JPH0120864Y2 - - Google Patents

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JPH0120864Y2
JPH0120864Y2 JP1984179902U JP17990284U JPH0120864Y2 JP H0120864 Y2 JPH0120864 Y2 JP H0120864Y2 JP 1984179902 U JP1984179902 U JP 1984179902U JP 17990284 U JP17990284 U JP 17990284U JP H0120864 Y2 JPH0120864 Y2 JP H0120864Y2
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insect
light
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solar cell
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は害虫を誘引・捕殺する誘引灯に関する
ものであり、具体的には、太陽電池を電源として
誘引燈を点灯制御するようにした誘殺灯に関する
ものである。
〔従来技術及びその問題点〕
害虫の防除方法としては、薬剤散布防除と誘殺
防除とがある。薬剤散布防除は動力噴霧機を用い
るため多大の労力を必要とし、また薬剤による環
境汚染、飲料水の水質汚濁等の問題が生じるとと
もに薬剤散布防除は食品工場・ゴルフ場、果樹園
などでは使えない方法であつた。これに対して誘
殺防除方法は、害虫の趨光性(光を求めて集まる
性質)を利用し、誘引燈を点灯し飛来した害虫を
電撃又は衝突などにより捕虫するものである。こ
れまでの誘殺防除方法は、商用電源を用いて誘引
燈を点灯させるものが多く知られていた。しかし
ながら、商用電源などを使用すると、電気配線上
の制約があり捕虫効果の大きい場所を選んで設置
することが困難であつた。
また商用電源を用いない誘殺灯が知られている
(実開昭58−143582号、実公昭26−1753号)。これ
らは太陽電池や風力発電装置により発生する起電
力を用いて誘引燈を点灯させ、害虫を捕虫するも
のである。捕虫手段としては該誘引燈の下部に配
置した捕虫篭や捕虫受で害虫を捕まえるものであ
り、害虫が誘引燈の周囲を飛来しているうちに偶
発的に害虫が捕虫篭や捕虫受に飛び込むことによ
り捕虫するものである。
しかしながら、この種の誘殺灯は設置費用、ラ
ンニングコスト等が低減できるものの、捕虫効率
が充分でないという欠点を有していた。
これは誘引燈の周囲を飛来する害虫を強制的に
捕虫する手段を有していないことに大きく起因す
る。
また、上述の誘殺灯は捕虫した害虫の回収処理
作業が極めて困難であつた。これは、捕虫効率を
高めるために、誘引燈を支柱の高所に配置する
が、これにともなつて配置された捕虫篭や捕虫受
から害虫を回収するには、高所で行う危険な作業
が強いられる。
この回収作業を容易にするために、支柱の内部
空洞を利用して高所に配置された捕虫受から地面
近傍にまで、捕虫した害虫を集積可能にした殺虫
器が提案されいる(特開昭54−40173号公報)。さ
らに地面近傍の支柱内部に着脱自在の捕虫容器を
設ければ、支柱の高所での回収処理作業が不要と
なる。
しかしながら、捕虫受には、捕虫した害虫のほ
かに雨・雪などの降水が浸入し、支柱内部に溜ま
つてしまう。一般に、誘引燈を点灯させるための
配線は支柱内部を介して行われるが、支柱内部は
防水手段を施すのが困難なうえに、防水手段を施
しても極めて信頼性に乏しく、また支柱内部から
の腐食等の劣化が激しいという問題点があつた。
以上の何れの従来の誘殺灯は、設置条件、安全
対策、保守、害虫回収処理作業性及び電気的、機
械的な信頼性が乏しく、広く実用化されるに至ら
なかつた。
〔考案の目的〕
本考案は、上述の諸欠点を一挙に解決するもの
であつて、メンテナンスが不要で設置条件に制約
がなく、捕虫効率が高く、捕虫した害虫の回収処
理作業が容易で、電気的・機械的に高信頼性が得
られ、実用性の高い誘殺灯を提供するものであ
る。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は、上述の目的を達成するため、支柱の
高所に配置され、太陽光を受光し起電力を発生す
る太陽電池と、該太陽電池の起電力を充電する蓄
電池と、該蓄電池からの電力で点灯する誘引燈の
近傍に害虫衝突用ワイヤーフエンスを配置した灯
具と、該灯具の下部に設けた捕虫受と、該支柱と
略平行に捕虫受の下端から地面付近にまで延び、
且つその下端開口に捕虫袋が装着される害虫落と
しパイプとからなり、該支柱に太陽電池、バツテ
リーボツクス、誘引燈を電気配線し、太陽電池か
ら得た電力により害虫を誘引し、灯具に設けたワ
イヤーフエンスで虫を落下させ、灯具下部に設け
た捕虫受で捕獲し、さらに捕虫受の下端から地面
付近にまで延び、その下端開口に捕虫袋が装着さ
れる害虫落としパイプで落下・集積するようにし
たものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は、本考案による誘殺灯の正面図であ
る。1は誘殺灯であり、地上に立設された支柱2
に太陽電池3を設けた架台4と、灯具5を上部に
設けた捕虫受6と、コントローラ7、バツテリー
8を収納したバツテリーボツクス9をそれぞれ取
りつけて構成されている。また図示していない
が、太陽電池3、灯具5およびバツテリーボツク
ス9は配線により電気的に接続されている。
太陽電池3は、太陽光受光面に設置されるよう
架台4を介して支柱2に取りつけられている。灯
具5及び捕虫受6は、第2図に示すように、捕虫
受6の上部開口部中央に灯具5が位置されるよう
になつている。灯具5の内部には青白い光を放ち
害虫を誘引するブラツクライト等の誘引燈10が
内蔵され両側の開口部には捕虫用のワイヤーフエ
ンス11が取り付けられている。ワイヤーフエン
ス11は害虫が灯具5内に入りこまないような網
状のものとなつている。灯具5は台板12によつ
て上面が開口している捕虫受6の中央に固定され
ている。耐塩水性・耐薬品性にすぐれたガルバリ
