JPH01206605A - 磁界発生装置 - Google Patents

磁界発生装置

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JPH01206605A
JPH01206605A JP63030803A JP3080388A JPH01206605A JP H01206605 A JPH01206605 A JP H01206605A JP 63030803 A JP63030803 A JP 63030803A JP 3080388 A JP3080388 A JP 3080388A JP H01206605 A JPH01206605 A JP H01206605A
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JP
Japan
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magnetic field
magnetic
permeability
pole piece
generating device
Prior art date
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Pending
Application number
JP63030803A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Tsutai
津田井 昭彦
Isao Sakai
勲 酒井
Tetsuhiko Mizoguchi
徹彦 溝口
Masashi Sahashi
政司 佐橋
Koichiro Inomata
浩一郎 猪俣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は磁界発生装置に係わり、特に、医療用核磁気共
鳴診断装置(MHI)等に適した磁界発生装置に関する
(従来の技術) MRIは1〜20KG程度の強力な磁界を形成する空隙
に人体を挿入し所望の断層イメージを得るものである。
この強力な磁界を発生する磁界発生装置には、銅、アル
ミニウム等からなる導線をコイル状に巻回した常電導磁
石または超電導線を用いた超電導磁石が用いられている
。最近では、Nd −Fe−B系等の永久磁石を用いた
磁界発生装置が研究されている(特公昭60−7610
4号公報等)。
このMRIシステムには基本的には以下の4つの主要部
からなる。即ち、MRIシステムは上記の磁界発生装置
、空間位置選定用の傾斜磁場コイル(x、y、z方向の
磁場勾配をつけるため通常3個のコイルからなる。)、
磁界内の被検査物質に核磁気共鳴を起こさせる高周波コ
イル(RFコイル)および受信器から構成される。
ここでMRIシステムの基本的な原理について簡単に説
明する。まず、X軸、Y軸方向にY軸(X軸)傾斜磁場
コイルによって、磁界の方向がZ軸方向であって、その
強度がY座標(X座標)によって異なる傾斜磁場を作る
。この磁場を磁石からの静磁界)10に重責すると、共
鳴角周波数ωはω=ω。+γGX−X+γGy−Y 但し、ω。=γHO1γは核磁気回転比、GX、Gyは
X軸、Y軸方向の傾斜磁場、 となり、X座標、Y座標に応じて共鳴角周波数が異なる
様な静磁界空間が得られる。ここで、X軸、Y軸傾斜磁
界として、 Gy=GQcosθ、Gy=Gusinθを重畳して印
加し、θを変化させれば磁場勾配GMは一定で、勾配の
方向(1軸)を自由に制御できる様な傾斜磁場が得られ
る。
以上のよ、うに、傾斜磁場を変化させて空間的に異なる
共鳴角周波数が求められ、この周波数を測定することで
空間的位置を知ることができる。
ところで、上述の様にMHIにとって不可欠な傾斜磁場
は第5図に示す様にパルスで加えられる。
このパルスの立上がり時間t1と立下がり時間t2が断
層イメージの画像のS/N比に影響することが知られて
いる。即ち、これら立上がり時間t□と立下がり時間t
2が大きくなるとS/N比が低下する。
実際のMRIシステムにおいては、傾斜磁場を発生させ
るために傾斜磁場コイルにパルス電流を流すと、傾斜磁
場コイルの近くに配置された磁界発生装置の常電導磁石
または超電導磁石のコイルに渦電流が流れ、この渦電流
により副次的に生じる磁界のために傾斜磁場パルスの立
上がり時間t工と立下がり時間t2が大きくなりS/N
比が低下してしまう不都合がある。また、この渦電流に
よるエネルギー消費のため、必要以上のパルス電流を流
