JPH01208683A - 雪成形機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、地上に堆積した雪を円柱状に圧縮成形する雪
成形機に関するものである。

（ロ）従来技術 豪雪地帯においては、積雪をいかに処理するかが大きな
問題になっている。雪をトラックに猜んで排除していた
のでは雪の密度が小さいことから効率が悪いので、雪を
円柱状に圧密成形してから運搬処理する方法が考えられ
る。

従来の雪を圧密させる方法は、油圧や空気圧等によって
ピストンを作動させ、容器に入っている雪を一定形状に
成形し、次いで、この成形量を容器より取り出すために
容器側面を倒し、油圧等により押し出すか、またはクレ
ーンやホイスト等により直接成形量を容器から取り出す
かしていた。

この方法は、バッチ式であるため、雪の成形量を多くし
ようとすると、圧縮機はもちろんのこと成形機全体を大
きくしなければならず、また、成形機本体は、固定設置
方式としなければならない。

このため、成形する雪を成形機が設置されている場所ま
でトラック等で運搬しなければならず、人件費や運送費
が必要となる。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明が解決しようとする課題は、成形雪の密度を０．
６〜０．７程度にすることができる雪成形機を得ること
にある。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明の雪成形機は、雪を受け入れるホッパと、該ホッ
パの側面に収り付けられた成形管と、該ホッパ内を貫通
して前記成形管内まで延びるスクリュウと、該スクリュ
ウを回転する駆動機器とからなり、前記成形管を入側か
ら出側に向かって１７５〜１／７の先細りテーパを付け
たテーパ管部分と該部分に後続する直管部分とから構成
し、前記テーバ管部分内に延びる前記スクリュウの先端
部に該テーパ管部分とほぼ同じ先細りテーパを付ける手
段によって、上記課題を解決している。

前記スクリュウの羽根のピッチは、根元部より先端部に
向かって順次大きくし、かつ先端部の羽根のピッチを順
次小さくすることが好ましい。

前記スクリュウの先端部を前記テーパ管部分を超えて前
記直管部分内まで挿入させることが好ましい。

（ホ）実施例 本発明の雪成型機の実施例について、第１図から第３図
までを参照して説明する。

本発明の雪成型機は、雪を受け入れるホッパ１と、ホッ
パの側面に取り付けられた成型管２とホッパ内を貫通し
て成形管２内まで延びるスクリュウ３と、スクリュウ３
を回転する駆動機器４とからなっている。

成形管２はテーパ管部分２１と直管部分２２とからなっ
ている。テーパ管部分２１は、雪の送り方向に関して入
側から出側に向かって１７５〜１／７の先細りのテーパ
が付けられている。

第２図に示すように、スクリュウ３の先端部３１にテー
パ管部分２１とほぼ同じ先細りテーパ（１１５〜１／７
）を付ける。そして、スクリュウの羽根のピッチを先端
部においては順次大きくし、それ以後根元部に向かって
順次小さくする。このピッチは、例えば第２図に示すよ
うに、３ａ間を１としたとき、３ｂ間を１．２〜１．４
．３０間を１．５〜２．２．３ｄ間を１．５〜１．９に
する。

また、別の実施例においては、第３図に示すように、ス
クリュウ３の先端部３１をテーパ管部分２１を超えて直
管部分２２内まで長さ３ａ（第２図）の約１０％以上挿
入させることが好ましい。

（へ）作用 雪は、ホッパ内に投入され、スクリュウ３の回転により
成形管２内に搬送される。スクリュウ３の羽根の取付は
間隔は位置によって異なっており、特にテーバ部３１は
先端に向かうにつれて狭くなっている。このため、スク
リュウ３によって搬送された雪は、スクリュウ３のテー
パ部３１とテーバ管部２１とで圧密され、直管部２２に
送り出される。

スクリュウ３のテーパ部３１のテーパおよびスクリュウ
３のピッチは、成形雪の断面直径、雪質、圧密炭、スク
リュウの羽根最大径等によって決定される。

スクリュウ３の羽根の最大径を１４０ｍｍ、成形雪の断
面直径を８０ｍｍ、その密度を０．５〜０．７としてモ
デル実験を行った結果を下記の第１表に示す。他に縮径
による強制収縮力も加わることから、あらゆる雪の成形
が可能である。特に、新雪等の密度０．６〜０．１程度
の雪の成形に適している。

（ト）効果 本発明によれば、均質に圧密された成形雪を能率よく連
続的に成形できる。スクリュウをモータで駆動すること
により、装置全体を小型化できる。

直管部分にホースを接続することにより、成形雪を遠隔
地まで搬送することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の雪成形機の一部断面側面図。 第２図はスクリュウの側面図。第３図はスクリュウの別
の実施例の一部側面図。 １：ホッパ　　　　　　　２：成形管 ３；スクリュウ　　　　　４：駆動塙器２１：テーパ管
部分　　　２２；直管部分３１：先端部分 特許出願人　　住友金属工業株式会社 （外４名） 応

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）雪を受け入れるホッパと、該ホッパの側面に取り
   付けられた成形管と、該ホッパ内を貫通して前記成形管
   内まで延びるスクリュウと、該スクリュウを回転する駆
   動機器とからなり、前記成形管を入側から出側に向かっ
   て１／５〜１／７の先細りのテーパを付けたテーパ管部
   分と該部分に後続する直管部分とから構成し、前記テー
   パ管部分内に延びる前記スクリュウの先端部に該テーパ
   管部分とほぼ同じ先細りテーパを付けたことを特徴とす
   る雪成形機。
2. （２）前記スクリュウの羽根のピッチを根元部から先端
   部に向かって順次大きくし、かつ、先端部の羽根のピッ
   チは順次狭くすることを特徴とした請求項１に記載の雪
   成形機。
3. （３）前記スクリュウの先端部を前記テーパ管部分を超
   えて前記直管部分内まで挿入させたことを特徴とする請
   求項１または２記載の雪成形機。