JPH01202178A - 圧電アクチュエータの特性線形化方法 - Google Patents

圧電アクチュエータの特性線形化方法

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JPH01202178A
JPH01202178A JP63025829A JP2582988A JPH01202178A JP H01202178 A JPH01202178 A JP H01202178A JP 63025829 A JP63025829 A JP 63025829A JP 2582988 A JP2582988 A JP 2582988A JP H01202178 A JPH01202178 A JP H01202178A
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JP
Japan
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piezoelectric actuator
voltage
actuator
displacement
capacitors
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Pending
Application number
JP63025829A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kaizuka
洋 貝塚
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Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Research Development Corp of Japan
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/06Drive circuits; Control arrangements or methods

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圧電アクチュエータにおけるヒステリシスと
クリープに代表される非線形特性を線形特性に近づける
圧電アクチュエータの特性線形化方法に関する。
[従来の技術] 圧電アクチュエータは、印加電圧に比例して伸縮し、し
かも可逆性であることから、微細位置決め装置や微細変
位測定装置等への利用が試みられている。
しかし、この圧電アクチュエータは、第5図(a)に示
すごとく、印加電圧を増加させた場合と、減少させた場
合とで変位量が異なるヒステリシス現象を有する。また
、同図(b)に示すごとく、印加電圧をステップ状に変
化させたとき、変化後も徐々に変位するクリープ現象を
有する。
このように、圧電アクチュエータは非線形特性を有する
ため、所望の変位をさせようとしたとき、あるいは逆に
変位量を測定しようとしたときに種々の問題が生じる。
例えば、第6図(a)に示すように、圧電アクチュエー
タlに電源2によって電圧を印加する回路において、電
源の出力電圧を同図(b)に示すような単純な3角波に
した場合、圧電アクチュエータの変位量は同図(c)に
模式的に表わしたような3角波とは異なる変位波形とな
る。
そこで、この圧電アクチュエータを非線形特性によらず
線形駆動するため、従来は、その非線形特性を補償する
同図(d)に示すような電圧波形を予め実験によう・て
求めておく。そして、同図(a)の電源の出力電圧波形
を同図(d)に示す波形になるように制御していた。こ
れにより、圧電アクチュエータの変位量を同図(e)に
示すような3角波状の動きにすることができる。
あるいはまた、第7図に示すように、圧電アクチュエー
タ1の変位量を変位検出器3によって測定し、測定値と
変位指令値との偏差を求める。求めた偏差を制御器4、
増幅器5を介して印加電圧Eとして圧電アクチュエータ
1に加えるフィードバック制御をしていた。これにより
、変位量指令値rと圧電アクチュエータの変位Xとの間
に線形関係を持たすことができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記の2つの従来の技術には、それぞれ
以下に示すような問題点がある。
先ず、第6図で説明した方法では、非線形特性を補償す
るための同図(d)に示す電圧波形は希望する圧電アク
チュエータの変位量の波形に強く依存する。そのために
、希望する圧電アクチュエータの変位量の波形ごとに非
線形特性を補償するための電圧波形を求めておく必要が
ある。この作業は極めて煩雑である。また、圧電アクチ
ュエータの動きが受動的に定まる場合には本方法は全く