す必要があり、電源が大きくなるという問題点もある。
さらに、現実のMRIシステムでは、tlおよびt2を
2 m5ec以下程度に抑えるために、電気回路の補償
を行う必要があり、そのためにコストアップとなる不都
合が生じる。また、本発明者らの実験によれば、この様
な問題点は永久磁石を用いた磁界発生装置においても同
様に生じることが分った。即ち、永久磁石からの磁界を
均一にするための磁極片に渦電流が流れ、この渦電流に
より副次的に生じる磁界のために傾斜場パルスの立上が
り時間t□と立下がり時間t2が大きくなりS/N比が
低下してし□まう。
(発明が解決しようとする課題) 前述した様に、従来の磁界発生装置を用いると、傾斜磁
場パルスの立上がり時間および立下がり時間が大きくな
り断層イメージの画像のS/N比が低下するばかりでな
く、渦電流のために傾斜磁場の発生に用いられる電源が
大きくなり、コストアップになるという問題点があった
本発明の目的は傾斜磁場コイルが発生するパルス磁場の
立上がりおよび立下がりを急峻とし、断層イメージの画
像のS/N比が低下することなく、かつ経済的に有利な
磁界発生装置を提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段および作用)本発明は、永
久磁石と、この永久磁石と磁気的に結合され、空隙に磁
界を発生するように対向配置され、かつ、透磁率が20
0以上で比抵抗が20.Ω印以上である磁極片とを具備
することを特徴とする磁界発生装置である。
本発明の磁界発生装置に用いられる磁極片としでは、飽
和磁化が大きく、ソフト磁性であり、その透磁率が20
0以上であり、比抵抗が20μΩ■以上であれば、特に
限定されるものではない。例えば、パーマロイ、けい素
鋼、アモルファス磁性合金、フェライト等のソフト磁性
材料の他、鉄粉等の磁性粉と電気的絶縁材料からなる結
合材(例えば、ゴム、樹脂等)とからなる磁性複合材料
等を用いることができる。この磁性複合材料は例えば数
100ΩG以上と大きい比抵抗を容易に実現できるため
に、好ましい材料である。また、実質的に鉄とシリコン
とからなる合金を含む軟磁性材料、例えばFe −Si
鋳造材および鍛造材は透磁率が7000と大きく、比抵
抗も452Ω■であり、低コストで大型の磁極片が得ら
れるために、特に、好ましい材料である。ここで、実質
的に鉄とシリコンとからなる合金を含む軟磁性材料とは
、鉄とシリコンとの含有量が95原子%以上である磁性
材料を意味し、通常許容される程度の不純物を含んでも
差支えない。また、シリコンが0.1〜7原子%で、残
部が実質的にFeの組成が好ましい。
更に、このFe −Si材を圧延加工等により異方性化
することにより高透磁率化が図り得るほか、その表面に
ガラス質の被膜を形成して残留歪をもたせることにより
、渦電流損の一層の軽減を図ることができる。
永久磁石としては、フェライト磁石、アルニコ磁石、希
土類コバルト系磁石、R−Fe−B系磁石(ここで、R
はイツトリウムを含む希土類元素の少なくとも一種)等
が挙げられる。永久磁石を用いた磁界発生装置はコイル
を用いる場合に比べて消費電力が少なく、また漏洩磁界
が小さいという特徴がある。また、R−Fe−B系磁石
等の強力な磁石を用いると装置の小型化も達成できる。
このR−Fe−B系の永久磁石としては起磁力((BH
)max)が大きいものが好ましく、ネオジウム(Nb
)13〜16原子%、はう素(B)1〜8原子%、残部
が実質的に鉄からなるものを用いると良い。この他に、
ネオジウムの一部をプラセオジウム(Pr)、テルビウ
ム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)などの他の希土類
元素で置換するか、鉄をコバルト、アルミニウム、ガリ
ウムなどの元素を1種類または複合で添加しても良い。
これにより、保磁力あるいは残留磁束密度の温度特性が
改善され、発生磁界の温度安定性が増す。
本発明者らは傾斜磁場−コイルの発生するパルス磁場の
立上がりおよび立下がり時間の小さい磁気回路を検討し
た結果、磁極片の透磁率を200以上とし、さらにその
比抵抗を20.&Ω口以上にすることが有効であること
を見出だした。この様に透磁率および比抵抗の大きなも
のを用いると、磁性体に渦電流が流れにくくなり、パル
ス磁場の立上がりおよび立下がり時間を例えば、2 m
5ec以下と小さくすることができ、MHIにおける画
像のSZN比を向上することができる。また、渦電流に
