JPH01207046A - 磁気共鳴撮像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は核磁気共鳴吸収を用いて被験体の断層撮影を行
う磁気共ｒ！％撮像装置に係り、特に被験体を内部に位
置せ１．める静磁場発生装置の構造に関するものである
。

（ロ）従来の技術 磁気共鳴撮像装置（以下略してＭ　ＲＩ　−Ｍａｇｎｅ
−ｔｉｃ　Ｒｅ５ｏｎａｎｃｅ　Ｉｍａｇｉｎｇ−装置
と言う）は一般に静磁場発生のための磁石の種類により
常伝導型、超伝導型、永久磁石型に区別される。

常伝導型のものは消費電力が大きく維持費がかかること
や磁石の冷却装置が必要なため装置自身烈 が大きくなること等の問題がある。超伝導型のものは超
伝導状態を維持するため液体・＼リウムや液体窒素が必
要であり維持費が高く、且つ保守が面倒であった。これ
らの問題点を解決するのが永久磁石型であり、維持費が
前記常伝導型や超伝導型に比較して極めて少ない。更に
永久磁石材料の進歩により小型・軽量化が可能となるた
め装置設置上の問題も解決される等の特徴がある。

このように有利な点を多々備えた永久磁石型ＭＲ１装置
を実際に稼動させる場合、検査時の被験体く通常は患者
）の周囲の環境（例えば騒音、温度、明るさ等）が問題
となる。特にガントリ内部では自然光が十分には得られ
ず、薄暗くなるため患者に不安感を与えることが起こる
。従ってヨーク内部に内部照明を設ける必要があるが、
これは構造上複雑になる欠点を有する結果となる。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明が解決しようとする課題は、内部照明を使うこと
なく静磁場発生装置内に外部光を取り入れ、ガントリ内
部を明るくすることである。

（ニ）課題を解決するための手段 前面開口と後面開口に亘って連通ずるトンネル状のガ〉
トリを有し、両側面に互いに連通ずる採光用の開口を形
成して成り、前記ガントリ内に均一な静磁場を形成する
静磁場発生装置において、前記ガントリ内に被験体のａ
ｔ用ガントリシールドへ−スを位置せしめ乙とともに、
透視性導電板を挟んで表裏に透明な熱可塑性樹脂板が一
体的に成形されたガントリシールドを被験体の挿入空間
（ホ）　作用 静磁場発生装置曲面に形成された開口及びガントリカー
ルドを介して外部光がガントリ内に取込まｒ（る９開口
による磁場の均一性に対する影響はガントリカールドの
４−Ｃ板による電磁ソールド効果により抑制される。

（＼）実施例 以ド松発明の磁気共鳴撮像装置を図面の一実施例につい
て詳細に説明する。

第１図及び第２図において、（１１）は静磁場発生装置
であり、Ｌ下一対のＦＲＰ樹脂製ガントリカ・・＝＜１
２Ａ）（１２Ｂ）内に図示しない永久磁石、ポールピー
ス、勾配コイルを収納し、各ガントリカバー（１２Ａ　
）　Ｃ１２Ｂ　）閏に適当な大きさの被験体挿入用空間
、即らガントリ（１３）を形成するため、磁性金属（例
えはスデンレススチール）にて形成された４本の柱状ヨ
ーク（１４Ａ＞（１４Ｂ）（１４ｃ）（１４Ｄ＞が配設
されている。このヨーク（１４Ａ＞〜（１４Ｄ）また発
泡スチローヘ ル等の断熱材にてわれだ後、前記ガントリカバー（１２
Ａ）（１２Ｂ＞と同様にＦＲＰ樹脂製カバーにて全体を
覆われており、外気温度に対する磁場の影響を抑制して
いる。

ｉｉＩ記カントリ（１３）は前記静磁場発生装置（１１
）の前面開口と後面開口に亘って連通ずるトンネル状の
ものでり、底部に該ガントリ（１３）内で被験体を載置
するための載置部（１５Ａ）を有するＦＲＰ樹脂製ガン
］・リシールドベース（１５）を位置せしめるとともに
、一対の透視性導電板（１）を挟んで表裏に透明な熱可
塑性樹脂板（２Ａ）（２Ｂ＞が一体重に成形されたガ）
］・リンールド（１６）を被験体の挿入空間を残して前
記ガントリシールドへ−ス（１５）を覆うように該ガン
トリシールドヘース（１５）に連結している。特に前Ｚ
己ガントリシールドベース（１５）とガン［・リシール
ド（１６）の連結部は第３図に詳しいように前記ガン！
・リシールド（１６）の裏面端部を剥離して前記導電板
〈１）を露出せしめるとともに、前記、ヴンＩリンール
ドベース（１５）内に埋設きれている取波シール・ド素
材（１７）をこの４を板（１）に対して全面半田付けを
施し、前記ガントリシールドヘース（１５）とガントリ
シールド（１６）とを電気的導ノｍ状態に成している。