適用できない。例えば、プローブと試料表面との間隔の
距離に応じて変化する光量や電流などの物理量を用いて
、この物理量が一定値になるようにプローブの位置を圧
電アクチュエータで制御することを考える。このときプ
ローブを試料表面と平行な平面上を2次的に走査し、圧
電アクチュエータに対する印加電圧からプローブの移動
距離を求めれば、この試料表面の形状を非接触で測定で
きる。
このような応用においては、圧電アクチュエータの動き
は被測定物である試料表面に依存して定まる。従って、
その動きがで予測し得ない第6図で説明した従来方法は
全く適用できない。
一方、第7図で説明した方法は、変位検出器3の性能が
良好ならば、原理的には何の問題もない。
しかしながら、圧電アクチュエータが組み込まれている
機構糸の構造によっては変位検出器3のセンサ部分が取
り付けられない場合がある。また、仮りに変位検出器3
が使用できる場合であっても、変位検出器3およびフィ
ードバック制御を実施する制御器4等が必要なためシス
テムが複雑になる。
従って、システムコストも高くつく。
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解決し、圧電
アクチュエータのどのような動きに対しても非線形特性
を自動的に抑制することができ、特別な変位検出器や制
御器を用いることなく簡便に非線形特性を低減し得る方
法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、圧電アクチュエータの片側もしくは両側にコ
ンデンサを直列に接続するようにしたものである。
[作用] これによって、電源の出力電圧と圧電アクチュエータの
変位量との間の非線形特性を抑制して線形特性に近づけ
ることができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図(a)は本発明の一実施例の説明図で、圧電アク
チュエータ1の非線形特性を線形化するため、図示の如
く、圧電アクチュエータ1の両側にコンデンサ6.7を
接続し、これらコンデンサ6.7を介して増幅器8に接
続し、制御入力に応じた電圧Eを印加する。同図(b)
は圧電アクチュエータをコンデンサとして近似した場合
の同図(a)の等価回路図である。
同図(b)において、圧電アクチュエータの電荷量をQ
とすれば、静電容量がそれぞれC1,C2である2つの
コンデンサに蓄えられている電荷量もそれぞれQである
。したがって、圧電アクチュエータの両端電圧Eaは、
増幅器の出力電圧Eから2つのコンデンサでの電位ドロ
ップを引いたものである。
即ち、 Q Ea=E −(−+ −) 1C2 先ず、本実施例において圧電アクチュエータのヒステリ
シスがどのように低減されるかを説明する。
C,V、Newcomb and 1.Flinn :
 Improving theし1nearity  
of  Piezoelectric  Cerami
c  ActuatorsCELECTRONIC5L
E丁TER5,Vol、18.  No、11. 19
82)に示されているように、圧電アクチエエータの変
位量とこのアクチエータに蓄えられた電荷の量Qとはほ
ぼ比例関係にある。従って、前記第5図(a)に示した
ヒステリシス曲線ABCの部分では該電荷量Qまた、ヒ
ステリシス曲線CDAの部分ではよって、(1)、(2
)、(3)式から、第1図(b)の増幅器8の電圧出力
Eを第6図(b)のような3角波とした場合、圧電アク
チュエータの両端電圧Eaは同図(d)に示すような波
形となることがわかる。
即ち、本実施例では増幅器8の出力電圧Eを3角波状に
制御するだけで、圧電アクチュエータ1の両端電圧Ea
は自動的にヒステリシスを補償する方向に補正されるの
である。
次に、本実施例において圧電アクチエータのクリープが
どのように低減されるがを説明する。
圧電アクチエエータ1の両端印加電圧を時刻T。
にてステップ状に変化させたとき、該アクチエータ1の
変位量に、前記第5図(b)に示したようなゆっくりと
変化する成分が生じる。換言すれば、該アクチュエータ
1に備えられている電荷の量Qがゆっくり増加している
ことを示している。そこで。
第1図(b)において増幅器8の出方電圧Eを時刻To
にてステップ状に変化させた場合を考える。すると、前
記(1)式と前述のことより、圧電アクチュエータ1の
両端電圧Eaはゆっくり減少することになる。
これは該アクチュエータ1のクリープを抑制する効果を
もつ。
以上のことを立証するため、第1図に示す実施例の場合
と、圧電アクチエータ1にコンデンサを接続しない従来
例とについてヒステリシス特性およびクリープ特性を測
定したところ、第2図および第3図に示す結果が得られ
た。
第2図(a)は第1図(a)に示す回路から圧電アクチ