よるエネルギー消費を低減することもできる。さらに、
磁極片の透磁率を200以上にすることによって磁極片
の薄型化が可能である。磁極片の透磁率は高い方が効果
的であり、500以上、特に、1000以上であること
が好ましい。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。第1図ないし第4図は本発明に基づく磁界発生装置の
断面図である。第1図の磁界発生装置は永久磁石■、磁
極片■および継鉄■からなり、磁極片■の間の空隙に−
様な強い磁界を発生する。この空隙に傾斜磁場コイルに
)を磁極片■に接近して配置しく図ではX方向の傾斜磁
場コイルのみを示しである。)、このコイル(イ)にパ
ルス電流を流して、傾斜磁場を発生させて、その立上が
りおよび立下がり時間を磁極片■の材質を変えて測定し
た。その結果を第1表に示す。また、磁界発生装置の中
心から直径500 anの球内の磁場の変化を20pp
m以内に抑えるための磁極片■の必要な厚みについても
、各種材料を変えて調べた。その結果を第2表に示す。
なお、比較例として、電磁軟鉄からなる磁極片を用いた
ものを同様に測定した。
(以下余白) 第1表 第2表 末圧粉磁心 Fe粉またはFe合金粉とエポキシ樹脂の
複合材料これらの結果から分る様に、磁極片の比抵抗が
20μΩ■以上であり、その透磁率が200以上の場合
、傾斜磁場パルスのtlおよびt2を2m5ec以下に
抑えることができ、しかも、低コストの磁界発生装置が
実現できる。また、磁極片の比抵抗が1501Ω■以上
ではt工およびt2を1 m5ec程度に抑止できるこ
とができる。
本発明の他の実施例として、第2ないし第4図に示した
構造の磁界発生装置であって、磁極片の比抵抗が202
Ω印以上であり、その透磁率が200以上であれば良い
〔発明の効果〕
以上の様に、本発明によれば、比抵抗が20μΩG以上
であり、透磁率が200以上の磁極片を用いることによ
り、傾斜磁場パルスの立ち上がりおよび立ち下がり時間
を小さく抑えることができ、MHI装置のS/N比を向
上することができる効果を奏すると共に、磁極片の小型
軽量化が図れ、経済的に有利なMHI装置が提供できる
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明に基づく磁界発生装置の概
略断面図、第5図は傾斜磁場パルスの波形図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)永久磁石と、この永久磁石と磁気的に結合され、
    空隙に磁界を発生するように対向配置され、かつ、透磁
    率が200以上で比抵抗が20μΩcm以上である磁極
    片とを具備することを特徴とする磁界発生装置。
  2. (2)磁極片が実質的に鉄とシリコンからなる合金を含
    む軟磁性材料からなることを特徴とする請求項1記載の
    磁界発生装置。
JP63030803A 1988-02-15 1988-02-15 磁界発生装置 Pending JPH01206605A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04138131A (ja) * 1990-09-29 1992-05-12 Sumitomo Special Metals Co Ltd Mri用磁界発生装置
US5459362A (en) * 1994-05-19 1995-10-17 Seagate Technology, Inc. Small form factor actuator for improved functionality and linearity
US5659215A (en) * 1994-05-19 1997-08-19 Seagate Technology, Inc. Small form factor actuator for improved functionality and linearity

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US5459362A (en) * 1994-05-19 1995-10-17 Seagate Technology, Inc. Small form factor actuator for improved functionality and linearity
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