JPH01202110A - 送電線の氷雪除去方法および装置 - Google Patents

送電線の氷雪除去方法および装置

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JPH01202110A
JPH01202110A JP63025211A JP2521188A JPH01202110A JP H01202110 A JPH01202110 A JP H01202110A JP 63025211 A JP63025211 A JP 63025211A JP 2521188 A JP2521188 A JP 2521188A JP H01202110 A JPH01202110 A JP H01202110A
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JP
Japan
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snow
ice
transmission line
conductors
power transmission
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Pending
Application number
JP63025211A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yokoshima
横島 皓
Akira Isono
磯野 昭
Terunobu Miyazaki
宮崎 照信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、送電線に付着した氷雪を溶融除去する方法お
よび装置に関する。
〔従来の技術〕
寒冷地の山間部等においては、電力送電線に氷雪が付着
し送電線事故の原因となることがある。
特に地形的に谷部などに著るしい氷雪付着が起る。
これによる事故としては氷雪の重みにより線路が断線し
たり、風などによって氷雪が落下したときに線路が跳踊
して線間短絡を起すことなどをあげることができる。
これらの事故を未然に防止するには、送電線に付着する
氷雪が余り大きくならないうちに除去することが必要で
ある。
このため、従来は、特開昭58−212311号公報に
記載されているように、送電線に大きな電流を流して氷
雪を溶かして除去することが提案されている。
これによれば、送電線両端の開閉器を開放し、その一端
を接地開閉器により短絡状態として、他端から融雪用開
閉器を介して送電線に短絡電流を流し、この際送電線に
発送する熱によって付着氷雪を融かして除去するように
したものである。
【発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術によれば、融雪対象の送電
線を系統から切離さなければならないことから、系統運
用上の制約を受けるという問題がある。また、融雪時の
電力は全量無駄に消費されるので損失が大きい他、その
ための電力設備が必要になる等の問題がある。
なお、別な方法として、送電線に付着した氷雪を絶縁棒
などを機械的に移動させ除去する方法が考えられるが、
絶縁棒を移動するため運搬機械が複雑となったり、寒冷
により移動不能になる事態が発生する等の問題がある。
本発明の目的は、上記従来の問題点を解決すること、す
なわち負荷状態のままで送電線の付着氷雪を溶融除去す
ることができる送電線の氷雪除去方法および装置を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため1本発明に係る氷雪除去方法は
、1相ごとに並列多導体化されてなる送電線の各導体の
うち、選択的に一部の導体を残して他を系統から負荷状
態において切離すことにより、送電線に付着した氷雪を
溶融除去するようにしたことにある。
また、本発明に係る氷雪除去装置は、1相当りの送電線
を並列接続された多導体により形成し、この送電線の所
定導体のそれぞれに開閉手段を直列に挿入接続して構成
したものである。なお、気象条件と送電電流値に基づい
て前記開閉手段を選択的に開閉制御する制御装置を設け
ることにより、自動的に氷雪の除去を行なわせることが
可能となる。
〔作用〕
ここで1本発明に係る融雪作用について説明する。
まず、融雪対象とされる特定区間の送電線を多導体化し
ない場合の抵抗をRとし、N本に多導体化した場合の1
本当りの導体の抵抗rを、r=N−R・・・・・・ (
1) とすれば、多導体化前と同じ電流容量を持たせることが
できる。一方、送電電流IがN本の多導体に平等に分流
するものとすると、1本当りの導体電流iは次式(2)
となる。
、 I l=■            ・・・・・・ (2)
したがって、1本の導体の消費電力Poは次式%式% 第2図(a)はこれを図示したものである0図中にて、
符号2aは特定区間以外の送電線を示し。
L1〜L4はN=4の場合の多導体化送電線の各々の導
体を示し、Sw1〜sw4は各導体の端部に設けられた
開閉器、Swはそれらを収容した開閉装置を示している
。同図(、)においては、全ての開閉器SW8〜SW4
が閉じられており、前記(2)。
(3)式が成立する通常の運用状態である。これは従来
と全く変らない送電線の運用であり、各導体。
には氷雪が付着することがある。
同図(b)は、開閉器Sw□〜sw4を制御し、すなわ
ちsw□r閉J、SW、r開J 、S W3 rFJJ
、SW4「開」に制御し、1本の導体り、に送電電流■
を全部流した場合を示す。この場合の1本の導体での消
費電力Pは次式(4)となる。
P =I2r=I”NR−”・(4) 上述したPoあるいはPが熱エネルギーとなり氷雪を溶
融する働きをする。
ここで、PoとPを比較すると、次式(5)に示すよう
にPの方がN2倍大きい。
K=−=N”         ・旧・・ (5) O したがって、第2図(a)の通常運用状態で付着した氷
雪のうち、同図(b)に示すように開閉器SW、〜SW
4を制御することにより、導体L□に付着した氷雪を溶
融除去することができる。
このようにして開閉器SW□〜Sw4を順次開閉制御す
ることで全ての導体L1〜L4の氷雪を除去することが