ｉｉＩ記ガントリシールド（１６）は被加工特性が良く
１−面長手方向両側にアール（１６Ａ）（１６Ｂ＞を形
成することが可能であり、デザンイ的にまとまった形状
とされるとともに、それ自身光透過性に優れている、−
とから第１図及び第２図に示すような側面の１１１ｉ後
のヨーク０４Ｂ）（１４Ｃ＞間ＩＺ開口の形成きれた静
磁場発生装ｊξ（１１）の場合、該開口から外部光が入
量に取り入れられて、ガントリ（１３）内に他の照明３
ｇ共がなくとも充５）な明るさを供給ｒることができる
特徴がある。

〈１８）は前記ガントリ（１３〉内・＼被験体を出入れ
するための水平方向に可動ｊ−る天板（１９）を備えた
へ・ドであり、前記静磁場発生装置（１１）の前面間１
−１に近接して設置されるものである。

次に前記ガントリシールド（１６）の製造方法につい−
Ｃ説明する。

第４図はガン！・リシールド（１６）の一部を示したも
ので、（ａンはその側面図、（ｂ＞はその斜視図で、ｂ
′６゜本実施例のガ〉・トリシールド（１６）は、透視
性の４電板（以下、７−ルド素板という）（１）の表裏
に、透明な熱可塑性樹脂板（以下、熱ｒｉＴ樹脂板に という＞（２Ａ）（２Ｂ＞が一体重被着成形きれてなる
もへ のである。

そのシールド素板（１）としては、Ｃｕ、　Ａｇ、　Ｂ
ｓ、ＡＩ！、Ｆｅ、　５ＬＩＳ等の導電材料からなるラ
ス板、パンチング板、メツシュ板等を用いることができ
、電磁波遮蔽効果を良くすると同時に透視性を良くする
ため、導電性薄板を打抜いたり、また打抜いた後に拡げ
るなどして網目を形成したものである。

このとき、形成する網目はなるべく小さくし開孔率を増
大せしめると共に、その網目を形成する材料部分は細く
することが好ましい。この場合、形成する網目を細線の
編込みにより形成すると、交点の接触抵抗で雑音が発生
するおそれがあるため、打抜きにより形成するラス板、
パンチング板が良く、また開孔率の点ではラス板、メ・
ンシュ板が艮い。一方、懸回樹脂板（２Ａ＞（２Ｂ＞と
しては、塩化ビニール（ＰＶＣ）等の常温で固化し、１
００〜２００℃で軟化溶融する透明な樹脂を用いると良
い。

このようなガント・リシールド（１６）を製造するには
、例えば、第２図に示すような熱プレス機を用いること
ができる。即ち、スチーム等で一定に加熱される上下の
熱板（５Ａ＞（５Ｂ＞上に、形成凸表面を光沢を持たせ
て滑らかに仕上げるための鏡面板（６Ａ）（６Ｂ＞をセ
ントし、下側鏡面板（６Ｂ）上にラス板、パンチング板
、メツシュ板等からなるシールド素板〈１）を懸回樹脂
板（２Ａ）（２Ｂ）で挟んで載置する。このとき、ＰＶ
Ｃ板に代表される懸回樹脂板（２Ａ）（２Ｂ）は、市販
されている例えば、１枚の厚みが０．５＋ｒ＋＋＋＋程
度のフィルム状のものを所定の厚さ寸法とするため、複
数枚重ねて用いる。例えば、シールド素板（１）の厚み
を約１皿として厚み寸法約４　ｍｆｆ＋の電磁波遮蔽板
を得たい場合には、懸回樹脂Ｗ　（２Ａ）（２Ｂ）の厚
みを約３ｍｍにすれば良い。従って、その場合には、厚
さ０，５１の懸回樹脂板（２Ａ〉（２Ｂ）を６枚用いる
。この６枚の懸回樹脂板（２Ａ）（２Ｂ）の中間部にシ
ールド素板（１）を挾み込み、サンドインチ構造にして
鏡面板（６Ｂ）上に′ｓ、置する。

次いで、上側熱板（５Ａ）を加圧シリンダ（７）にてロ
ッド（８）に沿って押し下げ、シールド素板（１）、懸
回樹脂板（２Ａ　）　（２Ｂ　）のサントイ・ンテ構造
として熱プレスする。ＰＶＣ板の場合、この熱板＜５Ａ
）（５Ｂ）の加熱温度は１００〜２００’Ｃ１加圧力は
１９ｋｇ　７ｃｍ　’程度とすると良い。このように、
熱プレスすることにりｌ■礼一体成形きれる。この場合
、上下の懸回樹脂板１２Ａ）（２Ｂ）は同材料でも、ま
た、熱可塑性の範囲に才）いて異材料でもよい。但し、
溶融温度は互に近い１−が熱プレスする上で都合がよい
。

史に、熱板（５Ａ）（５Ｂ）により、シールド素板（１
）、懸回樹脂板（２Ａバ２Ｂ）を加圧した状態で、熱板
（５Ａ）（５Ｂ）の加熱を止めたのち、冷却水で冷却し
てから圧力を除く。これにより、シールド素板（１）の
表裏に透明な懸回樹脂が被着し一体成形されたガントリ
シールド（１６）が得られる。

