JPH0120088Y2 - - Google Patents

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JPH0120088Y2
JPH0120088Y2 JP13206582U JP13206582U JPH0120088Y2 JP H0120088 Y2 JPH0120088 Y2 JP H0120088Y2 JP 13206582 U JP13206582 U JP 13206582U JP 13206582 U JP13206582 U JP 13206582U JP H0120088 Y2 JPH0120088 Y2 JP H0120088Y2
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JP
Japan
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claw
chuck
base
insertion hole
flange
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JP13206582U
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JPS5935002U (ja
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  • Manufacture Of Wood Veneers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は原木を切削してベニヤ単板を製造する
に於いて、原木の両端木口面を押圧噛持すべくベ
ニヤレースのチヤツクの改良に関するものであ
る。
一般にベニヤ単板を製造するにベニヤレースの
回転及び進退自在のスピンドルの先端に取着した
フランジ状の基体の上端に、複数個の爪刃を穿設
したチヤツクによつて、円筒状の原木の両端木口
面を押圧噛持すると共に回転を伝達せしめて、前
記原木の外周面にナイフを押し当てて切削する方
法が知られている。
扨で従来のチヤツクとしては、基体の上端に爪
刃を溶接で固着したものがある。しかしながらこ
れは、溶接構造であるため高炭素鋼、または合金
鋼を用いるとその物理的性質によつて種々の困難
が伴い、高度の技術が必要とされることは周知の
ところである。従つて一般にはSS41、或はそれ
相当の所謂なま材を使用することとなる。
しかし原木を押圧噛持する際には、スピンドル
に対して70〜80Kg/cm2の高圧を加えて爪刃を両端
木口面に喰い込ませているため徐々に爪刃は摩滅
し痩細り、さらに近年の原木事情の悪化により竪
い原木も見受けられる昨今では、前記爪刃の刃先
は両端木口面に喰い込むときに曲折されてしまう
のである。一旦曲折された爪刃は、次回からの押
圧噛持によりいつそう増長し、やがて爪刃の総体
的な喰い込み量の不足をきたし、その結果原木を
切削する強大なトルクの伝達は不可能となつて脆
弱な木口面の原木であればチヤツクは空転して原
木の噛持部分を爪刃自身によつて刳り貫いてしま
い、また一方竪い原木であれば喰い込み量が浅く
単に木口面を空転するのみである。またこのとき
に他の正常の爪刃、或はナイフを損傷する危険性
がある。
次に、この種の他のチヤツクとして一体構造、
即ち無垢の高炭素鋼及び合金鋼より削り出したチ
ヤツクもある。これは一面に於いて適宜の熱処理
により高い硬度と靭性を得ることが可能であるけ
れど、その反面加工は複雑となる。従つて加工時
間も長くなり、その結果高価となる。また爪刃の
硬度が高ければ特に先端は欠損され易く、その補
修に際して材質が前述の高炭素鋼または合金鋼で
あるが故に、溶接には高度の技術を必要とするう
え、さらに、熱処理をしなければならず手間もか
かる。しかしながら、その割に耐用性も比較的に
短かく、また合板工場で補修する場合、一般に熱
処理を省略することも多く、そのために耐用性の
低下は著しく、結局再度補修することになる。
本考案は上述のような欠点に鑑み提案するもの
あつて、基体の中央部に上下に係合段部を有する
挿通孔を穿設すると共に、前記基体の上部に任意
間隔を置いて底部に嵌合段部を有する溝を略放射
状に複数個穿設し、前記溝には先端を楔形とし、
且つ基端に嵌合部を有する爪刃を嵌着し、さらに
前記挿通孔には鍔を有した先鋭のセンタを挿入し
て下部を前記基体に螺着し、前記爪刃を着脱自在
にしたチヤツクを提供するものである。
以下本考案の実施例を添付図面と共にまず構成
より説明する。
基体1の中央部に上下に係合段部2A,2Bを
有する挿通孔3を穿設し、基体1の上部に任意間
隔を置いて溝4を略放射状に外周面近傍に亘つて
複数個穿設し、該溝4の底部には嵌合段部4Aを
有し、該嵌合段部4Aは基体1の外周面に貫通状
態とする。前記溝4に第3図に示すような先端を
楔形とし、且つ基端に嵌合部4Bを形成した爪刃
5を挿通孔3より嵌合させたのち、外方へ摺動し
嵌着する。
次に中央近傍に鍔を有した先鋭のセンタ6を前
記挿通孔3の上方より挿入した後、頭部に六角孔
を有したフランジ状の取付ボルト7にて基体1に
係合段部2Bを介して螺着されている。尚、材質
は高炭素鋼か合金鋼が望ましく、また熱処理は調
質のみか、さらに焼入するか、またその硬度指定