できるのである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例装置を第1図により説明する。
発電所1と変電所3間は送電線2で結ばれておリ、送電
は3相交流で通常は行なわれるため、送電線2はa相遇
電線2a、b相遇電線2b、c相遇電線2cの3本より
成る。送電線2の一部に、氷雪の付着が予想される特定
区間4が存在する。
この特定区間に係る送電線2は多導体化する。ここでは
N=4本に多導体化した例を示している。
各導体り、、 L、、 L3. L4の端部には、開閉
器sw、、sw、、sw、、sw、が直列に挿入して設
けられる。これらの開閉器SW工〜SW4は開閉装置S
Wに収容されている。送電線2b、2cについても同様
の構成となっている。
このように構成される実施例の作用について次に説明す
る。
通常の運用状態では全ての開閉器SW□〜SW。
が閉じられている。このときは、各導体1本当りの消費
電力Paは前(3)式のように小さいため、各導体には
氷雪が付着する。この付着をテレビカメラあるいは目視
等の何んらかの手段で検出し。
除去が必要であると判断した場合は、開閉器SW1〜S
W4を制御して融雪を行なう。まず導体L1の氷雪を除
去する場合は、開閉器SW1以外は全て開放する。この
開放操作は、各開閉器の開放が時間的に同時であっても
、異なっていても良い。
送電電流工が導体L工のみに流れると、この導体L1で
の消費電力は前式(4)のPのように大きくなる。この
場合はN=4であるから、前式(5)のように、PはP
oに対し16倍大きくなる。したがって、この熱エネル
ギーによりL工導体に付着していた氷雪はある時間後に
溶融除去される。L1導体の氷雪が除去されると、次に
SW2を投入し、その後SW□を開放する。このように
すると、送電電流工は導体L1から導体L2に切り替わ
り、導体L2の氷雪が溶融除去される。以下同様に開閉
器の開閉制御を繰り返し、全ての導体の氷雪を除去した
ら開閉器SW1〜SW4を閉の状態にして通常の運用状
態に戻す。再び多導体送電線L1〜L4に氷雪が付着し
たら、上記一連の開閉器操作を実行し氷雪を除去する。
上述したように、本実施例によれば、多導体送電線の各
導体に設けた開閉器SW1〜SW4を開閉操作して、1
本の導体にのみ送電電流を流し、これによりその導体に
発生するジュール熱を増大させ、この熱エネルギーによ
り氷雪を溶融除去するようにしていることから、系統運
用の制約なく負荷状態のまま融雪することができるとと
もに、電力損失も通常の負荷状態との差分だけである。
しかも格別な融雪電源設備が不要である。
なお、開閉器SW1〜SW4を遠隔駆動可能なものと、
これらを第1図−点鎖で示した制御装置5により自動的
に開閉駆動することもできる。この場合、気象条件(気
温、湿度、降雪量など)と送電電流値などを入力し、こ
れらに基づいて開閉器SW□〜SW4の開又は閉の個数
や開閉時間を自動的に定める機能を組み込み、氷雪除去
を完全自動化することもできる。また、上記気象条件の
代りにテレビカメラなどを用いた氷雪付着検出装置と連
動するようにすることも可能である。
また、融雪時に開閉器を閉状態に保持する導体数は少な
くとも1本必要であるが、1本に限られるものではなく
、十分融雪できる場合は複数本単位で融雪操作すること
も可能である。この場合は、全ての導体に開閉器を設け
なくても、同一の効果を奏することができる他、誤操作
、誤動作等による全開放を防止できる。
なお、第1図実施例の開閉器SW1〜Sw4に代えて、
しゃ断器やサイリスタスイッチを適用できることは言う
までもない。サイリスタスイッチを用いれば、静止化お
よび小形化が可能なことから、鉄塔部に容易に取り付け
が可能となる。また、サイリスタスイッチ開放時に加ね
る両端電圧は、送電線の片端しゃ断であるため、並列に
接続された導通導体の電圧降下分だけであるから耐圧上
の問題も少ない。逆並列接続サイリスタスイッチの開閉
は、ゲートパルスを連続的に与えれば、閉状態と等しく
、ゲートパルスを停止した場合は開状態と等しくなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、並列多導体化さ
れてなる送電線の各導体を選択的に切離しするようにし
ていることから、残りの導体に負荷の送電電流が全部流
れることになり、この結果その残りの導体の発熱量が増
大し、付着している氷雪が溶融除去されるので、上記切
離し操作を順次行なえば負荷状態のままで、かつ系統運
用に支障を与えることなく、付着氷雪を溶融除去するこ
とができるという効果がある。
したがって、格別な融雪用の電力設備などが不要になる
ばかりでなく、電力損失を著しく低減できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例装置の構成図、第2図は本発
明の詳細な説明するための図である。 2・・・送電線、4・・・特定区間、5・・・制御装置
、L1〜L4・・・導体、SW、〜SW4・・・開閉器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1相ごとに並列多導体化されてなる送電線の各導
    体のうち、選択的に一部の導体を残して他を系統から負
    荷状態において切離すことにより、送電線に付着した氷
    雪を溶融除去する送電線の氷雪除去方法。
  2. (2)1相当りの送電線を並列接続された多導体により
    形成し、この送電線の所定導体のそれぞれに開閉手段を
    直列に挿入接続してなる送電線の氷雪除去装置。
  3. (3)気象条件と送電電流値に基づいて前記開閉手段を
    選択的に一部を残して開閉制御する制御装置を備えてな
    る請求項(2)記載の送電線の氷雪除去装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000062390A1 (en) * 1999-04-13 2000-10-19 Allaire Marc Andre Method and device for de-icing conductors of a bundle of conductors
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