このようにして得られるガントリシールド（１６）の表
面は、鏡面板（６Ａ）（６Ｂ）により滑らかに見た目も
美しく仕上り、清掃が容易で衛生的なものとなる。また
、シールド素板（１）は細い素材を用いて小さな網目（
＃２０〜８０のサイスが適する）の形成された板である
ため、これを懸回樹脂板（２Ａ）（２Ｂ）で挾み一体成
形したｔ磁波遮蔽板は透視性が良く、その上、電磁波遮
蔽効果の高いもの（５〜８　Ｍ！（ｚの電波に対してＳ
Ｎ比−５０〜−８０ｄＢ）となる。また、表面ば懸回樹
脂板（２Ａン（２Ｂ）で被われる結果、再度熱を加える
ことにより変形可能となり、任意の形状に容易に加工す
ることができるようになる。更に、加工後は冷却するこ
とにより、全体は固化し、池の物に接触しても変形する
ことが無く、安定したシールド信頼性の高い、ガントリ
シールド（１６〉が得られる。

なお、シールド素板（１）へのアース線の取付を容易な
ものとするため、ガントリシールド（１６）は、第３図
に示すように、上側懸回樹脂板（２Ａ）を小さ目に形成
するようにしてもよい。あるいはまた、第４図に示すよ
うに、上下の懸回樹脂板（２Ａ）（２Ｂ）は同一寸法と
して、シールド素板（１）を犬き目１こして露出きせる
ようにしてもよい。

また、以上の実施例では平板状の熱プレスを用いて平板
状のガントリシールド＜１６）を形成したのち、再加熱
（塩化ビニル製のものなら１３０°Ｃ付近）して任意形
状に加工するように説明したが、最初から所望の形状に
熱プレスするようにしてもよいことは言う迄もない。

ところで、以上に説明した本実施例のガントリシールド
（１６〉は、その形状だけを見ると、網入硝子板と若干
類似点が見られるが、両者はその目的、作用効果の点で
全く異なる。即ち、網入硝子板の場合は、補強が目的の
ため、網目は疎面で電磁′ｅ蔽効果は殆どない。また、
加工も切断が可能な（ケのもので、任意の形状に変形加
工することは側底不可能なことである。

（ト）発明の効果 本発明は以上の説明の如く、油面開口と後面開口に亘っ
て連通ずるトンネル状のガントリを有し、両側面に互い
に連通ずる採光用の開口を形成して成り、前記ガントリ
内に均一な静磁場を形成−シる静磁場発生装置において
、前記ガントリ内に被験体のｔｔ？ｆｆｉ用ガントリシ
ールドベースを位置せしめるとともに、透視性導電板を
挟んで表裏に透明な熱可塑性４Ｍ脂板が一体的に成形さ
れたガントリシールドを被験体の挿入空間を残して前記
ガントリシールドベースを覆うように該ガントリシール
ドへ＝スに連結することを特徴とするものであるから、
磁気共鳴撮像装置においてその撮像時、ガントリ内の被
験体に外部光が入り視認可能となり、特に被験体が患者
の場合にはオペレータが患者を常に観察できるので緊急
の場合にすばやく対応できるとともに、ガントり内の患
者自身外部を見通せるので安心感を持ち、安静な状態で
精度の高い断層撮影を行うことができる効果がある。尚
ガントリ内の電波シールドはガントリシールドとガント
リシールドベースにて施されるため、ガントリを７−ル
ド素材を埋設したＦＲＰ樹脂材にて被覆する方法に比へ
てシールド部の厚み寸法が減少し、全体として小型化さ
れた磁気共鳴撮像装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明磁気共鳴撮像装置の概観斜視図、第２図
は静磁場発生装置の正面図、第３図は第２図の■部拡犬
図、第４図はガントリシールドの説明にで、（ａ）はそ
の側面図、（ｂ）はその斜視図、第５図は第４図のガン
トリシールドの製造方法説明図、第６図および第７図は
ガント・リシールつ ド池の実施例を示す各側面図である。 へ 〈１３）・・・ガントリ、（１１）・・・静磁場発生装
置、（１５）・・・ｉｆントリンールドベース、（１）
・・・透視性導電板（／−ＩＬド素板）、（２Ａ）（２
Ｂ）・・・熱可塑性樹脂板、（１６）・・・ガントリシ
ールド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）前面開口と後面開口に亘って連通するトンネル状
   のガントリを有し、両側面に互いに連通する採光用の開
   口を形成して成り、前記ガントリ内に均一な静磁場を形
   成する静磁場発生装置において、前記ガントリ内に被験
   体の載置用ガントリシールドベースを位置せしめるとと
   もに、透視性導電板を挟んで表裏に透明な熱可塑性樹脂
   板が一体的に成形されたガントリシールドを被験体の挿
   入空間を残して前記ガントリシールドベースを覆うよう
   に該ガントリシールドベースに連結することを特徴とす
   る磁気共鳴撮像装置。