エータ1の両側に直列に接続されている2つのコンデン
サ6.7を共に取り去った場合のヒステリシス曲線の測
定例である。従って、同図(a)は実験に用いた圧電ア
クチュエータの元々のヒステリシス特性を示す。
これに対して、同図(b)は第1図(a)に示す回路の
2つのコンデンサ6.7として共に静電容量が15.2
4nFであるコンデンサを使用した場合のヒステリシス
曲線を示す。
同図(a)および(b)の両方の場合とも、圧電アクチ
ュエータ1は約2μIIIP−Pのスウィングをしてい
る。
それにもかかわらず同図(a)で21.7%ものヒステ
リシスが同図(b)では7.7%に減少している。これ
は、第1図(a)に示した方法がヒステリシス低減に有
効であることを示している。
更に、第1図に示した実施例において、前記のヒステリ
シス測定のときに用いたものと同一の圧電アクチュエー
タに対してクリープの測定を行なった。第3図(a)は
第1図(a)に示す回路から圧電アクチュエータ1の両
側に直列に接続されている2つのコンデンサ6.7を共
に取り去った場合のクリープの測定例である。従って、
第3図(a)は圧電アクチュエータの元々のクリープ特
性を示す。
これに対して、同図(b)は第1図(a)に示す回路の
2つのコンデンサとして共に静電容量が15.24nF
であるコンデンサを使用した場合のクリープの測定例を
示す。
同図(a)および(b)の両方の場合とも、圧電アクチ
エータを時刻20秒の時点で約1.5μmだけステップ
状に変位させた。それにもかかわらず、同図(b)は同
図(a)に比較してクリープが著しく低減している。こ
れは、第1図(a)に示した方法がクリープ低減にも有
効であることを示している。
第4図は本発明の他の実施例を示す図である。
同図(a)は、圧電アクチュエータlの正の′電荷が蓄
えられている側のみにコンデンサ6を直列に挿入する方
法を示す。また、同図(b)は、圧電アクチュエータ1
の負の電荷が蓄えられている側のみにコンデンサ7を直
列に挿入する方法を示す。これらの方法によっても前記
実施例同様圧電アクチュエータの非線形特性を抑制して
線形特性に近づけることができる。
このように、本発明による圧電アクチュエータの線形化
方法は非常に実現が容易なので、圧電アクチュエータを
用いた精密位置決め装置やトラッキング装置に直ちに適
用することができ、大幅な精度向上を図ることができる
ようになる。
なお、以上の実施例において、圧電アクチュエータ1に
直列に接続されるコンデンサ6および/または7の静電
容量を小さくすればするほど、線形特性に近づけられる
ことも判った。
[発明の効果コ 以上説明したように、本発明によれば、圧電アクチュエ
ータに直列にコンデンサを接続するだけの極めて簡単な
方法でヒステリシスとクリープに代表される圧電アクチ
ュエータの非線形特性を効果的に低減することができる
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明の一実施例を示す説明図
、第2図(a)、(b)は本実施例のヒステリシス低減
効果を表わす測定図、第3図(a)、(b)は本実施例
のクリープ低減効果を表わす測定図、第4図(aL(b
)は本発明の他の実施例を示す説明図、第5図(a) 
、 (b)は圧電アクチュエータの非線形特性を示す説
明図、第6図(a)〜(e)はヒステリシスを低減する
ための従来の技術の説明図、第7図は圧電アクチエータ
の非線形特性を改善するための従来技術の説明図である
。 1・・・圧電アクチュエータ、6,7・・・コンデンサ
。 第1図 (a) (b) 第3図 (a) (b) 口*Pa’I [sec ] 圧電アダナユエータの交付量 圧電アウ+ユニークの交付量 第4図 (a) (b) 第5図 (a) (b) 第6図 (a) 第6図 (d) 帽 (e)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 圧電アクチュエータの非線形特性を線形特性に近づける
    方法において圧電アクチュエータと直列にコンデンサを
    接続したことを特徴とする圧電アクチュエータの特性線
    形化方法。
JP63025829A 1988-02-08 1988-02-08 圧電アクチュエータの特性線形化方法 Pending JPH01202178A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7015621B2 (en) 2001-11-20 2006-03-21 Tdk Corporation Piezoelectric actuator device

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