の清掃装置。