等は設計上適宜選択する。
次に作用について説明すれば、爪刃5が損傷、
また摩滅して痩細り取換えするときには、まずス
ピンドル(図面を省略)の先端よりチヤツクを取
り外し、次いでフランジ状の取付ボルト7を緩め
て外した後にセンタ6を上方へ引き抜けば各爪刃
5の内側に空間が生じ、爪刃5を溝4の内方へ摺
動させて取り外す。
しかしながら、一般に木口面を押圧噛持するチ
ヤツクに於いては、基体1と爪刃5の嵌着されて
いる僅少の隙間に木屑や樹脂が固化しているため
に、爪刃5は溝4を摺動出来ないことが多く、こ
の場合には爪刃5の嵌合部4Bの外端側は溝4の
嵌合段部4Aの外周面に覗いた状態にあるので、
適宜の棒状片の先端を前記爪刃5の嵌合部4Bの
外端側に当接させて内方へハンマーで衝撃を加え
れば容易に取り外し可能となる。
次に予備の爪刃5を挿通孔3より溝4に嵌合せ
しめたうえ、外方へ摺動させて嵌着し、次いでセ
ンタ6を挿通孔3の上方より挿入した後、フラン
ジ状の取付ボルト7を挿通孔3の下方より係合段
部2Bに係合させて螺着したならば、爪刃5の取
り換えは完了となり、このチヤツクは再びスピン
ドル(図面省略)の先端に取着されて次の原木切
削に備えるのである。尚本実施例では爪刃5の嵌
合部4Bと溝4の嵌合段部4Aの形状を円形とし
たが、楕円、角、台形等を適宜選択してもよい。
さらにセンタ6を螺着するフランジ状のボルトの
頭部を六角孔付形状に限定するものではなく、第
4図に示す六角ボルト形状に置きかえてもよい。
以上の如く本考案のチヤツクは、基体の上部に
任意間隔を置いた略放射状の複数個の穿溝に爪刃
を嵌着し挿通孔に螺着したセンタの嵌脱によつて
爪刃の着脱を自在としたチヤツクである。従つて
損傷または摩滅した爪刃を極めて短時間に予備の
爪刃と取り換え可能とし、常に最良状態の爪刃を
具備したチヤツクとして原木の木口面を確固とし
て押圧噛持し、原木を切削するとき強大なトルク
を伝達ならしめるため、従来のチヤツクに比して
噛持する木口面を刳り貫いたり、或は単なる空回
り等を防止して歩止りの向上に寄与するものであ
る。
また溶接加工しない組立構造であるため基体及
び爪刃にそれぞれ適合する材質を選定出来るう
え、適宜の熱処理によつていつそう強度の高いチ
ヤツクとして実用的効果の大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すチヤツクの側
面図で一部断面を示す、第2図は同正面図、第3
図は爪刃の斜視図、第4図はフランジ状取付ボル
トの他の例を示す側面図、第5図は第1図の側面
図である。 1……フランジ状の基体、3……挿通孔、4…
…溝、4A……溝の嵌合段部、4B……爪刃の嵌
合部、5……爪刃、6……センタ、7……フラン
ジ状の取付ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フランジ状の基体の中央部に上下に係合段部を
    有する挿通孔を穿設すると共に、前記基体の上部
    に任意間隔を置いて底部に嵌合段部を有する溝を
    略放射状に複数個穿設し、前記溝には先端を楔形
    とし、且つ基端に嵌合部を有する爪刃を嵌着し、
    さらに前記挿通孔には鍔を有した先鋭のセンタを
    挿入して下部を前記基体に螺着し、前記爪刃を着
    脱自在にしたことを特徴とするベニヤレースのチ
    ヤツク。
JP13206582U 1982-08-31 1982-08-31 ベニヤレ−スのチヤツク Granted JPS5935002U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13206582U JPS5935002U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 ベニヤレ−スのチヤツク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13206582U JPS5935002U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 ベニヤレ−スのチヤツク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5935002U JPS5935002U (ja) 1984-03-05
JPH0120088Y2 true JPH0120088Y2 (ja) 1989-06-13

Family

ID=30298362

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JP13206582U Granted JPS5935002U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 ベニヤレ−スのチヤツク

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JP (1) JPS5935002U (ja)

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JPS5935002U (ja) 1984-03-05

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