ウム鋼板等からなる捕虫受6は下面の開口がパイ
プ13に接続され、パイプ13の下部は取外し可
能に設けたビニール等の捕虫袋14が取りつけら
れるようになつている(第1図参照)。バツテリ
ーボツクス9に収納されたバツテリー8は、太陽
電池3によつて発電された電力を充電するもので
なり、同じくバツテリーボツクス9内に収納され
たコントローラ7は、誘引燈10の点灯制御を行
うものである。点灯制御としては、日没後、誘引
燈10を自動点灯させ、例えば4時間後に自動消
灯させる等の制御であればよくコントローラ7は
かかる制御を行う。
次に本考案の作用を説明する。
昼間は、太陽電池3によつて太陽光を直接電気
エネルギーに変換し、バツテリー8に電力を蓄
え、日没後コントローラ7によつて灯具5内の誘
引燈10が点灯する。誘引燈10の点灯によつて
アオドウガネ等の害虫が飛来してくるが、誘引燈
10の前面に設けたワイヤーフエンス11に害虫
が衝突し、衝突のシヨツクにより、捕虫受6内に
墜落する。このとき、ワイヤーフエンス11は誘
引燈10の両面に設けられ、かつ灯具5自体が捕
虫受6の中央に台板12によつて固定されている
ために灯具5をはさんで両方向から飛来する害虫
が灯具5の両側に設けられたワイヤーフエンス1
1によつて効率的に衝突・墜落させられる。捕虫
受6内に墜落した虫は、パイプ13を伝つて落
ち、害虫袋14に収納される。捕虫袋14内に落
下した虫はパイプ13内を上昇することが困難な
ため捕虫袋14内で死に、捕虫された虫は、捕虫
袋14をパイプ13から取り外すことによつて処
分され、新たな捕虫袋14をパイプ13に取りつ
けることによつて害虫の捕殺を続けることができ
る。
実際に本考案の誘殺灯を用いて宮古島のサトウ
キビ畑で実験した所、害虫であるアオドウガネが
1.1Kg/日捕虫することができ、従来の電撃殺虫
器と比べても全く差異のないさとを確認した。
〔考案の効果〕
以上本考案は太陽電池を電源として灯具内の誘
引燈を点灯し、誘引燈前面に設けたワイヤーフエ
ンスと灯具下面に設けた捕虫受によつて捕虫する
ようにしたので、商用電源を用いる必要がなく、
かつ電撃格子を用いなくとも誘引燈の点灯にのみ
電力を用いるので低電圧で容易に誘引・捕殺でき
るので安全であり構造も簡単である。また灯具の
設置高さの制約もないことから、誘殺灯設置場所
に応じて灯具・捕虫受の取付位置も変えられるの
で捕虫効果にすぐれ、かつ保守もしやすい誘殺灯
を提供することができる。
また、支柱と別体に、該支柱と略平行に害虫落
としパイプを配置したため、灯具・捕虫受の支柱
取付位置に応じて、害虫落としパイプの長さを自
由に設定し地面付近にまで容易に延ばすことがで
き、風雪などのによつて腐食・劣化しても容易に
交換することができ、実用性の高い誘殺灯を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の誘殺灯を示す正面図であ
り、第2図は、灯具と捕虫受の一部を示す斜視図
である。 3……太陽電池、5……灯具、6……捕虫受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支柱の高所に配置され、太陽光を受光し起電力
    を発生する太陽電池と、該太陽電池の起電力を充
    電する蓄電池と、該蓄電池からの電力で点灯する
    誘引燈の近傍に害虫衝突用ワイヤーフエンスを配
    置した灯具と、該灯具の下部に設けた捕虫受と、
    該支柱と略平行に捕虫受の下端から地面付近にま
    で延び、且つその下端開口に捕虫袋が装着される
    害虫落としパイプとからなる誘殺灯。
JP1984179902U 1984-11-26 1984-11-26 Expired JPH0120864Y2 (ja)

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JP1984179902U JPH0120864Y2 (ja) 1984-11-26 1984-11-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984179902U JPH0120864Y2 (ja) 1984-11-26 1984-11-26

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Publication Number Publication Date
JPS6192279U JPS6192279U (ja) 1986-06-14
JPH0120864Y2 true JPH0120864Y2 (ja) 1989-06-22

Family

ID=30737466

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JP1984179902U Expired JPH0120864Y2 (ja) 1984-11-26 1984-11-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5440173A (en) * 1977-08-31 1979-03-28 Matsushita Electric Works Ltd Insect killing apparatus

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58143582U (ja) * 1982-03-23 1983-09-27 株式会社ほくさん 太陽電池を用いた捕虫用具

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5440173A (en) * 1977-08-31 1979-03-28 Matsushita Electric Works Ltd Insect killing apparatus

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Publication number Publication date
JPS6192279U (ja) 1986-06-14

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